阿津川辰海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026年12冊目
紅蓮館を読んで何冊か挟み、蒼海館を読んで次にこの黄土館を読みました。
流石に600ページ級の小説を連続で読むと頭が疲れてきましたが、続きが気になりすぎて読む手が止まりませんでした。
紅蓮館と蒼海館と読んで、薄々気になってはいましたが、葛城名探偵の推理力強すぎませんか??
殺人トリックやあり得ない偶然、館のあり得ない構造とかは、現実離れしていても特に気にはしないのですが、探偵役の推理力が現実離れしすぎていると、正直少し萎えてしまいます。
いや、そんな考えになるかな、、?ただの言葉の綾じゃない、、?そんなに気にするほどのことかな、、?あまりにも推察眼が鋭いからと言って、人間離れしていて、田所助手と同じく置いてかれてる感がありました。
個人的に、今回田所くんがやっていたように、探偵役は色々と足を運んでいっぱい考えて、推理して、謎を解くという方が好きです。そんなことにはもう気付いてるんだよみたいな感じの探偵はあまり好かんです、、
物語自体は面白く、キャラも個性的で立っているので、読んでて楽しかったです。
なにより館系は、場所の移動が少なく済むからとても読みやすい -
Posted by ブクログ
あなたへの挑戦状というので読者に対して、"このトリックが解けるか、この謎が解けるか"的な本だと思っていたけど少々違った
作家それぞれが
"自分では解けないが最高に面白い謎"
を用意し、互いに「これを解いてみよ」と挑戦した競作だそう
正直読み始めは「うん?なんか⋯古典的だな」と思ってたけど、二編読み、競作執筆日記まで読むと充足した気分になり、読み応えがあって隅から隅まで読んでしまった
阿津川辰海さんも斜線堂有紀さんも読んだことなく、読みたいけど何から読めばわからなかったのでこの本がいい切っ掛けになった
お二人の小説をこれから読もうと思う
おもしろかった
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Posted by ブクログ
ネタバレ阿津川さんの「ミステリ」と「刑事ドラマ」への愛が、ぎゅっと詰まった一冊だった。
警察ドラマ『古畑任三郎』『刑事コロンボ』『相棒』のどれかにハマったことがある人は、きっと楽しい。
作中でもこの3作品の話が出てくる。
作中には、『左右田警部補』という架空のテレビドラマが登場する。
そのドラマのマニアが、その愛を熱く語るシーンがある。
私も『古畑』と『コロンボ』のファンで、お気に入りの回は何度観ても飽きないので、彼の熱い語りには、頷くことばかりだった。
彼と語り合いたいくらい(^^)
ミステリー好きが喜ぶ「お約束」もたくさん盛り込まれていて、さらに警察ドラマが好きな人は、より楽しめる作品だと思う。
過去と現在が入り組んでいるので少しわかりにくかったのと、個人的には構成や謎解きに少し片寄っているように感じてしまった。
もう少し人間ドラマがメインに描かれている方が自分の好み。
でも、好きな分野を存分に堪能できてすごく楽しい時間だった。
※ここからは、ネタバレを含みます。
読み進めていくうちに、「これ、もしかしてあのドラマのあの感じなのかも」と思った。
読み終わって阿津川さんのインタビューを読むと、やはり「ラストシーンは〇〇〇〇のオマージュです」と明言されていた。
もちろんそのままではないんだけど、大好きな「あの名シーン」を思い出してニヤリとしてしまった。
阿津川さんも一番好きなエピソードだと知って、なんだか嬉しい。
私は『相棒』は見たことがないのでわからないけど、『相棒』のオマージュもたくさん入ってるのかもしれない。
表紙のテレビ台が、何度見ても昔うちにあったやつにしか見えない。
このテレビ台に録りためたVHSをたくさん入れてたなぁ。懐かしい。
Audibleにて。 -
Posted by ブクログ
犯人はきみが好きな人っていうタイトルに惹かれて読んでみたけど、本当に面白かったです!!!
