〔柳瀬さん〕もうすぐ卒業、劇団に入る。葉山くんとの恋はどうなる? がこの巻いちばんの関心か?
〔秋野麻衣〕何かとよく出るクラスメート。今回も不審事を持ってきた。
〔蘇我高等学校〕舞台となる学校。初めて名前出た?
〔兼坂さん:んねさかさん〕八番目の不思議。ソルガリアではヴィーカ。
〔ソルガリア魔導学院〕魔法がある異世界の市立に似た学校。著者が誰かは……即わかるでしょう。
〔十二年後〕あれから十二年。葉山くんとミノがチャットしてる。
〔伊神さん〕名探偵であること自体がトリック。
〔天童翠〕再登場。
〔感想〕この著者は叙述トリックを多用するので書かれていることを信用せず読んでます。叙述系は好みではないですが、今回はその要素は少ないですし、楽しませようとあれこれサービスしてくれてるのがわかるのでよしとしましょう(なんか偉そう)。
■市立高校についての簡単な単語集(学年は葉山くん基準で)
【愛甲】ミス研(推理小説研究同好会)会長。一年先輩。
【粟飯原:あいはら】山岳部。屋上マニア。
【青砥:あおと】辻さんの友だち。映研部員兼放送委員。
【秋野麻衣:あきの・まい】吹奏楽部。一年のときはクラスメート。いろいろ手のかかるタイプで周りの人間はつい世話を焼きたくなる。二年生になってファゴットのパートリーダーになった(二人しかいないが)。
【東雅彦:あずま・まさひこ】吹奏楽部員。秋野の彼氏。185センチの長身。チャラい格好だがなぜかさわやかに見える。家は金持ち。
【アンドラス】悪魔。天使のイラストに似ていることを吹奏楽部の上条が指摘。
【アツシ】柳瀬さんちの犬。足と首のまわりだけ黒であとは象牙色というカラーリング。とてもひとなつっこそうだ。アイヌ語の命令しか聞かない。
【委員長】クラスメート。なんか頑張ってる。
【伊神悦子】恒の母。
【伊神恒★:いがみ・こう】文芸部部長。二年先輩。物識り。探偵役。遠慮を知らない。葉山くんの事件に遭遇しやすい体質というか能力を、評価しているというか、うらやましがっている。なにやら家庭の事情がありそう。《そう簡単に何でも分かっちゃったら楽しくないよ》まもなく電車p.36
【伊神進】恒の父。
【井口】クラスメート。手芸部。おとなしいタイプ。
【磯貝健人:いそがい・まさと】パソコン研究同好会会長。
【石井あゆみ】愛心学園吹奏楽部。同学年。なんとなく猫っぽいが本人は猫アレルギー。
【イソップ君】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルはパソ研の磯貝君だと思われる。
【市立高校★】天使の文化祭で名前が出た。葉山くんたちがいるのは蘇我市立蘇我高校。文化祭ではヘンな出し物くらべが行われる。どうも、ヘンな生徒の率が他の学校より高いようだ。他校の生徒からはどことなく不気味な空気が漂っているように思えるらしい。
【市立三怪】かつて市立高校で流行っていた怪談。七つではなく三つ。花子さん、口裂け女、カシマレイコ。
【入谷羽美:いりや・うみ】吹部のOB。三年上。菜々香の親戚。わざわざ美術部に来て葉山くんの頭を撫ぜるのが趣味だった。
【入谷菜々香:いりや・ななか】映像研究会。脚本担当。同学年のようだ。葉山くんの初めての彼女になった?
