似鳥鶏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレまえがきで断られている通り、この作品はいわゆる一般的な物語ではなく、多分にメタな作品である。
読者に普通とは何か、読書とは何かを投げかけてくる。もはや一方的に投げつけてくる。
注釈やら括弧書きが語りかけてくる。
小説家が自分の言葉で小説を書かない。
現代日本を強烈に皮肉っている、言論統制が推し進められた曰本。こんなこと起こったら嫌だなという気持ちと、本当に起こりうるかもしれないということを考えずにはいられない。
最後の話はあとがきで秘密が明かされるが、なるほど、こちらも素敵な結末である。物語の完結を読者が決めることができるという点において、非常にメタである。
作者が小説や読書というものに対し -
Posted by ブクログ
似鳥鶏さんの日常の謎本格推理学園ミステリーですね。
『市立高校』シリーズの第8弾です。
久し振りに葉山君と伊神さん柳瀬さんトリオの名推理に出会いました。
葉山君も三年生に、美術部の後輩に、一年生の岩境ひなとひなの幼馴染の中山修太郎が入部してくる。ひなは、人の情念を読み取る不思議な能力があり、修太郎は葉山君に代わる、ワトスン役のようだ。
お馴染みの、市立高校で起きる不思議な事件を(日常の謎だが?)伊神さんに変わって推理しようとする葉山君だが………?
目次
第一章 日常的な非日常
第二章 水平移動するガーベラ
第三章 無からは何も湧かない
第四章 世界を齧る者
終 章 -
Posted by ブクログ
似鳥先生の学園のシリーズ第2弾!
主人公の美術部の子が1年生で、探偵役だった伊神さんが3年生だから、探偵が卒業式を迎える話。
思い出を振り返りながら〜みたいな感じではある?ような?時系列の存在する短編集的な感じかな?
猫のやつはすぐやりたいこと分かったで( ΦωΦ )
続きをほのめかす終わり方なので、また次も読まなきゃ読まなきゃ
今回の話が伊神さん受験シーズンで、結局頼っちゃったりもするんだけど、最初は気遣って、主人公の葉山くんだけで頑張ろうとするのね、
その、足を使って頑張る感じ、で、情報を渡して伊神さんが解く?みたいな安楽椅子探偵ものっぽいんだけど、伊神さん卒業したらそれもなくなるのだ -
Posted by ブクログ
「みんなで決めた真実」という歪んだ世界観を感じるタイトルに惹かれて手を出す。
裁判がエンタメ化された世界で本当は何もやってないのに犯人に設定されたり、本人もその場の空気で犯人になったりと冒頭から歪んだ世界観を味わい把握する。この時点でも期待通りの世界観に先のストーリーの期待感が膨らむ。殺人事件が起きて探偵が出てきて・・・な展開でトリックも出てくるのだがトリック自体はそんなに重視されているのではなく探偵ものというよりは物語として楽しめた。トリック自体はシンプルなものがいくつか展開されこんな単純なことで密室トリックって作れるんだなぁ、でも自分では考えつかないだろうなぁなどなど思いながら読み進める。 -