阿津川辰海のレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
    テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。

    『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
    結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。

    『脳JILL』 木爾チレン
    「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
    少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。

    『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
    面白い。
    直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短編でも出

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    2025年12月07日
  • バーニング・ダンサー

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    ほほう、なるほど。特殊能力ものなんだけど、終盤にミステリーとしての端正さもあって、良いのではないでしょうか。続編期待。

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    2025年11月27日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ちょっと怖い系は苦手だったのですが、木爾チレンさん目的で購入。

    シリアルキラーという言葉を初めて知りました。
    色んな所に普通に潜んでいると思うとぞっとしますが、その物語の人物たちにも背景があり、ルールがあり、そう思うと納得する部分もあって、この世界の色んな対局な事って紙一重とか裏表って言われてるけど、本当にそうだなって。

    心理戦がある作品があったりしてとても面白かったし、どの作品も良かったですが特に木爾チレンさんの作品はとても良かったです。

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    2025年11月26日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、短編集なのですが、
    あまり短編集って好んで読まないんですけど、
    好きな作家さんが多かったので、買ってみました。
    読み終わった最初の感想としては、
    どれもが圧巻の作品でした。
    流石、今話題の作家さんたちだな、という印象です。
    一気読みしました。
    ページをめくる手が止まらなかったです
    個人的にはチレンさんの脳JILLが一番好きですね
    元々チレンさんの作品どれもすごく好きなんですけど、
    次はこう来たか、!!という圧巻の出来でした。
    チレンさん、次の本も待ってます

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    2025年11月24日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5人のシリアルキラーが登場し、豪華!
    今をときめく有名な作家さん達のアンソロジーで、どのお話も面白くて、あっという間に読んでしまいました。個人的には木爾チレンさんのが好みでした。

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    2025年11月19日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    読み終わってしまったのが惜しいほど、豪華な詰め合わせ。登場するのはどんなシリアルキラーなんだろう?とわくわくしながら読みました。
    作者さんによって全く異なるシリアルキラーが描かれている。

    ・木爾チレンさん「脳JILL」
    ・くわがきあゆさん「私の伴侶」
    この2作品が特に好きでした!

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    2025年11月19日
  • ミステリーツアー

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    5人のミステリー作家が自身のおすすめ15冊、計75冊を紹介していくという書評本。私の中では結構ミステリーは知ってるものだと思っていたが全然でした、全く存じ上げない本やこんな面白そうな本なんで知らなかったんだ…!と自分を恥じるばかりでした。それだけ本の出会いが多くそして読む時間足りるか?という嬉しい悲鳴。頑張って読みます…。あと個人的にはやっぱり似鳥鶏さん面白過ぎる。おちゃめな方なんだな〜。

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    2025年11月13日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    最後の「この世界には間違いが七つある」は、記憶を消してもう一度読みたい。

    前から順番にしっかりとページを読み進められて本当によかった。絵を少しでも見てしまったら危なかった。

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    2025年11月01日
  • 蒼海館の殺人

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    ネタバレ

    前作より面白い。

    ストーリーは別だが、前作の気持ちを引きずったスタートでホームズとワトソン解散かなというところから始まる。

    葛城が学校に戻ってこないことを心配した田代が、葛城の家に行く。そこで葛城家のゴタゴタ、水害に巻き込まれる。

    葛城の推理力は血筋のようで家族全員が頭がキレる。
    蜘蛛と呼ばれる黒幕が、各々を疑うように、家族を守る為偽造するように考え込まれた殺人だった。

    葛城も田代も若干の悪事をはたらいているが、彼らの絆が深まった。

    前作より、ここから謎解きです!としっかり区切られていて分かりやすく読みやすかった。

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    2025年10月25日
  • 蒼海館の殺人

    購入済み

    面白かった!!

    前作を読んで面白かったので買いましたが
    前作よりも好みでした!
    クローズドサークル、登場人物全員が胡散臭い。
    どんでん返しの連続。
    続巻も買ったのですぐ読みます!

