似鳥鶏のレビュー一覧

  • 夏休みの空欄探し

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    青春ミステリーですね。
    日常の謎。とびきりのパズルが散りばめられています。
    似鳥さんのお得意の学園物語とは少し趣が異なりますが、高校生が主役の物語です。
    似鳥さんは(未だに男性が女性か不明ですが)自分の分身を作品に仕立てたように思います。
    博識が必ずしも『何かの役に立つ』とは限らない。そんなジレンマと好奇心の塊のような、何でも知りたがる性質の人間《実は私も同類なのですが》の一夏の物語です。
    似鳥さんの語り口は軽妙で、それでいて出てくる豊富な蘊蓄がたまりませんね。本文に*のマークを置いて、説明文が入る等と云うのは、漱石先生の本か?と思わせる位、親切丁寧ですね。誤植が多い事も、漱石先生と同じようで

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    2023年02月15日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    サンプルとしてとても良い試み

    今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。

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    2023年02月05日
  • そこにいるのに 13の恐怖の物語

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    ネタバレ

    作者自信が怖がりなのにホラー小説を書いたらしい笑

    あいだにひとつ優しいお話が入ってるのが良かった。
    一番ゾッとしたのは、頭に警告が流れるやつ。「ペンを拾うな!」
    あと一番最後のお話。弟が、文法はあってるのに意味がわからないことをしゃべる出すのが怖かった。

    あとがきがめちゃお茶目で面白かった笑

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    2023年02月02日
  • さよならの次にくる〈卒業式編〉

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    前作が望外に良かったのでホクホクと読んだ続編。しかし実はこれは言ったら中編にあたっており、この最後では非常に宙ぶらりんな状態なのであった。急いで後編に進むべし。

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    2023年01月30日
  • 理由あって冬に出る

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    第16回鮎川哲也賞佳作入選デビュー作。連作短編のような体であるが、実は一つ一つは本当には完結しておらず、最後まで読んで初めて完結するうまい構成の作品だった。
    相前後して読んだ相沢沙呼と類似点が多く、鮎川賞デビュー作、学園もの、ワトソン役は平凡な男子高校生、日常の謎、とかなり共通しているのだが、語り口がこちらの方が好みである。語り手にも美術部員というキャラ設定がちゃんとあり、それを反映した地の文になっているのが読みやすいのだと思われる。冬に「出る」ものの正体が二転三転する終盤は見事。
    でも実はあとがきが一番面白かった。ということでこれはホクホクと続編を読むことにしました。

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    2023年01月30日
  • 育休刑事

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    刑事ものというだけでなく、男性が育児をすることへの社会の目みたいなことも書かれていて、考えさせられた。最後はいろいろ納得させられておぉー!となりました。

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    2023年01月18日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

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    大都会の狭間でひっそりとイケメン兄弟が経営するカフェの客たちのもたらす事件を二人が鮮やかすぎる手並みで解決する。カフェに入り浸る県警の直ちゃんはちょっとうざいかもねえ。犯罪自体もえぐいかも。弟のケーキは食べてみたいね。

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    2023年01月03日
  • 七丁目まで空が象色

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    少し設定に無理があるような...気はしましたが、
    他の作品同様、動物にまつわる課題を描きつつ、
    登場人物の各キャラクターが際立っていて、楽しく読み切ってしまいました。
    ぜひ続編を期待しています。

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    2023年01月01日
  • 卒業したら教室で

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    市立高校シリーズの続編がまだえるなんて思ってなくて嬉しい。コロコロと変わる解決編に転がされるのがまた楽しい。後書きの後に最終章とか反則だろ、と突っ込みつつ、それもまた楽しい。

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    2022年11月27日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    ネタバレ

    10年ほど前の作品だけど、ここ数年の状況にもしかしたら関連しているのかも?と思わされるような内容でした。

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    2022年11月24日
  • 育休刑事

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    捜査一課の刑事、秋月春風(ハルくん)は男性刑事として初めて一年間の育児休暇を取得中。
    フルタイムで働く沙樹さんと仲良く生後3ヶ月の蓮くんの育児、家事に励む。
    が、事件に遭遇し、育休中にも関わらず係長(育児に理解ナシ)に半ば強引に現場に引っ張られ、蓮くんを抱えて捜査する羽目になってしまう…

    ライトなミステリーとしても楽しめるし、男性の育児についての世間の目や育児あるあるなど、育児エッセイみたいな面白さもある。
    文章中に度々出てくる注釈がまたツッコミどころ満載で面白い。
    ついでに言うとあとがきでも笑ってしまう!

