似鳥鶏のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    密室にまつわる5編の作品が載っている。
    第一話は「このトリックの問題点」。密室事件にまつわる白玖の推理と俺(真中)の、麦ちゃんをめぐる突飛な行動が面白い。
    第二話は「大叔母のこと」。すでに亡くなっている天才ケーキ職人だった大叔母が残したもの(遺産)を主人公である女性とその彼氏の二人で、密室での盗難事件を解いていく。
    第三話は「神秘の彼女」。突然枕元に現れた盧遮那仏像の話。現実と夢が交錯する。同室の玄馬先輩の仮想の彼女と工学部の美人女子大生鴻巣の意外な関わりが面白い。
    第四話は「薄着の女」。女優として少しずつ仕事が増えていく中で、過去の繫がりが引き起こした殺人事件。どう逃げ切るか。
    第五話は「世界にただひとりのサンタクロース」。これは面白い。さすが島田荘司の作品。したがって邪念を与えず読む人の楽しみとしておこう。

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    2024年08月21日
  • ミステリーツアー

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    ネタバレ

    五人の作家によるガイドブック。

    既読の作品はほうほうと、未読の作品はこんな面白そうな作品があるのかと楽しく読んだ。

    それぞれが短めの紹介のため作品数も多く満足。あえてなのかもしれないが、凄く有名な作品や王道の作品(所謂、必読の作品)みたいなものは少なめ。なので日頃全くミステリを読まない人は辛いかも。そもそも対象としていないかもしれませんが。。。

    海外作品が少なめだったことはちょっと残念。

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    2024年08月18日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    ホラー感はそこまで感じなかったけど、アクションホラー。それぞれのキャラがたってて好き。
    怪異を物理で倒していく、っていう設定面白かった。続編希望。

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    2024年08月17日
  • 夏休みの空欄探し

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    友人たちと過ごした夏休みの思い出… それぞれの覚悟が新しい自分を発見してゆく #夏休みの空欄探し

    ■あらすじ
    高校のクイズ研究会に所属する成田頼伸は、役に立たない知識をばかりもっている。一方、同じクラスの成田清春はコミュニケーションに長けており、頼伸いつも羨望の眼差しで見ていた。

    ある日頼伸は、喫茶店で謎解きパズルを解いている美人姉妹を見かける。思いがけない出会いからパズルを手伝うことになった頼伸、さらに清春と共に四人で謎解きパズルに挑んでゆく… 彼らの何かを解き明かす夏が始まる。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    夏休みといえば、様々な思い出がありますよね。両親に連れてってもらった遊園地、友達といった花火大会、宿題に追われる八月の終わり…

    親になると子ども達のおひるご飯を作ったり、塾の夏期講習に送り迎えしたり、むしろ休める時間が減って忙しくなる。それでも子どもたちには、めいっぱい熱い夏を楽しんで欲しい。

    若い頃にもっている悩みというのは、実は人間の本質をついた悩みが多い。しかも経験も浅く、知識も少ない。さらに自信のなさと将来の不安に駆られるから、解決もままならない。そんな青春時代の苦い部分が胸にじんわり伝わってきました。

    一番の読みどころは、男子チームの頼伸と清春が成長していく姿ですね。とにかく自信がない頼伸なんですが、得意分野をきっかけに、自分の中から答えを見つけ出していく。また清春は、序盤は煙たい奴なんですが、彼もまたどこにでもいる高校二年生。素直でいい奴で、まさに現代の若者を切り取った感じ。彼ら二人を見ていると、自分もそうだったなぁと懐かしんでしまいました。

    そして女子チームの雨音、七輝。こんな女子たちを守ってあげるためであれば努力できる。恋愛ってたしかこういうことだったよな… と思い出させてくれる素敵な姉妹でした。

    さて本作は謎解きパズルに挑戦しながら、物語が進行していく。よくもまぁ次々と奇問難問くりだしてくれました、聖地巡礼をしてみたくなりますね。私がもっと若かったら、男女混合の仲間たちで行きたいのですが、いまは家族といきたいな~

    可愛さと優しさが伝わってくる素敵な作品、夏休みに空いた時間におすすめの一冊です。

    ところで皆さん、夏は好きですか? 暑いのは嫌いな人も多いですよね。私も最近はずっと部屋に閉じこもって、本を読んでます。それでもたまには外に出て、街の景色や空を見てみて下さい。きっと懐かしい思い出が蘇ってきますよ。

