【感想・ネタバレ】夏休みの空欄探しのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

似鳥鶏さん 初読でしたが、とてもよかった。。。

謎解きしながらの青春。
男女の距離感がキュンキュンします。
胸が熱くなりました。

あとがき は ちょっと、、、

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Posted by ブクログ 2023年04月09日

とってもとっても良かったです
私の大好きど真ん中!!
甘酸っぱい青春ミステリー☆


高校2年生の成田頼伸(ライ)は、モスバーガーで隣り合わせた美人姉妹と共に、謎解きをすることになる。
そこに通りかかった同級生の成田清春(キヨ)も加わる。
4人が体験する夏休みは、「初めて」がいっぱいで、初々しくてド...続きを読むキドキで、キュンに溢れています!!

キヨはクラスの中心人物。
一方ライは二人しかいないクイズ研究会の会長。
同級生だけどクラスでの立ち位置が真逆の二人は、関わることはなかった。
しかしこの謎解きを通して互いを知り、悩みを打ち明け、助け合い、成長していくのです。
あぁ~もう、こういうの、大好き!

謎解きは、暗号を解いて次へ進むのだけど、これは難しくて私には無理でした(⁠+⁠_⁠+⁠)
早々に投げ出して、ライ達に任せます。
得意な人は、これも楽しめるのかな?

キラキラした夏休みを彼らと一緒に体験し、ミステリーの部分はワクワクドキドキし、最後までずっと楽しかったです。
あ、ラストは切なさもありますよ。

そして多くの方がレビューで書かれているように、「あとがき」も面白いです。
私は初読みの作家さんでしたが、あとがきを読んだら俄然、似鳥鶏さんに興味が湧いてきました(⁠^⁠^⁠)


この本は、何人ものブク友さんたちの素敵なレビューから、読みたい!と思っていました。
こんな大好きな作品に出会えて嬉しいです!
皆さん、ありがとうございます♪

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月04日

クラスの中心にいる男子とおなじ名字のせいで「じゃない方」と呼ばれる主人公。
趣味はクイズ。知らないものを知る、知識を増やし、体系化することで知識は無敵になる。
だが、それを一緒に楽しんでくれるのはやっぱり「じゃない方」な友達一人だけ。
「中心」の彼らに「それ、何か役に立つの?」と言われ、役に立たない...続きを読むからなんだとも言えず。

やりたいことも見つからない。かといって友達もいない。
予定のない高校二年17歳の夏休み。ただずるずると時間を過ごすだけ、と思っていたのに。

ミステリーや謎解きが好きな人間にとって、一番興奮する瞬間とは何だろうか?
それは謎が解けた時よりも、むしろ謎と出会ったときではないだろうか。
日常を非日常にしてくれるかもしれない、特別な謎と出会うこと。
もしそれを一緒に考えてくれる人がいたら、それ以上なにも望むことはないかもしれない。

甘酸っぱい青春と、謎解きの興奮と、美少女と非日常と夏休み。
読み終わったら、ひと夏の冒険を探しに、出かけたくなるはず。

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Posted by ブクログ 2022年11月03日

似鳥さんの、ガチのミステリーでない青春ラブストーリーは大好物で、青藍病とかもすごい良かったのだが、これも良かった。もちろん『目を見て話せない』にも通じるコミュ障っぽい主人公と、リア充の男の子との間の葛藤具合も、どちらの側にもこびないリアルさがあるし、物語を盛り上げるためだけの展開と感じさせない、生き...続きを読むる力に満ちたラストにも希望を感じた。

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Posted by ブクログ 2022年09月17日

爽やか!こんなストレートな青春小説は久しぶりに読みました。

しかもただの青春小説ではなく、謎解きが何個も何個も登場し、主人公の男子高校生が気になる女の子と一緒に絆を深めながら解いていく姿はおもしろかったです
(ちなみに私は一つも解けませんでした 笑)

そして最後のあとがきがおもしろい。似鳥鶏さん...続きを読むのあとがきはいつもおもしろい!

