阿津川辰海のレビュー一覧
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ネタバレルーカスのいうとおり
2025年に阿津川辰海は二人の怪盗を世に出しており、一人は児童文学書として「怪盗うみねこ」、もう一人が今作に登場する絵本の「ルーカス」である。
前者は児童文学書だったため、とても読みやすいハートフルな作品であった。そのため、阿津川辰海という作家を大好きでありながら、「怪盗うみねこ」の余韻を引きずったまま、今作に手を出してしまった。
まさか、人形ホラー、本格ミステリー、クライムサスペンスだとはおもわず。
この作品を押し通す為、幾つか都合の良い部分もあり、転校してきた森少年と役割と、彼の父親である探偵が登場しなかった事、自分達の推理を通じて人形ルーカスに疑問を抱いた警察官の -
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よくあるバディもので、よくあるキャラと特殊能力。特徴的なクローズドサークルとからくり屋敷。
第1作のようだけど、かつての名探偵とその過去編があって、それにまつわる因縁があって、本編の殺しと重なって、そして最後の最後にどんでん。
エンターテイメントの応酬だった。おもしろかったけど、何と言うかミステリーのおもしろさとちょっと違う、かな。
つばさの死はフェイク、という予想をしていたけどこれはハズレ。実は爪の正体は…とぼかすには、ちょっと登場人物が足りないなぁ。
飛鳥井さんの判断は、一票入れるに足る。現実にも、どうしようもなく周りに構ってもらいたくて変なことする人間はいる。あれはスカすに限る。 -
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面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる -
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亡き母が編集者として担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみを河原で見つけたタケシは、ダメだとわかっていたけれど家に持って帰ってしまう。
父に見つかり捨てられたが、翌朝になると机の上にいた。
その日からタケシの周りでおかしな出来事が連続する。
迷惑行為をする隣人の男が2階から転落したり、タケシをいじめていた3人の男子も傷つけられる。
いじめを黙認していた担任教師も殺されてしまう…
父親が探偵をしていて、自分には霊が視えるという転校生の森は、タケシの周りに何かを感じていて…
これは、ぬいぐるみルーカスの仕業なのか…と複雑な思いを抱えながらもタケシは森と真相を追う。
人形には怨念が取 -
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名作を読もうキャンペーン②
ミステリのオススメとして、かなりの頻度で登場する作品シリーズの第1巻『紅蓮館の殺人』。
高校生コンビが探偵と助手として事件を解決&
火事により焼失寸前の館からの脱出!くらいの
イメージでのスタート!
私めも、少しはミステリを読んできているので
騙されないぞ!伏線はどこぞや!と読みすすめて
いきました。
登場人物も限られているので、
さほどこんがらがることもなく、
読み進められるのですが・・・。
探偵葛城くん、頭が良すぎて。
あんまり共感ができず、淡々とすすんじゃう!
もちろん、前半で〇〇がそんな亡くなり方しますか!という事件が起きますが、ストーリー上必 -
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題名に惹かれて購入。
サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
→本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より
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「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
人気作家の人殺し(*☻-☻*)
「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
派手な対決ものに見えるのに、
「技術」と「倫理」の差だったり。
やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。
「脳JILL」 木爾 チレン
チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
という感じがします。
この文体の軽妙さと心理の深さの
高低差が魅力。
「テキストブックキラー」櫛木理宇
短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
“殺人”書いたら際立つものがあります。
「私の伴侶」くわがきあゆ
自殺の名所の崖の上。
止められぬなら落 -
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亡くなった母の思い出、可愛らしいぬいぐるみのはずが…一気読み必死のスリラー #ルーカスのいうとおり
■あらすじ
小学5年生のタケシは、二年前に母親を事故で亡くしていまい、寂しさから抜け出せずにいた。生前母親は児童書『どろぼうルーカス』の出版編集をしており、タケシはその物語に登場する「ルーカス」を慕っていたのだ。
ある日タケシは「ルーカス」のぬいぐるみが捨てられているのを見つけ、自宅に持ち帰ってしまう。それ以降、タケシの周りでおかしなことが起こり始め…
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい! 阿津川先生は、いつも新しいことに挑戦されるな~。楽しませていただきました。
本作は児童書のキャ -
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手綱を握られた読書体験をしませんか?
亡き母との思い出が詰まった「ルーカス」という人形。小学生の主人公は、長年大切にしていました。しかしある日、そんなルーカスを父親に捨てられてしまいます。悲しみに暮れる中、偶然にも河原でルーカスの別個体を見つけ家に持ち帰ると、身の回りで不可解な出来事が起きるようになりー
物語の序盤は、不気味さを感じるものの、ルーカスは沈黙しています。しかし、読み進めるといつの間にか不穏な気配が忍び寄っており緊迫した展開に。ページを捲るたびに、緩やかに、しかし着実に、魔の手は迫ります。その読書体験は、さながらルーカスに手綱を握られているようでした。小さな人形に、物語の展開ペ