あらすじ
伊神さんの卒業から丸一年、市立高校にまた卒業の季節がやってきた。今年は柳瀬さんをはじめ、仲のよかったひとつ年上の先輩たちが学校を巣立っていく。そんな、しんみりとしたある日の放課後、秋野麻衣が、おずおずと相談にやってきた。鍵のかかった真っ暗なCAI室で、不可解なものを見たらしい。書道室や山岳部の部室などでも謎の人物の出現と消失があったという情報が寄せられ、卒業生によるとそれは「兼坂(んねさか)さん」という市立高校「八番目の七不思議」らしいが……。トリックメーカーである似鳥鶏が贈る、予測不能の〈市立高校シリーズ〉最新作。
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ついに読んでしまった。
読んでしまうのはもったいないという理由でずっと先延ばしにしてしまっていたが、やはりそうするだけの面白さだった…。
誰かと本書のことについてぜひ話したいけれど、話す相手がおらず、そもそも友人も少ないなあと思って、何だか悲しくなってしまった。。。
ミステリとしては、いわゆる多重解決もののような要素があると思われた。作中作の中にも、それはそれで謎と解決編があり、構成としても、シリーズ中でも屈指の凝りようだと思った。
一方、このシリーズの魅力は登場人物たちの関係性によるところも大きいと思うが、その点でも大きく進展があった。私にとっては何といっても柳瀬さんと葉山君がどうなったのか…が一番気になる。私としては変にほろ苦い結末…とかはいらないので順当にぜひお願いしたい。これからもシリーズをずっと続けてほしいし、伊神さん、柳瀬さんにもまだまだ事件に関わってきてほしいと思う。
また、作中作の作者をめぐる最後の謎解きについては、意外だったし、むしろこれまでのシリーズの中ではあまり感じなかったようにも思った。いつからそうだったのだろう。
著者のあとがきも(今回、そこも含めてメタ的に小説の一部になってしまってるが)相変わらず面白かった。
Posted by ブクログ
よし!!!!!!!!!!(最後まで読んだ感想)
ネタバレは避けますがよかったよかった。
え、シリーズ終わりじゃないですよね?よかった。
続きも楽しみです。
変わった構成になっててそれもまた良かった。目次みたときは何事かと思った。
Posted by ブクログ
今回は本編、ファンタジー、未来が交互に入り混じってて何やら不思議な展開でしたが、今まで不思議だった伊神さんの存在が明らかになりましたね。
未来の葉山くんと柳瀬さんは結婚してるのかな?
秋山さんの頑張りがあったからこその関係ってのも、葉山くんらしいヘタレっぷりだなぁ。
ミノの口ぶりからすると葉山くんの学歴はエリート?もしかして伊神さんと同じ大学出てそう。
未来編も中々興味深いです。
Posted by ブクログ
ファンにはお馴染み、市立高校シリーズの最新作(^ ^
物語の中でもきちんと時間は流れていて、
タイトル通り柳瀬さんの代が卒業してしまう、
という時期に起きた新たなナゾに挑む(^ ^
本作は、何と言うか「構成が入り組んでいる」(^ ^;
一つの長編作品の中で、事件が起きている高校時代と、
その「12年後の大人になった世界」、
そして謎の作者が書いた「ラノベ」」の世界が、
章ごとに入れ替わり立ち替わり現れてくる(^ ^;
正直、最初はちょっと面食らう(^ ^;
が、話が進んでいく内に、徐々に読者も理解し始める。
「伊神さんが解決しきれなかった事件」と、
誰も知るはずのないその事件の真相を匂わせるラノベ。
スピード感はなく、むしろゆっくり話は進むのに、
後半に行くに従い「手に汗握る」展開となる。
さらに、謎解きのドキドキ感に加えて、
葉山君と柳瀬さんの「仲」はどうなる、という
もう一つのドキドキ感が並行して手に汗握らせる(^ ^
「12年後」の匂わせがもどかしい。
え、そんな、と思わせた後で、予想外の展開もあり(^ ^
例によってミステリなので細かくは書けませんが、
相変わらず超一流のエンタテインメント作品である(^o^
GWに、シリーズを最初から読み直そうか、と思った(^ ^
Posted by ブクログ
