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作品一覧
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3.6こいつら、最高すぎる……! 昼休みの“完全犯罪”にご用心!? 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点! 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、2年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。 タイムリミットは65分、奴らのミッションは達成なるか(第1話「RUN! ラーメン RUN!」)。 文化祭で販売する部誌の校了に追いつめられた文芸部員たち。 肝心の表紙イラストレーターが行方不明になり、昼休みの校内を大捜索するが――(第2話「いつになったら入稿完了?」)。 他人から見れば馬鹿らしいことに青春を捧げる高校生たちの群像劇と、超絶技巧のトリックが見事に融合。 稀代の若き俊英が“学校の昼休み”という小宇宙を圧倒的な熱量で描いた、愛すべき傑作学園ミステリ! 《ここまでやるか、阿津川辰海!――驚嘆の声、続々》 「あーくやしい!『学生時代に戻りたい』なんてこの本を読むまでは一度たりとも思ったことがなかったのに!」 ――芦沢央さん 「日常は、解き明かされることを待っていた。何の変哲もない平凡な日々を開いてみれば、 そこには輝くばかりのミステリーが詰まっている。阿津川辰海が教えてくれた魔法が、私達の日々まで彩っていく」 ――斜線堂有紀さん 「晴れ晴れとした気分になる青春ミステリ! 馬鹿らしくも愉快なアレコレに惜しみなく情熱を注ぐ高校生たちの姿は、 まるでこの作者の創作態度を見るようだな!!」 ――東川篤哉さん 〈目次〉 第1話「RUN! ラーメン RUN!」 第2話「いつになったら入稿完了?」 第3話「賭博師は恋に舞う」 第4話「占いの館へおいで」 第5話「過去からの挑戦」 装画/オオタガキ フミ
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3.5今、猛威を振るうコロナウィルスにより、私たちの「日常」が脅かされています。 ですが、そんな「非日常」の中でも、大切な「日常」は続いていきます。 いえ、「日常」を続けていくことこそが、私たちの戦いです。 そこで、ミステリにおける「日常の謎」というジャンルを今回は「非日常の謎」と置き換え、 日々の生活の狭間に突如訪れる、刹那の非日常で生まれる「謎」をテーマとして、 創刊5周年を迎えた講談社タイガが期待する、六人の著者に短編を寄稿いただきました。 物語が、「非日常」を乗り越える力となることを信じて。 創刊6年目となる講談社タイガは、小説を楽しめる「日常」を守り続けます。 「この世界には間違いが七つある」芦沢 央(あしざわ・よう) 「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海(あつかわ・たつみ) 「どっち?」木元哉汰(きもと・かなた) 「これは運命ではない」城平 京(しろだいら・きょう) 「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ) 「タイトル未定」凪良ゆう(なぎら・ゆう)
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4.0館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ 濁流押し寄せる館の連続殺人。 雨が止むころ、僕らは生きているのか。 ☆☆☆ 2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、 2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作! ↓ ☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位 ☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」(宝島社)国内編 第2位 ☆「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)第2位 ☆「ミステリが読みたい! 2021年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第3位 ☆☆☆ 学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。 名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、 激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。 刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。 新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
各キャラの成長っぷりが楽しめる作品でした。特に田所の成長がハンパない。もう名探偵に片足くらいは突っ込んでる気がするw
トリックそのものの意外性みたいなものはそこまでなく、次巻、《館四重奏》シリーズ最終章へ向けてのつなぎのお話という印象でした。
3年経ってさらに名探偵&名助手として磨きがかかった葛城田所コンビと刑事を目指すたくましい青年になった三谷、そして完全復活した飛鳥井。全員がパワーアップして再生したこの盤石の体制で最後の事件を迎えるとなると、次回の犯人はめちゃくちゃ手強いのでは?と期待が膨らみます。
「地水火風」と「春夏秋冬」がテーマらしく、最終巻は「風と春」。発売が待ち遠しい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ探偵とその家族、探偵とその相棒は絆を取り戻した。大きな犠牲を払って……
心理的、災害的な試練をみんなで乗り越えていくストーリーにも感動したけど、二重三重になる事件とトリックがスッキリと解かれていく様も爽快で楽しかった。家族の嘘を暴いていくところで、ミステリ特有のドロドロした関係性とかが出てくるんじゃないかって心配してたけど、割と家族にありがちなすれ違いだったのでホッとした…同時に、それを生み出した上で計画に利用した犯人の恐ろしさもジワジワと感じた。
どことなく陰鬱な葛城と田所の雰囲気を新キャラの三谷が爽やかに吹き飛ばしてくれたのもよかった。三谷かっこいい! -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーチャンネル、クローズドサークル小説のおすすめ20選から。
基本あらすじなども碌に読まずに読み始めるので、最初の見取り図に【吊天井の部屋】の記載がありそこで笑ってしまった。
吊天井はミステリーにおいて非日常感のある演出としてとても好きなものなので期待値も上がったけれど、その期待にしっかり応えてくれるようなトリックと真相で本当に面白かったと思う。
クローズドサークルものに登場人物のキャラ性を求める人間なので、この作品の登場人物のキャラクターの立ち方はとても理想的だった。
特に小出さんは一人だけハードボイルドジャンルの世界線から来たのか?と突っ込みたくなるほどの濃さがあったけれど、終盤にな -
Posted by ブクログ
ヒボさん推しの阿津川辰海さん。✧。・゚
お薦めして頂いた一冊目は『透明人間は密室に潜む』
なるほどദ്ദി^._.^)
四編のお話なんだけど、どの話もしっかりみっちりミステリー色満載で、個性が強い
本格的なミステリーは読み慣れていないのだが、短編とは言えない仕上がりで面白かった° ✧ (*´˘`*) ✧
表題の『透明人間は密室に潜む』
勝手に消えたり現れたりするイメージのある透明人間が、完全に消えるのに苦労するというのが意外
ここでは透明人間病が流行っているという設定
透明人間と完全犯罪
Pレディの「透明人間」の歌詞は、”つかまらないのが、透明人間なんです♪〜”だけど……??
(昭和でし