似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある日、総武線で見た自分に瓜二つの男。ある日、千葉のバーに入って酒を飲んでいると、その男が現れ、意気投合した。しかしその直後から不思議な視線を感じるようになる…。
ジャケ買い。
前提をよく知らずに読んでいるので、SFなのか?と伺いながら読むが、なかなかそのあたりははっきりしない。
事件が起こり、追われる立場となった自分こと本田。そこまで序盤の冗長とも言えるしつこく読みにくい状況描写から、突然アクションが激しくなり、この作家の真骨頂とも言えるような盛り上がりを見せる。
騙すか、騙されるかというような駆け引きの部分は僅かで、陥れられたり追われたりという、不可抗力部分を全面に押し出しているこ -
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Posted by ブクログ
世の中には能力の高い人に対するひがみは確かにある。高学歴に対する偏見などもそうだろう。僕も、ピアノの上手な人に対して、うらやましいという気持ちがある。
でも、それぞれ自分に配られたカードで勝負するしかない。それでできる最善がつくせればそれでいいし、趣味の楽しみのことなら、それぞれ近いレベルの人と勝ったり負けたりを楽しめればそれでいい。
そういうことを高校を卒業してから、徐々に感じられるようになった。
逆に言えば、高校までは決まった枠の中での競争に勝たなければいけないというプレッシャーを常に感じていたように思う。
そんなことを考えさせられたお話だった。 -