似鳥鶏のレビュー一覧

  • みんなで決めた真実

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    ネタバレ

    空気、掌返し…
    Twitterをフォロワーしているので、軽妙な筆致の中に隠した本気の怒りと憂いが見えました。

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    2025年08月23日
  • 叙述トリック短編集

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    最初から最後まで人を食った語り口がとても好みでした。

    この手のトリックに慣れ親しみのあるミステリファンなら違う感想になるかもしれないが、初心者の自分にとってはまさに痛快な内容でした。

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    2025年08月19日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    タイトルだけ見て、普通に探偵小説かと思って読み始めたら全然違った。
    トイレの花子さんとかの怪異と銃やナイフで戦うバトル系?小説。
    ミステリ作家かと思ってたらこんなのも書くんですね…。

    この作者さんは本当にキャラ物が上手い。
    流血やグロい描写は苦手だけど、キャラがみんな魅力的なのでどんどん読み進められる。
    また別の怪異と戦う話とか、シリーズ化しないかなあ。

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    2025年08月17日
  • 叙述トリック短編集

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    短編集だし文体も読みやすいからササッと読めていい
    当然の事ながら全部叙述トリックだし、ちゃぶ台返しにならないよう緻密に書かれてる
    だからこそ余計に、うわ〜もっとちゃんと考えれば気がつけたのにってなる
    普通に悔しい
    2話目が普通にいい話で好き
    あと、個人的に好きでめっちゃ笑ったなのは、最初の「読者への挑戦」の松方の部分と最後の話

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    2025年08月13日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

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    ネタバレ

    いやぁー見事に騙された( ̄∇ ̄)
    書店さんでの身近な謎を店長さんが名探偵の役割になり、書店員さんと共に解いていくだけかと思っていたので。
    謎も簡単なものではなく、ちゃんと考えさせられるような内容だったので、楽しく読めました!
    続き書いてくれたら嬉しいですね。

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    2025年08月08日
  • 夏休みの空欄探し

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    この人の本は外れないなぁ。
    暗号を解くのも楽しみながら
    しっかりと青春を感じられて
    夏休みの記憶が遠くなってしまった今でも
    夏休みのあの一瞬を鮮明に思い出させてくれる
    最高の一冊。

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    2025年08月07日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    おそらくは新たな読者を発掘しようとする思惑で出版されたアンソロジー。ミステリーの基本である、ホワイダニット、フーダニット、ハウダニット、そして叙述トリックの4種類の短編が収録されています。どの作品もテーマに則って直球な話になっていますが、似鳥先生は変化球すぎませんか?あと似鳥調のあとがきがないのに、物足りなさを感じてしまう。

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    2025年08月05日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    推理小説によく出てくる密室トリックを使う縛りのアンソロジーというのが面白いなと思って読みました。
    友井羊さんと島田庄司さんのものが私は好きでした。島田庄司さんのものは長編小説の1部と書いてあったのでその長編小説の方も読んでみたいなと思いました。

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    2025年08月03日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    これからミステリーを読み始める導線としてこの作品を読んだのですが、異なる作家ごとにミステリーの“お約束”が表現されていてとても面白かったです。

    ホワイダニット(動機)、フーダニット(犯人)、ハウダニット(トリック)といった構造が自然に体感でき、特に似鳥鶏さんの叙述トリックには衝撃を受けました。

    この一冊でいろんなタイプのミステリーに触れられたおかげで、他にもミステリー作品を読みたくなりました!

    次は、作中でも名前が出ていたアガサ・クリスティの作品を読んでみようと思います。

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    2025年08月03日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    サクッと読み終えられた。
    それぞれ異なる話で冗長ではないので気軽に読めてよかった。
    個人的には『屋上の雪融け』の続きが気になる。

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    2025年08月02日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    夏だからなのか、ホラー苦手なくせに興味がでてきたので「都市伝説アクションホラー」と帯にあるこちらを読んでみた。面白かったー!
    人を襲う怪異に銃やら剣やら拳やらで闘う怪異駆除業者のお話。メンバー各々の辛い過去や活動する理由があったり、メンバー同士の絆があったり、青春小説のような面白さもあった。対決シーンは迫力があるし、のめり込んで読んだ。トイレの花子さんやらターボババアやら、夜に1人でいると思い出してしまいそうな都市伝説的怪異が沢山出てくるので個人的にはこのくらいの怖さレベルがギリギリかもしれない。

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    2025年07月29日
  • 推理大戦

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    これはなんといいましょうか
    すごく評価する人もいれば、凡作扱いの方もいるだろう、えーと…六枚のとん……嘘です

