【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズの十字架のレビュー

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Posted by ブクログ

遺伝的に特別な推理能力を持つ人たちを巡って非合法行為も辞さない組織が対立するという突飛な設定ですが、純粋に作品世界を楽しむ気持ちで読めばかなり面白いと思う。
似鳥氏がよく使う脚注もいい味を出しています。

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2020年02月13日

Posted by ブクログ

不可能犯罪を出し続けないといけないシリーズなんで結構大変そう。ただ結構仕掛けが大がかりになっていて、いわゆる密室トリック的なわびさびを感じないかな。

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2018年03月17日

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ラテラル・シンキングほんと半端ないっす……。  
名探偵が背負う十字架をテーマにしてて、なかなかに面白かった。  
トリッキートリックについてはまぁ……そんなの分かるわけって……。

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2017年01月31日

Posted by ブクログ

シリーズ二作目。読み始めて、あぁそうだったと設定を思い出した。謎を解くのは特殊な遺伝子を覚醒させた者。覚醒させるためにそこまで大掛かりなことをするか?と思いながらも面白い。スケールの大きさと緊迫感にドキドキ。

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2016年12月22日

Posted by ブクログ

★そんな、馬鹿な。(p.16)

【感想】
・ミステリとラノベがうまく混じってる印象ですがうっかりするとラノベがミステリをぶち壊してしまうかもしれないギリギリのところかもしれません。
・大がかりなトリックの実現性に釈然としないところはありますが、それはまあどうでもええことかもしれません。
・第二巻やったようですね。この巻から読んでも特に不都合はありませんでした。

