似鳥鶏のレビュー一覧

  • 破壊者の翼 戦力外捜査官

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    シリーズ第5弾。
    ドローンを使ったテロ事件のお話。
    ドローンでどんなことができちゃうのか興味深い内容です。
    頭のいいテロリストと海月警部とのガチンコ対決が見もの。
    次作も期待。

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    2019年08月17日
  • 100億人のヨリコさん

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    「100億人のヨリコさん」 って どういうこと?

    変人の集まる超貧乏学生の寮。うへ~~ としか言いようのない寮生活に呆れてしまう。
    起きる現象に素晴らしい?もっともらしい説明がつく。これには へ~~。
    怪しげな変人たちが世界を救う うひゃ~~。

    小磯君がもうちょっとぶっ飛んでてもいいか、そうすると世界が救われないか……

    蛇足を一つ、「機種部分からターミナルビルに激突」って「機首部分から」かな?

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    2019年07月27日
  • 育休刑事

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    一回目の感想---ひゃーっミステリー以外の部分で意表を突かれた。すっかり騙されてたわ。びっくりしつつすぐに再読スタートしたら伏線はたっぷりひかれているのに初作家のため文章のリズムに慣れるのに気をとられ注意力散漫だった。
    シリーズ化望む。

    2回目の感想---ドラマ放映中なのでなんとなく再読してみたが育児に関するあれこれが細部までよく描けていて改めて感心した。知らぬ間に角川文庫になっていてしかも続編が出てる!

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    2020年10月10日
  • 一○一教室

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    市立高校シリーズがとても面白かったので、未読の似鳥作品を読んでいくことにして、これを。表紙を見て(この方の表紙、結構見るけど何となく苦手)、市立高校シリーズとは違う雰囲気だろうとは思ったが、ここまでとは…。

    読み出してすぐ不穏な雰囲気に腰がひけた。でも似鳥鶏さんだからね、いやな気になるだけってことはないはずと読んでいったら、どんどん生々しくつらい展開になってくる。うわあ、参ったなあと思いつつ、それでも夢中になって一気読みしてしまった。この感じ、そう、宮部みゆき作品を読んでる時に似てるような。

    何が苦しいといって、軍隊のような学校に入れられた生徒たちが、理不尽な暴力を受ける中で、弱肉強食その

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    2019年06月27日
  • 家庭用事件

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    あーっ、そうだったのか!普通の短篇連作で終わらないのではと、何となく思ってはいたけど、最後の一篇はその期待を上回る意外さであった。やられたわ~とおでこを叩きながら二度読みする、ミステリファンとして無上の喜びを味わいました。唯一の不満は、柳瀬さんの出番がちょっと少ないことかな。

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    2019年06月27日
  • 昨日まで不思議の校舎

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    面白かった!原稿を読んだ担当編集者の方が「これでシリーズ終わりですか?」と尋ねたそうだが、それも無理はないと思う。だって、一作目のアノ件にもきれいに決着をつける形なんだものね。これ、当初から構想されていたんだろうか。そうであるにしろ、違うにしろ、非常に鮮やかに決まっていると思った。

    このシリーズは、軽快な青春ミステリという点でも出色だけど、それに哀切な痛みが加えられていて、そこがとても好きだ。それに、今回は(遅ればせの)シリーズファンとしても見逃せない、おおーっという展開もあったし、いや大満足。

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    2019年06月27日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    2019.6.23.密室ミステリーの使い古されたトリック…窓やドアの内側のつまみ(クレセントやサムターン)に紐を巻きつけて、外から引っ張り、締めて密室をつくりだすというもの、を最初から使うと宣言して書かれたミステリー集。似鳥鶏、友井羊、彩瀬まる、芦沢央、島田荘司による。ミステリー集のコンセプトが面白いなと思った。

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    2019年06月26日
  • いわゆる天使の文化祭

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    いやあこれはおもしろかった!その手のものにうとい私、この仕掛けには全然気がつかなかった。後から考えれば、あれ?と思っていいことはいろいろあったはずなのになあ。まんまとしてやられて、しっかり二度読みさせられたのだった。

    すっかりお気に入りキャラになった葉山君、穏やかでお人好しのところがとても好き。柳瀬さんとの会話にはいつも笑ってしまう。これ、どこかドラマ化しないかな。

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    2019年06月17日
  • まもなく電車が出現します

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    おやまあ、なんでこんな甘酸っぱーい話を読まにゃあならんのよ、面白いけど、とニヤニヤしながら読んでたら…なんと!そういうわけだったのか。軟弱キャラと見せておいて(ま、実際そうなんだけど)、やるじゃないの葉山君。「日常の謎」系はあまり好まないけど、最終話「今日から彼氏」は非常に良かったです。

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    2019年06月17日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    そのうち読もうと思っていた市立高校シリーズ。第一作「理由あって冬に出る」は、まあこんなもんかなという感じだったのだけど、続く本作は、断然良かった。この作者の味わい、好きだなあ。