【ヴィーカ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。こちらの世界の兼坂さん(んねさかさん)に対応する不思議存在と思われる。
【内田】一年のときのクラスメート。二年でもクラスメート。
【浦和虎彦】とある中学生。
【映像研究会】通称「エイケン」。会長は壁男事件直後はさらさらヘアの谷口貴男。
【江澤】演劇部。一年先輩。
【園芸部】部長は門馬。部員は葉山くんと同学年の岩泉さん。
【円城寺】放送委員。恨まれている覚えは、多すぎてわからないレベル。
【大日方:おおひがた】弓道部員。一年後輩。
【越智:おち】吹奏楽部。
【織部智也:おりべ・ともや】吹奏楽部。ホルン。一年上。カナの幼馴染のお兄さんでちょっと過保護気味。
【カナ】蜷川奏:にながわ・かなで。吹奏楽部。一年下。思いついたら即行動するタイプ。本人的には考え出すと止まらないので考えないようにしているそうだ。
【上条宏華:かみじょう・ひろか】吹奏楽部。フルート。葉山とは同学年。人の髪とか肌とかその下のものとかが好き。気に入られると撫でられたり抱きつかれたり頬ずりされたりするが美人だし褒められてる形なので逆らいにくい。
【壁男】芸術棟に出るらしい幽霊。首を斬られ壁に埋められている。顔がないので手当たり次第に襲い壁の中に連れ込もうとするが人間を連れ込むことは難しくつぶれてしまう。
【ガミクゥ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは伊神さんだと思われる。ユーリに取り憑いている魔神。
【唐沢アグネス直美】とある女性。
【カルザーク先生】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは草加先生と思われる。
【河戸真菜】美悠の姉。ひったくりに遭い伊神さんに解決を依頼しようとした。
【河戸美悠:みゆ】葉山くんの妹の亜理紗のおそらく一番仲のいい友人。
【keynote】愛心学園裏門すぐのとこにある喫茶店。名称からして同校吹奏楽部がターゲットではと思われる。
【木場】葉山の西の谷小学校時代の仲間。クラスで一番小さかったのに今では大男になっている。
【木村】ESS(英会話部)の部員。同学年。しつまかりしてる感じ。
【桐山萌実:きりやま・もえみ】演劇部。通称モエ。
【久我】家庭科教師。
【草加:くさか】国語教諭。国語になぜそれが必要なのかわからないが、気を読む達人で戦闘力が高い。
【黒猫】学校に出没する。懐かない。
【芸術棟】古く芸術性などカケラもなく愛想のない建物に文科系の部を全部放り込んで芸術棟と称している余り物の建物。音楽系の部のせいで常にやかましく全体の半分はガラクタが詰まっている。
【祁答院:けどういん】たった一人の棋道部部員。同学年。一年二組。
【幻城影彦:げんじょう・かげひこ】伊神先輩が置いていった蔵書にたくさん揃っている。愛心学園シリーズが有名。
【傲慢】葉山《傲慢と無責任の二択なら、僕は傲慢を取る。無責任は他人に迷惑をかける。傲慢は僕が非難されるだけだ。》家庭用事件p.87
【小菅:こすげ】一年のときのクラスメート。
【小林】吹奏楽部。コントラバス。葉山くんとは親しい。柳瀬さんに小林ちゃんと呼ばれると嫌がる。
【コルジィ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。ミノがモデルと思われる。
【サーリア先輩】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。柳瀬さんがモデルと思われる。
【笹岡】吹奏楽部顧問。トロンボーン吹きで朝一番に音楽室に来て吹かないと一日を始められない。
【佐藤希:さとう・のぞみ】葉山の一年後輩。メガネ女子。メガネを外すとものすごい美少女。ってそういう人はメガネをかけててもものすごい美少女でしょ? 帰宅時に誰かにつけられてるような気がする。葉山には「希」と呼んでもらいたいようだ。また、葉山の「裏の仕事」に憧れている?
【更科晴香】弓道部主将にしてエース。一学年上。柳瀬さんと親しい。
【ジェシカ】演劇部のマネキン。雑に扱われている。
【シノーマ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。校長。腕利きにして研究者としても一流。自由な校風はこの人のおかげ。
【四宮和男:しのみや・かずお】通称「カズヲ」。市立高校校長。生徒に人気があるらしい。文化祭の奇妙さの裏の仕掛け人という噂もある。
【七五三木:しめき】先輩。「きちんとマナーを守ってマリンスポーツをやる人」という雰囲気で映研が製作している映画で柳瀬さんと共演している。
【シランクス】立花の幽霊がフルートで吹いているらしい曲。
【菅谷薫:すがや・かおる】英語教諭。女性。美人で独身。葉山くんや柳瀬さんが生まれる前に市立の生徒だったらしい。七不思議(市立三怪)を調べることを(強くではないが)止めようとした。
【杉本大介】パソコン研究同好会顧問。四角四面の堅物。
【千石】吹奏楽部。オーボエ。一年下。
【蘇我高等学校】葉山くんたちがいる学校。蘇我市立。女子の制服はリボンの色で学年がわかる。
【高島ひかる】吹奏楽部部長。「吹奏楽部のがんばりママ」と呼ばれる。
【田川】物理教師。説教が長い。
【館:たち】吹奏楽部。クラリネット。一年上。
【立ち女】学校怪談? 校門のところでじっと何時間も立っている三十代くらいの女。誰かを待っているのか?
