あらすじ
亡き母との思い出のぬいぐるみ。
その正体は、30センチの殺人鬼!?
人形ホラー×本格ミステリ
あなたはこのフーダニットを見破れるか?
タケシは、内気な小学5年生。2年前にママを亡くしてから、いつまでも立ち直れずにいる。そんな時に河原でそれに出会う。編集者だったママが担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみだ。ルーカスを持ち帰ってから、タケシの周りでおかしな出来事が連続する。パパに捨てられたのに、なぜか翌朝にはぬいぐるみが机の上にいた。翌日には迷惑行為を繰り返す隣人が二階から転落し、被害者は現場に「ルーカスがいた」と主張。さらには、タケシの嫌いな教師が喉を切られて殺される。一連の事件はルーカスの仕業なのか? タケシは複雑な思いを抱えながら、同級生の森とその正体を追うが――。
――大事なことは、ぜんぶ『どろぼうルーカス』が教えてくれた。
全ての真相が明らかになった時、少年は一歩大人に近づく。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ホラーとミステリーの融合で好きなタイプの作品。
ルーカスが怖くて、自分が人形系の怪異に弱いの初認識。
人形のせいにして本当は犯人が別にいるんじゃないかと、最後までドキドキして楽しめた。
Posted by ブクログ
読み終わりまるでハリウッドホラー映画を見ている気分になってしまいました。そうです「プレイ」のチャッキーです。もう恐怖、恐怖のひと言につきます。なぜ人形に取り憑いてしまったのか、なぜ人を殺したのか謎が謎を呼ぶ、明かされる真相に読む手が止まらずそして病院へ行く刑事のシーンは手に汗握るとはこう言う事かとつくづく感じてしまい、病院内での死闘は震えてしまいました。ラストの真相は想像だに出来ない終わり方でした。あなたもぜひ読んで恐怖を感じ、手に汗握って下さい。
Posted by ブクログ
亡き母が編集者として担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみを河原で見つけたタケシは、ダメだとわかっていたけれど家に持って帰ってしまう。
父に見つかり捨てられたが、翌朝になると机の上にいた。
その日からタケシの周りでおかしな出来事が連続する。
迷惑行為をする隣人の男が2階から転落したり、タケシをいじめていた3人の男子も傷つけられる。
いじめを黙認していた担任教師も殺されてしまう…
父親が探偵をしていて、自分には霊が視えるという転校生の森は、タケシの周りに何かを感じていて…
これは、ぬいぐるみルーカスの仕業なのか…と複雑な思いを抱えながらもタケシは森と真相を追う。
人形には怨念が取り憑いているのか⁇人形ホラーとは驚いたが、タケシと森の小学生2人が刑事をも凌ぐ活躍ぶりをみせるのはなかなか大したものだと感じた。
Posted by ブクログ
亡くなった母の思い出、可愛らしいぬいぐるみのはずが…一気読み必死のスリラー #ルーカスのいうとおり
■あらすじ
小学5年生のタケシは、二年前に母親を事故で亡くしていまい、寂しさから抜け出せずにいた。生前母親は児童書『どろぼうルーカス』の出版編集をしており、タケシはその物語に登場する「ルーカス」を慕っていたのだ。
ある日タケシは「ルーカス」のぬいぐるみが捨てられているのを見つけ、自宅に持ち帰ってしまう。それ以降、タケシの周りでおかしなことが起こり始め…
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい! 阿津川先生は、いつも新しいことに挑戦されるな~。楽しませていただきました。
本作は児童書のキャラクター「ルーカス」のぬいぐるみが主役。ルーカスの周囲で人が次々と襲われる事件が発生するというサスペンススリラーです。
物語の視点人物は小学生タケシがメインとなり進行していく。母の愛情を忘れられない彼は、母と縁のあったルーカスを身近感じ、愛着をもって接することになる。しかしルーカスの周囲で殺人事件が発生してしまう… これはひょっとしてルーカスが原因なのか? というストーリーです。
総じて言っちゃうと、それなりに無茶な設定、無茶な謎解きなんだけど、エンタメとしては一級品。え、ぬいぐるみに襲われるの? マジかよ、なんで? こえーよ! っていう面白味と勢いで一気に読まされてしまうのです。
人間関係の推し引きも上手だったなー、このあたりのプロットはさすが阿津川先生でした、バッチシです。
推したいポイントは父と息子の関係性ですね。母親がいないことで、二人の価値観がすれ違い始めている。過去を乗り越えようとする父親と、過去を大切にしたい息子。
どちらの考えもよくわかるけど、まだ5年生だもんね、甘えたい盛りですよ。もっとタケシに寄り添ってあげてほしいなー。もちろん愛情がないわけではない、事件をとおして理解を深め合っていくところが、ぐっとくるポイントですね。
さて謎解きですが、真相は深いところに忍ばせて合って、その発想までは至らない。決して謎解きにも力を抜かないという意思を感じましたね。
その割に物語としてはキレイに整理して終わってるから読後感もいいのよ。読みやすく、グロくもない、優しさも愛情もあるという、ドエンタメのお手本みたいな作品ですね!
