【感想・ネタバレ】午後のチャイムが鳴るまではのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ある高校の1日。
ラーメンを食べる為に学校を抜け出す者。後ろ姿を見た先輩が消えた。告白の権利を得るための消しゴムポーカー。独り言の解明。数年前の女子生徒消失事件。
1日にこんなに事件は起こらないが、それぞれがちょっとずつリンクしてて楽しい。自由な高校生活が描かれていて自分の過去も思い出したりして良い読書だった。

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2024年05月18日

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キラッキラの青春‼️

高校・短大と、女子校育ちのわたしにとっては、羨ましすぎる青春だわっ‼️‼️

気持ち良いまでのおバカっぷりだけど、情熱をすべて注いで、その目的のためにすべてを捧げる、彼らの生活を心から応援したいと思えました❤️

いや、ほんと、お勉強だけがすべてじゃないよね〜。
スポーツマンばかりが目立ってモテてるような気がするけど、囲碁・将棋、文芸部、天文部…etc…

生まれ変わったら、共学校で、なんか部活にも入ろう❤️

そして、ハンカチ王子と同姓同名(漢字は違っても)の男の子がいたら、ちょっといじってみたい‼️

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2024年01月31日

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馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー。
九十九ヶ丘高校、2021年9月9日昼休みの65分間で起こる5つの事件の連作短編。
学校を抜け出しラーメンを食べに行く完全犯罪計画。
部の集大成をかけた文芸誌。その納期が迫る文芸部が遭遇した人間消失の謎。
クラスのマドンナへの告白を賭けた消しゴムポーカーで起こる詐欺事件。
占い部が聞いた謎の言葉から始まる安楽椅子探偵。
過去に天文台で起きた女子生徒消失事件。17年の時を経てその謎に生徒から先生となった森山が挑む。
どの事件も全力で向かっていく高校生達の姿が笑えるし爽快で最高!

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2024年01月15日

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高校生たちがひたすらに注ぐおバカなことや好きなことへの情熱諸々は、身に覚えがあり笑ってしまう。独立した短編集としてのおもしろさと、ミステリーとしてのおもしろさが同時に楽しめる。読後は爽やか。

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2024年01月06日

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ネタバレ

ブックチューバーのマサキさんがお勧めされていたので読んでみました。
阿津川さんの作品は初めて読んだのですが、とても読みやすくて面白かったです。
馬鹿馬鹿しい事を全力でやれるのは高校生って感じですね(笑)
短編集で5つのお話があるのですが、最後のお話でそれまでの4つのお話全てが繋がるのでそれもまた面白かったです。

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2024年01月06日

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ラーメンの話が最高だった。
「昼休みに学校を抜け出してラーメンを食べに行く話」をここまで面白く、更にミステリーにまでできる作家さんは阿津川さん以外にいないと思う。天才だと思った。

くだらないことに命をかける男子高校生が何とも微笑ましい。自分は放課後のファミレスだったけど、友達と計画してスリルを味わいながらも楽しかったことを思い出した。

高校の時には当たり前だった友達と過ごすそんな些細な日常が、今ではとても懐かしい。この本を読んでいる時、遥か昔の高校時代にタイムスリップしたような気持ちになれた。こんな気持ちにさせてもらえるからやっぱり小説って良いなぁ。

短編だった話が、段々とつながっていく。みんな同じ高校だもんね。終わり方も良いと思っていたら、『あとがき』はもっと良かった。
阿津川さんやっぱり好きだなぁ。

ラーメンの話は何度でも読み返したくなる。
Audibleにて。

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2024年05月15日

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ネタバレ

日常の謎連作短編集。
普段のミステリミステリしたほうが好きだから誰も死なない今回の作品はちょっと物足りなかった。
伏線の多さは流石で読み返すと楽しい。
疾走感があって読後も爽やかだし、ギミックがわかりやすいのも含めて中高生向け。でもハンカチ王子は古い。今の高校生絶対知らないよ……。

個人的には、あんな名探偵が何人もいてたまるか!ってところから多分こうだろうな〜という見当がついたから最後に順を追って説明される会長の昼休みの忙しさに驚いた。こっちは圧倒的に陽の名探偵だけど、館の鬱々と心折られた名探偵も好きだよ。