表紙の絵もとても綺麗で読み終わった後に改めて見るととてもジーンときます

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Posted by ブクログ 2023年11月16日

YA向け謎解き・青春・恋愛・冒険小説。ラストは人によって好みが分かれると思いますが、青春っていいなと改めて感じさせてくれた作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月10日

あえて言わせてほしい。
「けっ」
最初の感想が「けっ」ってどういう事だよ!ってなるけど、読み終わったら「けっ」って言いたくなるはず!!

暗号を読みすすめていく一冊。一緒になって考えるのも楽しいと思うけど、得意な主人公に任せた。

アオハルな夏休みだった。
けっ!!笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月05日

序盤から暗号を解くのは諦めて読み進めた。
場面が想像しやすいし主人公も感情豊かで良い。
毎日読むには疲れるけど、
たまに味見したくなるタイプの本。

ミステリー=誰か死ぬ
という考えが根付いてるせいで「この姉妹はどのタイミングで裏切るんだろう。主人公はいつ誘拐されるんだろう。いつ怖い人が出てくるんだ...続きを読むろう 」とヒヤヒヤしながら読んだ。最終的にはしっかり恋愛モノだった。

人の死に方にまで価値をつけるのはおかしい。というようなことが後半に描かれていて、「わかるわかる!」と共感していたら…笑

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Posted by ブクログ 2023年05月24日

えー、面白かった。

似鳥鶏さん、実は初読み本で挫折していたの…
ですが、多くの皆様のレビューで気になり読んでみました。おかげさまで、苦手意識が吹き飛ぶ素敵な本に出会う事ができました。ありがとうございました〜

あの夏、僕は人生と恋の謎にぶち当たったーー。

クイズ研究会会長の高二のライは、クラスで...続きを読む「じゃない方」と呼ばれているパっとしない主人公。同じ姓で、クラスの人気者、勉強も運動もできる格好良い男子のキヨ。ひょんなことから知り合った美人姉妹(雨音と、七輝)の暗号の謎解きを手伝う事になり四人で過ごす夏休み。キラキラした甘酸っぱい…
そして切ない青春ミステリ!

ところどころ出てくる暗号謎解き部分は新鮮さあってワクワクしたが、私はチンプンカンプンで解けずとも、なるほど納得w
登場人物四人ともそれぞれ個性豊かで、皆良かった。

面白かったところ…
ファッションに疎いライが、四人で待ち合わせして集まったときの帽子について自分で思った描写。
 僕の中ではファッションを「分かっている人」しか   かぶってはいけないものだったがみんなはとても自然にかぶりこなしていた…
『帽子三に素頭一。』一人だけ帽子無しの僕は…密かに落ち込み続けていた…。(なんか、わかる〰️そんな気持ち。でも素頭って!…)笑

似鳥鶏さんのあとがきのゆるさも楽しめた。男性主人公の視点での一人称に困っているというお悩みが長々とあった。

おとなしく『余』を採用することにした。余もネタ帳を常に持ち歩いて思いついたことを冬になる前のリスのように貯め込みながら生活している。という……
w似鳥鶏さん。なかなか面白い人で、良かった



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Posted by ブクログ 2023年04月19日

面白くて一気読み!やっぱり似鳥鶏さんはいいなあ。イケてない男子高校生に突然訪れたキラキラしたひと夏。その切ないきらめきを主旋律とし、そこに超難しい暗号がドドーンと投入され、底の方では、マッチョなもの、無神経なものへの怒りがずっと響いている。まったく作者らしい快作だと思った。

主人公のライ君が共感た...続きを読むっぷりに描かれている。偶然知り合った美少女七輝との会話やラインで、「今ので良かったのか」といちいち悩むところ、お出かけに着る服を買いに行ったが、怖くて店に入れず、覚悟を決めてクラス一の人気者キヨ君に助けを求める場面、卑屈になりながら実は無意識にあなどっていたキヨ君に対して、つきあう中でフラットな気持ちを持てるようになるところ、男二人にナンパされて困っている七輝を助けようと勇気を出すところ(ここの理屈っぽい逡巡が秀逸)などなど、あ~そうだよねそうだよねとうなずく箇所ばかり。七輝と姉の大学生雨音が一目で見抜くとおり、ライ君は優しい人で、そこがしみる。

