似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4- → 3+
事件を吸い寄せる“事件男”こと葉山君。ミステリのシリーズものには事件に巻き込まれる“装置”が必須、語り手がこれを兼ねるのは自然な成り行き。短編集であるためか、作品の冒頭でわざわざ紙幅を費やして宣言している。これに絡めて5話目の最後で、“やっぱり地物は鮮度が違う”なるフレーズが出てきて大笑いすると同時に、上手いものだと手を叩く。
終止穏やかな語り口はのほほんとしたもの感じさせるし、提示される謎も押し並べて小粒だが、まあこれぐらいでちょうど良いとも感じる。そんな中、終盤までは単なる青春恋愛ものとしか見えない5話目はやはり異色。多少筋立ては強引だがまあこんなのもありだろう。
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Posted by 読むコレ
ついに後編。前編で散りばめた断片がこの後編で
グーッと集約されてミステリ的なカタルシスも充分。伊神さんに纏わる
ストーリーの真相はかなり迫るものがありますねー。
かなり面白かったです。こういう風に散らばった幾つかのピースが
嵌っていくさまは美しく爽快です。見事ー!
途中のキュンな展開は往年のあだち充を思わすようなベタな
ラブコメ展開もありで非常に読者のツボを心地良く押してくれます。
演劇部部長との微妙な関係に割って入る新入生。しかもその
出会い方のベタさったら!!!
この方のあとがきも一つの楽しみになっており、前編、後編の
意地悪(?)な作りもこれなら納得の快作で -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】「吉原幻鏡」 高田崇史
「暖炉神の恩寵」 高田大介
「ともしびの花」 歌野晶午
「家族を守るためだった」 宮西真冬
「黄金の森の神様」 風森章羽
「悪魔」 丸木文華
「燃えろ恋ごころ」 米澤穂信
「蠟燭と竜」 須藤古都離
「プロクリャーチエ村の業火」 篠原美季
「怪物どもの棲家」 島田荘司
「回答」 神林長平
「書物の罪」 潮谷験
「マザー・ジン」 古泉迦十
「レヴナント」 多崎礼
「失われた史料、的外れな再建」 市塔承
「やなやつを燃やす遊び」 黒澤いづみ
「消えない炎」 我孫子武丸
「ファンの鑑」 秋吉理香子
「比翼」 河村拓哉
「人形供養」 -
Posted by ブクログ
『書店は、皆さんにとってどんな場所ですか?』
書店×ミステリと思い、楽しみに手に取った1冊。
序盤から中盤までは予想通りの話で、次の展開を楽しみにしながらページを捲っていた。その手が止まったのは、後半からだった。
現実の書店が抱える課題について直面したような感覚だった。
私は書店員ではないので、リアルな書店の経営状態というのは不明だ。しかし『出版業界の今後、読書離れ、相次ぐ書店の閉店』などの課題を、気がついたら真剣に考えながら本を読み進めていた。
後半の、オンラインではなく書店に行く理由について言及されているシーンは、特に印象的だった。今まで考えたことのない書店に行く理由について、自分 -
Posted by ブクログ
現役書店員としてはリアルな現実が胸を抉ります笑
書店が減っていく中、書店員が日々頑張って書いているPOPやフェアなどが描かれていてこれを読んだ方は是非お手製POPを見て欲しいです笑
実際の問い合わせで「表紙が青くてイラストチックでかっこいいやつ」と言われ、1時間くらい粘って何個か提案したもののお客様の探してるものを見つけれなかったということもあるあるです。
あと書店員の腰を労る感じがすごい出てて、ほんとに書籍のダンボール重いんですよね…男性陣が頑張ってくれますが大変です。
本屋あるあるがでてきて面白いです。
「欲しい本があるから本屋に行くのではなく、本屋にいって欲しい本を見つける」素晴らしい言