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2024年04月27日

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全ての事件は65分の中に!
九十九ヶ丘高校に通う生徒ら。その中で色々な謎が起き、解決します。皆、高校時代という、制約付きながらエネルギーを大量に持つ時間をきらめきながら過ごしている様がとても良い本です。それまでうっすら思っていたことが、1つにまとまる第5話が秀逸!ルビはないけど、小学生から大丈夫な推理小説です。各話のタイトル(特にRUN!ラーメンRUN!)が妙に覚えがあるとおまったら、都会のトム&ソーヤシリーズのタイトルをもじってたんですね。
途中から登場人物たちの名前を書き抜きしながら読みました。ちょっと登場人物多いのが★減要因。ま、メモのお陰で色々クリアーでしたが。
ラーメンの二人、生徒会長のキャラクターは好きでした。たまに小編書きためて続編出てくれないかな。あっ、芝君も結構好き。がんばれー。

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2024年04月21日

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『馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー』
作者の日常の何でもない日が大切なのだという思いが伝わってきた。にしても、菅原くんの推理力すごすぎない❓笑いあり、感動あり、清々しい気持ちになれた。

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2024年03月26日

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同じ学校を舞台にした短編集だが、最後の書き下ろしで、全部のストーリーに関連を持たせるという力技を見せている。犯罪のない推理小説

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2024年03月12日

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ひとことでいうと、「小気味好い」ミステリー。さわやかで読み口すっきりだが、ちゃんと技巧派的な側面もあってとにかく楽しい。

くだらない青春を、スポーツ系でない部活や帰宅部の中で全力で過ごした人ほど、読みごたえを感じれるのではないか。学生時代にやったさまざまなおバカなこと、一生懸命やったズル、昼休みにさんざんやったローカルルールマシマシのトランプ(大富豪とか)のことなんて思い出したり……。

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2024年03月04日

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高校生の息子にも、楽しい昼休みを送ってもらいたい!
と思いました。
そして色んなことに詳しくなった笑

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2024年02月23日

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九十九ヶ丘高校の昼休みを舞台に起こる学園ミステリー。日常ミステリーが読みたいと思い手に取りました。馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる高校生が愛おしく、笑えてほっこりする内容でした。
ですが、しっかりとミステリー要素は含まれており、最終章に伏線が回収されていく過程はお見事です。あとがきにある阿津川さんのメッセージもグッときました。次作も検討されているらしいので期待しています。

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2024年02月20日

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ネタバレ

青春ミステリー、高校生!初々しくていい!
お昼休みが始まってから終わるまでに全てのストーリーが終着点を迎える。
鉄人のスーパーマン名探偵、会長も嫌味なく全話に名を変え登場して謎を解き明かすキーパーソンとなり、味わい深い。

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2024年02月19日

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とある高校の、2021年9月9日のお昼休憩を巡って、章ごとに異なる人物の視点から、濃密な人間交差点が繰り広げられます。

ひとつひとつの章では、テーマそのものにフォーカスが向いているものの、著者の読者に対する意図的な目隠しによって、個人個人の情報が鮮明に見えなくなっています。これをストーリーを先に読み進めることで読者側に推理させるという意味合いでの『マクロなミステリー』と並行して、各章に割り振られた『ミクロなミステリー』を『並列思考』していく楽しさがあります。

環境における隙、人間心理の隙、不完全なテクノロジー(アプリ)の隙を絡めて一本筋が通っている、RUN!ラーメンRUN!は開幕章からキャッチーなタイトル。そして、個人的にひときわ目をひいた章は、『賭博師は恋に舞う』で、ギャンブルのルール解説がはじまるあたりで、カイジっぽい展開になるのかな?と思いきや、これが、ひぐらし・うみねこオマージュのように自分には感じられました。この作品の著者は敬虔な竜騎士07のファンなのかな?