ライ君は会員二人だけのクイズ同好会会長という設定で、彼が解いていくことになる暗号は、すごーく難しい。「あとがき」で作者は「溜まりに溜まった暗号のネタを放出できてほっとしています」なんて言ってるが、確かにこういう暗号が次々出てくる小説は、なかなか書きにくかろう。それを、ストレートなミステリとかじゃなく、切ない青春ものとしてまとめちゃうところなんか、まったくお見事としか言いようがないのだった。

(以下は本作最大の「ネタ」に盛大に触れています。ご注意ください。)









終盤で明かされる真実は、え、似鳥さんがそれをやるの?と驚かされるものだった。しかし、さらに読んでいくと、そう単純なものではないのだとわかって、やっぱり作者らしいなと納得した。ヒロインの難病や死という、その要素があるというだけで臍曲がりな自分などはスルーしてしまう、「感動」の定番。あえてそこに踏み込んだ作者の思いは、当のヒロイン七輝の言葉として語られている。
「まあもともと『余命○○日の××』みたいなの、嫌いではあったんですよ。そういう売り文句で『十回泣ける』とか、何なんアレ?って。『泣ける』が売り文句になるってことは、泣くって気持ちいいことなわけだよね。なんで人が死ぬのを肴にして気持ちよくなってるんですか?っていう。いや、娯楽だし、フィクションだからそういうジャンルもありですけど、人の死を消費している自覚はあるんですかっていう」
気持ちよく泣かせたりしないぜという、お話の閉じ方なのだ。それでも、表紙の絵を見ていると、命と青春のはかなさにじわっとくる。

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Posted by ブクログ 2023年02月23日

高校二年の夏休み。オタク気質の主人公は暗号をきっかけに知り合った美人姉妹と同じクラスの陽キャ男子と共に次々と暗号を解く事に。コレは誰が何のために?そして行き着く先は?
青春小説にパズル的な暗号を散りばめたストーリー。暗号以外はありきたりのストーリーではあるが軽快で明るいので楽しく読める。
お姉さんの...続きを読む趣味が笑いを誘う。本を読まない人に好きな作家は「板垣足穂」「酉島伝法」というぶっ飛び方が良い。

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Posted by ブクログ 2023年02月15日

青春ミステリーですね。
日常の謎。とびきりのパズルが散りばめられています。
似鳥さんのお得意の学園物語とは少し趣が異なりますが、高校生が主役の物語です。
似鳥さんは(未だに男性が女性か不明ですが)自分の分身を作品に仕立てたように思います。
博識が必ずしも『何かの役に立つ』とは限らない。そんなジレンマ...続きを読むと好奇心の塊のような、何でも知りたがる性質の人間《実は私も同類なのですが》の一夏の物語です。
似鳥さんの語り口は軽妙で、それでいて出てくる豊富な蘊蓄がたまりませんね。本文に*のマークを置いて、説明文が入る等と云うのは、漱石先生の本か?と思わせる位、親切丁寧ですね。誤植が多い事も、漱石先生と同じようです(いつものように、あとがきで漏らされていました。)
主人公はクイズ・パズル研究同好会会長(会員は二人だけ)の頗る謎解きオタク。これが似鳥物語が面白く無い訳がありません。一夏の恋愛物語でもありますが、ほろ苦さはあるものの作者いわく、「著者にはありえない爽やかな本」です。
ほんとうに面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月01日

もともと何も書いていなかったカレンダーが、夏休みに入ったからといって突然埋まるはずがなかった。
「これでいいのか。これが正しい高校2年の夏休みなのか」

モスバーガーで偶然出逢い、パズルを解くことで一緒に行動しながら(キヨも特別参加?)カレンダーの空欄が埋まっていく。
提示されるパズルはキヨにならっ...続きを読むてサラッと読み進めてしまいますが、一生懸命な様子は伝わってる。
ワクワクする。

ライが最後の謎を解き、賞品をもらいにいく…いいなぁ…じーん…
ライと七輝のミライはわからないけども、今のふたりが幸せなのが救われる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月05日