【立花久美子】吹奏楽部。フルート。美人。行方不明。後に中退し百目鬼姓となる。
【田村】生物科教諭。芸術棟地下の実験室で改造人間を作っている。
【超自然現象研究会】マイナーな同好会。会員は三人。年二回〈エリア51〉という会誌を出す。
【ツィーダ先輩】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは土田先輩だと思われる。
【塚原】映像研究会兼放送委員。同学年と思われる。
【辻霧絵:つじ・きりえ】映像研究会。同じクラス。ジャーナリストっぽい雰囲気。わりと出演機会多し。
【土田】山岳部元部長。一年先輩。眼鏡女子。変人。
【常松】パソコン研究同好会。
【椿美都:つばき・みと】愛心学園吹奏楽部。同学年。パーカッション。
【ティナ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。語り手。オルスティーナ・ロント・ル=フラン。
【勅使河原】書道部。一年先輩。髪の色がファンキーで鳥みたい。彼女がいるらしい。
【鉄道研究会】通称「テッケン」。壁男事件直後の会長は一年先輩の山本。
【天童翠:てんどう・すい】愛心学園中等部生徒。美少女。父はミステリ作家の幻城影彦、本名天童雄彦(てんどう・たけひこ)。作中の千堂愛のモデルが翠。
【徳武】用務員。「ご隠居さん」と呼ばれている。
【渡慶次:とけし】ESS(英会話部)部長。柳瀬さんとは仲がいいようだ。大雑把だが豪快なタイプの女子。
【利根川牧夫】前美術部顧問。現在は美大講師でプロの画家でもある。
【百目鬼悟】美術部顧問。仕事のためではなく創作のために学校に来ているフシがある。自分のアトリエ欲しさに芸術棟にアトリエを作り美術部とした。
【豊中浩一】自殺したと思われる男。
【豊中正子】浩一の妻。
【梨本】体育科教諭。田村教諭の作った改造人間で冷蔵庫型でしゃべらず無表情。
【那須】クラスメートだがクラス単位の行事に参加してくれない。物理化学部員だが幽霊部員でも生体部員でもない半死半生部員。
【波木:なみき】愛心学園吹奏楽部部長。
【西浦憲】登山部。一年先輩。八並さんとつきあってる。
【蜷川奏:にながわ・かなで】→カナ
【丹羽:にわ】超自然現象研究会会長。
【ネモっち】根本晶(ねもと・あきら)。葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。他者をどこかに閉じ込めることに義務感を感じていた。
【葉山★】主人公の「僕」。美術部員。引っ込み思案で基本ヘタレだが頼まれたら断らない「頼まれ葉山」と呼ばれるお節介でお人好しなこともあり巻き込まれ体質(事件を引き寄せる「事件男」体質)。コミュ障ではないがコミュ強とも言えない。ただ、事件発生時の聞き込み等は物怖じなく実行できるのでどちらかといえばコミュ強かもしれない。基本、どこにでもいるタイプ。なにやら家庭の事情があるらしい。小柄でかわいいタイプらしく女装がよく似合うし上条さんからは美味しそうと言われるし学校では「柳瀬さんの愛妾」として有名。
【葉山亜理紗:はやま・ありさ】葉山の妹。手足が長い。大喰らい。早食い。父親譲りの整った顔立ち。ものぐさで母いわく「三回唱えないと動かない。」。静電気体質で火花を起こせる。三歳下。臨海学校でストラップをおみやげとして買ってきてくれた。兄妹の関係は悪くないようだ。初めての場所でもなぜか目的地の方向がわかる特殊能力を持つ。
【葉山・母】夜勤のことがあるらしいので看護師あたりかもしれない?
