似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
市立高校シリーズ8冊目。柳瀬さんの卒業をひかえた3月のある日、CAI室で不審な人影(電源も入ってないディスプレイに向かってキーボード操作をする)が目撃される。
市立高校名物「七不思議」の八番目の怪異「兼坂さん」の調査に乗り出す葉山君達はーー
本を開いてまず目次を見てびっくり。「異世界」の文字に、「あ、作中作の方向で今回はきたのね」って予測はできますが、一瞬本を閉じて表紙を確認しなおしちゃいますねw
「現在」と「未来」と「フィクション」をぐるぐると巡りながら徐々に明らかになっていく物語と、八番目の事件にどこか感じる違和感を最終的に綺麗に着地させててお見事でした。
青春モノとしても、葉山君の内心 -
Posted by ブクログ
ネタバレ市立高校シリーズの短編集。
伊神さん・葉山くん・柳瀬さんの関係性が好きで、やっぱり定期的に読みたくなってしまう。普段、本格ミステリでないとダメだとか思っている(し人にも言っているかもしれない)けれど、結局キャラ小説として楽しめるなら、もしかしてラノベにも手を出せるのだろうか。。
読み終わるのがもったいなくて、シリーズは全巻集めたが、ゆっくり読んでいこうと思う。
今回の収録作では、「嫁と竜のどちらをとるか?」が、よかった。シンプルなアイデアでありながら、読者にあれこれ考えさせる展開が楽しかった。
前作でも感じたが、最後の「今日から彼氏」は少し背景や設定に凝りすぎているかもしれない。手段が目的にか -
Posted by ブクログ
ネタバレ花人差別というせかいの在り様の書き込みが半端なくて、これは何かを花人に変換しているのか?とぐりぐり考えてしまうくらいに冷血かつ執拗。
個人的に題材がつらい訳ではないのにこんなにしんどい本も珍しい。
特に中盤、筆が乗りに乗っている(筆致にいやな興奮は感じない)世論としての差別描写がほんとうにきつい。これを読んでいる自分ってまぞいのかなと思う程にきつい。
救われるから……決着するから……と、苦しみながらも到達する為に絶え絶えにページを繰るという感じ。
ついでに似鳥さんどうしたの……とも思った。びっくりする。
「一〇一教室」的シリアスサイド?
徹頭徹尾重い訳ではなくて、いつもの軽妙さもしっかりあるの