前作が短編集なのにとっても大掛かりな仕掛けだったので、今作は…と身構えていたら。
目次の時点で「搦手がすぎる!!」
今回も立派に最終巻っぽいまとめ方で、そのお約束もまた、たまらないです。
Posted by ブクログ
「推理大戦」がおもしろかったので、勢いで市立高校シリーズを再読。二年ほど前に出たこの最新作、初読の記録を見たら、☆三つのレビューなしにしている。あれ?好きなシリーズなんだけど、なんでかなと思いつつ読み出して思いだした。そうだ、何回か挿入される「異世界ものラノベ」風の章が全然ダメで(苦手なので読まないという意味で)、斜め読みで終わったんだった。今回もそこだけとばしそうになったけど、いやまあとりあえずと、気を取り直して読んでみることにした。
そうしたら、そのラノベ風が意外にも結構楽しめたのだ。やっぱり力のある方が書くと違うんだなあ、当たり前だけど。キャラがたってるし、アニメの絵面にしたらすごく決まってそうな場面の連続。シリーズ物だったら続きが読みたいかも。ただし、ジャンルSFと違って、ほぼタイムトラベルと言っていい世界間移動の設定は大ざっぱで、一つの時空に複数の同一人物が存在することの処理もゆるい。ラノベでそれを言うのは野暮なんだろうけど。
このラノベ風の章は、高校時代葉山君とミノの周囲にいた誰かが書いてネットにあげたもので、卒業十二年後の二人が、モデルとなった当時の事件を思い出し、誰が書いたのか推理するという設定になっている。高校での事件当時と、十二年後の二人の会話、作中作であるラノベ、この三つが章ごとに切り替わる。また、作中作に「まえがき」がついていて、自分をかつての女子高生だと言い、それはいいいのだが、ラストの章の前に「あとがき」があって、それがその「まえがき」に対応しているようないないような、全体の「あとがき」でもあるようなないような、人を食った作り。事件そのものの「真相」も二重底になっていたりして、「推理大戦」もそうだったけど、なんとも過剰なまでのサービス精神に、お腹いっぱい。
(この後は内容に大きく触れます)
最初読んだ時、あ~今回はダメだわと思ったのは、ラノベ苦手以上にどうしてもひっかかることがあって、しかもそれが「事件」の真相の中心にあったからだ。いやあ、生徒の留年を担任と校長以外知らないって、私の経験上ありえないと思うよ。卒業式の日の教室にいるはずのない生徒が紛れこんでるのに気がつかないというのも同様。著者のミステリには結構強引なのがあって、それはそれで嫌いじゃないけど、これはないでしょ。
他にも疑問がいくつか。
・あの「異世界もの」を読んで、「この作者は事件の真相を知っている!」と思うかなあ。自分たちがモデルだとは気づくかもしれないけど。どこらへんが「真相」に当たるのかわからない。
・この小説をネットでみつけたのはミノの友人だとあるけど、当人ならともかく友人がモデルってわかるかな。難しいんじゃないかな。
・これは自分がほのめかしに疎いからだけかもしれないが、ミノの奥さんって誰?葉山君の「うちの人」はたぶんあの人だと思われるけど(そうだよね?)、ヒントがほしい。「トケイソウ」ってどこかで出てきてたかなあ。誰か教えてほしい。
目次にはない(!)第六章できれいに幕は閉じて、普通はこれでシリーズ終了だと多くの人が思うはず。でも「あとがき」では終わりじゃないって言ってる。でもでもこれって普通のあとがきじゃないし、やっぱり終わりなんだろうか。もう二年新作が出てないしなあ。高校時代がたった三年で終わるように、もっとあったらと思うくらいでいいのかもしれないけれど。
Posted by ブクログ
今まで印象が薄く、パッとしない感じだったあの人がメインというか犯人。普通って何?あの人とは世界が違う?どんな人も特別な存在、特殊なスキルがなくても同じ人間なんていないのだから。
そんな世界でも自分だけの特別な誰かがいてくれるだけで幸せなんだろう。
今回は、別次元の世界と交互に展開される話で、かなり特殊。不思議な感覚で共通する人物を追っていく。
また伊神さんの今までの行動の理由も説明される。確かに不自然で違和感を覚えていたが、その感覚さえもリードされていたとは。
あとがきにも記されていたが完結編ではないとのことだったので、続きも楽しみ。
