似鳥鶏のレビュー一覧

  • 午後からはワニ日和

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    ネタバレ

    友達にオススメされて読みました。
    似鳥さんの動物シリーズの1巻目。

    動物園がテーマとなっているミステリーは新鮮で、
    読み終わり動物園に日常が戻るとホッとする読後でした。
    動物は「器物」扱いなんだ、とか、飼育員さんの働いているときの葛藤とか、どれも知らないことばかりで興味深い。動物園という場所について、テーマパークのようなイメージしかもっていなかったが、考えが変わりました。

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    2021年01月04日
  • いわゆる天使の文化祭

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    ネタバレ

    くっそー、叙述トリックめ、苦手だぜ
    (本編とは関係ありません、本当にない!)
    さて、今度の葉山は可愛いぞ(最終章)
    感極まって愛妾(葉山がね)呼ばわりされ
    ている当の相手に抱き着いて・・・数秒も
    いやいや、うらやましい(P181)

    自力で解決できそうな探偵力は身に就けた
    ものの、まだダミーなどに騙されるのは
    非情を貫けないやさしさだと思う
    学祭は懐かしいね、ほぼ泊まり込みで作品
    を作ったのは思い出だわ

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    2020年12月14日
  • 難事件カフェ

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    最後の的場莉子さんの話は良かったな。

    ところで表紙はどっちがどっち?
    背が高い方が智と書いてあったけど、絵は同じだよね。
    手錠持ってる方が智?

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    2020年12月01日
  • 難事件カフェ

    購入済み

    おもったよりも

    面白かったです。はじめの人物紹介的な章は「よくある」パターンかと思いましたが 莉子さんの事件に進む頃にはすっかり夢中になっていました。登場人物みな好きですが できれば直ちゃんがクローズアップされたものも読みたい!

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    2020年12月01日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

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    前作『パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から』(改題前のもの)を読んだ際、似鳥作品の中ではおもしろくない方に入るなと思ったのだけど、改題し二作目が出ると言うことで読んでみた。
    前作よりはおもしろかった。一番良かったのは第3話『焙煎推理』。全体を通しての謎は、予想できる範囲だったのでなくてもよかったかな。
    弟の警察を辞めた理由も明らかになり、次作もありそう。

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    2020年11月26日
  • 彼女の色に届くまで

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    アートミステリとのことで、読んでみました。最初は、ミステリというが、軽い感じを受けていたんだけど、最終章で、全ての伏線が回収された時、おぉ~って(๑´ლ`๑)笑千坂桜と緑川礼の関係も、私的には、いい終わり方だなぁと思いました。絵画に全く疎い私は、途中でちゃんと絵画が載っているの助かりました( * ॑꒳ ॑* )♪作者と題名のみだったらちんぷんかんぷんで理解不能に( ̄▽ ̄;)ミステリ苦手な人でも、読めるんじゃないかなぁ。軽めなので♪

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    2020年11月23日
  • 育休刑事

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    ネタバレ

    育児休暇中の県警本部捜査一課、秋月巡査部長。
    ゴツい男子ながら、家事と育児に奮闘する日々。
    ようやく首の座った愛息子、蓮くんを抱っこ紐で抱えて、トラブルメーカーの姉とうっかり行動を共にしたとたん。
    質屋で強盗事件に巻き込まれ、実家からの帰宅の渋滞の最中、加害者らしき車の目撃者となり。
    県警庁舎に届けられた復讐予告は一般市民も巻き込むもので。

    育児休暇中なのにズルズルと仕事に引っ張り出される主人公。
    ムチムチぷにぷにの蓮くんの描写が可愛くて。
    育児スイッチ入れてくるなあ!
    狙い通り、育児に対する今の日本の姿がリアル。
    ママがフルタイムで働いてるのは可哀想ってなんなんだー!!とつい、記憶を掘り起

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    2020年11月23日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    窓やドアの内側についている鍵のつまみ(クレセントやサムターンなど)。つまみにひもを巻き付けて、もう一方の端はドアの隙間から外に出す。それを外から引っ張れば、施錠される、というミステリのあるあるトリック。
    このトリックを使うことを条件に、各作家が書いた短編が収録されているアンソロジーです。

    トリックは分かっているので、何のためにそんなことをしたのかに焦点を当てたもの、
    トリックは分かった上でどうやったのかを解き明かしていくもの...
    多種多様な登場のさせ方がありました。5人とも、全く違う話になっていて読んでいて面白かったです。

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    2020年11月15日
  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    ネタバレ

     花人と呼ばれる特異体質の人が存在する。常人より優れた能力を持ち、百合の花に似た体臭が特徴。エリート揃いの人々だが、常人からは何かと敵意を向けられる為、それを隠して生活する人が殆どだと言う。
     そんな花人は特別視される為、犯罪者になる者は居なかったが、花人が犯人だと言われる事件が起こり…

     花人へのヘイト感情が怖い。SNSで一度拡散されると、瞬く間にそれが知れ渡るのも現代ならでは。そしてそれが事件の根底にあったのがやるせないです。
     常人の火口と花人の水科のコンビがテンポ良くて、友人から進展してくれたら良いなぁ。

     そして、相変わらずあとがきが面白くて好きです。

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    2020年11月10日
  • 育休刑事

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    育児中のことが、あれこれ書かれてて
    共感できた。
    奥さんが職場復帰して旦那さんが育休とった理由が最後に分かりビックリ!!