    #ドキドキハラハラ

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    2025年10月08日
  • 紅蓮館の殺人

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    そこかしこに散りばめられた、美しいさと悍ましさの対比が印象的でした。テーマだったのかな?
    まずもって吊天井で圧死、というグロテスク極まりない死に方をした可憐な少女なんて象徴的です。
    一体なぜ逃げなかったのか?なぜそんな危険な部屋に入ったのか?
    湧き上がる疑問符は、読んでいく中でしっかりと納得のいく筋道が示されて、大満足の一冊でした。
    シリーズらしいので他のものも読みたいなー。

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    2025年09月30日
  • 黄土館の殺人

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    ネタバレ

    交換殺人、アリバイトリックや黄土館の壮大なトリック。解説を聞いても複雑な展開に驚かされた。田城君の推理も冴えていてたが最後はやっぱりの展開面白すぎた

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    2025年09月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
    音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
    読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
    1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。

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    2025年09月21日
  • バーニング・ダンサー

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    なんとなく手に取った一冊だったため、まさかのSPECのような内容で驚いた。
    賛否ありそうな作品ではあるけど、キャラクターがはっきりしていて、描写も想像しやすく、サクサク読めて面白かった。

    犯人はやっぱりかー
    と思ったけど、違っていて面白かった。

    続編はあるのかな?
    あったら読もうと思う。

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    2025年09月13日
  • 最後のあいさつ

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    面白かったー。登場人物一人一人の内面や過去をちゃんと書いてくれたおかげで、物語へ上手く入り込めた。
    伏線もものすごい量だったけど、全部きちんと回収されてて大満足。
    哀しい話だったし、ゾッとする部分もあったけれど、きちんとピースがはまったラストは読んでいて気持ちが良い。

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    2025年09月07日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    購入済み

    ファン必読

    有栖川有栖へのトリビュートとして7人の人気作家が贈る本格ミステリ集。オマージュ満載の謎解きが秀逸で、ファン必読の1冊!

    #エモい

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    2025年08月31日
  • 最後のあいさつ

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    これは多分普段なら面白いけど、いろいろミステリとしてはみたいに書くけど、この作品はある意味作中の刑事ドラマのイメージと相まってめっちゃ刺さる作品。
    2997冊
    今年225冊目

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    2025年08月29日
  • 蒼海館の殺人

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    ネタバレ

    前作「紅蓮館の殺人」の事件後、心に深い傷を負って実家に引きこもってしまった高校生探偵の葛城を追って助手で友人の田所は葛城家の通称「蒼海館」を訪ねる。葛城曰く嘘つきだらけの華麗なる葛城一族のお歴々、前当主の不審な死、それを嗅ぎ回る葛城の姉の元彼。激しさを増す雨。果たして上流のダムは決壊し、館では凄惨な殺人事件が起こる。

    前作ではわかりにくかった状況描写が格段に改善され、中盤で復活した名探偵による拗れた葛城家の確執を解きほどく「ホームドラマ」は怒涛の伏線回収。
    登場人物に捨てキャラがおらず全員に満遍なく役割(と同時に事件をややこしくする要らん事しい)があるのが良い。何が凄いって主人公サイドの葛城

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    2025年07月30日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    85点:「出来た部員や。さっそく聞かせてもらおうやないか」

    トリビュートとして完璧な本。愛があるから時間と労力をかけられるし、時間と労力をかけられていることが愛の証明にもなる。
    正解を導き出すことが重要ではないけれど、時間と労力、そして一緒に追求する仲間がいればいつか真相に辿り着ける。
    この本が発する熱量に泣きました。

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    2025年07月23日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ゆきみだいふくさんの感想で興味を持ち、読んでみたのですが、とても面白かった。
    ほんとに青春だなあ、眩しくてたまらない。
    また、不思議な出来事がどんどん解決していくのが爽快。
    5つの話がどのようにつながるのか分からなかったけど、同じ時間をそれぞれ青春しながら、謎を解きながら過ごしている。
    とある日の昼休みという短時間に凝縮されたお話が、青春そのものを語っているのかなと思った。

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    2025年07月21日