似鳥鶏のレビュー一覧

  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~

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    これはかなりの力作かと。期待を上回るおもしろさ。深刻な話なんだけど、メインキャラが比較的軽めというか人間味があって、バランスが絶妙ですね。

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    2024年07月06日
  • 夏休みの空欄探し

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    想像力が乏しい自分が苦手としている、トリックミステリー物だけどついつい似鳥さんの作品は手に取ってしまう。
    帯にもある通り青春物なんだけど、若い衆からみた人生観の悩みが伝わる。なんのために生きているのか将来の展望への期待、寿命。その将来を生きている自分はなんなのかを突きつけられる。
    老い先の知れる自分としては何とも言えない気持ちに。今更後悔はしないけどね。
    爽やかな謎解きの前半から最後半の重いテーマへの転換はしんどく成りかけたけど、アンチ余命物と言った感じで切なくもありつつ、暖かい終わり方は良かった。最後の謎解きの展開は何となく読めてしまったけど。

    清春はいけ好かない奴と思った先入観から、いい

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    2024年06月28日
  • 昨日まで不思議の校舎

    nas

    良いタイトル

    面白い。ミノの熱いシーンに、葉山君の告白に、伊神さんの超人っぷりに、終盤の展開と最高だった。タイトルも読み終わった後に考えると面白い。元々、動機周りのやるせない感じと不気味さが上手い人だけど今回は凄かったなぁ。学園推理ものでここまでドキドキしたのは初めてかも。

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    2024年06月25日
  • まもなく電車が出現します

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    短編のタイトルが好きすぎて!
    頭上の惨劇にご注意くださいとか
    これはあとがきを読めば生まれた経緯がわかるけど

    シチューの話とかも日常の一コマだけど,
    人の優しさとかに触れられる!

    やっぱ柳瀬さんだよね!

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    2024年06月19日
  • そこにいるのに 13の恐怖の物語

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    怖い話が13編ありますが短編なので読みやすかったです。世にも奇妙な物語やイミコワ系が好きなのでとても楽しめました。どれもしっかり怖いですがエゴサの話が一番怖かった…

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    2024年06月12日
  • 一○一教室

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    きつついシーンもあって
    普段私が読んでる似鳥鶏さんのテイストじゃなくて本当に本当に驚いたけど,
    何故かどんどん読み進めてしまった。
    現在に希望を託すように読んでいた。
    ほっと胸を撫で下ろすとはこのことかもしれない

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    2024年05月27日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    「ダチョウは軽車両に該当します」なんてキャッチーなタイトルなのに内容は本格的なミステリ。冒頭から公道をダチョウが疾走。そこに居合わせた動物園飼育員チームが取り押さえる。
    ダチョウを取り押さえただけなのに、非日常な展開に巻き込まれるなんて想定外だった、動物園の飼育員たちのお話。

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    2024年05月09日
  • 一○一教室

    購入済み

    ノンストップで読み進める事!

    冒頭は、複数の登場人物の目線で話が進んでいき、何のこっちゃ状態でしたが…
    中盤からラストは胸糞悪かったですね(笑)
    早く結末が知りたい一心で読み進めました。
    現代の家庭環境に一石を投じる作品です。

    #じれったい #ドキドキハラハラ #共感する

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    2024年05月07日
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~

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    Xでおススメいただいた本。
    「名探偵外来」というタイトルだけならべつに読んでみようと思わなかった。

    でもね、副題を見てほしいのよ。
    「<泌尿器科医>の事件簿」よ。
    え、泌尿器科ってあの泌尿器科?(あの、とは???)
    でもって、それが「名探偵」とくるんだからミステリになりえるの???

    ほら、ね、ふんわりとした興味がわくでしょ。

    でもって帯には「なんでこんなになるまで来なかったんですか……」って。

    そりゃそうだよなあ、病院にはいろんな科があるけれど、ここは誰にとってもちょっとやそっとではなかなか近寄りがたい科には違いないよなあ、とどこにともなく想いを馳せているうちに手に取っていた本書。

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    2024年05月01日
  • 刑事王子

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    王子で刑事ってどういう・・・と思ったら、うーん、見事。
    軽いタッチなのにがっつりミステリー。最高。

    全然関係ないけど、実在の作品が出てくるとちょっと楽しい。ブララグとか。
    あと作者作品によくある、欄外の注がすきです。

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    2024年04月14日
  • 刑事王子

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    人間を操り犯罪を唆す毒薬を使い、日本で「治験 」をして回っているのは、北欧のある国の第一王子だった!?

