【感想・ネタバレ】卒業したら教室でのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに読んでしまった。
読んでしまうのはもったいないという理由でずっと先延ばしにしてしまっていたが、やはりそうするだけの面白さだった…。
誰かと本書のことについてぜひ話したいけれど、話す相手がおらず、そもそも友人も少ないなあと思って、何だか悲しくなってしまった。。。
ミステリとしては、いわゆる多重解決もののような要素があると思われた。作中作の中にも、それはそれで謎と解決編があり、構成としても、シリーズ中でも屈指の凝りようだと思った。
一方、このシリーズの魅力は登場人物たちの関係性によるところも大きいと思うが、その点でも大きく進展があった。私にとっては何といっても柳瀬さんと葉山君がどうなったのか…が一番気になる。私としては変にほろ苦い結末…とかはいらないので順当にぜひお願いしたい。これからもシリーズをずっと続けてほしいし、伊神さん、柳瀬さんにもまだまだ事件に関わってきてほしいと思う。
また、作中作の作者をめぐる最後の謎解きについては、意外だったし、むしろこれまでのシリーズの中ではあまり感じなかったようにも思った。いつからそうだったのだろう。
著者のあとがきも(今回、そこも含めてメタ的に小説の一部になってしまってるが)相変わらず面白かった。

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2022年10月14日

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よし!!!!!!!!!!(最後まで読んだ感想)

ネタバレは避けますがよかったよかった。
え、シリーズ終わりじゃないですよね?よかった。
続きも楽しみです。
変わった構成になっててそれもまた良かった。目次みたときは何事かと思った。

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2021年05月20日

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ネタバレ

 今回は本編、ファンタジー、未来が交互に入り混じってて何やら不思議な展開でしたが、今まで不思議だった伊神さんの存在が明らかになりましたね。

 未来の葉山くんと柳瀬さんは結婚してるのかな?
 秋山さんの頑張りがあったからこその関係ってのも、葉山くんらしいヘタレっぷりだなぁ。
 ミノの口ぶりからすると葉山くんの学歴はエリート?もしかして伊神さんと同じ大学出てそう。
 未来編も中々興味深いです。

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2021年04月28日

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ファンにはお馴染み、市立高校シリーズの最新作(^ ^

物語の中でもきちんと時間は流れていて、
タイトル通り柳瀬さんの代が卒業してしまう、
という時期に起きた新たなナゾに挑む(^ ^

本作は、何と言うか「構成が入り組んでいる」(^ ^;
一つの長編作品の中で、事件が起きている高校時代と、
その「12年後の大人になった世界」、
そして謎の作者が書いた「ラノベ」」の世界が、
章ごとに入れ替わり立ち替わり現れてくる(^ ^;

正直、最初はちょっと面食らう(^ ^;
が、話が進んでいく内に、徐々に読者も理解し始める。
「伊神さんが解決しきれなかった事件」と、
誰も知るはずのないその事件の真相を匂わせるラノベ。

スピード感はなく、むしろゆっくり話は進むのに、
後半に行くに従い「手に汗握る」展開となる。
さらに、謎解きのドキドキ感に加えて、
葉山君と柳瀬さんの「仲」はどうなる、という
もう一つのドキドキ感が並行して手に汗握らせる(^ ^

「12年後」の匂わせがもどかしい。
え、そんな、と思わせた後で、予想外の展開もあり(^ ^

例によってミステリなので細かくは書けませんが、
相変わらず超一流のエンタテインメント作品である(^o^
GWに、シリーズを最初から読み直そうか、と思った(^ ^

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2021年04月27日

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前作が短編集なのにとっても大掛かりな仕掛けだったので、今作は…と身構えていたら。
目次の時点で「搦手がすぎる!!」
今回も立派に最終巻っぽいまとめ方で、そのお約束もまた、たまらないです。

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2023年12月13日

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「推理大戦」がおもしろかったので、勢いで市立高校シリーズを再読。二年ほど前に出たこの最新作、初読の記録を見たら、☆三つのレビューなしにしている。あれ?好きなシリーズなんだけど、なんでかなと思いつつ読み出して思いだした。そうだ、何回か挿入される「異世界ものラノベ」風の章が全然ダメで(苦手なので読まないという意味で)、斜め読みで終わったんだった。今回もそこだけとばしそうになったけど、いやまあとりあえずと、気を取り直して読んでみることにした。