【内容】
・「機関」に「名探偵」たちが連れ去られるのを防げ!! というのが基本。

・硫酸湖の中に立てられた十字架に死体。
・落とす場所がない灯台内で墜落死した死体。
・五百メートルを瞬間移動した(?)犯人か死体。

【一行目】真っ暗な湖面に十字架が立っている。

▼簡単なメモ

【葵/あおい】作本葵(さくもと・あおい)。相模学園の女の子。陽菜と仲がいい。
【赤瀬岳火口湖】平均pH.0.1、世界でも有数の酸性湖。名前はまだない。
【浅井貴志/あさい・たかし】第二話のツアー参加者。大学生。二十歳。顔の印象はマダイ。
【天野直人/あまの・なおと】→直人
【天野七海/あまの・ななみ】→七海
【石和/いさわ】御子柴家の執事兼運転手兼狙撃手。
【磯崎/いそざき】第一話のディレクター。
【伊藤純也/いとう・じゅんや】第二話のツアーコンダクター。三十一歳
【臼井貴大/うすい・たかひろ】第一話のAD。十字架にかけられた。
【浦川由実/うらかわ・ゆみ】第三話、俳句ツアーの引率者で俳句雑誌の編集者。四十六歳。
【SDQUS/えすでぃくーす】非定型条件下における方策発見型問題を体験することでホームズ遺伝子群保有者が覚醒する。いわゆるゾーンに入った状態になること。覚醒すると「機関」に拉致されるのでその前に他者が解答を語ってしまいゾーンから抜け出させるこの状態から抜け出させる必要がある。
【大野靖男/おおの・やすお】第二話のツアー参加者。元会社員。六十三歳。顔の印象はクサフグ。
【金子錬次郎/かねこ・れんじろう】城ヶ島駐在所の警官。巡査長。
【小泉】公安課員。
【古賀】福岡県警刑事部刑事。初老の紳士という感じ。
【相模学園】直人と七海が以前いた児童養護施設。
【佐々木奈津子/ささき・なつこ】第二話のツアー参加者。三十七歳。顔の印象はカレイ。
【三条綾乃/さんじょう・あやの】第一話のカメラマン。女性。語り手は名前を忘れがち。何かあるのかも。
【シチュエーションパズル】これといった正解はなく水平思考的な柔軟さが求められる。その手のクイズは得意なんで中に出てきた問題はだいたい即答えられたんやけど別解ってのはなかなか。強引にひねり出すことはまあ可能なんやけど、素直な答えと比べると美しくないんやなあ・・・
【渋谷/しぶたに】第一話の出演者。ワンコ系男子大学生。危険があるとふらふら寄っていくクセがある。頭脳チャレンジの五一位。
【機関/シンクタンク】アメリカの経団連みたいな組織でホームズ遺伝子群の人材を集めている。そのために殺人事件を起こし謎を解きたくなるホームズ遺伝子群保有者の覚醒を促す。機関の人間は複数人現場に行っているがそれは覚醒者を拉致するためであり、事件そのものは犯人役が一人で行っているようだ。
【鈴木芳人/すずき・よしと】第二話のツアー参加者。二十四歳フリーター。被害者となった。
【頭脳チャレンジ】携帯アプリ。さまざまなタイプのクイズがあり解答者の順位が表示される。完全無料だということもあって爆発的に流行し日本人の半分がやったとも言われている。
【田崎亮太/たざき・りょうた】第三話、俳句ツアーの参加者。二十歳の学生。
【佃明美/つくだ・あけみ】第三話、俳句ツアーの参加者。五十二歳の主婦。
【手代木/てしろぎ】第一話の出演者。無口な女子高生。ずんぐりした体型のインドア系メガネ女子。頭脳チャレンジの二二〇位くらい。
【富成明日菜/とみなり・あすな】第二話のツアー参加者。十九歳の大学生。顔の印象はアオリイカ。
【豊田/とよだ】相模学園の教師。
【ドルさん】御子柴第二別邸の所持する車。日産MOCOドルチェ。
【直人/なおと】天野直人。基本的には語り手で主人公。十八歳。御子柴第二別邸の主、御子柴辰巳の使用人。メガネの青年。ダニエル・ラドクリフにそっくりらしい。特に能力はないが妹の「通訳」ができ、そして、妹の存在を隠すための影武者いわば盾役となっている。
【名古屋杏奈/なごや・あんな】第三話、俳句ツアーの参加者。三十三歳の主婦。
【七海/ななみ】直人の妹。九歳の小学四年生。緘黙症でしゃべらないゆえ直人が「通訳」となっている。ホームズ遺伝子群保有者。しゃべらないけどおとなしいわけではない。けっこう活動的。
【陽菜/ひな】佐倉陽菜。中学一年生。相模学園で七海と仲のよかった女の子。
【福島修/ふくしま・おさむ】第三話の被害者。六十三歳、元銀行員。
【ホームズ遺伝子群】医学的には「友田=メレンドルフ症候群」と呼ぶらしい。集中すると高い能力を発現するらしく貴重な人材で世界中で奪い合いが発生している。ウィスパードみたいなもんか。
【星/ほし】第一話の出演者。元気なおばちゃんといった感じ。頭脳チャレンジの七八〇位くらい。
【町田】第一話の語り手。大学生か院生のようだ。頭脳チャレンジでの最高位は二二〇〇万人中六十一位。結局三〇五位で落ち着いた。好成績ゆえテレビ番組の出演者として招かれたがその企画全体に違和感を抱いている。
【御子柴家】機関(シンクタンク)に対抗してホームズ遺伝子群保有者を守ろうとしている。とりあえず実働部隊は三男の辰巳のチームのようだ。戦闘も辞さないが基本的には能力発現前に鎮静させようとする。
【御子柴辰巳/みこしば・たつみ】御子柴家の三男。クールな男。直人の主。二十歳の美形。普段は大学で医学を研究しているらしい。
【安河内/やすごうち】幸村が休みのとき(週二日)入るお手伝いさん。ちょっと変わってるらしいがどう変わってるのかは不明。
【幸村/ゆきむら】メイド姿の戦闘マシーン。自称ジェネラルメイドでメイドとしての仕事もきっちりできる。
【玲央/れお】相模学園の子ども。六歳。

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2022年09月25日

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最初は「機関」だったりなんか良く分からない設定が多くて
だいぶ読みづらかったけど、3分の1ぐらい読んだところから
背景なども分かってきて読みやすくなってきた。
トリックについては、良く分からなかったけど、
結構大掛かりな話だなぁと思ったりする。

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

シリーズの二作目。

この作者の作品は、コミカルなものが多いのですが、この作品は、コミカルでは無いとは言いませんが、他の作品よりはコミカルさ加減は抑え目です。登場人物的に、なかなかコミカルな方向に振り切りにくいのでしょうかね。

一応、破綻の無いようにトリックは考えられています。そういうミステリーを作ることはなかなか素晴らしいと思います。

この作品が出てから5年目になります。物語的に、もっとシリーズ作品が出ていても良い気がしますが、まだ2作しか出ていません。1作目と2作目の間隔が1年という事だったので、ちょっと長いですね。って言うか、もうネタ切れ??

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2021年05月24日

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 名探偵がいるから殺人事件が起こる。そして名探偵が動き回ることで、死者が増えている。もしも世界から名探偵が消えたなら、どれだけの人が死なずに済むのだろうか。
(P.320)

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2020年06月30日

Posted by ブクログ

トリックが壮大でちょっと面白くなっちゃう。本題はそこではないのだろうなと思ったり。金子巡査長がすごく好き。幸村さんが物事をスケートに喩えるところも好き。あと、もしもアニメ化!とかになったら主人公は小野賢章で是非お願いしたい。

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2019年03月05日

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強酸性の湖に立った十字架、密室灯台の中の転落死、兄妹の出身施設の友人少女の誘拐。兄妹が謎を解く二、三話は勿論、彼ら御子柴の面々が終盤まで登場しない一話もしっかり引き込まれた。主要キャラクターが立っていて、謎も物語ありきで組み込まれていて単調でないところが良い。ナウシカやハリポタの小ネタも楽しい。

