似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
似鳥ファンのワタシ、やっと積読シリーズに手をつけます。
今回は動物園が舞台のドタバタライトミステリ作品。似鳥さんらしいお仕事物にはずれなし。子供にも読ませられる内容で、日テレの土曜9時にドラマ化できそうな文体。
ワニが盗まれた!なんてショッキングなはじまりで、みんながバタバタ、バタバタ!
ミニブタが盗まれた!
なんでミニブタ!バタバタれ!
そしてメスのクジャクまで盗まれた!
解決はあっけなかったのですが、さすが似鳥さん。キャラがしっかりしていて、もっと読みたいってなっちゃう、名探偵誕生です。
続編しっかりゲットしてますぜ、つぎはダチョウ!
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Posted by ブクログ
ネタバレ似鳥鶏先生の作品、初読み。
いやーー面白かった!
登場人物の姿が脳内で活き活きとしてしました。
ぶっちゃけると、最初は「日本のどこかの本屋さんの日常にちらっと本屋あるあるな謎解き要素あり」くらいかなーーと思いきや。書き下ろし部分でそんなノリは払拭されました。完全にミスリードされました。気づけよ自分、、!!って悔しかった。はい。
やはり本探しはオンラインではつまらないのよ!便利だけども!!日本の本屋さん、どうか今後ともよろしくお願いいたします、と願わずにいられません。
なお、私が手に取った本は2016年刊行の(これはハードカバー?B5サイズ版?)宮崎ひかり先生が装画担当されておりまして、こ -
Posted by ブクログ
動物園の飼育員さんが事件を解決する話。
今回は、研修先に訪れていた動物園でゾウが脱走してしまう事件が発生して、そのゾウが、何かを探しているような感じで歩いていたり、ゾウを脱走させた犯人を探したり〜って感じ。
ほんとに、動物って何考えてるのか分かんないし、長年飼って通じ合ってるって思ってるのは、飼い主のエゴなのかもって、この本でも言ってたけど、ほんとよなって感じる。想像したりは出来るけど、結局擦り合わせることが出来ないから、経験とか雰囲気とかで、そうかな〜って思うしか出来ないんよな。
それでも、このゾウさんに泣かされそうになってしまう…こうゆう行動をとってるから、こうゆう風に考えて動いてるのかな -
購入済み
スピンオフ作品でも面白い。
各国の選りすぐりの推理超能力者が競う という推理対戦本編のスピンオフで、主人公の正体がわかってびっくりさせられる というところがセールスポイントだな。軽い語り口は、とても読みやすくてとっつきやすい。ラノベ風ではあるが、ちゃんと中身がある所が良い。
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Posted by ブクログ
動物園の飼育員さんが事件に巻き込まれるお話。
「いつもと違うお散歩コース」「密室のニャー」「証人ただいま滑空中」「愛玩動物」の4話があって、短編集で繋がっていないように見せかけて実は全部繋がってたっていうおそろしい話←
前回もすごい話だ……悲しい……って思ってたのに、今回も辛すぎる(´;ω;`)動物を扱う話だからこそ避けて通れないし、ここまでしっかり書いてくれてると身に詰まる思いがします……
是非とも!動物を今飼ってる人、飼おうと思ってる人、もはや動物と関係ない人も!!!(全員やん)読んで欲しいし、なんなら子供のうちからこのシリーズの本は読んどいた方がいいなって思う。
言葉が通じない可愛い動 -
Posted by ブクログ
「だから捨ててといったのに」から全ての物語が始まる短編集。作者によって「何を捨ててと言ったのか」を読むのが楽しいですね。昔星新一の「ノックの音が」を読んだときのようなワクワク感があります。普段あまり本を読んでいないので、この手のタイプの短編アンソロジーはいろんな作者さんの作品を一冊でたくさん読めるのが本当にありがたいです。多分読書家の方なら、作者を伏せても「この話はこの人が書いたのかな」と分かるのかもしれないなと思いました。そういう楽しみ方をしても良いのかも。
真下みこと「お守り代わり」
五十嵐律人「累犯家族」
芦沢央「久闊を叙す」
多崎礼「海に還る」
谷絹茉優「猟妻」
こちらの5編が特に好き -
Posted by ブクログ
ネタバレ恐怖というより気味が悪いと思う作品が多かった。
内容より文章が脳内で映像として想像しやすいから余計に不気味だった。
表現が上手いと思う。小難しい言葉が並ぶよりも意味深な言葉が並ぶよりも直球で絵本のように脳内で再生しやすい文章。
個人的に好きなのは『なぜかそれはいけない』『視えないのにそこにいる』
次いで『痛い』『二股の道にいる』
救いのある話がふたつもあってよかった。
短編集だから読みやすいので一気読みでした。
最初は意味怖系なのかな?洒落怖のまとめみたいな感じかな?と思いましたがしっかりホラーだったw
洒落怖系好きな人もすきだとおもう。