似鳥鶏のレビュー一覧

  • 迷いアルパカ拾いました

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    シリーズ3作目。今回も桃さんと愉快な仲間たちの活躍が楽しい。アルパカやカピバラ、ハムスターなど可愛い系の動物が登場して、仕草の描写が可愛くてなごんだ。

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    2020年03月12日
  • 七丁目まで空が象色

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    ネタバレ

     これまでの同シリーズ作品中で、一番好きかもしれない……! 序盤から繰り広げられる緊迫感とスピード感のある展開に、象の魅力も恐ろしさも存分に伝えるリアリティある描写で、ヒトごときには止められない王者の行進に引きずられるまま、ページをめくる手が止まりませんでした。
     相変わらずな楓ヶ丘メンバーもそれぞれに大活躍! 安定の桃くんは桃くんとして、鴇先生は毎度ながら無敵格好いいし、服部くんは毎度ながら、いや、毎度以上に変態ぶりに磨きがかかってるし、七森さんはバイクで突撃するヒーローぶり。さらにニューフェイスのセイくんもまっすぐなキャラクターで好感度大ですが、ただ彼、楓ヶ丘の面々のような強烈な個性がない

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    2020年03月05日
  • 彼女の色に届くまで

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    将来は画家になる事を夢見た少年は、高校で圧倒的な画力を持つ少女と出会った。
    彼女は、そして名探偵だった。
    念願叶い、芸大に進み、変人を極めた彼女はそこでも名探偵ぶりを発揮する。
    成長し、実家の画商の手伝いをする青年は、ある事件をきっかけに過去に彼女が解決した絵にまつわる事件を再考する。
    そこに浮かび上がった事実とは・・・

    美術に疎い私でも楽しめるミステリ。

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    2020年03月05日
  • 迷いアルパカ拾いました

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    動物園シリーズ第三弾。今回はアルパカを拾うところから事件が始まる。一作目も二作目もただの動物園ミステリではなかったが今作はそれに昨今の動物園事情も加わって事件を複雑なものにしていた。今回は鴇先生だけでなくいつものメンバーがそれぞれ活躍していて面白かった。あとがきも相変わらずの調子で書かれているので何か妙に安心する。

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    2020年03月02日
  • 七丁目まで空が象色

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    象が町に出たら普通に怖いでしょ。タイとかじゃないんだから。一騒動終わった後の真相よりも、動物の凄さが印象に残る。

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    2020年02月23日
  • 七丁目まで空が象色

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    ネタバレ

    楓ヶ丘動物園シリーズの第5弾。
    今回も面白かった。

    象のランティエンの秘密にびっくり。そんな事情だったとは…(ここはネタバレしません)。
    あとがきで、著者が装画の担当の先生に送ったメッセージ、なるほど〜と思いました。

    初登場の桃本さんの従弟・誠一郎くんが準主人公。語りが桃本さん、誠一郎くんのどちらもあって、始めはどっち?と思ったけど、一人称が桃本さんは“僕“、誠一郎くんは“俺“と気づいて、読み進め易くなりました。

    楓ヶ丘動物園のメンバーも相変わらず面白いです。
    鴇先生、中国語までできるとは!スーパーウーマン振りに驚嘆。
    服部君の“金に糸目をつけず”な行動もすごいし、どんなお家のご子息なの

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    2020年02月21日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    「二人の部屋での同居生活」を物語の共通点とした、複数作家のアンソロジー。

    純愛をテーマにした作品だけでなく、なかなか複雑な事情を持った境遇や二人にフォーカスをあてた作品だったりするので、バラエティーに富んでいる。

    同居生活から見えてくる隣人との距離の取り方というかなんというか。妖怪や神様が登場する話(!)含め、考えさせられた。

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    2020年02月15日
  • シャーロック・ホームズの十字架

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    遺伝的に特別な推理能力を持つ人たちを巡って非合法行為も辞さない組織が対立するという突飛な設定ですが、純粋に作品世界を楽しむ気持ちで読めばかなり面白いと思う。
    似鳥氏がよく使う脚注もいい味を出しています。

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    2020年02月13日
  • 七丁目まで空が象色

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    象の破壊力が半端ない。大型動物が街を歩く。ただそれだけでこれほどの事態になってしまうわけですね。
    あれだけの事態のわりに後日談がやや軽い印象は受けますが、あまりシリアスなのは作品の雰囲気に合わないからいいのかな。セイくんは象のインパクトにやや沈んでしまった印象ですが、今後の活躍に期待かな。

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    2020年01月24日
  • 午後からはワニ日和