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    夏休みの思い出は
    大人になっても忘れない
    好きな子と出かけたあの日
    きのうの空みたいに近くに感じる
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    ■ぜっさん推しポイント
    終盤の頼伸が覚悟を決めた場面がカッコ良かった~

    大人になると何でも先にリスクや損得を考えてしまいます。新しいことに挑戦することが少なくなってしまい、その結果成功も失敗もせず、成長することもなくなってしまう。

    私が初めて告白&玉砕したときは、顔から火が出るほど恥ずかしかった。しかしそれ以降は、誰でも胸をはって女性とコミュニケーションがとれるようになったのです。誰にでも不得意なこと未経験なことはある。覚悟して一歩踏み出すことが大切なんですよね。

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    2024年08月12日
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

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    前半は主人公とそれを取り巻く級友たちに起こる日常的なトラブルを大学生活あるある、コミュ障あるあるのエッセンスをたっぷり含めながら物語が展開していくため、少しサスペンス風味はありつつも「日常系」のような進み方をしていきますが、後半では大きな社会問題を上手く大学社会に絡めて描いているため、読み応えがありました。
    主人公のコミュ障ならではのモノローグによる葛藤が非常に共感出来て楽しかったです。

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    2024年08月12日
  • 理由あって冬に出る

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     幽霊騒ぎを高校生の素人探偵団が解決していく話で、全体的にコミカルな雰囲気や変人の探偵にワトソン役の主人公といったかんじで『小市民』シリーズや『マツリカ』シリーズが好きな人(僕みたいな)にお勧めしたい作品だった。

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    2024年08月03日
  • 育休刑事 (諸事情により育休延長中)

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    前作に続き、赤ちゃんの行動に対する観察力が鋭く、それを表現する言葉の選び方が面白く、育児を経験していなければ書けない作品だと思います。
    また赤ちゃんを育てる親の生態から事件の真相を推理する様子や、暴走するお姉さんもとても魅力的です。
    蓮君の成長に合わせようにタイトルを進化させながら続いて欲しいです。

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    2024年06月29日
  • 夏休みの空欄探し

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    単行本が発売された時に気になっていた作品です。
    そして、初めましての作家さんです。

    青春✕暗号ミステリー
    クイズに挑む少年少女たちの青春冒険小説です。
    と帯には書かれていました。
    ひと夏に暗号を解くことを追いかけて、様々な所へ行く。こんな夏は2度もないだろうと思えるくらい充実してきらきらと輝いて見えました。

    青春だー。
    冒険だー。
    それから、ちょっぴり恋愛も入って切なさもあり。

    暗号ミステリーの部分は置いておいて、青春冒険の方に重きをおいて読みました。
    青春はやっぱり面白いです。

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    2024年06月21日
  • 夏休みの空欄探し

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    最初は苦手かも?と思って読み進めたけど
    最後はとても好きな作品だなと思えた。

    単なる謎解き青春小説として読んだらとんでもない!
    全ての謎が解けた時、苦しいような歯痒いような
    なんとも言えない感覚になった。

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    2024年06月20日
  • 夏休みの空欄探し

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    目立たずに陰の者であるライと、人との関わりが活発で陽の者であるキヨ。
    そして、「役に立たない」ことが好きで雑学の知識を沢山持ち合わせているライと、「役に立つ」ことが好きで効率よく役立つことを身につけるキヨ。

    この2人と、謎解きに苦難する姉妹とが出会い、4人で多くの謎に挑む物語。謎解きとともに冒険していく中で、ライとキヨの関係性が変わっていき、姉妹との関係性も変化していく。
    隠された謎という空欄を埋めていく物語であり、友情や恋愛といった高校生らしい青春という空欄が満ちていく物語であった。そして、何より出題者の「  」を埋める物語だった。

    青春らしい友情や恋模様、暗号を解いていく謎解き、謎解きを通して進んでいく冒険。たくさんの面白いが詰まっていた。切ない結末でありながら、温かく、爽やかな読後感だった。

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    2024年06月15日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    太田愛さんのファンで、手に取りました。
    良く練られた話で、思わずウルッとくる物語でした。人物像を肉付けして、長編で読みたい…。