    よくこんなバディの組み合わせを思いつくものだと感心するが、今度の相棒は「衰えを感じてきた中年刑事」と「ミリニアの第三王子(16歳)」!
    人間の犯罪へのハードルを低めてしまう薬を使って主に殺人をさせて回り、その際に自分で考えたトリックを使う……という愉快犯「ジョン・スミス」の正体は、なんとある国の第一王子だという。この「王室スキャンダル」の真相を掴むため、弟(第三王子)のミカは日本にやってきた。そして、通訳ができる本郷薫刑事(50代)と、警察庁の不思議系美女・敷島(フェミニンな格好に拳銃を持

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    2024年03月25日
  • 育休刑事

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    これは...やられた(^ ^; 絶対に映像化不可能、文学ならではの大掛かりな叙述トリック(^ ^; いや〜、見事に引っ掛けられましたわ(^ ^;

    登場人物が、みな魅力的である。設定的にはある意味ファンタジーっぽいと言えなくもないが、エンタメに徹した作品と思って読むとその設定が活きてくる。変人は変人なりに、家庭人は家庭人として、冷徹な「AI課長」だってそれぞれの役割をきちんと果たし、それぞれの「見せ場」があり、ちゃんと魅力的なキャラとして成立している。ちなみにこの「強烈なお姉ちゃん」は、どこかで出会ったことがあるような気がするが...?(^ ^; 「5分間ミステリ」みたいなのに登場してたのかし

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    2024年03月11日
  • 育休刑事

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    文体も読みやすくて、程よく力が抜けた感じというか……
    行く先々で巻き込まれる事件3作どれも面白かったです。
    愛想のいい赤ちゃんタイプな蓮くんが行動派で可愛いです。
    個人的には、奥付も読みどころです。
    トッ○のように最後まで楽しさたっぷり

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    2024年01月18日
  • 育休刑事

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    ちょうど今、自分が育休中という身であるために気になった本で読んでみた。
    さらに、読んでてびっくりしたのは自分の子と同じ名前と同じような月齢だったこと。
    なので、とても親近感のあるお話でした(笑)

    育児も2人目なので、育児の話も『そう、そう』ととても共感でき、事件も先が気になるストーリーで面白かった。
    2作目もこれから読みたいと思います。

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    2024年01月11日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    ネタバレ

    23/12/23〜24/1/2
    7月に『23春』、8月に『22秋』、10月に『22春』、今回12月に『23秋』。順番が入れ替わったりしたけど、やっと最新作に追いついた。『23春』だけ、あと4人分がまだ読めてないので、次はそれを。
    今回の『23春』は、今まで読んだ3つと比べてとても読み応えがあり、楽しめた。

    12/23〜12/27東川篤哉 ★★★
    『どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう』
    『謎解きはディナーのあとで』以来。
    おじさん作者らしいめんどくさい感じはあるものの、軽く読めて面白かった。トリックは想像通りだけど、まあ楽しく読めたのでよし。あるマイカの口調が楽しい。

    12/27逸木裕

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    2024年01月03日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    探偵社ってタイトルだから推理小説だと思ったら違った。バトルアクションホラー要素ありの小説。普段読まないジャンルの小説だが、予想外に楽しめました。主人公の成長や恋愛未満の関係もあり、深夜アニメにしたら人気がでそうだなと感じました。

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    2023年12月19日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    ネタバレ

    前作の続きとして完結。探偵役の彼が卒業した後、どのような展開になるのかと思っていたが、基本的には探偵は出てくるんだな。もともと達観したキャラだったが、磨きがかかった。

    それにしても伏線回収しまくった。前巻で感じたむずむずが今回もなくはなかったが、卒業式での物悲しさとは違ってちょっと春らしい雰囲気のせいか、ちょっと元気がでる。そしてそれ以上に伏線を回収していくさまに感動を覚えた。これぞ連作短編の良さ。

    無理な設定もあるにはあるが、それが吹っ飛ぶくらいの読み応え。個人的にはここ数年で一番かもしれない。ちょっと過大評価だろうか。でも2巻にわけて、雰囲気を少し変えるなどもおそらく狙いだろうし、年末

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    2023年12月17日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    都市伝説が実体を持ち、人に危害を加えるようになった”怪異”。“偽の月”を見ることができるごく一部の人間たちが秘密裏に対抗する。物理攻撃で。

    怪異怖い。めっちゃ怖い。
    生存率を上げるためにまずみっちり訓練、というのが良かった。
    ネズミはさいごまで名前出なかったな。

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    2023年12月14日
  • さよならの次にくる〈卒業式編〉

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    ネタバレ

    この本を読んで、なんだかいろいろ身につまされた感じ。何がというよりかは、全体に醸し出される雰囲気に。

    こうした高校生・大学生が登場する小説をよく読むのは、灰色の高校生活だったことの代償行為なのかもしれないと常々感じるのだけど、なんとなく中二病的ななにかが働いている気もして、若干の痛々しさもなくはなく。

    今回の作品は高校の卒業という、冬から春へ移ろうタイミング。その季節が持つ物悲しさ故だろう、「別れ」の話が多い。高校生の探偵ものという非日常な設定にも関わらず、高校時代の思い出のせいで、妙なリアリティがかぶさってくる。あぁもぞもぞする。

    話としては一区切りがつくのか、卒業してしまった彼が今後

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    2023年12月14日
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~

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    勝手にコメディチックなのかなと思っていましたが、内容は結構深くて濃いかったです。
    でも読みやすく登場人物のキャラも楽しくてシリーズ化して欲しいと思いました。

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    2023年11月19日