人は所属している場所でのルールから外れたことをしてはいけない、ってことを、一番小さなところでは家庭、および学校の環境から教わって育ちます。それぞれ自由にやりたい反面、その『聞き分けの良い生徒』って姿をみんなが演じてるんですよね。

四角四面にしゃちこばった学生も真面目でいいですが、ルールの抜け穴を必死で破ろうとしてスリルに興じたり、バカバカしいなりに全力で頭脳を振り絞って考える生徒たちの織りなす、この九十九ヶ丘高校を巡るヒューマンドラマ、自分にもこんな高校生活があったら良かったなぁ、って、読み終わってすこし嫉妬してます(笑)

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

あとがき通り、「馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー」でした。
読書初心者でも、すらすらと読み進めることができました。
唯一困ったのは、夜中に読みはじめたのも相まって、とてつもなくドロドロ系豚骨ラーメンを深夜に食べたくなってしまったことです。

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2024年02月15日

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人が死なない日常のミステリー。ある学校の昼休みが舞台の連作短編です。
今思うとなぜあんなことに情熱を捧げていたんだろうと、自分の学生時代を思い出してニヤリとしてしまう作品でした。
爽やか青春、お馬鹿なドタバタ劇と思いきや、、、やっぱりそこは阿津川辰海先生、最後のひと手間がにくい演出でした。
また作中に出てくる「消しゴムポーカー」は、実際に作って、編集者の方と一緒に遊んでみたと聞いたので、本当に学校でやっている感じに仕上がっているのだなと納得しました。
何も考えずに読める作品で、子供から大人まで、誰にでもオススメできる作品でした。

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2024年02月12日

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このミス11位を取っていて、Audibleにも入っていたので読んでみることに!!阿津川さんといえば『紅蓮館の殺人』などのクローズドサークルの本格ミステリーが有名だとは思いますが、この作品も非常に面白かったです!!

まず、高校生たちの愛おしいほどの馬鹿馬鹿しさがあまりにも眩しすぎて、めちゃくちゃ学生時代に戻りたくなりました…!!特に第1話の「RUN!ラーメン!RUN!」や第3話の「賭博師は恋に舞う」の男子学生ならではの馬鹿馬鹿しさといったら…!!もうあまりにも心にブッ刺さりました!!

さらに、ただの青春小説ではなく、各章の中でロジックが組み立てられたミステリー要素も含められており、ミステリー小説としても十分に楽しめると思います!!

何より、各章全てに颯爽と現れる”彼“がめちゃくちゃ良い!キザでかっこよくて、それでいて青春に全力でバカみたいな一面もある、、こんなやついたら絶対にモテるんだろうなぁって存在でした笑

米澤穂信さんの『氷菓』シリーズのような日常の謎が好きな方は
絶対にハマる作品だと思うのでぜひ読んでほしいです!!

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2024年01月27日

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学校が舞台で男女様々な高校生が主人公の日常の謎解き短編集。"午後のチャイムが鳴るまで"のお話なので、シンプルで文体も疾走感があり、とても読みやすい。普段本を読まない人にもオススメ!遊び心のある短編集。

一方で複雑な本格ミステリーが好きな方や、本を読み慣れてる方はややミステリー要素に物足りなさを感じるかも。

#読みやすい#ミステリー#死なない#日常の謎#疾走感#短編集
#学生時代はばかばかしいことに全力投球できた

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2024年01月21日

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大人が見たら馬鹿馬鹿しいことを全力で楽しんでいる。学生ってそうですよね。
なので学生さんが読んだ方が楽しめる作品だと思いますね。

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2024年04月10日

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良質な青春ミステリー。連作短編集。読んでいて学生の頃を思い出しました。
どの話も面白かったですが、特に1話と5話が面白かったです。1話のRUN!ラーメンRUN!は、昼休みに無断で学校を抜け出してラーメン屋に昼食を食べに行くというただそれだけの話なのですが、それが凄く面白い。バカバカしいけど面白かったです。
5話の過去からの挑戦も良かったですね。名探偵が昼休みの間、推理しまくっている様子が見れて面白かったです。
舞台の高校の校内図や時程表があるのもいいですね。たまに校内図を確認しながら楽しく読めました。
連作短編集ミステリーとして、凄く上手に綺麗にまとめられてます。この作品はシリーズ化してほしいなあ。

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2024年03月30日

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学園モノの連作短篇集。昼休みにラーメンを食べるため学校から脱走したり、消しゴムポーカー大会で白熱したりと、真面目にくだらないことをする学生たちの姿は、読んでいて楽しい。
ただ、全体を貫く仕掛けは思いついたからやりました的な感じ。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