    正直に言うと、前作同様「トリック」にはあんまり感心しない。そんなことだったの…という肩すかし感があるし、何でまたそこまで大げさなことをせにゃならん?という違和感もある。でも、それを補ってあまりあるのが、登場人物の魅力だ。

    主人公の葉山君はじめ、みな実に個性的。結構突飛なキャラもあるけど、基本的にほほえましくて、うーん、高校生っていいよなあとオバサンはうらやましくなるのだった。主要な人物がみなモテるタイプっていうのが

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    2019年06月17日
  • 昨日まで不思議の校舎

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    ネタバレ

    前作から一転してホラー風味。
    前半はいつものテンポなのだけど、学校三怪を調べて「壁男」の事件の謎を解くところはなかなか怖い。
    葉山くんが自分が事件を呼んだような気がして凹んでるんだけど、そういう話だし悩まなくていいよ!と思っていたら最後でちゃんとフォローされた。

    伊神さんの私生活が、予想よりQOL低くて、ちょっと意外…

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    2019年05月28日
  • いわゆる天使の文化祭

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    ネタバレ

    「小さい」ことしかわからなかった葉山くんの外見がもうちょっとわかった回。葉山くんは「小さくて細くてほっぺたが美味しそう」で、女装するとすごくかわいい!らしい。
    事件を起こした理由がわりといい話だったのがよかった。
    でも伊神さんがちょっと足りない。

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    2019年05月28日
  • パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から

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    ネタバレ

    解決編のあとのスイーツ食べるパート?がよい。
    謎を解いちゃったあとのケアもするよ!おいしいスイーツもあるよ!というかんじ?
    探偵の智くんは、謎の背景とか関わった人の気持ちとかにもきちんと向き合いたい人なのだろう。

    放射能による農産物の風評被害と、きちんと測定して子供を守りたい親の対比。自分が農家だし子どももいるので難しいなあと思う。客観的な数値は大事だけれど、結局それも何を基準にするのか、どれを信じるのかはあなた次第になるわけで。「放射能」を「農薬」に置き換えると、農薬不使用じゃなきゃダメ!っていうひともいるけど、今の農産物、ちゃんと残留農薬の検査してるから…とは思う…でもそれもやっばりあな

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    2019年05月28日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    外から鍵を閉められた密室もののアンソロジー。
    同じテーマにも関わらず、いろいろな切り口で面白かった。
    無理やりなトリックを使わなくても、ベタなりに新鮮に感じた。

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    2019年05月17日
  • モモンガの件はおまかせを

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    主要メンバーのチームとしての機能が進化していて、もはや飼育員ではなく動物探偵社を名乗る方が相応しいレベルです。
    動物の行動を少し擬人化した表現の面白さ、生態の上手い使い方など、技術的にも優れている作品です。
    最後の話で語られるペット業界が抱える暗部は心が痛いものでした。
    鴇先生の多面的な魅力も良い。

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    2019年05月11日
  • 神様の値段 戦力外捜査官

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    新興宗教団体「宇宙神瞠会」が極秘裏にすすめている“ハルマゲドン”計画。ある日、大学進学のために上京していた妹の未来を訪ねた設楽は、妹が知らぬ間に教団信者になっていたと知り愕然とする。必死の説得も届かず、教団にのめり込む未来。妹を人質にとられた設楽と海月は、最悪の無差別テロを阻止し、未来を救うことができるのか!?

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    2019年04月27日
  • 迷いアルパカ拾いました

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    ネタバレ

    なんかちょっと物足りない…
    服部くんの変態ぶりも鴇先生の立ち回りも前作の方がぐいぐい来ててよかったなー
    毎回、真相は重め。
    短編で日常の謎系が読みたいなあ。

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    2019年04月13日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    ネタバレ

    つながってるんだろうな、と思いながら読んでいた短編が、やっぱり全部つながっていて、伏線が回収されて。
    全編通して伊神さんのはなしだった。

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    2019年04月12日
  • まもなく電車が出現します

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    ネタバレ

    最初と最後のはなしはどうか分からないけれど、他の3つは伊神さんが「何で分からないの?」と言った時点でデータがそろってて、推理できるようになっているのだと思う。たぶん。
    葉山くんに彼女ができるはなしは、自分の子どもを見守る気持ちで読んでドキドキした。初デートの男子の頭の中ってこうなっているのか…もっとずっと昔に知りたかったよ…

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    2019年04月11日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    ネタバレ

    服部くんの桃くん愛が凄すぎる。変態すぎてたのしい。
    またしても事件は重い。
    製薬会社が絡んだバイオハザード計画。
    最初に捕まえたダチョウも処分の対象に。
    冒頭で、ダチョウ見て美しいなーて考えてる桃くんとの対比が辛い。

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    2019年04月12日