【感想・ネタバレ】迫りくる自分のレビュー

あらすじ

総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にさせられていた。顔が同じことを利用して周到に仕組まれたらしい冤罪。あいつはいったい誰だ? なぜこんなことを? 日常を突然奪われた俺の、必死の逃走劇が始まった。自分から過去から警察から、逃げて逃げて逃げまくれ。疾走する新感覚のエンタメ小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

すんげー面白かったっ!!(^o^

内容的にはものすごくハードボイルド。
でも文体語調は似鳥節で(^ ^
乾いたユーモアたっぷりで読みやすい(^ ^

謎解き要素も大きいので細かくは書けませんが、
「普通の会社員」のはずだった主人公が、
冤罪で警察に追われる羽目になり、
思わず逃げてしまってあれこれ苦労する...みたいな(^ ^;

読み物として、エンタテインメントとして、
とても楽しく読めるのですが...
疑問が二点。

・「指紋」ってもんを、どう考えてる?
・何故にメールしない?

他にも「都合の悪いことは、あえて触れない」
というスタンスが伺えますが...

そんな細かいことは大して気にならないほど、
緊張感のあるシーンの連続で、引き込まれる(^ ^
ビルの屋上から飛び降りるシーンなど、
電車の中で思わず変な顔してしもて(^ ^;

最後の最後に一言だけ言うと、
内容とタイトルが合ってない....ような?(^ ^;

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2019年05月16日

Posted by ブクログ

ある日、総武線で見た自分に瓜二つの男。ある日、千葉のバーに入って酒を飲んでいると、その男が現れ、意気投合した。しかしその直後から不思議な視線を感じるようになる…。

ジャケ買い。

前提をよく知らずに読んでいるので、SFなのか?と伺いながら読むが、なかなかそのあたりははっきりしない。

事件が起こり、追われる立場となった自分こと本田。そこまで序盤の冗長とも言えるしつこく読みにくい状況描写から、突然アクションが激しくなり、この作家の真骨頂とも言えるような盛り上がりを見せる。

騙すか、騙されるかというような駆け引きの部分は僅かで、陥れられたり追われたりという、不可抗力部分を全面に押し出していることが、読ませるポイントなのであろう。

朴さんを始め、いいキャラの登場人物も多く、楽しめた。タイトルやテーマが筒井康隆を思い起こさせるものであったというのも、入りやすいと感じたところであろう。

表紙も最近の作品にはない気味の悪さが良い。筒井康隆なら、タイトルは『迫りくる俺』だっただろうな。

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2022年05月20日

Posted by ブクログ

自分と同じ顔をした男のせいで冤罪を押し付けられた青年の話。痛かったり苦しかったりする。何かよく分からない切迫感に、先が気になる。
2016/7/13

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2016年07月13日

Posted by ブクログ

似鳥鶏作品の主人公の中で、最も追い込まれているんじゃないでしょうか。はっきりとした悪意を感じるお話なので、読んでいてちょっと怖かったです。あと視点が変わると東京という街はああ見えるのか、というのも面白かったです。

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2016年03月27日

Posted by ブクログ

自分と同じ顔のあいつ。追っているのか追われているのか、あいつのせいか自分のせいか。普通のサラリーマンがそんなに逃げられるのかは横に置いて、面白かった。速い場面展開に深い思考、付いていけたのが不思議なくらい。

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2016年02月24日

Posted by ブクログ

日常生活で突然トラブルに巻き込まれることはあるが、ここまで特殊なトラブルに巻き込まれることはそうそうない。
ただそのトラブルにどのように対処するのか、その中で気づけることはあるのか。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴールデンスランバーみたい。逃走劇が面白かった。もしかしたら最悪の結末に??!と思ったけど、意外に逞しすぎる本田。朴さんみたいな冷静な人が味方になってくれてて良かった。佐伯さんも。
気になったのは指紋が出なくても容疑者になるんだな、という点。
ハッピーエンドでしたが、ヤクザと次藤から恨み買ってないか?大丈夫?

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2021年08月12日

Posted by ブクログ

べらぼうに、とまではいかないけど面白かった。
いい展開見せてくれます。

一○一教室でハマった似鳥さん、好きな作家に加えよう!

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2019年11月16日

Posted by ブクログ

自分にソックリな顔を持つ人が起こした犯罪により冤罪に巻き込まれるという、アクションエンターテイメント系の作品。
常に先が読める展開であり、かつ似鳥氏の特徴であるユーモア溢れる視点が盛り込まれていなかったので、期待値には届かない作品でした。

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2017年10月31日

Posted by ブクログ

ホラーかなと思ったら本格ミステリ。ぐいぐい惹きこまれる。
あらすじ(背表紙より)
総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にさせられていた。顔が同じことを利用して周到に仕組まれたらしい冤罪。あいつはいったい誰だ?なぜこんなことを?日常を突然奪われた俺の、必死の逃走劇が始まった。自分から過去から警察から、逃げて逃げて逃げまくれ。疾走する新感覚のエンタメ小説。

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2017年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ごく普通のサラリーマンが自分に非常に似た男と出会い、身に覚えのない罪を着せられ逃げ回るという話の流れ。ハリウッド映画ばりのアクションを主人公がしたり、立ち寄る先々で警察に追われたりとどこかで見たような話の設定だが、文章を読んでいてハラハラドキドキさせる展開は良い。あと、協力者の朴さんの宇宙人キャラも憎めない。脇が甘いような気もするけどお話的には面白かったです。

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2016年11月15日

Posted by ブクログ

身に覚えのない罪で警察に追われる主人公が、この先どうなるのだろうとハラハラする一方で、きっと何とかなるのだろう(お話しだし、)と思って読みました。実際何とかなるのですが、やっぱり、という予定調和でもあります。物語の最後で、何が起こるかわからない、と自らを戒める主人公の言葉もあまり響かず…。もう少し期待を裏切ってほしかった気もします。

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2016年09月24日

Posted by ブクログ

人生の競技場に踏みとどまりたい者は
創痍を恐れずに戦わなければならない。
必要なのは経験。
経験は、自信と余裕を生む。
合理的でなくていい。
人間らしさがあればいい。

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2016年03月05日

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