似鳥鶏のレビュー一覧

  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

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    前半は主人公とそれを取り巻く級友たちに起こる日常的なトラブルを大学生活あるある、コミュ障あるあるのエッセンスをたっぷり含めながら物語が展開していくため、少しサスペンス風味はありつつも「日常系」のような進み方をしていきますが、後半では大きな社会問題を上手く大学社会に絡めて描いているため、読み応えがありました。
    主人公のコミュ障ならではのモノローグによる葛藤が非常に共感出来て楽しかったです。

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    2024年08月12日
  • 理由あって冬に出る

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     幽霊騒ぎを高校生の素人探偵団が解決していく話で、全体的にコミカルな雰囲気や変人の探偵にワトソン役の主人公といったかんじで『小市民』シリーズや『マツリカ』シリーズが好きな人(僕みたいな)にお勧めしたい作品だった。

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    2024年08月03日
  • 育休刑事 (諸事情により育休延長中)

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    前作に続き、赤ちゃんの行動に対する観察力が鋭く、それを表現する言葉の選び方が面白く、育児を経験していなければ書けない作品だと思います。
    また赤ちゃんを育てる親の生態から事件の真相を推理する様子や、暴走するお姉さんもとても魅力的です。
    蓮君の成長に合わせようにタイトルを進化させながら続いて欲しいです。

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    2024年06月29日
  • 夏休みの空欄探し

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    単行本が発売された時に気になっていた作品です。
    そして、初めましての作家さんです。

    青春✕暗号ミステリー
    クイズに挑む少年少女たちの青春冒険小説です。
    と帯には書かれていました。
    ひと夏に暗号を解くことを追いかけて、様々な所へ行く。こんな夏は2度もないだろうと思えるくらい充実してきらきらと輝いて見えました。

    青春だー。
    冒険だー。
    それから、ちょっぴり恋愛も入って切なさもあり。

    暗号ミステリーの部分は置いておいて、青春冒険の方に重きをおいて読みました。
    青春はやっぱり面白いです。

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    2024年06月21日
  • 夏休みの空欄探し

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    最初は苦手かも?と思って読み進めたけど
    最後はとても好きな作品だなと思えた。

    単なる謎解き青春小説として読んだらとんでもない!
    全ての謎が解けた時、苦しいような歯痒いような
    なんとも言えない感覚になった。

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    2024年06月20日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

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    本屋さんあるあるで街の本屋さんに行きたくなりました。読み易くて本屋さんの裏でこんな事があるんだと想像出来て楽しかったです。本屋さんで昔バイトしてたので懐かしかった。

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    2024年06月20日
  • 夏休みの空欄探し

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    目立たずに陰の者であるライと、人との関わりが活発で陽の者であるキヨ。
    そして、「役に立たない」ことが好きで雑学の知識を沢山持ち合わせているライと、「役に立つ」ことが好きで効率よく役立つことを身につけるキヨ。

    この2人と、謎解きに苦難する姉妹とが出会い、4人で多くの謎に挑む物語。謎解きとともに冒険していく中で、ライとキヨの関係性が変わっていき、姉妹との関係性も変化していく。
    隠された謎という空欄を埋めていく物語であり、友情や恋愛といった高校生らしい青春という空欄が満ちていく物語であった。そして、何より出題者の「  」を埋める物語だった。

    青春らしい友情や恋模様、暗号を解いていく謎解き、謎解

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    2024年06月15日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    太田愛さんのファンで、手に取りました。
    良く練られた話で、思わずウルッとくる物語でした。人物像を肉付けして、長編で読みたい…。

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    2024年06月11日
  • 推理大戦

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    各国を代表した名探偵による、「聖遺物」の争奪ゲーム。
    天才が集まって推理戦を繰り広げるという設定が面白かった。
    ミステリは苦手だけど、この本はエンタメとしてもすごく面白くて一気に読んだ。こう終わるのかー!と驚かされた。

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    2024年04月30日
  • 刑事王子

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    ベテラン刑事と北欧の小国プリンスの凸凹コンビが中々良いバディとなって、軽快な読み心地でした。

    黒幕はわかりましたが、シリーズ化希望です。

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    2024年04月19日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

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    序盤から似鳥鶏さんワールド炸裂です!
    コミカルな独特の表現で書店員さんの日常?!を描きながら、お客様からのご相談や店で起こる謎を解決していきます。あくまでも通常業務をしながら。

