似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれまでの同シリーズ作品中で、一番好きかもしれない……! 序盤から繰り広げられる緊迫感とスピード感のある展開に、象の魅力も恐ろしさも存分に伝えるリアリティある描写で、ヒトごときには止められない王者の行進に引きずられるまま、ページをめくる手が止まりませんでした。
相変わらずな楓ヶ丘メンバーもそれぞれに大活躍! 安定の桃くんは桃くんとして、鴇先生は毎度ながら無敵格好いいし、服部くんは毎度ながら、いや、毎度以上に変態ぶりに磨きがかかってるし、七森さんはバイクで突撃するヒーローぶり。さらにニューフェイスのセイくんもまっすぐなキャラクターで好感度大ですが、ただ彼、楓ヶ丘の面々のような強烈な個性がない -
Posted by ブクログ
ネタバレ楓ヶ丘動物園シリーズの第5弾。
今回も面白かった。
象のランティエンの秘密にびっくり。そんな事情だったとは…(ここはネタバレしません)。
あとがきで、著者が装画の担当の先生に送ったメッセージ、なるほど〜と思いました。
初登場の桃本さんの従弟・誠一郎くんが準主人公。語りが桃本さん、誠一郎くんのどちらもあって、始めはどっち?と思ったけど、一人称が桃本さんは“僕“、誠一郎くんは“俺“と気づいて、読み進め易くなりました。
楓ヶ丘動物園のメンバーも相変わらず面白いです。
鴇先生、中国語までできるとは!スーパーウーマン振りに驚嘆。
服部君の“金に糸目をつけず”な行動もすごいし、どんなお家のご子息なの -
Posted by ブクログ
ネタバレプリエールという喫茶を営む父子家庭で育った兄弟。弟は元警察官で、捜査のエリート。兄はそういったこととはかけ離れた世界で育ちプリエールの店主
その兄弟のもとに、弟の警察官時代の関係者が、難事件の捜査を弟目当てでやってるくことが基本コンセプト。
といっても話を展開するのは、あくまで兄のほうで、弟は安楽椅子探偵よろしく、プリエールで話を聞いて解決するのがメイン。後半二章では弟も事件に巻き込まれるため、捜査に出るのだが。
ミステリーとしてみると、ちょっとトリックとか真相が弱いかな。(単純につっこみどころが多い)
ミステリーそのものとして楽しむより、キャラクター間の関連性を楽しむほうがよいかも。
この -