そうしたら、そのラノベ風が意外にも結構楽しめたのだ。やっぱり力のある方が書くと違うんだなあ、当たり前だけど。キャラがたってるし、アニメの絵面にしたらすごく決まってそうな場面の連続。シリーズ物だったら続きが読みたいかも。ただし、ジャンルSFと違って、ほぼタイムトラベルと言っていい世界間移動の設定は大ざっぱで、一つの時空に複数の同一人物が存在することの処理もゆるい。ラノベでそれを言うのは野暮なんだろうけど。

このラノベ風の章は、高校時代葉山君とミノの周囲にいた誰かが書いてネットにあげたもので、卒業十二年後の二人が、モデルとなった当時の事件を思い出し、誰が書いたのか推理するという設定になっている。高校での事件当時と、十二年後の二人の会話、作中作であるラノベ、この三つが章ごとに切り替わる。また、作中作に「まえがき」がついていて、自分をかつての女子高生だと言い、それはいいいのだが、ラストの章の前に「あとがき」があって、それがその「まえがき」に対応しているようないないような、全体の「あとがき」でもあるようなないような、人を食った作り。事件そのものの「真相」も二重底になっていたりして、「推理大戦」もそうだったけど、なんとも過剰なまでのサービス精神に、お腹いっぱい。



(この後は内容に大きく触れます)

最初読んだ時、あ~今回はダメだわと思ったのは、ラノベ苦手以上にどうしてもひっかかることがあって、しかもそれが「事件」の真相の中心にあったからだ。いやあ、生徒の留年を担任と校長以外知らないって、私の経験上ありえないと思うよ。卒業式の日の教室にいるはずのない生徒が紛れこんでるのに気がつかないというのも同様。著者のミステリには結構強引なのがあって、それはそれで嫌いじゃないけど、これはないでしょ。

他にも疑問がいくつか。
・あの「異世界もの」を読んで、「この作者は事件の真相を知っている!」と思うかなあ。自分たちがモデルだとは気づくかもしれないけど。どこらへんが「真相」に当たるのかわからない。
・この小説をネットでみつけたのはミノの友人だとあるけど、当人ならともかく友人がモデルってわかるかな。難しいんじゃないかな。
・これは自分がほのめかしに疎いからだけかもしれないが、ミノの奥さんって誰?葉山君の「うちの人」はたぶんあの人だと思われるけど(そうだよね?)、ヒントがほしい。「トケイソウ」ってどこかで出てきてたかなあ。誰か教えてほしい。

目次にはない(!)第六章できれいに幕は閉じて、普通はこれでシリーズ終了だと多くの人が思うはず。でも「あとがき」では終わりじゃないって言ってる。でもでもこれって普通のあとがきじゃないし、やっぱり終わりなんだろうか。もう二年新作が出てないしなあ。高校時代がたった三年で終わるように、もっとあったらと思うくらいでいいのかもしれないけれど。

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2023年11月21日

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ネタバレ

今まで印象が薄く、パッとしない感じだったあの人がメインというか犯人。普通って何?あの人とは世界が違う?どんな人も特別な存在、特殊なスキルがなくても同じ人間なんていないのだから。
そんな世界でも自分だけの特別な誰かがいてくれるだけで幸せなんだろう。

今回は、別次元の世界と交互に展開される話で、かなり特殊。不思議な感覚で共通する人物を追っていく。

また伊神さんの今までの行動の理由も説明される。確かに不自然で違和感を覚えていたが、その感覚さえもリードされていたとは。
あとがきにも記されていたが完結編ではないとのことだったので、続きも楽しみ。
このあとがきも、誰のあとがきであったのか不自然な感覚に恐われた。

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2023年08月01日

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市立高校シリーズの続編がまだえるなんて思ってなくて嬉しい。コロコロと変わる解決編に転がされるのがまた楽しい。後書きの後に最終章とか反則だろ、と突っ込みつつ、それもまた楽しい。

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2022年11月27日

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不可能な密室での出来事が次々と。意味があるのか分からないが3年生が卒業するまでに解決を目指す。伊神さんの力を借りながら。
作中作のファンタジーもよく出来ている。色々なミステリがあり全てを理解は難しい。青春恋愛パートもありほろ苦さも味わえる。
最後には伊神さんの秘密も明かされる。
結構盛り沢山な内容であった。

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2022年09月04日

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市立高校シリーズ第七弾。今作では目次を見ればわかるが異世界の章がある。勿論ちゃんと理由と意味があるので安心されよ。それにしても今作で本格的に葉山くんに探偵役が回ってきたんだなぁ、と第一作から読んでいた私なんぞは地味に感動してしまった。成長したなぁ葉山くん。そうして葉山くんと柳瀬さんの関係にも…。今回の事件のトリックは全体的に、今までの市立高校シリーズを読んで親しんでいた人ほど謎に嵌ってしまうもののような気がする。それもこれも伊神さんが名探偵すぎるからだ!

