似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
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Posted by ブクログ
うろ覚えだけど...
ブグログで紹介されていたのを見て読んでみました。
私自身があとがきから読むこともあるのですが
こちらもなぜかあとがきから読んで
そのあとがきが「かたつむりとなめくじ」についてで・笑
そっちの方が小説よりも印象的でした。
でも、やはりあとがきに「かたつむりとなめくじ」について
書いてる著者だけあって、小説内でもそういった類いの内容がちょこちょこ盛り込まれ、注釈までつけられ...
ましてや外国の王子が日本での事件を解決していくという設定もありで横文字もありで、さささっーーと読めないのが難点でしたが内容は面白かったです。
またいつか続きがありそうな予感もしますね^^ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ警部を辞めた弟と一緒に実家のカフェを経営している季(みのる)。優秀だった弟の智の元へ難事件を持ってくる県警秘書室の直ちゃん。彼女のペースにのせられ季は事件を解決するために動くのですが ―― 。
スフレやタルトタタン、モンブランなど美味しそうなスイーツがでてきて読んでいて楽しいです。
ただイケメンが事件を解決するのにそそられないというか、本書のテンポにのれないというか、イマイチでした。
でも最後の話はとても心に残りました。
どうして加害者だけが許されるんですか?
どうして加害者だけ言い訳をする権利がもらえて、やり直すチャンスがもらえて、死刑になる時だって、苦痛の少ない方法を選んでもらえるん -
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