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    2022年11月23日
  • 育休刑事

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    まさしく育休中に出会った本
    寝てる我が子を抱きながら(置くと泣くから)少しずつ読みました
    どれも面白いけど、やはり最後のお話が1番ドキドキハラハラ…
    あと「それいる?!」な注も笑えます
    蓮くんより月齢浅めの我が子、今後こんな大変さが待ち受けてるのね…と予習にも

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    2022年11月06日
  • 夏休みの空欄探し

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    ネタバレ

    もともと何も書いていなかったカレンダーが、夏休みに入ったからといって突然埋まるはずがなかった。
    「これでいいのか。これが正しい高校2年の夏休みなのか」

    モスバーガーで偶然出逢い、パズルを解くことで一緒に行動しながら(キヨも特別参加?)カレンダーの空欄が埋まっていく。
    提示されるパズルはキヨにならってサラッと読み進めてしまいますが、一生懸命な様子は伝わってる。
    ワクワクする。

    ライが最後の謎を解き、賞品をもらいにいく…いいなぁ…じーん…
    ライと七輝のミライはわからないけども、今のふたりが幸せなのが救われる。

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    2022年11月01日
  • 育休刑事

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    育休中で赤ちゃんを育てる県警捜査一課の刑事が主役のミステリ小説。
    最近、赤ちゃんの子育てをした(している)人なら、あるあるという描写が多く、かなり楽しめると思う。
    また、いい感じに伏線が散りばめられていて、ミステリ小説としても面白い。特に第3話での種明かしにはしてやられた。ただ、1点つじつまが合わないようなことがあり、気になった。

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    2022年10月31日
  • 夏休みの空欄探し

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    ネタバレ

    相変わらず読みやすくて面白い作者。忙しかったせいで手を付けるまでが長引いてしまったが、夏の間に読んでおきたかったなと思う。
    本の主人公に本を読むような人種の内心を語らせたり、別人種への理解を深めさせるのはなかなか面白い読書体験。登場する暗号はほとんど部分的にしか解けず。出題者の正体は早めに予想できたが、動機だけがわからずに読み進み、余命が出てきて少しがっかり。そうとわかって読み返せば得心の行く描写はいくつかあったし、夜の湖あたりは露骨にほのめかされていたが、病室の映像あたりはまだこれが引っ掛けで平和に落着するのではとも思った(病院の近くに高圧電線ってどうなの? というのもあり)。
    別に読後感が

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    2022年10月05日
  • そこにいるのに 13の恐怖の物語

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    初めての作家さん。最近ろくに本読んでなかったので、ゆっくりペースだったけど、内容的には1日で一気読みするほど面白かった。短編集。「クママリ」という謎のキャラクターが必ず各話に登場するけど、特に話に繋がりはない。

    『瑠璃色の交換日記』
    強盗に殺された8歳の女の子の取材で家を訪れた主人公が母親に彼女の日記を見せてもらう。これは先が読めてしまった。クママリのシールが謎を解くポイント。
    『空間認識』
    ぶらりと訪れた田舎町の線路を撮った写真に人が写り込んでいて……ホラーとしてはよくある話かも。
    『街灯のない路地』
    自宅への帰り道で必ず通らなければならない不気味な家。見なければいいのについ見てしまうって

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    2022年10月02日
  • 理由あって冬に出る

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    似鳥鶏さんといえばこの青春ミステリだよなという思い込みはあるものの、数多くの探偵を描く作家さんだ。都市伝説からの犯罪、さらにどんでん返しという現代ミステリの定型でくる。デビュー作にして賞もとったみんな大好き青春×ミステリ。
    最近この手のもの読み過ぎだ。

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    2022年09月29日
  • 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

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    ライトノベル風のミステリ。表紙からも狙ってる層が分かる。小ちゃい警部とコンビを組む巡査が空気を読まない発言で捜査から外されるが、独自の捜査を続けて正解に辿り着く。ミステリ的には良く出来ていて十分に面白いがキャラ小説のようで少し無理がある。

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    2022年09月23日
  • 家庭用事件

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    またしばらく読書から遠ざかってしまっていた。
    数冊、読んでは途中でやめてしまったものもあった。
    そこで、もったいなくて読んでいなかったこのシリーズに頼ることにしたが、やはり私はこのシリーズが好きだ。
    本作は短編集で、それぞれ、時系列としてはこれまでの既刊の物語の前か後の時点に位置するようだった。
    そのためか、一つ目の話では、柳瀬さんと葉山くんの距離感が遠くなったのかな、とも感じた。
    最後の短編がやはり一番衝撃的だった。思わず既刊も読み返そうと思ったが、あら探しのようなことをしなくても、おそらく矛盾などないのだろうと思う。
    短編集なので小ぶりながら、個々の物語できちんと不可思議な謎が提示されるこ

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    2022年09月12日
  • 夏休みの空欄探し

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    きっちり書き切らないのが憎い。けど、これが彼女の望んだことなんだろうなって思う。彼女が好きな僕たちを彼女が嫌いな人間にしないための。

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    2022年09月08日