相変わらず読みやすくて面白い作者。忙しかったせいで手を付けるまでが長引いてしまったが、夏の間に読んでおきたかったなと思う。
本の主人公に本を読むような人種の内心を語らせたり、別人種への理解を深めさせるのはなかなか面白い読書体験。登場する暗号はほとんど部分的にしか解けず。出題者の正体は早めに予想できた...続きを読むが、動機だけがわからずに読み進み、余命が出てきて少しがっかり。そうとわかって読み返せば得心の行く描写はいくつかあったし、夜の湖あたりは露骨にほのめかされていたが、病室の映像あたりはまだこれが引っ掛けで平和に落着するのではとも思った(病院の近くに高圧電線ってどうなの? というのもあり)。
別に読後感が悪いとまでは言わないし、余命の話が当たり前に出てきてもいいとは思うが、出題の動機付けは「わるいネット」のくだりで十分だったので、どうにも蛇足の感が否めない。
とはいえ久しぶりに長々と文字量多めで語りたくなる本だった。すぐにでも読み返そう。

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Posted by ブクログ 2022年09月08日

きっちり書き切らないのが憎い。けど、これが彼女の望んだことなんだろうなって思う。彼女が好きな僕たちを彼女が嫌いな人間にしないための。

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Posted by ブクログ 2022年09月04日

 こうきたかぁ!

 『じゃない方』と呼ばれる僕、成田頼信は会員が2名しかいないクイズ・パズル研究同好会会長である。

 予定もないまま夏休みに入り、モスバーガーの店内で隣の席にいた2人組の美人姉妹がクイズに挑戦していた。

 答えのわかったライは、2人が席を離れた隙にヒントを残して店外へ出ると、そ...続きを読むこに妹が追いかけてきて、何故かその流れで、次の問題を一緒に解くことになった。
 美人姉妹と歩いていると、『じゃない方』じゃない人気者の成田清春が通りかかり、4人で謎を解いていくことになる。

 そこから素敵な夏休みが始まったと思いきや・・・。

 姉妹の妹、七輝を好きになったライ。七輝もどうやらライのことを悪くなく思っているようだった。そんな夢心地のライに美人姉妹の姉雨音が
「本当の七輝を知ったら、あなたは絶対に驚く」
と言う。

 そこから勝手にミステリ要素が生まれ、まさか宇宙人でしたとか、実は男でしたとか、そんなオチはないよな?と疑心暗鬼になりながら読み進める。

 ますます急接近していく2人だったが、最後の問題が出題されると、「ここでお別れ」と言い残し、連絡が取れなくなってしまう。

 そしてラストはなるほどと、ストンと腑に落ちる結末に導かれる。

 この物語は、たくさんの難題が登場します。私は全くわからないので、謎解きは登場人物たちに任せ、ノータッチでしたが、謎解きを楽しむという読み方もあると思います。
 
 私はもっぱら恋愛冒険の方が主で、今後のライと七輝、キヨと雨音を応援したくなりました。

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Posted by ブクログ 2022年08月26日

青春!高校の夏休みの恋も、将来の役に立つか基準でみたら、役に立たないかもしれない。でもかけがえのないものよね。
学生さんがコロナで青春を制限されてるん、悔しく思う。

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Posted by ブクログ 2022年08月25日

清春の「それ、何か役に立つの?」の一言が読んでるわたしにもグサッときて、その後の言動からも清春やだな〜なのに付き合ってあげてる頼神、やさしいなぁと思いつつ読み進めていったが、後半になるにつれて早く続きが読みたい!!とワクワクした。最初は引け目のあった清春も、そして理系チックな言葉遣いも、全部いい味と...続きを読むなって物語が完成されていた。ファンになりそう!

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Posted by ブクログ 2022年08月22日

◆おすすめ度◆
・ワクワクする暗号解読の冒険小説度:★★★★
・ドキドキする真夏の青春小説度:★★★★
・ハラハラする展開のミステリー小説度:★★★

◆感想◆
クイズ研究会の高校生・成田頼伸。国分寺駅前のモスバーガーで偶然隣り合った姉妹が、暗号らしき数字が書かれた紙を前に「……これ、わからないよ。...続きを読むこんなの解ける人いるのかな?」と話しているのを耳にしてしまう…

