似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学校の離れの文化系の部室の集まった芸術棟。そこで夜中に首のない壁男といういう幽霊が出ること、吹奏楽部の立花先輩がその幽霊に捕まって、行方不明となり、本人も幽霊になって夜な夜なフルートを吹くという噂が広まっていた。美術部の葉山は、文芸部の同級生に付き合って、幽霊の謎を解明する。
似鳥鶏らしい、サブカル知識を詰め込んでくるタイプの、ちょっと斜に構えたミステリ。突然、ネッシーの死骸のネタがでてきたり、チームNACSが出てきたりと面白いといえば面白いのだが、そのたびにストーリから俯瞰する読者目線に引き戻されるので、なかなか集中できない。
また、プロローグで出てきた人が葉山くんなの?というなんだかよくわからない状況が引っかかってしまったり、文章も主語がわからない状況説明みたいな話が多いので、集中できない。
中盤に差し込まれる間奏的な2ページあたりになると、もうどっちの話だったかどうでもいいなと思い始めるし、なんか違うなと感じ始めるあたりで頭が完全に切り替わる。
後半にはそれまでの話の種明かし、トリックの解明などが次々とあっさりされていく。トリックの詳細などの描写はあんまり重要視はされていなかったということなのだろうな。
あとがきも含め、斜に構えたのがこの人の持ち味といえばそうなんだけど、筒井康隆的や小松左京的なドンと追い込まれる作風もあるので、別作品のほうがおすすめかも。
表紙は同様にアニメっぽい絵だけど、サムネイルとは違う。2010年版。 -
Posted by ブクログ
クイズ好きのライは、夏休みのある日
隣の姉妹が頭を悩ませていた暗号を
解いてしまったことから
ふたりに協力することになる。
さらにクラスの人気者キヨまで
姉妹の姉の方に一目惚れして
4人はひと夏かかって
さる実業家の遺産の在処を示すという
不思議な謎解きに挑むのだが。
ちょっと楽しい。
どの暗号も自分では解けなかったけど
みんなで頭突き合わせて解いていくとこ
流行りの謎解きイベントみたいで。
と同時に、ライと妹、キヨと姉
それぞれの恋模様もベタに微笑ましい♪
男子ふたりはお互いにだんだんと
いい距離感の友達になっていくしね。
という感じに気持ちよく読めたので
個人的には、このオチじゃなくても別に
良かったんだけどなぁ( ̄▽ ̄) -
Posted by ブクログ
ネタバレえ、ポップ姫って言ってなかった?
なんで店長おっさんなん!!??
っと軽い書店ミステリーを楽しんでいたら
いきなりクソムカツク親娘の登場から始まる書店鬱展開に
あれーーーっとなんか読むのつらっとか思ってたら
最後のところではてなマーク浮かびまくった。
あれ??えっ、そんないきなり過去話になるなんて聞いてないですーーーー
ツーか親なんて呼ばないですけど、すぐさま警察に引き渡しますけど??
あいつらに謝罪も反省も求めません。
本買い取って警察で絞られればいいんじゃ〜ーーーー
ツーカ賠償金も払って欲しい
万引きとゆー言葉自体いらんわーーーただの泥棒窃盗やん
はっ、いやいや考え出したらはらわた煮えくりかえっって
奴らの腕を切り落としたくなるーーーー
っと苦しい現実は置いといて
前半のそんなことある?なミステリーは楽しかった
けど正直仕事手伝わない店長ないわーーっと思ってた
POP裏で書いてるだけとかありえん
が、掛け持ち店長ならまあしょうがないよねーーー
そうそうフェアの飾り付けとか結構みんなサービス残業で
作ってるよねーー
でも正直やる気を利用されてるだけだよな、と最近思うように
それにこの情報化社会、せめて書名か著者名は調べてきて欲しいー
探し当てるのが書店員の仕事とか言ってるから他の作業が終わらずサービス残業になるんじゃーーーっ
そんな人員おらんのじゃーーー
っといかんいかん現実に引きずられ感想が不穏に
前半は頑張るバイトくんと姫店長と楽しい仲間たち、って感じで
かるーーく読めて好き -
Posted by ブクログ
