あらすじ
警察を突然辞めた惣司智は兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力をもつ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み、難解な殺人事件ばかり相談させている。弟をお菓子作りに専念させたい兄は、なくなく捜査の手伝いを。人が好い兄の困った事態を見かねた弟は、しぶしぶ事件解決に乗り出す羽目に……。
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Posted by ブクログ
いや、これは面白かった(^o^
似鳥氏は、大崎梢リクエスト「本屋さんのアンソロジー」で
初めて知って気に入って(^ ^
で、初めて単独作を読んでみたのですが...
いや〜、読みやすいし、謎解きは斬新だし、
主要な登場人物それぞれに深い物語があるし、
「ややこしさ」も私には丁度いいし(^ ^
とてもお気に入りになりましたとさ(^o^
最後の最後、もしや、いやまさか、やめてよね、でも、
と思っていた通りのストーリーに落ち着きましたが...
「その後」をぜひ見守って行きたくなる(^ ^
結構 感情移入してたのだな、と自分でも驚きました(^ ^;
他の作品も、ぜひ追いかけてみようと思います(^ ^
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【あらすじ】
警察を突然辞めた惣司智は兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力をもつ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み、難解な殺人事件ばかり相談させている。弟をお菓子作りに専念させたい兄は、なくなく捜査の手伝いを。人が好い兄の困った事態を見かねた弟は、しぶしぶ事件解決に乗り出す羽目に……。
【感想】
初めは入り込めない感じの雰囲気だったけれど、次第にこの物語の世界観、人間関係、環境に打ち解けていけた。
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喫茶店を営む兄と、元警察官の弟が主人公の話。
物語自体は兄の方目線で進み、弟の元同僚?の警察官が、弟の知恵を借りたくて事件を持ってくる、みたいな感じ。
似鳥鶏さんらしい話だなと。
登場人物の個性の出し方とか、話の進め方が、前読んでた動物園飼育員の感じによく似てる感覚、それもあって、スラスラ読めたし、とにもかくにもケーキが食べたくなりましたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
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弟の智が主人公かと思いきや、兄の季(みのる)のほうだった。
警察で何があったかわからないけれど、あれだけ切れ者の智ならさぞかし周りの声に敏感になりすぎて嫌になったのだろう。おいしそうなカフェメニューに癒されながら読めた。最後の話は・・悲しかった。
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プリエールという喫茶を営む父子家庭で育った兄弟。弟は元警察官で、捜査のエリート。兄はそういったこととはかけ離れた世界で育ちプリエールの店主
その兄弟のもとに、弟の警察官時代の関係者が、難事件の捜査を弟目当てでやってるくことが基本コンセプト。
といっても話を展開するのは、あくまで兄のほうで、弟は安楽椅子探偵よろしく、プリエールで話を聞いて解決するのがメイン。後半二章では弟も事件に巻き込まれるため、捜査に出るのだが。
ミステリーとしてみると、ちょっとトリックとか真相が弱いかな。(単純につっこみどころが多い)
ミステリーそのものとして楽しむより、キャラクター間の関連性を楽しむほうがよいかも。
この点ミステリーを求めるかどうかでだいぶ印象が変わる。
毎回解決時に、スイーツが重要なキワードとなり、そのレシピが掲載される。
このレシピがよいのだが、本文の中で展開されるため、ちとエピローグとかを読みたい場合にじゃまになる。巻末でまとめてでもよかったのでは?
なお、タイトルの通り、基本的に容疑者からプリエールの品を召し上がっているが、これのせいで、最後の章はちと、ハッピーエンドにならない。
Posted by ブクログ
有能でありながらも警察官を退職したパティシエがちょこちょこっと事件を解決しちゃうお話。
短編集。
短編集なのでサクっとしたお話ばかりかと思いきや、せつない部分もありトリックも細かく練られてます。
お菓子と事件を絡める設定も楽しめた。
続編はありそうでなさそう。
Posted by ブクログ
解決編のあとのスイーツ食べるパート?がよい。
謎を解いちゃったあとのケアもするよ!おいしいスイーツもあるよ!というかんじ?