【美術部】芸術棟三階にある。葉山を含め部員五人、うち幽霊部員四人。
【平岩学園女子】高校。通称「ヒラジョ」。
【部活動対抗部室争奪大合戦会議】壁男事件で芸術棟が閉鎖されたため部室に困った部活動の不毛な争いに終止符を打つため吹奏楽部の高島先輩が招集し開かれた五時間に及んだ会議。
【藤巻】一年のときのクラスメート。料理が得意そうだったが最後の調理実習では積極的でなかった。
【文化祭】市立高校の文化祭は奇矯なことで有名らしく変な出し物大会になっているらしい。最近ではどこも九月に文化祭なのか。夏休みの終わりの方は準備に追われるらしい。ぼくらの頃は律儀に? 文化の日前後やったけど。ついでに春の新学期ちょい後五月頃に小文化祭があったような気もする。新入生(特に文化系部活の)の最初の仕事って感じで。
【ペルー屋台 ホセ】葉山くんの属する二年三組の文化祭での出し物。
【ボランティア部】葉山くんを狙って落とされたかもしれない植木鉢があったと思われる部屋を使っている。部長は若菜。
【真垣】演劇部員。一年後輩。あだ名は「ゴリさん」。希ちゃんに対する新たなストーカーになる可能性もなきにしもあらず。
【マヤ】邦楽部員。
【瑞穂悠紀子:みずほ・ゆきこ】柳瀬さんの友人。一年上。吹奏楽部。「泰然自若のクラリネット吹き」。
【三野小次郎★:みの・こじろう】通称「ミノ」。演劇部員。他人の内緒話に出くわす男。葉山とは中学時代から親しい。捜査の相棒になることもある。ジャガイモは苦手。お兄さんは身体が大きくいつもニコニコしてて穏やかそうな大学院生で名前は武蔵。
【三宅】パソコン研究会の一年先輩。細長くて「地面に突き立てられたバール」と葉山くんも柳瀬さんも思った。葉山くんはチンアナゴに似てるとも思ったようだ。
【メイ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。秋野麻衣がモデルと思われる。
【守安翼】秋野の新しい彼氏。きれいな顔でやることが気障なので葉山と柳瀬さんはフランス人っぽいと感じ「フランスくん」と呼んでいる。トランペットをやっていてジュニアオーケストラに所属しており吹奏楽部ではないが楽器室の鍵を持っている。
【八重樫日名子:やえがし・ひなこ】愛心学園吹奏楽部。同学年。
【康永:やすなが】愛心学園吹奏楽部。演出。
【柳瀬沙織★:やなせ・さおり】この話のムードメーカー。演劇部長。一年先輩。黙っていたらグラビアアイドル、口をひらいたらお笑い芸人。県総合文化祭演劇部門個人賞受賞俳優。葉山に気があるらしいフシがある。が、おもしろがっているだけの可能性はある。とはいえある程度の恋愛感情は抱いているようだ。必殺技「声年齢チェンジ」を持っている。
【八並一穂】西浦さんの彼女。身体が弱くさまざまな原因で入退院を繰り返している。
【ユーリ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは葉山くんと思われる。魔神ガミクゥに取り憑いている。ティナに対して過保護気味。
【レッサー先生】レッサーパンダに似ている女性教師。生徒の人気はあるらしい。緊急度Bとか重要度Aとかいう言い方をする。英語の先生っぽい。
【渡辺】二年のときのクラスメート。吹奏楽部部長。トロンボーンり天使カードを集めている。記述に矛盾があるので渡辺くんは二人いる可能性がある。
【渡会千尋:わたらい・ちひろ】葉山が小学生の頃好きだった女子。初恋。今は愛心学園吹奏楽部でオーボエの首席奏者。
【ワッキー】葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。
【兼坂さん:んねさかさん】八番目の不思議。どこにでも入り込むことができる。