似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
《健康診断で「異常なし」と出ることがどれだけ幸せか。あれはプラスマイナスゼロではなく、最高得点の巨大なプラスなのだ。》p.250。
>いじめなのか虐待なのかと思われた案件が病院を揺るがした。
>育児書という名の児童虐待指南書は実際にけっこう出版されているようだ。
>なんかよくわからない器具をつけたまま抜けなくなった男。
>透析センター立てこもり。偶然異常を察知した鮎川が現場に潜んだ。大神も人質なっている。
>こらまた変わった題材で、どうミステリにすんのやろうと興味抱きました。男性にとってはけっこう縁の深い、でもちょっぴり恥ずかしく感じる診療科やし。その「恥ずかしく感じる」ってとこがアカンのやろ -
Posted by ブクログ
ネタバレ試みはとても面白いと思いました!
...が、トリック云々の前に
ミステリーなのにシリアスほぼ0でコミカルに
全振りなのが私には期待はずれでした。
私は表面はコミカル寄りでも芯はシリアス寄りな作品が好きなのですが、コミカルな作品が好きな方には良いかもしれません。
いざ本編が始まったら、「なんか、私が求めていたものではなかったかも?」という感覚になってしまいましたが、まえがきのような章を読んでいる時はワクワクしました。トリックは好みじゃなかったですが、著者の文章の書き方自体は結構好みでした。
私の思う“良い”叙述トリックは、
地味でシンプルな種だけど、読者がつい固定観念で勘違いしてしまいそう -
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Posted by ブクログ
パパ作家7人による家族の物語。
著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。
当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。
子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
本当に他人の -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】「吉原幻鏡」 高田崇史
「暖炉神の恩寵」 高田大介
「ともしびの花」 歌野晶午
「家族を守るためだった」 宮西真冬
「黄金の森の神様」 風森章羽
「悪魔」 丸木文華
「燃えろ恋ごころ」 米澤穂信
「蠟燭と竜」 須藤古都離
「プロクリャーチエ村の業火」 篠原美季
「怪物どもの棲家」 島田荘司
「回答」 神林長平
「書物の罪」 潮谷験
「マザー・ジン」 古泉迦十
「レヴナント」 多崎礼
「失われた史料、的外れな再建」 市塔承
「やなやつを燃やす遊び」 黒澤いづみ
「消えない炎」 我孫子武丸
「ファンの鑑」 秋吉理香子
「比翼」 河村拓哉
「人形供養」 -
Posted by ブクログ
『書店は、皆さんにとってどんな場所ですか?』
書店×ミステリと思い、楽しみに手に取った1冊。
序盤から中盤までは予想通りの話で、次の展開を楽しみにしながらページを捲っていた。その手が止まったのは、後半からだった。
現実の書店が抱える課題について直面したような感覚だった。
私は書店員ではないので、リアルな書店の経営状態というのは不明だ。しかし『出版業界の今後、読書離れ、相次ぐ書店の閉店』などの課題を、気がついたら真剣に考えながら本を読み進めていた。
後半の、オンラインではなく書店に行く理由について言及されているシーンは、特に印象的だった。今まで考えたことのない書店に行く理由について、自分