このあとがきも、誰のあとがきであったのか不自然な感覚に恐われた。
Posted by ブクログ
市立高校シリーズの続編がまだえるなんて思ってなくて嬉しい。コロコロと変わる解決編に転がされるのがまた楽しい。後書きの後に最終章とか反則だろ、と突っ込みつつ、それもまた楽しい。
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不可能な密室での出来事が次々と。意味があるのか分からないが3年生が卒業するまでに解決を目指す。伊神さんの力を借りながら。
作中作のファンタジーもよく出来ている。色々なミステリがあり全てを理解は難しい。青春恋愛パートもありほろ苦さも味わえる。
最後には伊神さんの秘密も明かされる。
結構盛り沢山な内容であった。
Posted by ブクログ
市立高校シリーズ第七弾。今作では目次を見ればわかるが異世界の章がある。勿論ちゃんと理由と意味があるので安心されよ。それにしても今作で本格的に葉山くんに探偵役が回ってきたんだなぁ、と第一作から読んでいた私なんぞは地味に感動してしまった。成長したなぁ葉山くん。そうして葉山くんと柳瀬さんの関係にも…。今回の事件のトリックは全体的に、今までの市立高校シリーズを読んで親しんでいた人ほど謎に嵌ってしまうもののような気がする。それもこれも伊神さんが名探偵すぎるからだ!
Posted by ブクログ
これで完結というわけではないそうですが、柳瀬さんを含む主人公の1つ上の世代の卒業を描いており、1つの区切りとなる作品となりそうです。
このシリーズでは複数に時間軸を描くことがよくありますが、この巻では高校時代、12年後、そしてファンタジー世界の3軸で描かれます。長編ですが、ミステリー要素があちこちにあって飽きませんね。
Posted by ブクログ
先輩の卒業直前の世界と12年後の未来と異世界とを行ったり来たりしながら時間が過ぎていく。
葉山君頑張れ!
異世界の作者はあの人だったのね、ふ~~ん。
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戸のトリックはちょっと図解が欲しい…調べればわかるんだろうけども…
秋野さんは葉山くんのこと好きなのでは?とずっと思っていたけど、やっぱりそうだよね…ふつうに考えて…これは伏線回収?
作中作の、秋野さん目線の葉山くんが、クールで知的でちょっと不憫なのが面白い。
私は、自分の高校時代は黒歴史という認識しかないけれど、こんな高校なら、ずっといたいと思うかも。青春だなあ。
Posted by ブクログ
かなり斬新な構成に最初は「?」が飛び交うわ、なんかいきなりファンタジーで、なれない身としては怖気付くわ……面白かった(笑)
風紀委員のくだりとかも、なんか色々なんだとー!な展開ばっかで、驚きが大きい今作。完結では無いらしい。
葉山くんの奥さんは柳瀬さんてことで勝手に解釈していいよね?
Posted by ブクログ
市立高校シリーズ8冊目。柳瀬さんの卒業をひかえた3月のある日、CAI室で不審な人影(電源も入ってないディスプレイに向かってキーボード操作をする)が目撃される。
市立高校名物「七不思議」の八番目の怪異「兼坂さん」の調査に乗り出す葉山君達はーー
本を開いてまず目次を見てびっくり。「異世界」の文字に、「あ、作中作の方向で今回はきたのね」って予測はできますが、一瞬本を閉じて表紙を確認しなおしちゃいますねw
「現在」と「未来」と「フィクション」をぐるぐると巡りながら徐々に明らかになっていく物語と、八番目の事件にどこか感じる違和感を最終的に綺麗に着地させててお見事でした。
青春モノとしても、葉山君の内心の葛藤と「卒業式」というイベントの(伊神さんの卒業式編を一度過去作でやってますが)、この学年、タイミングだからこその心の機微を堪能いたしました。はー甘酸っぱい。
Posted by ブクログ
〔柳瀬さん〕もうすぐ卒業、劇団に入る。葉山くんとの恋はどうなる? がこの巻いちばんの関心か?
〔秋野麻衣〕何かとよく出るクラスメート。今回も不審事を持ってきた。
〔蘇我高等学校〕舞台となる学校。初めて名前出た?
