阿津川辰海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
頭脳派刑事を演じて人気だった俳優は
妻殺しの現行犯で逮捕されたのち
「妻は連続殺人鬼の犠牲になった」と
独自の推理を披露して無罪になっていた。
ミステリ作家である風見は
30年前に起きたこの事件を取材し
小説を書こうとするのだが。
最初はちょっと主人公を
「信用できない語り手」かと思ってたもので
ニヤニヤしながら読んでたけれど
途中で転調する章があったあとからは
ごく王道のミステリとして楽しみました。
とはいえ、取材相手は
その俳優が主演していたドラマの
関係者やマニアなので
「あの回のエピソードが」とか
い〜っぱい出てくるのです。
あーはいはい…と浮かぶ映像が多々( ̄▽ ̄)
巻末にちゃん -
Posted by ブクログ
ネタバレyoutubeでのおすすめにより手に取った。人気シリーズの2作目。洪水の中で起こる殺人が舞台で、名探偵葛城の再起の物語。前作で葛城から悪人ばかりの家族という話を聞かされていたようだが、私は正直、犯人以外はなんだかんだ家族を大切にしており、そんな悪い人間ではないと思った。そして人が好さそうに見えていた犯人の狡猾さは、犯人として魅力的に映った。プロバビリティ?といううまくいけば御の字という仕掛けを幾重にも張り巡らせたクモと呼ばれる犯人。これほどのことを成し遂げる犯人のエネルギーや人生観というのが表面的な人格とのギャップがあって面白かった。
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Posted by ブクログ
“殺人鬼”つながりでこの一冊。
阿津川辰海さん
木爾チレンさん
櫛木理宇さん
くわがきあゆさん
結城真一郎さん
という豪華執筆陣に惹かれて手に取りました。私にとってまるで福袋みたいでした。
流石どの話も面白い。そしてさくっと読めてしまう短話集。
この中で私が好きな話は阿津川辰海さんの『シリアルキラーvs.殺し屋』
古書店に勤める男を一ヶ月以内に殺して欲しい。という依頼を受けた殺し屋のお話。
あまり話すとネタバレになってしまうから話せないけれど、流れる空気感がチルい。殺人鬼と相対する空気感ではないの。緊迫してる場面のはずなのになぜか緩く感じてしまう。不思議な温度をもった物語でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ館消失までのリミットの中で謎を解き出口を見つけていく、クローズドサークルではないものの、謎に対してまっとうな推理をしていく感じがよい。
(ちょっとご都合主義的な部分あるが。。。)
探偵葛城が中心に進めていき、助手の田所がフォローをしていく形。
葛城が謎を解き明かす探偵としての生き様を信念としていたが、過去に探偵としていた飛鳥井の考えや進め方と衝突し、結果的に打ちのめされてこの本は終わっている。
続編ありきでの終わりと思うが、この年になると飛鳥井の発言がまともに感じてしまい、葛城は何言ってんの?という反応になってしまうので、何とも言えない気分。
とりあえず続きは読むけど、読後感としては微妙。。。