全然関係ないけど、装画の「ルーカス」が可愛い。キャラクターグッズにして欲してくれたら購入します。幻冬舎さん、ご検討をよろしくお願いします。
■ぜっさん推しポイント
本作一番の読みどころはタケシの頑張り、これに尽きる。
人との距離感が掴むのが苦手だったり、自分の意見を言えないという、甘えん坊の少年なんです。しかしルーカスの問題を解決しなきゃという意識が彼を変化させ、母親がいないという辛さを乗り越えていくのです。
彼はなぜ一皮むけることができたのか… それは真相の中に答えがありますよね。
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手綱を握られた読書体験をしませんか?
亡き母との思い出が詰まった「ルーカス」という人形。小学生の主人公は、長年大切にしていました。しかしある日、そんなルーカスを父親に捨てられてしまいます。悲しみに暮れる中、偶然にも河原でルーカスの別個体を見つけ家に持ち帰ると、身の回りで不可解な出来事が起きるようになりー
物語の序盤は、不気味さを感じるものの、ルーカスは沈黙しています。しかし、読み進めるといつの間にか不穏な気配が忍び寄っており緊迫した展開に。ページを捲るたびに、緩やかに、しかし着実に、魔の手は迫ります。その読書体験は、さながらルーカスに手綱を握られているようでした。小さな人形に、物語の展開ペース、そして自身の読書ペースまでも握られている恐怖を、ぜひご堪能ください(o^^o)
Posted by ブクログ
【半分程度読んでの考察】
・ルーカスは誰なのか
①お父さん②タケシ君
の予想
題名が「ルーカスのいうとおり」なので(安直過ぎるけど汗)
半分までの間でルーカスがしゃべる描写もないし
ミステリー小説初心者で、毎回、予想を外しまくっているので当たるわけないけどね
【結果】
はい、もちろん外しました
もちろん私の数段上をいく結末でした
さすかの阿津川先生です笑
Posted by ブクログ
王様のブランチで紹介されていたのを見て気になって購入。あらすじからもっと荒唐無稽な話をイメージしていたがちゃんと腹落ちする終わり方。ハラハラして夢中で読んだ。子供が主人公の小説のセリフはあまり好まないがタケシのキャラクターは子供らしさと本格ミステリの主人公のバランスがちょうどよかった。こちらの作者は初めて読んだが他のも読みたくなった。
Posted by ブクログ
物語として、終盤までの展開は面白く、そこからホラーがミステリになる展開も面白かった。
最後のオチも伏線張ってるし、想像は出来るけどぴんとこない部分あったけど、それも含め阿津川さんの油が乗ってる。
3096冊
今年324冊目
Posted by ブクログ
犯人はルーカスでしょ?と思っていたら、なるほどフーダニットってそういう意味。
ホラー苦手でもサクサク読めて、ちょっとジーンとさせられた。
人死はあるけど、ストーリーとしては児童書でもいけそうな気がするなあ。
伏線いっぱい散りばめたうえで犯人当てさせてくれるから、結構楽しいと思う。
どれだけ大好きで思い入れのある“ぬいぐるみ”でも、刃物振り回して襲ってきたら絶対怖いし、自分だったら愛着なんて消え失せてる。
そう思うと、最後のタケシの行動は優しくて良いよね。
Posted by ブクログ
ホラー×犯人探しミステリー。
犯人を絞り込んでいく辺りはスリルがあったが、ラストの解決に今までほとんど匂わせてこなかったエピソードを使うのは、ちょっと強引に感じた。
それまで登場しなかった人物を犯人にするのは、ミステリーとしては禁じ手。