オタクの成田頼伸と、暗号を前に悩んでいた美人姉妹、さらには成田頼伸の同級生にて陽気で人気者の成田清春。夏休みに偶然であった4人の、暗号解読の大冒険が始まる。

人生に悩む様子に大昔の自分を重ね合わせたり、舞台が東京都国分寺市という地元だったりして嬉しくなったり(「謎解きはディナーのあとで」以来の興奮)、なにより暗号を解きながら4人で旅をする様子が青春真っ只中!って感じで、夏休み読書にピッタリです。
国分寺市在住の高校生のミステリー小説好きは必読ですね。

さらに4人につきまとうような怪しい人を見かけたり、姉・立原雨音の謎めいた言葉や、妹・立原七輝に惹かれる成田頼伸の揺れる心など、ワクワクドキドキハラハラが盛りだくさん。
真夏の謎解き大冒険以外に、作者が用意している謎はなんなのか⁉︎

4人が解いていく暗号は超難しいですが、物語の大まかな展開はなんとなく予想できそう。
それでもベタで陳腐なラストにしないところに著者の意地を見た気がします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月16日

 クラスでも地味目な成田頼伸は、夏休みに入り、たまたま入ったファストフードの隣の席に座っていた姉妹の暗号話が耳に入る。難航している姉妹の暗号を解いた頼伸は、そっとその答えを姉妹に気づかれないように紙に書いてテーブルに置いてきた。それに気づいた姉妹から、暗号を一緒に解いて欲しいと依頼される。そこに偶然...続きを読む出会った同じクラスのモテ男子・成田清春も加わり、謎解きの旅に出ることになり…

 清春と姉妹の姉・立原雨音、頼伸と妹・七輝のカップル未満が青春で、頼伸と清春はイケてる方とそうじゃない方ってクラスの認識だったが、お互い得意分野で相手に好かれようと頑張る姿が微笑ましかったです。特に頼伸の七輝との恋が爽やかでとても好きだったんですが、あんな切ない展開になるとは…それも乗り越えてカップル誕生は嬉しかったです。たとえそれが期間限定だったとしても、お互いかけがえのない存在になったと思います。

 暗号を通して変わっていく4人のタイトル通り「夏休み」がとても爽やかでした。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

だいぶ最初の方で、犯人の目星はついてしまいますが、そんなことよりみんな青春★してて良いなって思います。
ただ、ラストのオチはあれで大団円なのだろうか?

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Posted by ブクログ 2023年11月17日

 一つの暗号をきっかけに、4人の少年少女がひと夏を通して絆を深めていく。
一つ謎を解くと次の謎が現れ、どこかに誘われていく少年少女達。
 その先に待ち受けるのどんな結末なのか、何のための謎なのか。謎を解くにつれて明らかにあっていく真実。最後にはまさかそんな理由があったのかと驚かされた。
 こんな青春...続きを読む期っと楽しいなと思うようなひと夏の思い出を通して、それぞれを知っていく4人。しかし、そんな時間も長くは続かず…

 暗号、謎解きパートは設定を知らないと解けない物もあるが、ところどころ一緒に考えられるようになっていて、そういった謎解きが好きな人は一緒に楽しめるのではないか。

 ぼくはこの本をきっかけに似鳥さんのミステリにはまっていきました。笑

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Posted by ブクログ 2023年10月12日

謎解き✖️青春✖️ミステリー
一人称「僕」は陰キャオタクとは言えない、陽キャぶり見せてくれた。コミュ力適応力あるので、もはや卑下するもの何もないのでは?
謎が華麗だが、うまく行き過ぎの青春のため、できすぎの一夏の思い出で共感呼ばず。

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Posted by ブクログ 2023年05月17日

生きるのに「目的」があるっていう前提がまず、論理的におかしい。僕たちはそもそも、目的を持って生まれてきたわけじゃない。親が僕たちを産んだのは目的があるだろうけど、生まれた方は自分の意志じゃない。自分の意思と関係なく始まった状態に「目的」があるはずだっていうのは、論理的におかしい。

