似鳥鶏のレビュー一覧

  • まもなく電車が出現します

    Posted by ブクログ

    市立高校シリーズ3作目。
    前2作とも面白かったので期待していたけど短編集ということもあり事件が些細でそれぞれ人物の活躍もあまりなく盛り上がりに欠けた。
    後半は高校生の恋愛心情をじっくり描き過ぎではないかと思うほどのボリューム。何の作品読んでるか分からなくなった。

    0
    2025年11月22日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

    Posted by ブクログ

    ミステリを楽しめるような企画で書かれた小作品4編。楽しかった。それぞれの個性が出てた。
    けど、前日読んだ佐藤正午氏の作品があまりに凄かったんで、霞んでしまうかな。

    0
    2025年11月20日
  • 名探偵誕生

    Posted by ブクログ

    いつもなら冬場は寒すぎて引きこもるので読書がはかどるはずなのに全然はかどらない。
    何なら引きこもることも出来ない。
    どういうことなんだ。
    そんなに外に出てインフルエンザとかなったらどうするんだ。
    それはそれで経験してみたいかもかかったことないし。

    というわけで(唐突)、ちまちま進めている読書記録です。
    今回は「名探偵誕生」。
    全開の硝子の塔の殺人のストーリーと微妙にマッチする感じのタイトルだったのでこれを選びました。
    ちなみに内容は全く関係ないですし作者さんも全く別です。

    まぁこの話はざっくり言ってしまうと「とある名探偵に憧れた主人公の男の子がやがて自分も名探偵になるまで」の話です。
    普通

    0
    2025年11月20日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

    0
    2025年11月20日
  • 叙述トリック短編集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかったです!

    叙述トリックがなんたるかの勉強になりました。

    ただ、他の方も書いている通り
    ふざけたと言うと語弊があり失礼ですが

    おふざけなところは
    読むテンポが遅くなりました笑

    叙述トリックで大どんでん返しのある
    重厚なミステリーが読みたくなりました!

    なんやかんや言うてますが
    おもしろく、騙されました笑


    後書き前の最後の話は
    全話が繋がって
    おおー!となりました。


    0
    2025年11月16日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    前回読んだ他シリーズでも思ったんだけど、金子玲介さんのショート・ショート、個人的には好きなんだなぁと確信にいたりました。
    ラストのタワシかわいかったー。

    0
    2025年11月15日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    「だから捨ててと言ったのに」
    という冒頭しばりの掌編アンソロジー。

    「捨てる」とは、その対象との別れを意味するわけで。25編ある物語の多くに「別れ」から連想させる「死」が漂っています。
    掌編でありながらスッキリ終わらせているものもあれば、これは序章なのかな?続きが欲しいな、なものも。
    いずれの作品もツマラン!な印象は無く、そつなく書かれているかと。

    お気に入りは
    『パルス、またたき、脳挫傷』岡崎隼人
    『重政の電池』荒木あかね
    『恋文』金子玲介
    『こわくてキモくてかわいい、それ』背筋
    『探偵ですから』麻耶雄嵩

    0
    2025年11月13日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    法学部に通っているからか、祖母がすすめてきたので。

    憲法の授業で裁判について学んだばかりということもあり、そんなことがありうるのかと思うような設定でした。

    0
    2025年11月13日
  • 戦力外捜査官 姫デカ・海月千波

    Posted by ブクログ

    なかなか個性的な主人公でした
    可愛くてドジっ子な海月千波、でもミステリー作品の主人公だけあって、見た目や普段の言動とは裏腹にキレもの

    今回は海月が何者なのかのネタばらし的な内容でした
    展開的には、結構強引な犯人設定だったような気もしますが、とにかく海月の可愛らしさと鋭さの混在する姿にやられましたね笑

    0
    2025年11月01日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    確か、少し前の新聞の書評で見たのだったと思う。
    なんで読もうと思ったんだっけ?というくらい、久しぶりにいわゆるエンタテインメントのミステリを読んだ。ここんとこ、ずっとご無沙汰してた類いの小説。

    まあ、荒唐無稽と言ってしまえばそれまでだし、正直、蘊蓄っぽい注釈も少々鼻につく感じだし、あまりにも非現実的過ぎてちょっと引くところもなきにしもあらずだけど、こういう衆愚さが今の世の中にないとは言えないな、と思うとちょっと怖くもある。
    そう言いながらも、読みやすさも手伝って後半は一気読み。
    単純に楽しみたい読書にはうってつけかも。