探偵の智くんは、謎の背景とか関わった人の気持ちとかにもきちんと向き合いたい人なのだろう。
放射能による農産物の風評被害と、きちんと測定して子供を守りたい親の対比。自分が農家だし子どももいるので難しいなあと思う。客観的な数値は大事だけれど、結局それも何を基準にするのか、どれを信じるのかはあなた次第になるわけで。「放射能」を「農薬」に置き換えると、農薬不使用じゃなきゃダメ!っていうひともいるけど、今の農産物、ちゃんと残留農薬の検査してるから…とは思う…でもそれもやっばりあなた次第。
それから、最後のはなしにはものすごく共感した。
被害者は加害者を許さなくてはならないのか?
子どもたちが保育所で「ごめんね」と「いいよ」をセットで覚えてくるのにすごく違和感があって…それって大人がラクだからなのでは…と思って。
「いいよ」が言えない気持ちにも何か名前があればいいのに。
Posted by ブクログ
第1話 喪服の女王陛下のために
第2話 スフレの時間が教えてくれる
第3話 星空と死者と桃のタルト
第4話 最後は、甘い解決を
の4編。
推理小説として考えれば、なんとなく釈然としない部分も多いけれど、
直ちゃんと、実さん、智さん兄弟との会話のテンポもよく、登場するお菓子たちも素敵で楽しく読めた。
一番好きなのは、第4編。
「ごめんね」と謝ったからといって許さなければならないわけじゃない。
こんな経験は誰しも持っているのかな。
ラストの実さんの一言がとっても温かく心にしみわたり、もう少し早く莉子さんと智さんが出会っていたなら・・・と思わせた。
莉子さん、続編には登場しないのかな・・・
Posted by ブクログ
設定には無理があるけどそれを除けば面白かったです。
ラストは予感はしたけど悲しいですね。
シリーズ化されると思うので次はハッピーエンドのラストがいいですね。
Posted by ブクログ
想像よりも全体的に評価が低いΣ(゜Д゜)
私はすごく好きです、こういうお話(*´∀`)
直ちゃんいいキャラしてますねー最初は男かと思いました!笑
こういう人いますよね!
こういう人こそ、すごく頭の回転がよくて出世するタイプって感じします笑
惣司兄弟は本の中では弟が大人気ですが、
私としてはお兄さんの方が好きです(о´∀`о)←メチャクチャ個人的な意見
的場さん…私としてはなぜ最初の事件で関わってからずっと物語に登場してくるか、不思議だったんですよね…この本のキーパーソンだったとは!
最後は惣司兄弟の優しさに包まれて終わって、安心しました。
続きがあるのかなぁー?読みたいなぁー((o(^∇^)o))
推理小説は読みたいけど、ゴリゴリの推理小説はまだちょっと…
っていう方には特にオススメだと思いますよ~
でもケーキが食べたくなるので要注意!(ノ´∀`*)
Posted by ブクログ
(内容)
証拠よりメレンゲを、手錠よりケーキを。
パティシエに転向した繊細すぎる元・刑事。
事件解決の裏には、必ず彼がいる。
警察を突然辞めた惣司智は兄の季が継いだ喫茶店でパティシエとして働き始めた。鋭敏な推理力をもつ智の知恵を借りたい県警本部は秘書室の直ちゃんを送り込み難解な殺人事件ばかり相談させている。弟をお菓子作りに専念させたい兄は、なくなく捜査の手伝いを。人の良い兄の困り果てた事態を見かねた弟は、しぶしぶ事件解決に乗り出す羽目に……。
華麗な解決と究極のデザートを提供する、風味豊かなミステリー。
Posted by ブクログ
短編集。シャイで心優しい優秀な弟。それを支える優しい兄。優しい兄弟のコメディミステリー。2話目のタバコの吸殻は頂けなかったなぁ。現在科学の捜査でタバコの吸殻が残っていれば唾液からDNA鑑定しすぐに犯人がわかってしまう。そこをあえて無視しアリバイトリックに持ち込んで行ったの残念。まぁ軽く読めたから良かったのかな。
Posted by ブクログ
パティシエ、内気で心優しいイケメン、スイーツが美味しい三角屋根のカフェ。
わざわざここまでの設定を用意して読者に近寄ろうとしなくても、十分に推理ものとして出せそうなのに。なんだか残念。喫茶店の心地良さだけ感じさせてもらいたかったな。