コミュ障の登場人...続きを読む物が、おずおずと世界とつながっていくのが、別の似鳥さんの作品にもあったと思うけど、感動的。

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Posted by ブクログ 2023年01月28日

★この冒険は、僕たちの冒険なのだ。(p.157)
・夏休み、することも特にないクイズ好きの「僕」は偶然モスで出会った美人姉妹とともに一連の暗号を解いていくことになった。
・最初の三つの暗号に比してその後二つだけ暗号の毛色が変わったような気がするのはなぜ? 《この暗号ゲームには何かある。》p.174
...続きを読む・暗号を追って日本中を(というほどでもないが)あちこち行く少しだけロードノベルっぽい部分も。

■簡単なメモ■(★は主要語)

【一行目】キィン、とひときわ小気味よい音がして、ボールが高く打ち上がった。こういう時は「白球」という言い方をするんだっけ、と思う。

【青田】頼伸がクラスでほぼ唯一言葉を交わす相手。
【雨音★/あまね】立原雨音(たちはら・あまね)。モスバーガーで出会った美人姉妹の姉の方。東京学芸大学教育学部、高校時代は演劇部、三年次は生徒会長、座右の銘は「深謀遠慮」、特技は居眠り。話し始めが下手。見た目は知的なお姉さん。眼鏡を外すと「きみとど」のヒロインに似ている。抜けているところが多々ある。トランプのゲームではスピードと神経衰弱しかできずババ抜きも覚えられない。『百年の孤独』とか『巖窟王』とか稲垣足穂や酉島伝法が好きらしい。
【暗号ゲーム】《この暗号ゲームには何かある。》p.174。最初の三つが知識と論理を試す難解さだったのに、次の二つはただの場所探しで、ふたたび知識&論理的になった。すでに解けた暗号を誰かが置き直しているようにも見える。そのとき今では解けなくなった設問を他に差し替えたとか? 誰かに誘導されているようでもある。いやまあ、もちろん誘導されてるわけなのだがそれとは別に。ところでディズニーランドで見つけた暗号、主人公が当初解けないと思ったのは不自然かと。あそこまでいけたら彼になら簡単と思うけど。まあそれだけショックを受けたってことか?
【板橋省蔵★/いたばし・しょうぞう】ウーリッジホールディングスという会社の創業者。頼伸が全力で取り組みたくなる謎の暗号を遺した。
【宇賀崎篤志/うがさき・あつし】頼伸の中学時代の親友。頼伸を「ライ」と呼ぶ。
【エリア88】雨音さんと頼伸の盛り上がった話題。ぼくも何度も読みました。
【風羽/かざば】クイズ・パズル研究同好会副会長。
【ゴルゴ13】この時点で現在進行形の名作。頼伸や立原姉妹の愛読書のひとつ。
【塩沢】クラス委員。かわいい。クラスで一番人気のある女子。
【cicade3301】オタクだけが反応する単語のひとつ。p.33あたりから説明あり。世界中のハッカーその他の賢いオタクが挑戦したらしい。どうやら実際にあったできごとらしい。
【体系】《知識というものは、体系化すると無敵になるのだ。》p.10
【対等】《だがそれは周囲に人の目があって、「空気」というものがあるからなのだ。一対一になればけっこう、誰と誰だって対等にやりとりできるのかもしれなかった。》(p.138)
【立原姉妹】姉が雨音(あまね)、妹が七輝(ななき)。モスバーガーで出会った美人姉妹。美人だけどどちらもフレンドリー。
【七輝★/ななき】立原七輝(たちはら・ななき)。日清高校一年。モスバーガーで出会った美人姉妹の妹の方。しゃべるとやわらかい雰囲気がある。考え始めると地蔵のように動かなくなることがあって過去にそう呼ばれて嫌っていたが、今は逆にかわいいと思いSNSのアカウント名を「じぞう」にしている。どうやら関心ある方向は頼伸に近いタイプのようだ。
【成田清春★/なりた・きよはる】通称キヨ。コミュ力とテンションが高くクラスで一番人気のある男子。頼伸とは「文化」の違うグループに属する。性格は特に悪くはないが無意識に地味な連中を傷つけてしまうタイプ。《たぶんこいつとは仲良しにはなれないだろうけど、嫌いあうようなことにもならないだろう。》p.74。学校の成績はよく、英語や中国語もできる。読書とかはあまりしないし雑学等にはうとい。雨音に惹かれて暗号解きに参加することになった。
【成田頼伸/なりた・らいしん】→頼伸
【僕】→頼伸
【メタ思考】《出題者の癖や狙いといった「問題の外側」から、ありそうな解答を絞っていく解き方》p.76。《わずかにずるい気がするので避けていた》と頼伸は思うが、入試などの学校絡みの試験はだいたい、この思考でないと正解をもらえない。いわゆる「出題者の意図」。
【頼伸★/らいしん】語り手で主人公。成田頼信(なりた・らいしん)。都立萩山高校二年。クラスに成田が二人おり「でないほう」と呼ばれる。知識を集めていくのが好き。クイズ・パズル研究同好会会長。「分からない」「解けない」は自分のテリトリー内。立原姉妹と出会い少し変化が。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月27日