〔兼坂さん:んねさかさん〕八番目の不思議。ソルガリアではヴィーカ。
〔ソルガリア魔導学院〕魔法がある異世界の市立に似た学校。著者が誰かは……即わかるでしょう。
〔十二年後〕あれから十二年。葉山くんとミノがチャットしてる。
〔伊神さん〕名探偵であること自体がトリック。
〔天童翠〕再登場。
〔感想〕この著者は叙述トリックを多用するので書かれていることを信用せず読んでます。叙述系は好みではないですが、今回はその要素は少ないですし、楽しませようとあれこれサービスしてくれてるのがわかるのでよしとしましょう(なんか偉そう)。
■市立高校についての簡単な単語集(学年は葉山くん基準で)
【愛甲】ミス研(推理小説研究同好会)会長。一年先輩。
【粟飯原:あいはら】山岳部。屋上マニア。
【青砥:あおと】辻さんの友だち。映研部員兼放送委員。
【秋野麻衣:あきの・まい】吹奏楽部。一年のときはクラスメート。いろいろ手のかかるタイプで周りの人間はつい世話を焼きたくなる。二年生になってファゴットのパートリーダーになった(二人しかいないが)。
【東雅彦:あずま・まさひこ】吹奏楽部員。秋野の彼氏。185センチの長身。チャラい格好だがなぜかさわやかに見える。家は金持ち。
【アンドラス】悪魔。天使のイラストに似ていることを吹奏楽部の上条が指摘。
【アツシ】柳瀬さんちの犬。足と首のまわりだけ黒であとは象牙色というカラーリング。とてもひとなつっこそうだ。アイヌ語の命令しか聞かない。
【委員長】クラスメート。なんか頑張ってる。
【伊神悦子】恒の母。
【伊神恒★:いがみ・こう】文芸部部長。二年先輩。物識り。探偵役。遠慮を知らない。葉山くんの事件に遭遇しやすい体質というか能力を、評価しているというか、うらやましがっている。なにやら家庭の事情がありそう。《そう簡単に何でも分かっちゃったら楽しくないよ》まもなく電車p.36
【伊神進】恒の父。
【井口】クラスメート。手芸部。おとなしいタイプ。
【磯貝健人:いそがい・まさと】パソコン研究同好会会長。
【石井あゆみ】愛心学園吹奏楽部。同学年。なんとなく猫っぽいが本人は猫アレルギー。
【イソップ君】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルはパソ研の磯貝君だと思われる。
【市立高校★】天使の文化祭で名前が出た。葉山くんたちがいるのは蘇我市立蘇我高校。文化祭ではヘンな出し物くらべが行われる。どうも、ヘンな生徒の率が他の学校より高いようだ。他校の生徒からはどことなく不気味な空気が漂っているように思えるらしい。
【市立三怪】かつて市立高校で流行っていた怪談。七つではなく三つ。花子さん、口裂け女、カシマレイコ。
【入谷羽美:いりや・うみ】吹部のOB。三年上。菜々香の親戚。わざわざ美術部に来て葉山くんの頭を撫ぜるのが趣味だった。
【入谷菜々香:いりや・ななか】映像研究会。脚本担当。同学年のようだ。葉山くんの初めての彼女になった?