好きになった人は絶対に何かしらの犯罪に関与する、または関与するのを察知してしまう男の子と、警察官の兄を持つ、その男の子の幼なじみの女の子が主人公の物語。
行く先々で事件に巻き込まれ、男の子のセンサーを頼りに事件を解決していく物語が6個ほどあって、本当にワクワクしながら読みました。
最後の結末はあー、そういうことになったのねってめちゃくちゃ気持ちを揺さぶられるものでした。
もし気になってる方がいらっしゃるのであれば、ぜひ手に取って読んでみてください✨ -
Posted by ブクログ
2026年8冊目読み終わりました。
本作品のミステリーとても面白かったです。
「いやいや、そんな偶然起こり得ないだろ」と思われる方が居るかなぁと感じましたが、私は全然気にしませんでした。確かに現実的にはあり得ない状況となりますが、あくまで小説なので、そのあり得ない状況を楽しんでいました。
内容も盛りだくさんのように感じますが、1個ずつ見るとそんなに大したことない内容で、読みづらい・読んでて苦しくなるみたいな事もありませんでした。
色々詰め込んでるなとは思いますが…
十角館の殺人をイメージしてこの本を取ると、ちょっとイメージと異なるなと印象付いてしまうかもしれません。個人的には東川篤哉先生の仕掛島がイメージできました。仕掛島好きな方は、読んでみても良いのではないでしょうか。(すごい似てるというわけではありません。あくまでイメージです。)
それにしても探偵と助手の関係は、深く考えずもっと単純に考えちゃえって思ってしまいます。一緒にいたいなら一緒にいれば良い、一緒に居たくないなら一緒にいなければ良い、、、と無知な個人的感想。。
次回作も読んでみようと思います。 -
Posted by ブクログ
犯人は既に分かっている? 斬新な特殊設定ミステリ
主人公・花林の幼馴染・隆一郎の特殊体質により、「事件の犯人=隆一郎が好きな人」という構図のため、「犯人がわかった状態から逆算して推理する」という、ちょっとヘンテコかつ禁じ手なロジックによって犯人を追い詰めます。
にもかかわらず、エピソードの内容は多彩で、飽きさせません。これは主に隆一郎の「自身の好きな人を守りたい!」という考えによるものです。
好きな人を隠したり、ミスリードを誘うための偽装工作をしたり…。あの手この手で花林に抵抗します。そう、隆一郎は花林にとっての便利なパートナーではあるものの、必ずしも味方ではないのです。
そんなヘンテコな二人の関係は、いったいどのようになっていくのか――。
なお、私はラストにちょっと納得がいきません笑 -
Posted by ブクログ
アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。
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予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
有栖川有栖による解説を収録。
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2024年(令和6年)に”有栖川ワールド"を自由に使って短篇を競作するトリビュート企画として、文藝春秋の発行する『別冊文藝春秋』と『オール讀物』の2誌に掲載された7篇を収録して、同年に刊行された作品です。
■前口上 有栖川有栖
■縄、綱、ロープ 青崎有吾
■クローズド・クローズ 一穂ミチ
■火村英生に捧げる怪談 織守きょうや
■ブラックミラー 白井智之
■有栖川有栖嫌いの謎 夕木春央
■山伏地蔵坊の狼狽 阿津川辰海
■型取られた死体は語る 今村昌弘
■有栖川有栖による解説
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで……「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか!?」と本家も感嘆した豪華トリビュート。
有栖川有栖が執筆したと思うような作品から、これまでの有栖川有栖作品とは少し作風に違いを感じる捻りのある作品まで……有栖川有栖の世界観が再現されたトリビュート作品で、とても愉しめました、、、
そんな中で最も印象に残ったのは、探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュとして秀逸だと感じた青崎有吾の『縄、綱、ロープ』……火村は推理だけで犯人の使用した道具を見抜けるか!? 作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)としてのクオリティが高く、推理部分の完成度も高く、面白かったです。
その他では、、、
同じく作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュで、火村とアリスが女子高に潜入し、制服盗難事件の真相を探る一穂ミチの『クローズド・クローズ』、
有栖川有栖の本そのものを題材にした作品で、有栖川有栖作品を全て読んでいるのにも関わらず、作品を酷評する男の謎を解く夕木春央の『有栖川有栖嫌いの謎』、
が印象に残りましたね……久しぶりに本家本元の有栖川有栖作品を読みたくなりました。