    0
    2025年11月01日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    王様のブランチで紹介されていて、裁判中継がエンタメになり裁判で『名探偵』が活躍するという設定が面白そうだったので読んでみることに。

    大学の法学部に通う悠人と、じいちゃんと呼んで慕っている元探偵の芳川。たまたま観たCD(Case Documentary)と呼ばれる裁判中継番組で、『名探偵』が犯人のトリックを暴き有罪が確定。しかし、じいちゃんは断言する。『名探偵』の推理は間違いであると…

    名探偵vs名探偵的な感じで、推理合戦を期待していたけど、ちょっと思っていたのとは違った。あと、CDの設定について、個人的にはあり得ないと感じ、物語に入り込めなかった。でも、読後感は悪くなかったのでよかった。

    0
    2025年10月31日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者は、軽い筆致で、重いテーマをぶちこんでくる。これも諷刺だろう。現実と重ねて読むのがつらくなる。
    もちろんエンタメだから気持ちよく終わるのだけれども、読後感は苦い。顔の見えない大衆の怖さ。それは大衆ですらなく、ただ声の大きな人が作り出す空気かもしれないところが特に。

    0
    2025年10月30日
  • 小説の小説【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    今から読書を始めてみようかしらというビギナーには絶対におすすめしない。これはマジでこの世の本を読み尽くして尚、活字に飢えて彷徨う亡者に与える本

    0
    2025年10月26日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    この装丁が目を惹いた!
    読み始めて、裁判の生中継に⁇となる。
    確かに探偵が登場する推理小説ではあるが、エンタメ力が半端なくて、違和感ありまくり。
    これどうなるの⁇と思っていたが、凄腕の元探偵のじいちゃんが、推理対決をして決着させたことですっきりする。



    0
    2025年10月21日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    殺人事件の裁判がTV放送されエンタメ化してしまい冤罪もありという社会で引退した探偵が真実を暴くというお話。架空の状況で理解して読み進めるのが難しかった。少し情景が思い浮かばなかった。

    0
    2025年10月20日
  • 叙述トリック短編集

    Posted by ブクログ

    叙述トリックであると謳われているのに、
    しっかり騙された。

    個人的には種明かしに感じるカタルシスに
    軽快さや爽やかな読後感を感じてとてもよかった。
    ミステリが好きになり始めた人に
    こういうミステリもあるよ!と薦めたくなる一冊だった。

    0
    2025年10月16日
  • 小説の小説【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    かなり癖の強い短編集。メタフィクションというもの。その理屈は入り易かったけど本文は中々。
    立体的な藪
    一話目から読みづらい。目がアホになるというか全部読まないけないの?頑張って読んでみると理解出来てくる。どんだけひっくり返すの。

    文化の違い
    これはバカバカしくて面白い。ラノベ風だけど先入観、思い込みに引っ張られる。冒頭の母親がどうとかの話も分かる。

    無小説
    これは挫折した。元々古典はあまり読まないから余計かな。後で頑張ってみるか。

    日本最後の小説
    今の政治不信にも警告が感じられる一作。メディアに対しても批判的だけど共感できる。
    これは先生大丈夫なの?心配になるがこれもメタフィクション的な

    0
    2025年10月09日
  • 叙述トリック短編集

    Posted by ブクログ

    本作『叙述トリック短編集』は、そのタイトルが示す通り、叙述トリックを主題とした短編集です。本編に入る前に全事件のヒントが提示されるという、非常に挑戦的な構成が特徴的です。
    このヒントは、予防線であると同時に読者を惑わす罠としても機能しています。ヒントと本編を過剰に見比べながら読み進めた結果、疲労しつつも見事に引っ掛かってしまい、作者の術中にはまるという、愉快かつ悔しい読書体験ができました。

    ただし本作の事件設定は“妙”なものが多いです。「詰まっていたはずのトイレが目を離した隙に元通りになっている」「現像前の写真のコントラストだけが弄られている」といった具合に、トリックを優先するあまり、話が不

    0
    2025年10月09日
  • 小説の小説【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    とっても評価しづらい作品。
    似鳥先生の遊び心はとっても好きで
    今回もやってくれたなぁと思いながら読んだが
    遊びに走りすぎて内容が全然入ってこない作品も
    何個かあった。
    ちょっと寝落ちしながらなんとか読み切った。
    少し自分の期待値が高すぎた気もする。

    0
    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

    0
    2025年10月08日