【ヴィーカ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。こちらの世界の兼坂さん(んねさかさん)に対応する不思議存在と思われる。
【内田】一年のときのクラスメート。二年でもクラスメート。
【浦和虎彦】とある中学生。
【映像研究会】通称「エイケン」。会長は壁男事件直後はさらさらヘアの谷口貴男。
【江澤】演劇部。一年先輩。
【園芸部】部長は門馬。部員は葉山くんと同学年の岩泉さん。
【円城寺】放送委員。恨まれている覚えは、多すぎてわからないレベル。
【大日方:おおひがた】弓道部員。一年後輩。
【越智:おち】吹奏楽部。
【織部智也:おりべ・ともや】吹奏楽部。ホルン。一年上。カナの幼馴染のお兄さんでちょっと過保護気味。
【カナ】蜷川奏:にながわ・かなで。吹奏楽部。一年下。思いついたら即行動するタイプ。本人的には考え出すと止まらないので考えないようにしているそうだ。
【上条宏華:かみじょう・ひろか】吹奏楽部。フルート。葉山とは同学年。人の髪とか肌とかその下のものとかが好き。気に入られると撫でられたり抱きつかれたり頬ずりされたりするが美人だし褒められてる形なので逆らいにくい。
【壁男】芸術棟に出るらしい幽霊。首を斬られ壁に埋められている。顔がないので手当たり次第に襲い壁の中に連れ込もうとするが人間を連れ込むことは難しくつぶれてしまう。
【ガミクゥ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは伊神さんだと思われる。ユーリに取り憑いている魔神。
【唐沢アグネス直美】とある女性。
【カルザーク先生】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは草加先生と思われる。
【河戸真菜】美悠の姉。ひったくりに遭い伊神さんに解決を依頼しようとした。
【河戸美悠:みゆ】葉山くんの妹の亜理紗のおそらく一番仲のいい友人。
【keynote】愛心学園裏門すぐのとこにある喫茶店。名称からして同校吹奏楽部がターゲットではと思われる。
【木場】葉山の西の谷小学校時代の仲間。クラスで一番小さかったのに今では大男になっている。
【木村】ESS(英会話部)の部員。同学年。しつまかりしてる感じ。
【桐山萌実:きりやま・もえみ】演劇部。通称モエ。
【久我】家庭科教師。
【草加:くさか】国語教諭。国語になぜそれが必要なのかわからないが、気を読む達人で戦闘力が高い。
【黒猫】学校に出没する。懐かない。
【芸術棟】古く芸術性などカケラもなく愛想のない建物に文科系の部を全部放り込んで芸術棟と称している余り物の建物。音楽系の部のせいで常にやかましく全体の半分はガラクタが詰まっている。
【祁答院:けどういん】たった一人の棋道部部員。同学年。一年二組。
【幻城影彦:げんじょう・かげひこ】伊神先輩が置いていった蔵書にたくさん揃っている。愛心学園シリーズが有名。
【傲慢】葉山《傲慢と無責任の二択なら、僕は傲慢を取る。無責任は他人に迷惑をかける。傲慢は僕が非難されるだけだ。》家庭用事件p.87
【小菅:こすげ】一年のときのクラスメート。
【小林】吹奏楽部。コントラバス。葉山くんとは親しい。柳瀬さんに小林ちゃんと呼ばれると嫌がる。
【コルジィ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。ミノがモデルと思われる。
【サーリア先輩】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。柳瀬さんがモデルと思われる。
【笹岡】吹奏楽部顧問。トロンボーン吹きで朝一番に音楽室に来て吹かないと一日を始められない。
【佐藤希:さとう・のぞみ】葉山の一年後輩。メガネ女子。メガネを外すとものすごい美少女。ってそういう人はメガネをかけててもものすごい美少女でしょ? 帰宅時に誰かにつけられてるような気がする。葉山には「希」と呼んでもらいたいようだ。また、葉山の「裏の仕事」に憧れている?
【更科晴香】弓道部主将にしてエース。一学年上。柳瀬さんと親しい。
【ジェシカ】演劇部のマネキン。雑に扱われている。
【シノーマ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。校長。腕利きにして研究者としても一流。自由な校風はこの人のおかげ。
【四宮和男:しのみや・かずお】通称「カズヲ」。市立高校校長。生徒に人気があるらしい。文化祭の奇妙さの裏の仕掛け人という噂もある。
【七五三木:しめき】先輩。「きちんとマナーを守ってマリンスポーツをやる人」という雰囲気で映研が製作している映画で柳瀬さんと共演している。
【シランクス】立花の幽霊がフルートで吹いているらしい曲。
【菅谷薫:すがや・かおる】英語教諭。女性。美人で独身。葉山くんや柳瀬さんが生まれる前に市立の生徒だったらしい。七不思議(市立三怪)を調べることを(強くではないが)止めようとした。
【杉本大介】パソコン研究同好会顧問。四角四面の堅物。
【千石】吹奏楽部。オーボエ。一年下。
【蘇我高等学校】葉山くんたちがいる学校。蘇我市立。女子の制服はリボンの色で学年がわかる。
【高島ひかる】吹奏楽部部長。「吹奏楽部のがんばりママ」と呼ばれる。
【田川】物理教師。説教が長い。
【館:たち】吹奏楽部。クラリネット。一年上。
【立ち女】学校怪談? 校門のところでじっと何時間も立っている三十代くらいの女。誰かを待っているのか?