    旦那さん、子育てにすごい理解しててすごいわぁ。

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    2020年10月27日
  • 理由あって冬に出る

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    本の感想には作品を読んだ順番も関係するということを常々実感している。
    学園物ミステリというとどうしても米澤穂信の古典部シリーズが頭に浮かんで比較対象にしてしまっていた。
    本作は文章が好きではないくらいで、あとは普通に面白い、けどだからこそ人物造形などについては「もっとこうだったら」という欲が出てしまうところが多かった。

    似鳥鶏は以前アンソロジーの収録作を読んでいまいちだったのは何となく記憶していたのだが、本作のあとがきをまず読んでみて、「ああ、文章がくどかったからだ」というのを思い出した。
    味のある文章というのは難しい。
    森見登美彦のように話が脇道に逸れながらもそれが作品の世界観を表現してい

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    2020年10月25日
  • 七丁目まで空が象色

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    楓ケ丘動物園シリーズ5作目。
    動物園で見る象はかわいいけど、実際はかなり獰猛でめっちゃくちゃ硬くて強くて速いと聞いたことがある。そんな象さんが動物園から脱走してしまう話。桃君の従弟の誠一郎くんがいつオツベる(踏みつぶされる)かヒヤヒヤしながら読んだ。怪しい国際組織まで絡んできて、どうなることかと思いました。
    このシリーズは、毎度テーマは重いけど、キャラクターの愉快さで丁度良いバランスになってる。服部君の変態行為に一貫して塩対応な桃君は相変わらずだし、鴇先生は安定の不法侵入&暴行沙汰だし、セイくんのピンチにバイクで駆けつけた七森さんにはしびれた。
    最後の方で、自分たちは事件に巻き込まれすぎてるの

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    2020年10月24日
  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    外見、知性、身体能力に恵まれる「花人」。その合理性故に犯罪を犯すはずのない彼らが容疑者となる殺人事件が次々に起こる。

    花人はかすかに百合の香りがするというのが面白かった。
    四編からなり、社会の中の大なり小なりの「差別」が大きなテーマ。
    「花人」は勿論架空なのだが、花人のことではなくても、何かきっかけがあれば実際におこりそうでとても怖い。
    事件に関しては鮮やかなオチでした。おもしろかった。

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    2020年10月23日
  • 午後からはワニ日和

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    ネタバレ

    ★3.5。余白の少ない文章に一瞬うっときたが、読みやすく杞憂でした。
    動物を愛する飼育員たちのお仕事小説でもある動物園ミステリ。ワニ、ミニブタ、次々に動物が怪盗ソロモンによって盗まれる事件が発生!犯人は動物園の関係者…?という犯人探しもの。正直大したことはないけどおもしろく読めた。
    飼育員は動物好きか、動物マニアか、動物バカで成り立つと説明されているの好き。
    主人公はヘタレかと思いきや以外としっかりもので天然タラシ?の先輩飼育員。獣医の女先生、動物園のアイドル後輩、そして変人?後輩服部くん。
    期待していた服部くんとのブロマンス要素はあまりなく、どちらかというと獣医さんと良い雰囲気でした。

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    2020年10月20日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
    飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    越谷オサム「ジャンピングニ―」
    坂木司「女子的生活」
    徳永圭「鳥かごの中身」
    似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
    三上延「月の砂漠を」
    吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
    以上8つの短編集。

    率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
    同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
    しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
    この物語を楽しむには私の経験が足りない。
    逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。

    以下は、いくつか気になった作品に

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    2020年10月07日
  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    ネタバレ

    エンタメだとわかっていても、現実を見ているようなきつさがあった。エンタメには救いがあるが、現実には… 

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    2020年10月06日
  • 難事件カフェ

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    『パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から』 改題。
     幻冬舎文庫版は既読のはずだが、続編が出るということで新版を再読。かなり前のことなので新鮮な気持ちで楽しめた。
     子どもの頃の兄弟のエピソードが好き。

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    2020年09月22日
  • ダチョウは軽車両に該当します

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    ネタバレ

    それはないだろうというたぐいの犯罪で、一介の動物園飼育員とは思えないような危険への遭遇ぶりで、リアリティはないけれど、楽しめました。

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    2020年08月20日
  • まもなく電車が出現します

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    「今日から彼氏」が、例によって妙にこみいったトリックになっているけれど、ベタな部分で楽しかった。あとはちょっと、それは無理という感じ。

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    2020年08月20日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    クレセント錠の密室トリックというお題が予め与えられているアンソロジー。
    試みが面白いし、各短編もそれぞれ作家さんの個性が出ていて良かったと思う。

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    2020年07月27日