高校の昼休みが舞台。
まるで大学のように生徒の自主性に重きが置かれている高校。
それぞれの場所で約1時間とは思えない密度の濃い時間が流れている。
一つ一つ独立した章をつなぐ名探偵のような一人の人物。全ての伏線を回収するラストの章は読んでいて清々しい。
ポーカーのルールに疎い私は、その章のゲームの場面は蘿さらっと読み飛ばした。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】RUN! ラーメンRUN!/いつになったら入稿完了?/賭博師は恋に舞う/占いの館へおいで/過去からの挑戦

各話タイトルになんとなく見覚えがあるなあと思っていたら、はやみねかおる氏のトム&ソーヤシリーズのタイトルをもじったものとあとがきに書かれていて納得。

学内の日常の謎を高校生が解く連作。各話ごとに異なる語り手があれこれと謎について思い巡らし、サクッと超人的な探偵役が解決を示すというパターン。
最後で種明かしといわんばかりに各話の探偵役についてまとめられているが、ここは言わずもがなかな。

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

高校生たちの行動力が眩しい。突拍子もないことを「やろう!」と言えるのもすごいし、「うん、やろうやろう!」ってなる周りの友人たちキラキラしてるよねー。世界は自分たちを中心に回ってると思ってるからだろうし、思ってていい世代なんだよ。好きなことやったらいい!
帯にある「こいつら最高すぎる」ってのは間違い。これが高校生たちの平常運転。最高なのが普通!
特に大きな盛り上がりはないし、ミステリって程のものでもないけど、高校生たちのバカ騒ぎが微笑ましくて、懐かしい気持ちになりました。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

面白かった。
高校の昼休みに起こるあれやこれやのミステリ短編集。
まわりの人たちからはなんでそんなことにと思われるようなことに真剣にとりくんでいるところがいい。謎ときもサラッと。最後の話まで読むとまた最初から読みたくなる。

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生徒会長のスペックの高さに脱帽。
キラッキラした青春を感じる話だったが、
個人的にはミステリー要素無しで青春一辺倒みたいな話でもよかったかなと。
ミステリーとして読んでしまうとこういう評価になってしまう。
青春小説として読みたいが、伏線部に点がうってあってどうしてもミステリーに傾倒する。
ただし、全ての話が同じ時間軸で動いていて、リレー形式とまではいかないまでもところどころつながり面白い。
青春時代のエモさを感じる事が出来る一冊かと。

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2024年02月13日

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阿津川辰海作品 初読みです。
本格ミステリー小説の作家さんのようですが・・・実にさわやかで面白かった。

2021年9月9日木曜日 新学期明けの九十九ヶ丘高校の昼休み65分間の謎解き。
校外へランチを食べに、文学部の締め切り、仲間同士のゲーム、占い、
学校の七不思議。
作者もあとがきに書いている「馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー」その言葉通りのお話しでした。
登場人物がみんな生き生きとして 気持ちいい。
自分の学生時代を チョット思い出しました。

短編5編で どの謎解きも1話ごと完結しているのだけど、連作短編小説なので
登場人物たちを頭の片隅におきながら 読み進めるのがおすすめです。

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2024年02月06日

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九十九ヶ丘高校のとある1日、昼休憩の65分間に起きた5つの事件を解く連作短編集。高校生のわちゃわちゃぶりや真っ直ぐさが眩しい位。

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2024年01月30日

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最近読んだ「モールの想像力: ショッピングモールはユートピアか」でも言及されていた押井守の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の舞台である高校の文化祭の前日がループする一回性の永遠性みたいなユートピア感を屈託なく発散する…それが推理小説の短編集である、というのがビックリです。確かに2021年9月9日11:15から13:00までの昼休み65分間という制約は短編ミステリー向きなのかも。九十九ヶ丘高校のほぼ校舎の中で同じ時間に繰り広げられる5つの謎が重なり合い影響し合って「一回きりの永遠」を描き出しています。そして時計が同じ65分を5まわりする間に「時を駆ける現象」(?)が起き、過去と今が繋がってしまうし。5つの謎もバリエーションが豊富で、作者自身がよっぽどミステリーが大好きなのもひしひし感じますし、また少年ドラマシリーズみたいなジュブナイル感も漏れ漏れです。実は、この本を読んで自分にもタイムリープが起きたのです。47年ぶりに段ボール箱ひっくり返してハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」を取り出して読んでいます。嗚呼、その時、自分は高校生でした。作者に感謝。

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2024年01月20日

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