阿津川辰海のレビュー一覧

  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    私の大好きな学祭……の準備中ミステリ‼︎ 阿津川辰海の日常ミステリって読んだの初かも? 学生の空気感書くの抜群に上手いから、めちゃ面白い。生徒会長大好き! 絶対文化祭当日編も面白いでしょ、書いて欲しい!!!

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    2025年04月29日
  • バーニング・ダンサー

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    「コトダマ」という異なる超能力を警察サイドも犯人サイドも持ってるという特殊設定ミステリなんだけれど、警察ミステリのツボをきっちり押さえてて面白い。シリーズになりそうなので期待!

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    2025年04月29日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    「どんでん返しシリーズだから読んでおこう」と軽い気持ちで読んだけれど、5作とも楽しめた。
    『おれ以外のやつが』はもう少し長く、中編だったらもっとおもしろくなったかなと思った。

    『人喰館の殺人』はさすが!というかなんというか、インパクトがすごい。意外と嫌いではない 笑

    『遣唐使船は西へ』は「好みではないなー遣唐使よく分かんないし」なんて思って読み始めたけれど、動機が意外で、だけどすごく良かった。
    なかなか思いつけない動機だよね。

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    2025年04月17日
  • 録音された誘拐

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     探偵の大野糺が誘拐された事件と同時期に発覚した殺人事件、十五年前の誘拐事件に「犯罪請負人」を自称する誘拐犯・カミムラの恐るべき頭脳など魅力的な要素が詰め込まれた誘拐ミステリーで、知能犯カミムラVS警察&大野と相棒の美々香のワクワクする構図とフーダニット、類いまれなるどんでん返しに翻弄されっぱなしだった。「誘拐」が難しくなった現代でこれ程までに精緻な計画を立てるカミムラと大野&美々香がそれを看破して推理する姿も最高だった。

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    2025年04月17日
  • 録音された誘拐

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    むちゃくちゃ面白かった。
    そこそこ厚みあるのに一気に読んでしまった。
    いやぁダマされた。
    場面展開する毎に、謎が深まりとても良かった。
    こーゆー謎の多いミステリーって時に、伏線回収が強引だったりするのに、本作はそう感じるものがなく、なるほど!そーだったのか!と膝を打つ感じで最後まで面白かった。
    所長カッコよかったなぁ。

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    2025年04月15日
  • 録音された誘拐

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    読む前からすでに騙されていた。
    令和の誘拐トリックも圧巻。
    これを見破れた読者は本物の名探偵ではなかろうか。

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    2025年04月14日
  • 録音された誘拐

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    すごいすごい!たしかに『令和の誘拐ミステリー』だ!!

    短編集『透明人間は密室に潜む』のなかの「盗聴された殺人」に登場した大野探偵事務所の面々の活躍が長編で読めるのが嬉しかった。
    美々香の耳の秘密やちりばめられたトリック、ブラフ、ミスディレクション、そして真犯人の正体にいたるまで、阿津川辰海の引き出しってどうなってるんだろう……と思って至福のため息。

    解説でもその読書量の多さをと引き出しの多さを絶賛されていたけれど、読書日記も積んであるからそちらも読み始めよう。(そして今、読書日記の二冊目が出ていることを知った。ぐぬぬ、楽しみが増えたではないか……嬉)

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    2025年04月12日
  • 黄土館の殺人

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    引き離された探偵と助手がそれぞれの事件を解き明かす。
    事件発生の場に肝心な探偵がいなくて、助手が事件を解き明かすなんてシリーズとして成長を感じる流れですよね。
    しかも三谷くんというさらなる助手がいい役をしてくれてます!
    しかも前作から時が経った大学生の彼らとなるとより視野の広くなる推理に期待しながら序盤からワクワクでした。
    まさかの1作目の人物たちが再びここで出てくると思わなくて、これはシリーズを通しで一気に読んだかいがあります!
    引き離された葛城が事件を起きる前に解決とは成長しすぎなのでは笑
    未然に防がれる犯人がちょっと可哀想になってきます。
    しかも解決まで序盤でいったものだからこの物語はど

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    2025年03月31日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    大好きな有栖川有栖の、デビュー35周年のトリビュート作品集。
    どれも非常に面白い…!!

    一番印象に残ったのが有栖川有栖嫌いの謎。
    いとこに有栖川有栖の本を借りようと思いお薦めを訊いたらボロカスにけなされたんだけど、その割には全部読んでる?なぜ?というお話。
    面白いなぁ。よくこんな発想できるよなぁ。
    『幽霊刑事』を、「タイトルがピーク。背表紙だけ見てればいい」とバッサリ切り捨てるところなど、もうとにかく笑ってしまった。


    夕木春央と今村昌弘しか読んだことなかったけど、他の作家のも読んでみたくなった。
    その前にもう一度アリスシリーズから読み直したいな。

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    2025年03月30日
  • 蒼海館の殺人

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    全員嘘つきの殺人事件。
    嘘つき一族という前情報を持った上でいざ一族と対面をして疑ってかかるからこそ全てが怪しく見える。なのに何が嘘なのかが分からない。
    形を得ない何がドス黒い空気が蔓延する中で信じられるのは自分たちだけなんて空間、人間不信すぎます笑
    絵に描いたような仲良し家族を演じる気持ちの悪さや、気を抜くと信じてしまうような言葉巧みな人間力をそれぞれ作り上げられる人物設定がすごいです。
    そして挫折した名探偵は一体いつ復活するのか…半分くらいまで話が進んできて、謎解き今から追いつけるのか?とハラハラしてしまいました!今回の田所くんの大事さがよくわかります。
    謎が明かされた時、裏の裏の裏を読んで