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2021年09月02日

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これで完結というわけではないそうですが、柳瀬さんを含む主人公の1つ上の世代の卒業を描いており、1つの区切りとなる作品となりそうです。
このシリーズでは複数に時間軸を描くことがよくありますが、この巻では高校時代、12年後、そしてファンタジー世界の3軸で描かれます。長編ですが、ミステリー要素があちこちにあって飽きませんね。

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2021年07月22日

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先輩の卒業直前の世界と12年後の未来と異世界とを行ったり来たりしながら時間が過ぎていく。
葉山君頑張れ!
異世界の作者はあの人だったのね、ふ~~ん。

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2021年04月20日

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ネタバレ

戸のトリックはちょっと図解が欲しい…調べればわかるんだろうけども…

秋野さんは葉山くんのこと好きなのでは?とずっと思っていたけど、やっぱりそうだよね…ふつうに考えて…これは伏線回収?
作中作の、秋野さん目線の葉山くんが、クールで知的でちょっと不憫なのが面白い。

私は、自分の高校時代は黒歴史という認識しかないけれど、こんな高校なら、ずっといたいと思うかも。青春だなあ。

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2021年04月14日

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かなり斬新な構成に最初は「?」が飛び交うわ、なんかいきなりファンタジーで、なれない身としては怖気付くわ……面白かった(笑)
風紀委員のくだりとかも、なんか色々なんだとー!な展開ばっかで、驚きが大きい今作。完結では無いらしい。
葉山くんの奥さんは柳瀬さんてことで勝手に解釈していいよね?

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2021年04月12日

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市立高校シリーズ8冊目。柳瀬さんの卒業をひかえた3月のある日、CAI室で不審な人影(電源も入ってないディスプレイに向かってキーボード操作をする)が目撃される。
市立高校名物「七不思議」の八番目の怪異「兼坂さん」の調査に乗り出す葉山君達はーー

本を開いてまず目次を見てびっくり。「異世界」の文字に、「あ、作中作の方向で今回はきたのね」って予測はできますが、一瞬本を閉じて表紙を確認しなおしちゃいますねw
「現在」と「未来」と「フィクション」をぐるぐると巡りながら徐々に明らかになっていく物語と、八番目の事件にどこか感じる違和感を最終的に綺麗に着地させててお見事でした。
青春モノとしても、葉山君の内心の葛藤と「卒業式」というイベントの(伊神さんの卒業式編を一度過去作でやってますが)、この学年、タイミングだからこその心の機微を堪能いたしました。はー甘酸っぱい。

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2021年03月12日

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ネタバレ

目次から驚いて何が起きるのかと思ったら、現在・作中作・未来が交互に語られていた。
卒業しても学校の事件を解決しに来てくれる伊神さんについてあんな背景があったとは。
全然推理では無く、漠然と作中作を書いているのはあの人だろうなと思ったのは何でだろう。勘。

高校生活の甘酢っぱさが炸裂しているが、12年後の葉山くんと一緒に暮らしているのって、柳瀬さんですよね?

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2023年09月18日

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まず目次に驚かされる。例のパートも読むのにそこまで苦戦はしなかった。まだ完結ではないので、もうしばらくこのシリーズとのお付き合いは続きそう。

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2022年01月31日

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異世界ものが混在してて戸惑ったが、ちゃんと意味があった。なんだかすっきりしない話だったけど、高校生活なんてそんなものだね。

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2021年08月19日

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ネタバレ

柳瀬さんの卒業を控えて現在進行形のように書かれる過去パート、実際の現在である未来パート、そこに挟み込まれる小説世界。なかなかに情報の整理に忙しい。
未来パートまであるとなんとなくシリーズ完結のムードが漂うが、あとがきによると、完結ではないらしい。
過去パートの解決部分で明かされた事実を踏まえて、シリーズ全作を読み返したくなる。

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2021年07月26日

Posted by ブクログ

目次を見た時には「異世界…?」てなったけど。いろいろと二転三転させられて、最後に残った印象は「この高校はほんとに濃いやつばっかりだなぁ」

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

異質の1冊。しかもシリーズ半ばでこれを仕掛けてくるのはどういうこと? と混乱もした。まぁ、過去作のあとがきまで含めての今回のこれなのかなと思ったりもしました。まだ続くらしいので、気長に待ちたいです。

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2021年03月15日

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