似鳥鶏のレビュー一覧
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★いえ、七森さん、あなたはすでに齧歯類です(p.293)
・短編集かと思ったら長編でした。次々と盗まれてゆくさほどお金にはならない種類の動物たち。誰がなんのために、どうやって(特に最初の事件)。暴力団がからんできたあたりでそもそもの原因は察しがつきましたがなぜこういうことになってしまったのかは解けませんでした。
・サブタイトルの付け方が梶尾真治さんの「エマノン」シリーズみたいですね。
・動物がらみやし、似鳥鶏さんは読んでってみようと思ってたし、イラストのスカイエマさんに最近惹かれてるのとで手に取りました。
■楓ヶ丘動物園についての簡単なメモ■
【一行目】動物園の飼育員は腰のベルトに様々な -
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ネタバレ日常学園ミステリー、短編集のうち「今日から彼氏」が一番印象的でした。
急に現れた女子と付き合う事に?の時点で何かあるのだろうと勘ぐってしまいましたが、前半は葉山くんの彼女への対応が初々しく、若い頃を思い出しわかるわかるとニヤニヤしながら読み進めました。
やはり何かあり上手くいかないのでしたが、柳瀬さんの男前っぷりと、途中から気付いた葉山くんの男子としての成長というか、男としての進化が微笑ましく良かったです。
今後、柳瀬さんとの関係も気になるところですが、ハッキリすると展開が不自然になって行くような気がするので、このまま微妙な距離間でハラハラさせられたいと思いながら続編を読み進めたいと思います。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めましての作家様です。後半少し辛くて読み進められませんでしたが、やっと読み終わりました。
やけに千葉の京葉線沿いや内房線沿いに詳しい描写多いなーと思っていたら、作者様は千葉大出身なのですね。そりゃ聞き覚えのあるのが多かったです。
ジャンルは青春ミステリーですが、謎解き( 暗号系 )がメインで全体的に炭酸のようにシュワシュワ爽やかな青春のお話です。
一緒に暗号を解きながら冒険している気分で読んでいたのですが、真相はあまり好きじゃないかもです。
なにかあるとは思っていましたが、余命がある指定難病になると全く印象の違うお話になってしまうな、
と。
自分は〝難病になってしまった側〟の気持ちしか -
Posted by ブクログ
★そんな、馬鹿な。(p.16)
【感想】
・ミステリとラノベがうまく混じってる印象ですがうっかりするとラノベがミステリをぶち壊してしまうかもしれないギリギリのところかもしれません。
・大がかりなトリックの実現性に釈然としないところはありますが、それはまあどうでもええことかもしれません。
・第二巻やったようですね。この巻から読んでも特に不都合はありませんでした。
【内容】
・「機関」に「名探偵」たちが連れ去られるのを防げ!! というのが基本。
・硫酸湖の中に立てられた十字架に死体。
・落とす場所がない灯台内で墜落死した死体。
・五百メートルを瞬間移動した(?)犯人か死体。
【一行目】真っ -
Posted by ブクログ
いつもの、そして安定の似鳥さん。綿密な推理組み立てと息継ぎを忘れているかのような地の文、豊富な無駄知識&愉快な脚注は今作でも健在です。
とは言え、他シリーズと比べるとマイルド似鳥さんかも……? メインメンバーは最終的に四人になるのですが、動物園シリーズ等の個性派な四人と比べるとかなり「普通」の印象。というか、動物園シリーズがぶっ飛びすぎてるんですが(笑)
藤村くんは言うほどコミュ障でもないよなぁ、なんて思いつつ、でも「自称コミュ障」による怒涛の自己分析は、なるほどと思える視点も多くて面白かったです。
そしてあとがきで全部持っていかれるのも毎度お馴染み。当面ラングドシャ見るたび笑っち