    日本のとある大富豪がキリストの聖遺物を発見
    謎を解いたらあげますと発信

    ここからがすごいです
    大乱闘スマッシュブラザーズです
    なんと400ページの分量に対し
    200ページ以上にわたってですね

    無限の情報、超高速演算
    AI探偵ユダ、及び助手シャーロットパウラティンバーレイク
    アメリカ合衆国より参戦

    無限の思考時間、無制限の現場検証能力
    ボグダンユーリエヴィチコルニエンコ
    ウクライナ、キーウより参戦

    みたいな感じで(爆笑)
    もうずーーーっと各国の代表がいかにとんでもない探偵かのエ

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    2025年07月23日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

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    個性的な店長と共に書店で起こる不思議な事件を解決する日常ミステリーかと思いきや…?
    書店に関する小ネタが注釈されていて本好き、書店好きにはとても楽しい!
    相次ぐ書店の閉店や世間の本離れについてストレートに想いが書かれていて私はとてもグッときた

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    2025年07月20日
  • 夏休みの空欄探し

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    ネタバレ

    クイズや謎解きを軸にしつつも青春のもろさや成長の痛みを丁寧に描いた印象深い作品だった。周囲から浮いた存在である成田頼伸が“役に立たない知識”を武器に暗号に挑む過程は単なる自己肯定の物語を超え、人の価値や意味を問い直すものでもあった。対照的な存在として描かれる陽キャの清春との関係性も反発と協調のバランスが巧みに描かれ物語に深みを与えている。終盤には命の有限性や別れといった重いテーマが浮かび上がり、読み終えた後に静かな余韻が残る。自分自身の心の中にある“空欄”と向き合いたくなるような、静かで鮮烈な一冊だった。

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    2025年07月11日
  • 育休刑事

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    ネタバレ

    「そんなに巻き込まれないでしょ」と突っ込みたくなるけれど、そもそも巻き込まれないと始まらないので、そんな突っ込みはナンセンス。
    随所に散りばめりた育児あるあるは、子育てを経験した者なら誰もが納得のリアルあるある。それを男性の主人公の目線で語られているのが現代の子育て事情を汲んでいて良い。体の回復は最優先だが、育休をとるのは母親じゃなきゃいけないなんて勝手に決めつけないでと常々思っていました。
    ネタバレなのであまり言えませんが、人の死なないミステリーは、読後も嫌な気持ちがしなくて私は好きです。

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    2025年07月09日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

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    本屋で事件を推理。個性的な店長と店員による本屋さん事件簿。

    送られてきた7冊の本にメッセージは隠されているのか?
    消えたサイン本はどこへいったのか?
    ポスターに落書きをされたのはいつなのか?

    本、本、本と本で溢れる一冊です。

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    2025年06月30日
  • 破壊者の翼 戦力外捜査官

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    ネタバレ

    史上最凶の敵〈鷹の王〉が、ボウガン+放火ドローンで東京を恐怖に陥れる、前代未聞のテロスリラー。
    海月&設楽の捜査一課“戦力外”コンビが東京崩壊の危機に挑む、緊迫の警察サスペンス!

    警察幹部たちの暗躍シーンがあまりにもよすぎる。
    越前さん煙たがられながらも信頼されているのが伝わってくる。
    完全勝利にならないところがリアリティあってよき。

    ドローン犯罪ありそうでこわい。

    結局黒幕わからないし、まだまだ続きありそうな感じだけど、続編はいつ出るのでしょうか…小市民も完結したもんな、いつまでも待ち続けます!!

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    2025年06月30日
  • 夏休みの空欄探し

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    ネタバレ

    クイズ好きのオタクより男子高校生がふとしたことから大学生&女子高生の美人姉妹と知り合い、そこにクラスメイトの陽キャ男子が加わってあちこちに仕組まれた暗号を解いてまわり、ついでに青春を謳歌する青春小説。そしてミステリー小説。ご丁寧に読者も挑戦できるように暗号が書かれてたけどそれは横に置いておいて、土台となる「暗号を解き続けると遺産が手に入る」に関して回収された伏線がなかなかの新鮮などんでん返しだった。ただ、伏線とは別に命で涙を誘うのはちょっとどうなんだと思わんでもない。涙目で描いても説得力ないけど。

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    2025年06月28日
  • 迷いアルパカ拾いました

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    なかなか面白かった。
    似鳥さんらしいユーモアミステリでありながら、白日の元にさらされるのは社会派。
    世知辛い世の中を移した作品でした。
    2948冊
    今年176冊目

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    2025年06月25日
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

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    この常に周囲から悪く思われないか過剰に怯える感じ、そして過去に調子に乗り過ぎて痛い目にあったトラウマがそうさせているという背景はまさに小市民シリーズと同じ設定です。
    この細かいリアリティは、恐らく似鳥氏の実体験を多少なりとも反映しているのでしょうね。
    だけど、一見するとヒエラルキーの上位にいるように見える人も本心ではいろいろ悩んでおり、むしろ空気を読んでいるつもりの人殆どタチがわるいというメッセージに共感します。
    個性的なキャラクターが沢山出てくる中で、内気な武闘派である皆木さんに惹かれます。

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    2025年06月17日