学園ミステリ。舞台は放課後の、芸術棟と呼ばれる、文化系の部活や同好会の部室が並ぶ四階建て。主人公は美術部の少年。ある事件が起こり、吹奏楽部や演劇部、文芸部の少年少女が次々と登場して、事件を解決しようとする。学園ものが好きだ。特に文化系の連中がわちゃわちゃするものが好きだ。それは、自分がそうであったからでもある。もっとも、自分が学生の頃は、フィクションの中の連中がやたら眩しくみえ、それに比べて現実のなんと味気ないこと、と思いながら読んでいた。いまは、そうでもない。あの頃の自分たちも、それなりに眩しく振り返ることができる。自分たちはとっくの昔に大人になったが、あの頃読んだフィクションの中の連中は、閉じられたページの隙間でわちゃわちゃやり続けているだろう。永遠に。
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方舟に乗った気持ちでいてください(p.117)
〔海月千波〕高校生くらいにしか見えないメガネ美少女だが警部なのでキャリア組のようだ。ドジっ子。方向音痴。わかりにくい例え話をしがちだがそれを封印すると理知的になる。
〔設楽恭介〕海月のお世話係に任命された刑事。手を焼いていたがある時点から海月を認めることになる。
〔連続放火事件〕典型的な連続放火だが海月は不自然さに気づいていた。
〔幼女殺人事件〕七年前発生した事件。重要参考人が自殺した。最近その関係者が殺された。別の署が担当している。
〔感想〕大倉崇裕さんの福家警部補をすごく陽性にしたような感じかと。ただ、あっちはすでに一目置かれている存在なので無視はされない。
■簡単な単語集
【麻生/あそう】刑事。巡査。設楽の同僚。火災犯捜査係唯一の女性。係内でも長身の方。
【生田】警察マニア向けの警察情報専門誌『S1S』の記者。ちょこまかしている。物おじせず押しが強い。大量の「どうも」を連発して情報を得て帰ってゆく。
【石田楽人/いしだ・がくと】石田莉亜の兄。
【石田弘樹/いしだ・ひろき】石田莉亜の父。
【石田由美子/いしだ・ゆみこ】石田莉亜の母。
【石田莉亜/いしだ・りあ】七年前、青梅市で殺された少女。七歳だった。
【五十畑健太/いそはた・けんた】七年前、石田莉亜が殺された事件で重要参考人だった高校生(当時十七歳)。自殺した。
【五十畑幸生/いそはた・こうき】五十畑健太の弟。警察を恨んでいる。
【五十畑浩二/いそはた・こうじ】五十畑健太の父。今は大阪にいる。警察を恨んでいる。
【井上】管理官。事なかれ主義。
【海月千波/うみづき・ちなみ】主人公。身長百五十センチ弱。高校生くらいに見える可憐なメガネ美少女だがいきなり警部と、キャリア組。空気は読まないタイプ。捜査一課にいなくてはならない理由があるらしい。越前いわく《この子はヘマ専門の人間として神様がお作りになった子だから》p.294
【梅木】検事正。越前と何か企んでいるらしい。
【越前憲正/えちぜん・のりまさ】警視庁の刑事部長。警視監という超エリート。五十代ながら白皙の美男子という表現が似合う。変人として有名。
【江藤蓮司/えとう・れんじ】身体の大きな少年。空手をやってるようだ。ちょっとしたかかわりがあって設楽を「兄貴」と呼ぶことにしたらしい。
【川萩/かわはぎ】捜査第一課火災犯捜査第二係係長。設楽の上司。シーサーに似ている。
【楠/くすのき】西東京署の刑事。巡査部長。
【久保健史/くぼ・たけし】二十五歳。連続放火事件の容疑者。
【警視庁捜査第一課】なにか事件があったとき所轄に出動するいわば遊撃隊のような存在。能力のある者が選ばれてやってくるところでありキャリア組が体験学習に来るような部署ではないらしい。火災犯捜査係は凶悪犯を相手とする。
【設楽恭介/したら・きょうすけ】語り手の、「俺」。警視庁の刑事。捜査第一課火災犯捜査第二係所属。千波のお世話係に任命された。
【書類】税金を使う仕事なだけに? なにかするごとに書類が必要になり、刑事は常に膨大な書類仕事に追われている。
【瀬戸/せと】西東京署の刑事。非現住建造物放火事件の捜査本部の会議進行役。
【高宮/たかみや】糀谷署(こうじやしょ)の刑事。
【単独遊軍捜査班】戦力外の別名。
【中島津/なかしまづ】高宮の相棒。
【野尾美咲/のお・みさき】糀谷署管内で殺された大学院生。二十五歳。
【双葉/ふたば】巡査長。設楽の同僚。
【古宮/ふるみや】糀谷署の刑事。
【堀之内/ほりのうち】放火事件の起こった中町小学校の副校長。
【前田/まえだ】西東京署の刑事。巡査部長。