【立花久美子】吹奏楽部。フルート。美人。行方不明。後に中退し百目鬼姓となる。
【田村】生物科教諭。芸術棟地下の実験室で改造人間を作っている。
【超自然現象研究会】マイナーな同好会。会員は三人。年二回〈エリア51〉という会誌を出す。
【ツィーダ先輩】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは土田先輩だと思われる。
【塚原】映像研究会兼放送委員。同学年と思われる。
【辻霧絵:つじ・きりえ】映像研究会。同じクラス。ジャーナリストっぽい雰囲気。わりと出演機会多し。
【土田】山岳部元部長。一年先輩。眼鏡女子。変人。
【常松】パソコン研究同好会。
【椿美都:つばき・みと】愛心学園吹奏楽部。同学年。パーカッション。
【ティナ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。語り手。オルスティーナ・ロント・ル=フラン。
【勅使河原】書道部。一年先輩。髪の色がファンキーで鳥みたい。彼女がいるらしい。
【鉄道研究会】通称「テッケン」。壁男事件直後の会長は一年先輩の山本。
【天童翠:てんどう・すい】愛心学園中等部生徒。美少女。父はミステリ作家の幻城影彦、本名天童雄彦(てんどう・たけひこ)。作中の千堂愛のモデルが翠。
【徳武】用務員。「ご隠居さん」と呼ばれている。
【渡慶次:とけし】ESS(英会話部)部長。柳瀬さんとは仲がいいようだ。大雑把だが豪快なタイプの女子。
【利根川牧夫】前美術部顧問。現在は美大講師でプロの画家でもある。
【百目鬼悟】美術部顧問。仕事のためではなく創作のために学校に来ているフシがある。自分のアトリエ欲しさに芸術棟にアトリエを作り美術部とした。
【豊中浩一】自殺したと思われる男。
【豊中正子】浩一の妻。
【梨本】体育科教諭。田村教諭の作った改造人間で冷蔵庫型でしゃべらず無表情。
【那須】クラスメートだがクラス単位の行事に参加してくれない。物理化学部員だが幽霊部員でも生体部員でもない半死半生部員。
【波木:なみき】愛心学園吹奏楽部部長。
【西浦憲】登山部。一年先輩。八並さんとつきあってる。
【蜷川奏:にながわ・かなで】→カナ
【丹羽:にわ】超自然現象研究会会長。
【ネモっち】根本晶(ねもと・あきら)。葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。他者をどこかに閉じ込めることに義務感を感じていた。
【葉山★】主人公の「僕」。美術部員。引っ込み思案で基本ヘタレだが頼まれたら断らない「頼まれ葉山」と呼ばれるお節介でお人好しなこともあり巻き込まれ体質(事件を引き寄せる「事件男」体質)。コミュ障ではないがコミュ強とも言えない。ただ、事件発生時の聞き込み等は物怖じなく実行できるのでどちらかといえばコミュ強かもしれない。基本、どこにでもいるタイプ。なにやら家庭の事情があるらしい。小柄でかわいいタイプらしく女装がよく似合うし上条さんからは美味しそうと言われるし学校では「柳瀬さんの愛妾」として有名。
【葉山亜理紗:はやま・ありさ】葉山の妹。手足が長い。大喰らい。早食い。父親譲りの整った顔立ち。ものぐさで母いわく「三回唱えないと動かない。」。静電気体質で火花を起こせる。三歳下。臨海学校でストラップをおみやげとして買ってきてくれた。兄妹の関係は悪くないようだ。初めての場所でもなぜか目的地の方向がわかる特殊能力を持つ。
【葉山・母】夜勤のことがあるらしいので看護師あたりかもしれない?
