似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学園ミステリ。舞台は放課後の、芸術棟と呼ばれる、文化系の部活や同好会の部室が並ぶ四階建て。主人公は美術部の少年。ある事件が起こり、吹奏楽部や演劇部、文芸部の少年少女が次々と登場して、事件を解決しようとする。学園ものが好きだ。特に文化系の連中がわちゃわちゃするものが好きだ。それは、自分がそうであったからでもある。もっとも、自分が学生の頃は、フィクションの中の連中がやたら眩しくみえ、それに比べて現実のなんと味気ないこと、と思いながら読んでいた。いまは、そうでもない。あの頃の自分たちも、それなりに眩しく振り返ることができる。自分たちはとっくの昔に大人になったが、あの頃読んだフィクションの中の連中は
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Posted by ブクログ
方舟に乗った気持ちでいてください(p.117)
〔海月千波〕高校生くらいにしか見えないメガネ美少女だが警部なのでキャリア組のようだ。ドジっ子。方向音痴。わかりにくい例え話をしがちだがそれを封印すると理知的になる。
〔設楽恭介〕海月のお世話係に任命された刑事。手を焼いていたがある時点から海月を認めることになる。
〔連続放火事件〕典型的な連続放火だが海月は不自然さに気づいていた。
〔幼女殺人事件〕七年前発生した事件。重要参考人が自殺した。最近その関係者が殺された。別の署が担当している。
〔感想〕大倉崇裕さんの福家警部補をすごく陽性にしたような感じかと。ただ、あっちはすでに一目置かれている存在なの -