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    2025年03月17日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    これは!!
    有栖川有栖氏の生み出したキャラが色んな作家さんの力で色付いてます!!
    知ってるだけに笑えるフレーズ。キャラクター達への愛情を感じます
    「残念。ハズレだ」
    「…しがないサラリーマンです」
    笑笑!!!
    たぶん有栖川有栖には書けない砕け方!
    シリーズを知らなくても楽しめる。
    …けど!知ってたら何倍も面白いです

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    2025年03月08日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    「彼女に色をつけてもらうのは、いつか彼女がどこかに消えてしまうのを、ひたすら怖く思うからなのかもしれない。彼女が透明になってしまえば、ぼくには見つけ出す手段がない。詰まるところ、国を挙げて、医療を駆使して、透明人間に色を与え続けるのは、われわれのそうした恐怖に由来するのではあるまいか?」p32

    「彼らが透明なのではなく、われわれに色が付きすぎているだけだと」p38

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    2025年02月25日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    おすすめされていた本。4つの作品からなっており、様々な設定のミステリが読める。個人的にアイドルを扱った2つ目の作品が面白かった。アイドルではないけど自分も追っかけている存在がいるので、そういうのあるよねーってなってしまった。後、透明人間ネタの引用にジョジョ四部があってびっくりした。そういえば透明人間ネタあったよね。それからラストの作品の弟くんの猫被り具合が凄すぎて笑ってしまった。探偵役の裏に隠れる探偵っているよね。どれも読みやすくて面白かった。他の作品も読んでみよう。

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    2025年02月19日
  • バーニング・ダンサー

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    特殊能力(SF要素)をもった捜査官が、現場検証と推理をもって犯人を追い詰めていく。

    特殊能力を活用した戦闘シーン有り、理論的、直感的な推理シーンあり、ととても楽しめる一冊でした。

    続きが気になる。毎日そんなことを思いながらサクッと読めてしまいました。

    SFと推理の組み合わせは賛否両論ありますが、私は好きな一冊です。

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    2025年02月14日
  • あなたへの挑戦状

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    「互いに敬愛していたことを示す根拠」としての2篇の中編小説。

    面白い‼︎
    「あなたへの挑戦状」の意味に気づいた時、思わず声が出てしまうほど驚いた。

    付録から読んでしまうと面白さが半減してしまうので順番を守って良かったと思った。

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    2025年01月11日
  • 黄土館の殺人

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    楽しみにしてた1冊。期待を裏切らない!
    分厚いけどどんどん読み進めて読み切ってしまった。

    犯人がまさかのまさかで予想がついてなかった
    そして、田所、葛城、飛鳥井がそれぞれ自分の置かれた立場の中で闘い、自分の新年を貫きながら、真相を解き明かしていくのがカッコよくて
    また次が楽しみ、次回作あるかな〜

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    2025年01月03日
  • 黄土館の殺人

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    ☆4.7
    【本物の大いなる偶然だけは、見抜くことが出来ない。】

    第一部と第二、三部で全く味わいの違うストーリーが展開される構成力が最高すぎる!
    散りばめられた謎とヒントが飛び石のように提示されて、トントンと辿るだけで、まるで自分が『名探偵』になったような気分になれる。この心地良いリズム感で、多少のゴリ押しも気にならない。
    ストーリーが盛り上がり先走る場面も、こちらが着いていけて萎えてしまわないギリギリのラインで誘導される快感は、ここしか味わえない至高の体験!!

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    2025年01月03日
  • 黄土館の殺人

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    館シリーズ、予想通り地震でしたが、あとがきで著者さんや出版社の方の複雑な気持ち、理解できました。自分も神戸の地震の被災者だったので、映画「すずめの戸締り」や朝ドラの「おむすび」の震災のシーンは、モヤモヤしてしまいます。今回の作品は、地震をモチーフにしてるけ地震で死者とか出るとかはなかったので、ミステリーを楽しめました。登場人物たちの成長も感じれて、良かったです。次は風だから、竜巻?台風だと水害と重なるのかな?楽しみに待ってます。

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    2024年12月22日
  • 阿津川辰海 読書日記~ぼくのミステリー紀行〈七転八倒編〉~

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    ネタバレ

    推理作家、阿津川辰海の読書日記その2。
    webで公開されている内容と、作品解説をまとめたもの。

    読書日記の方は相変わらずの熱量で。自身の作品もコンスタントに出しつつ、日本人のみならず海外作家の作品も紹介する凄さ。感動。
    特に新作だけでなく、過去の作品も紹介してくれるところが大変ありがたい(ついつい探し出して読みたくなる)。

    解説の方はネタバレありも多いため、読んだ作品以外は封印。読める日を楽しみにしている。

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    2024年11月29日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川さん目当てで読みましたが、どれも全部面白かったです。
    脱出というテーマにこだわらなくても、物語として濃くて読みごたえがありました。
    初めて読む作家さんもいたので、これを機に他のも読んでみたいと思った。

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    2024年11月27日