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    動物園が舞台のミステリー。イリエワニが盗まれる事件が起き、主人公の飼育員、桃さんが個性豊かな同僚たちに振り回されつつ事件を解決する。特に獣医の鴇先生と後輩の服部君のキャラが濃い。ちょいちょい笑えるし、動物園のお仕事の描写も面白かった。シリーズ化しているので続きも読みたい。

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    2020年01月08日
  • 午後からはワニ日和

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    いやー、想像よりずっと面白かった!読む前はあらすじから動物園が舞台の動物園らしいほのぼの日常(?)ミステリだと思っていたのだが途中で「あれ?」と思い、最後の謎解きではこれはただの日常ミステリじゃないな!?と確信した。探偵役が本当の謎解きをするまで私には犯人の真意はさっぱりわからず。これは続編も追わねば。

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    2019年12月10日
  • まもなく電車が出現します

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    市立高校シリーズ短編集。葉山君は相変わらず事件を引き寄せ津体質なようで。どの話も多少逸脱してる話はあっても日常の謎系な話なのでのんびりと楽しめる。けれどその日常の中にも仄暗さや苦さがあって一筋縄ではいかないところが青春なのかな。一番気に入った話は「嫁と竜のどちらをとるか?」かな。話のネタがわかったら「なるほど」と唸れる話だった。

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    2019年11月12日
  • パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から

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    ネタバレ

    プリエールという喫茶を営む父子家庭で育った兄弟。弟は元警察官で、捜査のエリート。兄はそういったこととはかけ離れた世界で育ちプリエールの店主
    その兄弟のもとに、弟の警察官時代の関係者が、難事件の捜査を弟目当てでやってるくことが基本コンセプト。
    といっても話を展開するのは、あくまで兄のほうで、弟は安楽椅子探偵よろしく、プリエールで話を聞いて解決するのがメイン。後半二章では弟も事件に巻き込まれるため、捜査に出るのだが。

    ミステリーとしてみると、ちょっとトリックとか真相が弱いかな。(単純につっこみどころが多い)
    ミステリーそのものとして楽しむより、キャラクター間の関連性を楽しむほうがよいかも。
    この

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    2019年11月04日
  • 100億人のヨリコさん

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    2019年77冊目。登場人物も設定も展開もなかなかぶっ飛んでいるけれど、それらを受け入れることができれば不思議と収まりは良いラストまであっという間に読ませる力があります。

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    2019年11月03日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    後編。いやー、全部納まるところに納まってよかった!前編では意味がわからなかった断章にもきちんと説明がついてすっきりと読み終えれた。しかし葉山君はちょっと不憫というか苦労性というか大変な役回りだったなぁ。

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    2019年10月12日
  • 一○一教室

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    ネタバレ

    おそろしい。
    これはさすがにやりすぎ、ありえない、と一蹴できない。読み進めるにつれむかむかと吐き気に襲われる。圧倒的なリアリティ。
    ただ、これは実際に現実世界で起きている話のあくまで一例に過ぎない。

    なぜこういう人間を人間として扱わないような、頭のイカれた教育者(の面を被ったただの犯罪者)が世に蔓延るのだろうか。
    許さない。絶対に。

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    2019年10月02日
  • パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から

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    有能でありながらも警察官を退職したパティシエがちょこちょこっと事件を解決しちゃうお話。
    短編集。
    短編集なのでサクっとしたお話ばかりかと思いきや、せつない部分もありトリックも細かく練られてます。
    お菓子と事件を絡める設定も楽しめた。
    続編はありそうでなさそう。

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    2019年09月21日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリックの種明かしがを先に決まっていて、そこからミステリー小説を作るというう逆転の発想の短編小説。どの小説も、オリジナリティがあって読みごたえがあった。

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    2019年09月12日
  • 午後からはワニ日和

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    ネタバレ

    旅のお共として。連作短編かと思ったら長編だった。シリーズ物なので今後も楽しみ。動物園が舞台で鋭い園長も素敵、クールな鴇(とき)先生も素敵、変人の服部君も素敵。しかし、鴇なんて字初めて見た。登場人物が多いけど、みんな愛すべき人達な感じで面白かった。

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    2019年09月11日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    旅のお共として借りたけど家にいるときに読んでしまった。こういうアンソロジーは旅にぴったりだよね。面白かった。若手作家さん、ってことで『新鮮』になったそうだけど、はずれなかったな。まぁ強いていえば岡崎琢磨「夜半のちぎり」は先が読めて全然どんでん返しじゃなかった。似鳥鶏はトリッキーで面白かった。筒井康隆っぽい。解説でそれぞれの作家さんの過去の作品が紹介されてて、どれも面白そうだった。みんなまた読んでみよう。

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    2019年09月03日