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2018年10月10日

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トリックが使われるような殺人事件に何度も同じ人物が遭遇する違和感を払拭した世界観は面白いし、キャラクタも魅力的なので、ミステリを読み始めたばかりの人にうってつけの作品でしょう。何十年もミステリを読み続けている人には、ちょっと新鮮味に欠けて感じられてるしまう内容だったかな。

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2018年07月27日

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パズルみたいで面白い。が、たまにその解答がありなら別にもあるんじゃ?みたいな気持ちになる。
最後の別解とその解釈がいいなと思った。
2017/3/7

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2017年03月07日

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不可能犯罪を可能にするトリックなのでまあ、すごかとですね。タイトルと内容の差異に個人的についていけなかった。

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2017年02月11日

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触れたら焼け爛れる酸性の湖に立てられた十字架に磔にされた死体(長)ですって…………………


何それめっちゃ読むしかない٩(๑❛ᴗ❛๑)۶←←←


私の好みをズバリ突いてくるような劇場型不可能犯罪シーンが冒頭から出て来て、非常にエキサイトしながら読み進めました。


が。




結論:オープニングがクライマックスだった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶←←←




前作となるシリーズ第一弾を読んでいないので何とも言えませんが、この作品は「シリーズの主役目線」よりも「巻き込まれた被害者候補の目線」で展開させた方が面白いんじゃないかなってことを、本作に収められた三作を読んで強く感じました。
なので、割と被害者候補目線にページを割いてる一章が一番面白かったのよねー。゚(゚´ω`゚)゚。

かなり特殊な世界観なのは(下記の内容まとめ参照)不可解な事件が起こる理由づけとしてかなり有効だし興味深いのですが、この設定のもとでの主人公目線で追われる事件は、どうしても無味乾燥になってしまいます。

主人公は終始(事件とは別筋の困難に直面しているとは言え)、殺人事件の蚊帳の外。

「殺人事件の発生が確定している(あるいは既に発生している)現場に駆けつけ、関係者に先んじて真相を指摘する」という設定そのものはかなり斬新なんですが、どうしても事件の渦中で推理を展開して行くという推理小説の醍醐味を味わえないという点で物足りなさが残ります(めんどくさいミステリスキー発言)。

うーん………とりあえず、一作目を読んでから、三作目以降は読むか決めよう。



【内容まとめ:今回もそのまま引用〜٩( ᐛ )و】

世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致するため、不可能犯罪を創作する国際組織―「機関」。保有者である妹・七海と、天野直人は彼らが仕掛けた謎と対峙する!強酸性の湖に立てられた十字架の謎。密室灯台の中で転落死した男。500mの距離を一瞬でゼロにしたのは、犯人か被害者か…。本格ミステリの旗手が挑む、クイーン問題&驚天動地のトリック!

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2017年01月12日

Posted by ブクログ

【収録作品】弱酸性湖で泳ぐ/争奪戦の島/象になる罪 
 荒唐無稽な陰謀話なのだけれど、続きが気になる。

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2017年01月11日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。短編3編収録。『ホームズ遺伝子』という設定により、ミステリでよくある名探偵が周囲を気にせず事件にまっしぐらになるような奇行に説明をつけてくる辺り面白いですな。
同じく遺伝子保有者を狙う『機関』と、保有者の奪い合いを同時進行で行っているため、毎度発生する殺人事件の謎を解くだけでなく、機関との知恵比べや、敵の戦闘員とのアクションなど盛り込んできており、謎解き+エンタメな感じがぷんぷんです。これをごちゃついた感じと印象を受けるのか、サービス満載と捉えるのか。私は後者で楽しめましたが。
『強酸性湖で泳ぐ』がシチュエーション等楽しめて良かったですね。(事件当事者の視点だったので事件発生までの経緯が楽しめました。残り2話は事件発生後からの合流なので、状況説明だけで終わっちゃうからね)

この作家さんの本だと「戦力外捜査官シリーズ」がよりエンタメにウェイトが置かれている印象で、本格ミステリに寄ってるのが「市立高校」の印象。「動物園」はバランス型かな。
一番好きなのは動物園シリーズなので、この作品も好きな部類です。動物園の服部君みたいな、ツッコミというか笑い担当のキャラがこちらのシリーズにはいないのがちょっと残念。

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2017年01月04日

Posted by ブクログ

一般人の中から名探偵を探すために殺人事件を起こす組織と、探偵を覚醒させないために先に謎解きをする主人公たちの攻防戦。県警とか公安も協力してるのが興味深い。

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2016年12月27日

Posted by ブクログ

んー、個人的には1作目の方が好きだった。3作目は買わないかな。
うまく言えないけど、前作よりとっ散らかった印象を受けた。

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2016年12月25日

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