本部長って、直ちゃんだったりして。このノリなら、それくらいは有り得るような気がします。
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タイトルに惹かれて。表紙を見た時にはなんだか違うかなぁと思ったし、ページをめくると字がぎっしりで読めるかなぁと不安になった。でも、意外と軽くすいすい読めました。ひとりひとりのキャラクターが対照的で、会話も行動も面白かった。
Posted by ブクログ
似鳥さんは文章のリズムが大好きなので、読んでる時は楽しかったです。でも、どうも最近ストーリーが……。
美味しいケーキだと思ったけれど、後にエグ味が残ってしまって残念でした。
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初読み作家さん。設定やキャラクターは好きだったのだが、最後の事件の犯人はわかり易すぎた。文章は好きなので、他作品もこれから読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
喫茶店を営む兄弟の安楽椅子探偵系ミステリ。
ケーキの蘊蓄も楽しめる。
似鳥氏の作品は、その世界観とキャラを楽しむためのミステリだと思う。
なので、リアリティとかトリックに無理があるとか、そういうことに言及してはいけない。
殺人事件が起きているのに、ホワホワしたライトカラーなミステリがお好きな方にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
旅のお共として借りたけど、結局途中までしか読めず、だいぶたってから続きを読むことに。似鳥さんはいつもこういう面白あとがきなんだな。割と初期の作品のようだ。タイトルがダサいよな。ありがちな日常系ライトミステリかと思いきや、わりとがっつり殺人とかだった。全体的に警察が退職者を頼って、というか、その兄まで巻き込んで、というリアリティにかけるところはあるけど、まぁお話だしね。小屋ごと動かすは反則だろう。最終話も。スフレは昔自由が丘で食べたのを思い出した。また食べたいな。こういうおしゃれカフェの常連になりたいものだ。ケチな私には無理だろうけど。
Posted by ブクログ
表紙の絵と、推理モノが気になり、中古で購入。
喫茶店で店主の兄と、元警部でパティシエの弟が、なんでだか捜査をするという。。。
直ちゃんの段取りの良さには感心!
Posted by ブクログ
喫茶店を営む兄と元刑事の弟が助手と探偵役。出てくるスイーツや飲み物が美味しそう。たまにつけられている注釈が真面目ぶっていて面白い。ミステリーの内容はわりとがつんと重い。
2016/2/12
Posted by ブクログ
語尾にッスってつく直ちゃんが強引だし、あまり好きなキャラではなかった。でもとても人がよく弟想いなみのるさんや、気弱だけど事件に入り込むと雰囲気の変わるイケメンな弟の関係がよかった。そして意外な犯人も出てきて、一気に読めた。シリーズが続きそうだなと思った。
Posted by ブクログ
喫茶店で働く兄と、警察の仕事を辞めて働く弟と
そこに仕事を持ち込む、元弟の同僚。
連続短編で、元同僚が微妙な状態で
兄弟の生活を脅かす短編集。
最初の話で出てきた人が2話目に出てきたので
そういう受胎なのかと思ったら、違いました。
単に最後までの…複線?
すべて題名にお菓子の名前が。
解決して、最後のひと時、に入るまでに
それに対するうんちくが語られています。
お腹が空いている時は、読まないに限りますが。
最後の話は…ここまでくるのが、すべてにおいて
ちっちゃく複線でした、と言われても納得状態。
とはいえ、話自体は、そんな事だろう、という落ち。
この状態、確実に犯人そうとしか思いつきませんし。
そして弟の過去。
うん、それは許さなくていい。
あんたらはとっとと帰りたいから
自分じゃないからそういうんだ、と
責め返してやりたいですね。