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藤村京はいわゆるコミュ障。大学入学早々、友達作りに出遅れ落ち込んでいると教室に傘の忘れ物を見つける。だが、人と話すのが苦手な藤村は忘れ物をした状況を独力で推理して持ち主を突き止めようするが!?
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Posted by ブクログ
大学のオリエンテーション。コミュ障で誰とも話せず、その結果教室に置き忘れた傘を見付ける。話しか聞いていない、知り合いもいない、顔も見ていない、この状況で持ち主を見つけることが出来るのか? 冒頭の短編こそ題材は地味だが、推理は面白かった。最期の事件などは地味では無く、寧ろかなりの大事件。 自分も良く話...続きを読むした内容を後で振り返って反省する事が多いのでコミュ障の気持ちはよく分かる。
この常に周囲から悪く思われないか過剰に怯える感じ、そして過去に調子に乗り過ぎて痛い目にあったトラウマがそうさせているという背景はまさに小市民シリーズと同じ設定です。 この細かいリアリティは、恐らく似鳥氏の実体験を多少なりとも反映しているのでしょうね。 だけど、一見するとヒエラルキーの上位にいるように...続きを読む見える人も本心ではいろいろ悩んでおり、むしろ空気を読んでいるつもりの人殆どタチがわるいというメッセージに共感します。 個性的なキャラクターが沢山出てくる中で、内気な武闘派である皆木さんに惹かれます。
読むのやめようかしらと途中何回か思った。このコミュニケーション障害を自称する主人公の、言い訳というか自己弁護がうざったくて読んでいられない。幸い、主人公は最後には名探偵らしくばしっと決めるが、最後までこのウジウジオドオドだったらどうしようかと思った。
前半は主人公とそれを取り巻く級友たちに起こる日常的なトラブルを大学生活あるある、コミュ障あるあるのエッセンスをたっぷり含めながら物語が展開していくため、少しサスペンス風味はありつつも「日常系」のような進み方をしていきますが、後半では大きな社会問題を上手く大学社会に絡めて描いているため、読み応えがあり...続きを読むました。 主人公のコミュ障ならではのモノローグによる葛藤が非常に共感出来て楽しかったです。
読めば読むほど細かなことに気になりすぎて 自分もコミュ障になりそう笑 推理力は抜群だけど、それが故の孤独感も絶妙。
第一話 論理の傘は差しても濡れる 第二話 西千葉のフランス 第三話 カラオケで魔王を歌う 第四話 団扇の中に消えた人 第五話 目を見て推理を話せない コミュ障、上等じゃないですか。程度の差こそあれ誰でもコミュ障の部分はあると思うのです。 人見知りする私でも、初対面なの...続きを読むに頑張って平気なふりをしています。なので、人見知りなのを誰も信じてくれません。 みんな一緒じゃんと思えば開き直れるものです。 わはは………
コミュ障の主人公で探偵小説を成り立たせてるのがすごい。コミュ障ゆえにセリフは少ないですが、地の文ではくどいほどしゃべる。主にマイナス方向に。似鳥鶏作品に慣れている人なら、あとがきに雰囲気がほぼ全編といえばわかりやすいかも。 主人公含めキャラが魅力的なので単発で終わってほしくないなぁ。
最近、コミュ障なことがトレンドなのか、古見さんとかも人気があるようだ。 で、めでたく大学生となった藤村くん(コミュ障)が、入学早々にやらかしてしまうのだけど、持ち前の推理で置き忘れた傘を持ち主に返しに行ったことから、少しマシな感じに学生生活が進みます。 周りから浮いているとそれなりに自覚している加...続きを読む越さんや皆木さん(二人とも美人)との今後もやはり気になるところです。いや、これ、もうリア充じゃね? というのが感想です。 これはもう続編あるでしょう。
なかなかのコミュ障の大学生が主人公。 鋭い観察力で、大学生活の中で起こる事件を解決していく。 色んなコミュ障な人が現れて面白かった。
「吾輩はコミュ障である。名前をまだ呼べない。」 似鳥鶏さん初読みの本作『コミュ障探偵の地味すぎる事件簿』の概要と感想になります。 千葉の房総大学法学部に入った藤村はコミュ障である。コミュ障にとって入学後の自己紹介など、人生で最大の課題と言える。この冒頭の自己紹介の件から藤村の心理描写には凄い共感...続きを読むしました。自分の番が迫るに連れて心臓がバクバクし、自分の直前直後の人の自己紹介の内容など、記憶の彼方へ…。 いやぁ〜、その気持ち分かるなぁ〜と思う私も実はコミュ障なのですかね? そんなことを気にしながらも、数々の日常で起きた事件を小声で推理する所は独特な味わいがあり、楽しめました。
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