似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今まで印象が薄く、パッとしない感じだったあの人がメインというか犯人。普通って何?あの人とは世界が違う?どんな人も特別な存在、特殊なスキルがなくても同じ人間なんていないのだから。
そんな世界でも自分だけの特別な誰かがいてくれるだけで幸せなんだろう。
今回は、別次元の世界と交互に展開される話で、かなり特殊。不思議な感覚で共通する人物を追っていく。
また伊神さんの今までの行動の理由も説明される。確かに不自然で違和感を覚えていたが、その感覚さえもリードされていたとは。
あとがきにも記されていたが完結編ではないとのことだったので、続きも楽しみ。
このあとがきも、誰のあとがきであったのか不自然な感覚に -
Posted by ブクログ
育休中の刑事が何故か事件を解決するお仕事ミステリー。
「育休刑事」二冊目ですね。
四話の連作短篇です。
主人公の県警秋月春風巡査部長は、男性としておそらく初めてであろう、育休中である。にもかかわらず、係長から捜査の協力依頼の電話がかかって来る。仕事復帰を目指す春風は、刑事としての使命感に意味を感じている。
息子の蓮くんを抱えて、捜査に乗り出す。
係長から捜査の依頼が無くとも、何故か、事件に関わって仕舞うのも、似鳥小説の毎度の物語の旨味かな。
成長する蓮くん共々に、これまた何故か、毎度、登場する姉(法医学医者)の最強の?助っ人と、妻の沙樹さん(捜査課長代理のキャリア)が入り乱れての事件解明とな -
Posted by ブクログ
育休中のはずの主人公(警察官)が何やかんやでトラブルに巻き込まれてそれを何やかんやで解決していく話。
とにかくトラブルメーカーのお姉さんのキャラが濃い。濃すぎる。
シリアスな場面でも一瞬でコミカルな雰囲気に変えてしまうし物騒な言葉を平気で口にするしとにかく意味が分からないくらい悪運が強い。
そんな人すらも虜にしてしまう蓮くんは作中で最強の登場人物なのかもしれない。
コミカルな中にしっかりと育児の大変さや辛さが盛り込まれていて、エンタメでありながら現実に繋がる問題提起なんかもしっかり含まれている。
続編があるみたいだけど、今度は蓮くんどんな風に成長しているのだろう?
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Posted by ブクログ
9時にNHKニュースつけて、そのままつけっぱなしにしていたらたまにやっていたチラ見ドラマに興味惹かれて原作読みました。似鳥鶏さんは短編集(アンソロジー)で読んでいて、気になっていた作家というのもあり。
育休を取得中の男性刑事がなぜか事件に巻き込まれて、性格片寄っている法医学教室准教授の姉などと事件解決していくストーリー。3つのエピソードでした。
前田敦子演じる姉を始め、漫画のようなキャラクター達をドラマで見て気になったのですが、原作も同じようにキャラがたってます。だからミステリーに馴染みなくても読みやすいです。ただ、育児小話が大変多いので、育児も家事もやってない方には耳が痛くて小説楽しめないか -
Posted by ブクログ
ほっこりしつつもいろいろ考えさせられる連作ミステリ。育休延長中の秋月刑事、今回も子連れで大活躍です。子育て中ならではの視点から事件を解明する手腕は実に見事だし、「子育てあるある」が出てくるのも子育て世代や子育て経験者には共感できるのではないでしょうか。そしてもちろん、子育てに縁のない人こそ「そうなんだ!」という気づきがあってほしいと思います。私も経験はないのですが、子育ってて大変だと思うものねえ。
お気に入りは「徒歩でカーチェイス」。ミステリとしての着眼点やちょっとした仕掛けの魅力もさながら。バスの中でのお姉ちゃんの啖呵があまりに見事すぎて、その魅力に全部持っていかれてしまいました(笑)。いや