初めましての作家様です。後半少し辛くて読み進められませんでしたが、やっと読み終わりました。
やけに千葉の京葉線沿いや内房線沿いに詳しい描写多いなーと思っていたら、作者様は千葉大出身なのですね。そりゃ聞き覚えのあるのが多かったです。

ジャンルは青春ミステリーですが、謎解き( 暗号系 )がメインで全体...続きを読む的に炭酸のようにシュワシュワ爽やかな青春のお話です。

一緒に暗号を解きながら冒険している気分で読んでいたのですが、真相はあまり好きじゃないかもです。
なにかあるとは思っていましたが、余命がある指定難病になると全く印象の違うお話になってしまうな、
と。

自分は〝難病になってしまった側〟の気持ちしか分からないので〝難病の子を好きになってしまった人の気持ち〟が分かったのは嬉しかったです。
そうだよな…どんな未来だとしても会いたい気持ちが我慢できないものですよね。
私自身、他の方から『可哀想』とよく言われるのですが、可哀想は何よりも言われたくない言葉なので七輝の言ってること分かるなぁ…としんみり。個人的に『可哀想』は自分が同じ立場だと絶対に言わない言葉だと思っているので、寄り添ってくれていると言うより下に見られているように感じてしまうんですよね。『この子は可哀想な子だから優しく〝してあげないと〟いけない』みたいに。違うように取る方の方が大多数だと思うので、言葉って難しいなぁと実感してます。

最後のその後のお話は割と入院あるあるなのかな?私にも経験があり「やったわ…」とか「わかる…!」など、最後の数行に親近感を覚えました。

恋愛が主軸( ? )なのかなと思いましたが、どちらかと言うと友情の方が主軸に感じました。2人には今後も仲良くして欲しいな。
陽キャには陽キャの悩みや苦悩があるのだなと新しい発見もあった、とてもいい読書体験でした。

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Posted by ブクログ 2022年11月19日

クラスの人気者と地味な子。交わることのない関係性なのにひょんなことから夏休みを深く濃く過ごすことになる。
それぞれが生きてる意味を考え、お互いを認め合う。
…いいですね。綺麗な青春です。
最後にはまさかそんな?という切なさが待っています。
次々と謎解きすることで話が進む。面白かったです。(謎解きはさ...続きを読むっぱりんからなかったけど)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月10日

「役に立たない」雑学でも「知ること」に喜びを感じ、クイズや謎解きに熱中している地味な成田頼伸(ライ)と、クラス一の人気者で「役に立つこと」にしか興味がない成田清春(キヨ)。交差するはずのない二人の夏休み。しかし、ライが偶然小耳に挟んだ会話をきっかけに、美人姉妹と4人での謎解きイベントが始まる。

...続きを読む春×謎解き。その目的は…… 
なんとも甘酸っぱくて、でもこれからどうするのという刹那感も残る。

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Posted by ブクログ 2022年08月28日

夏休みのボーイミーツガールストーリー。

そして、陰キャの主人公と、普段なら絶対絡まないスクールカースト最上位のクラスメイトとのバディモノでもあったりする。

結末は、個人的には、そっち方面の話にしなくても良かったような。。普通に終わっても、充分面白かったと思うのだけど。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月05日

謎解き!夏休み!高校生!青春!!って感じ。伊豆大島って案外簡単に行けるんだって初めて知りました。行ってみたいなぁ。途中に出てくる「泣ける!」が売り文句の件、同じく好きじゃない自分にとって100回うなずきたい気持ちになった。

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