    とは言え、コミカルで面白く表現されてはいますが、本当に本屋さんの業務は多忙で、更には売り上げを邪魔する万引き犯、ネットや新古書店に客が流れている中、店舗を維持する為の様々な努力が切実に伝わってきます。
    本屋さんよ永遠に。

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    2024年03月30日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    ひょんな事から『怪異』が認知できるようになった「ネズミ」と、彼をスカウトした唐木田探偵社の個性的なメンツとのやりとりや文字通り血みどろな『怪異』との戦いを描いた作品です。

    作品中での怪異は皆様ご存知のトイレの花子さんやらターボばばあ、くねくねやら姦姦蛇螺といった都市伝説をネタにしたものばかり。それらが巻き起こす怪異をネズミをはじめとした唐木田探偵社の面々が退治していくのですが、退治方法が殴ったり切ったり銃火器で撃ったりと物理方法のみ。全編グロテスクな描写が続きます。また物語も重要人物が序盤であっさり亡くなったり、主人公も身体を欠損したりするもののそれを感傷的に描かず「そんな事もある」くらいの

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    2024年03月23日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    実体化した都市伝説に物理で挑む若者たちのお話。
    ホラー感はないけれど話の骨組みはしっかりしてて、登場人物たちのキャラクターもバックグラウンドも作り込んであるので奥が深い。
    出てくる登場人物全員に好感が持てるので、バトルのたびにハラハラしながら読みました。
    オススメ!

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    2024年03月17日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    アンソロジー。
    ほんとは東川篤哉が読みたかったんだけど、他の作家さんも面白いねぇ。
    東川篤哉さんは星4つ。まさかの烏賊川市シリーズの番外編が読めて幸せでした。
    他の作家さんだと、逸木裕さん(いつきひろし かと思ったら いつきゆう だった)、太田愛さん、宮内悠介さんが面白かったです。特に太田さんのは星5つ付けたいくらい。他のも読んでみたいな。

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    2024年03月03日
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~

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    短編かと思って読むのちょっと躊躇したが、面白かった。シリアスな場面のユーモアある書き方が、例えば伊坂幸太郎作品的な感じで、読みやすい。他のも読んでみよう。

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    2024年02月25日
  • 推理大戦

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    序章/アメリカ合衆国 ーロサンゼルス郊外ー/
    ウクライナ ーキーウ中心部ー/
    日本国 ー東京都千代田区ー/
    ブラジル連邦共和国 ーサンパウロ・ピニェイロス地区ー/決戦 ー北海道上川郡筆尻村ー

    推理で競う。あるものを手に入れるために。
    自国の威信をかけて。

    時々の頭痛を何とか躱しながら、もういいやという気持ちを宥めながら、、、、、
    えっ!!! そうだったの?? ………

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    2024年02月19日
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

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    読めば読むほど細かなことに気になりすぎて
    自分もコミュ障になりそう笑

    推理力は抜群だけど、それが故の孤独感も絶妙。

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    2024年02月18日
  • 唐木田探偵社の物理的対応

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    茶褐色で異様に大きい月が見えたら要注意。あなたは“あちら側”の人になっているかもしれない。
    本書の主人公であるネズミも偽の月を見るようになった1人だ。そして現実が乖離していく感覚を覚えた後“思い出女”に襲われる。彼を救ったのは唐木田探偵社の2人だった。探偵社と名乗っているが、実態は現実化した都市伝説の怪異を駆除するのが仕事である。そしてその方法は物理だ。
    なかなかにスプラッターな作品だが、それを差し引いてもおもしろかった。トイレの花子さんと口裂け女くらいしか知らないが、都市伝説ってこんなにあるの? キャラも立っていて続篇を熱望する。

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    2024年02月14日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    手にしたことのない作家さんの作品が読めて、楽しみました。新たな作家さんとのであいに感謝ですね。
    このシリーズ、大好きなのでぜひ続けてほしい。

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    2024年02月13日
  • 午後からはワニ日和

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    タイトルの印象から、もっとゆるっとしたストーリーかと思っていたけれど、…いや、ゆるっとはしているんだけど、なかなかにしっかりとミステリーだった。

    最初は登場人物(登場動物?!)が多くて混乱したけれど、桃本くんの脳内(妄想)もおもしろくて、登場人物のキャラクターもユニークで、テンポよく読めた。

    動物園の裏側みたいなこともちょっと知れて興味深い。続編もいつか読もう。

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    2024年02月10日