【美術部】芸術棟三階にある。葉山を含め部員五人、うち幽霊部員四人。
【平岩学園女子】高校。通称「ヒラジョ」。
【部活動対抗部室争奪大合戦会議】壁男事件で芸術棟が閉鎖されたため部室に困った部活動の不毛な争いに終止符を打つため吹奏楽部の高島先輩が招集し開かれた五時間に及んだ会議。
【藤巻】一年のときのクラスメート。料理が得意そうだったが最後の調理実習では積極的でなかった。
【文化祭】市立高校の文化祭は奇矯なことで有名らしく変な出し物大会になっているらしい。最近ではどこも九月に文化祭なのか。夏休みの終わりの方は準備に追われるらしい。ぼくらの頃は律儀に? 文化の日前後やったけど。ついでに春の新学期ちょい後五月頃に小文化祭があったような気もする。新入生(特に文化系部活の)の最初の仕事って感じで。
【ペルー屋台 ホセ】葉山くんの属する二年三組の文化祭での出し物。
【ボランティア部】葉山くんを狙って落とされたかもしれない植木鉢があったと思われる部屋を使っている。部長は若菜。
【真垣】演劇部員。一年後輩。あだ名は「ゴリさん」。希ちゃんに対する新たなストーカーになる可能性もなきにしもあらず。
【マヤ】邦楽部員。
【瑞穂悠紀子:みずほ・ゆきこ】柳瀬さんの友人。一年上。吹奏楽部。「泰然自若のクラリネット吹き」。
【三野小次郎★:みの・こじろう】通称「ミノ」。演劇部員。他人の内緒話に出くわす男。葉山とは中学時代から親しい。捜査の相棒になることもある。ジャガイモは苦手。お兄さんは身体が大きくいつもニコニコしてて穏やかそうな大学院生で名前は武蔵。
【三宅】パソコン研究会の一年先輩。細長くて「地面に突き立てられたバール」と葉山くんも柳瀬さんも思った。葉山くんはチンアナゴに似てるとも思ったようだ。
【メイ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。秋野麻衣がモデルと思われる。
【守安翼】秋野の新しい彼氏。きれいな顔でやることが気障なので葉山と柳瀬さんはフランス人っぽいと感じ「フランスくん」と呼んでいる。トランペットをやっていてジュニアオーケストラに所属しており吹奏楽部ではないが楽器室の鍵を持っている。
【八重樫日名子:やえがし・ひなこ】愛心学園吹奏楽部。同学年。
【康永:やすなが】愛心学園吹奏楽部。演出。
【柳瀬沙織★:やなせ・さおり】この話のムードメーカー。演劇部長。一年先輩。黙っていたらグラビアアイドル、口をひらいたらお笑い芸人。県総合文化祭演劇部門個人賞受賞俳優。葉山に気があるらしいフシがある。が、おもしろがっているだけの可能性はある。とはいえある程度の恋愛感情は抱いているようだ。必殺技「声年齢チェンジ」を持っている。
【八並一穂】西浦さんの彼女。身体が弱くさまざまな原因で入退院を繰り返している。
【ユーリ】作中小説『王立ソルガリア魔法学院』の登場人物。モデルは葉山くんと思われる。魔神ガミクゥに取り憑いている。ティナに対して過保護気味。
【レッサー先生】レッサーパンダに似ている女性教師。生徒の人気はあるらしい。緊急度Bとか重要度Aとかいう言い方をする。英語の先生っぽい。
【渡辺】二年のときのクラスメート。吹奏楽部部長。トロンボーンり天使カードを集めている。記述に矛盾があるので渡辺くんは二人いる可能性がある。
【渡会千尋:わたらい・ちひろ】葉山が小学生の頃好きだった女子。初恋。今は愛心学園吹奏楽部でオーボエの首席奏者。
【ワッキー】葉山の西の谷小学校時代のクラスメートの悪ガキ。
【兼坂さん:んねさかさん】八番目の不思議。どこにでも入り込むことができる。
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目次から驚いて何が起きるのかと思ったら、現在・作中作・未来が交互に語られていた。
卒業しても学校の事件を解決しに来てくれる伊神さんについてあんな背景があったとは。
全然推理では無く、漠然と作中作を書いているのはあの人だろうなと思ったのは何でだろう。勘。
高校生活の甘酢っぱさが炸裂しているが、12年後の葉山くんと一緒に暮らしているのって、柳瀬さんですよね?
Posted by ブクログ
柳瀬さんの卒業を控えて現在進行形のように書かれる過去パート、実際の現在である未来パート、そこに挟み込まれる小説世界。なかなかに情報の整理に忙しい。
未来パートまであるとなんとなくシリーズ完結のムードが漂うが、あとがきによると、完結ではないらしい。
過去パートの解決部分で明かされた事実を踏まえて、シリーズ全作を読み返したくなる。