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    2024年06月11日
  • 推理大戦

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    各国を代表した名探偵による、「聖遺物」の争奪ゲーム。
    天才が集まって推理戦を繰り広げるという設定が面白かった。
    ミステリは苦手だけど、この本はエンタメとしてもすごく面白くて一気に読んだ。こう終わるのかー!と驚かされた。

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    2024年04月30日
  • 刑事王子

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    ベテラン刑事と北欧の小国プリンスの凸凹コンビが中々良いバディとなって、軽快な読み心地でした。

    黒幕はわかりましたが、シリーズ化希望です。

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    2024年04月19日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    ひょんな事から『怪異』が認知できるようになった「ネズミ」と、彼をスカウトした唐木田探偵社の個性的なメンツとのやりとりや文字通り血みどろな『怪異』との戦いを描いた作品です。

    作品中での怪異は皆様ご存知のトイレの花子さんやらターボばばあ、くねくねやら姦姦蛇螺といった都市伝説をネタにしたものばかり。それらが巻き起こす怪異をネズミをはじめとした唐木田探偵社の面々が退治していくのですが、退治方法が殴ったり切ったり銃火器で撃ったりと物理方法のみ。全編グロテスクな描写が続きます。また物語も重要人物が序盤であっさり亡くなったり、主人公も身体を欠損したりするもののそれを感傷的に描かず「そんな事もある」くらいの軽い扱いをしているのが面白かったです。

    終盤もそれまで張っていた伏線を見事に回収しての展開だったので良かったです。
    血生臭い描写が続くので人は選ぶかもですが、月の謎とか解明されてないのでシリーズ化されそうです。

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    2024年03月23日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    実体化した都市伝説に物理で挑む若者たちのお話。
    ホラー感はないけれど話の骨組みはしっかりしてて、登場人物たちのキャラクターもバックグラウンドも作り込んであるので奥が深い。
    出てくる登場人物全員に好感が持てるので、バトルのたびにハラハラしながら読みました。
    オススメ!

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    2024年03月17日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    アンソロジー。
    ほんとは東川篤哉が読みたかったんだけど、他の作家さんも面白いねぇ。
    東川篤哉さんは星4つ。まさかの烏賊川市シリーズの番外編が読めて幸せでした。
    他の作家さんだと、逸木裕さん(いつきひろし かと思ったら いつきゆう だった)、太田愛さん、宮内悠介さんが面白かったです。特に太田さんのは星5つ付けたいくらい。他のも読んでみたいな。

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    2024年03月03日
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~

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    短編かと思って読むのちょっと躊躇したが、面白かった。シリアスな場面のユーモアある書き方が、例えば伊坂幸太郎作品的な感じで、読みやすい。他のも読んでみよう。

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    2024年02月25日
  • 推理大戦

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    序章/アメリカ合衆国 ーロサンゼルス郊外ー/
    ウクライナ ーキーウ中心部ー/
    日本国 ー東京都千代田区ー/
    ブラジル連邦共和国 ーサンパウロ・ピニェイロス地区ー/決戦 ー北海道上川郡筆尻村ー

    推理で競う。あるものを手に入れるために。
    自国の威信をかけて。

    時々の頭痛を何とか躱しながら、もういいやという気持ちを宥めながら、、、、、
    えっ!!! そうだったの?? ………

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    2024年02月19日
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

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    読めば読むほど細かなことに気になりすぎて
    自分もコミュ障になりそう笑

    推理力は抜群だけど、それが故の孤独感も絶妙。

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    2024年02月18日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    茶褐色で異様に大きい月が見えたら要注意。あなたは“あちら側”の人になっているかもしれない。
    本書の主人公であるネズミも偽の月を見るようになった1人だ。そして現実が乖離していく感覚を覚えた後“思い出女”に襲われる。彼を救ったのは唐木田探偵社の2人だった。探偵社と名乗っているが、実態は現実化した都市伝説の怪異を駆除するのが仕事である。そしてその方法は物理だ。
    なかなかにスプラッターな作品だが、それを差し引いてもおもしろかった。トイレの花子さんと口裂け女くらいしか知らないが、都市伝説ってこんなにあるの? キャラも立っていて続篇を熱望する。

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    2024年02月14日