阿津川辰海のレビュー一覧

  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    2年前に母親を亡くした小学生5年生のタケシは、編集者だった母親が担当した『どろぼうルーカス』のぬいぐるみと河原で出会う。ルーカスを持ち帰ってからタケシの周囲では不思議な出来事が…。迷惑行為を繰り返す隣人が自宅から転落、タケシへのイジメに加担していた教師の怪死。転校生の森と真相を追うタケシ。

    人気ホラー✕本格ミステリ。ルーカスが不気味な感じで良い。誰が人形に取り憑いているのか?を追う過程は面白いし、警察も理解が早く面倒なやり取りも無くて良かった。

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    2026年03月20日
  • バーニング・ダンサー

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    特殊能力を持った人で結成された警察内の組織vs特殊能力を持った犯罪者。
    少年漫画っぽい設定にちゃんとミステリが入ったストーリーで、阿津川さんらしく読みやすい。
    最初から犯人は怪しさ満点で出てくるけど面白い。
    続編出るみたいなので早く読みたい。

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    2026年03月19日
  • 蒼海館の殺人

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    葛城がウジウジしている期間がちょっと長すぎたように思うが、吹っ切れてからは展開も速く引き込まれて一気読み。葛城家はみんな悪人かと思っていたら、なんだかんだ家族想いでちょっと期待外れ。

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    2026年03月14日
  • 最後のあいさつ

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    ネタバレ

    30年前に国民的な人気だった『左右田警部補』。最終回目前、主演俳優・雪宗衛が妻殺しの容疑で逮捕され、打ち切りに。しかし雪宗は緊急会見で無罪を主張し、役柄さながらの“推理”で真犯人は世間を騒がす連続殺人鬼『流星4号』と指摘する。『流星4号』は逮捕されるが、雪宗の妻殺しは否認。時を経て、同様の手口での殺人が確認される。作家・風見創は友人の小田島と調査を始めるが…。

    阿津川辰海は面白くて好き。あのドラマのあの刑事のイメージ…。現在でも事件は起きるけど、話のほとんどは過去の事件の謎。本人が登場するまでの雪宗の謎の雰囲気が良い感じ。

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    2026年03月13日
  • 怪盗うみねこの事件簿

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    やはり阿津川辰海は上手い♪
    と再認識した1冊。

    夏休みに従兄弟の家のあるうみねこ町に泊まりに来たケン。
    この町には、うみねこという怪盗がいて、「価値のないもの」ばかり盗むらしい。ケンと従兄弟のヒサト、カオリの3人は怪盗の謎解きに乗り出す。

    んだけど、正直、オトナなら、最大のナゾ=怪盗の正体、なんかはすぐに検討がついてしまうw
    それでもおもしろく読ませるのが、阿津川さんのスゴイところ。
    各話それぞれの「どうやって盗んだのか」「なぜそれを盗むのか」という謎解きはミステリの基本パターンをきれいに押さえてあり、ミステリマニアにも楽しめるし、ホワイダニットを考える過程で小学生が成長していく姿を描いてて、ニクい♪

    最後は続編も出そうな雰囲気で終わっていたので、期待してます!

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    2026年02月27日
  • バーニング・ダンサー

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    ネタバレ

    異能力ミステリーって感じ?
    ミステリーはすきだけど現実離れした設定やSF的な要素は苦手なところがあるので、あらすじも読まずに読み始めてしまって最初は「苦手な作品かも...」と思いました
    が、割り切って読めば阿津川さんの読みやすい文体もあってすんなり作品の中に没頭することができました
    単純にストーリーが面白いというものあります
    ただの異能力バトルではなく、きちんと推理要素もあったのでミステリーとして楽しめました
    三笠さんは最初から胡散臭かったので何かあるんだろうなと思っていたので最後出てきた時あまり驚かなかったです
    続編で三笠さんがちゃんと追い詰められててくれたらいいな(?)続きが楽しみです

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    2026年02月26日
  • バーニング・ダンサー

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    すごい世界観だけどすんなり入る。登場人物の描写が薄いけど自分の中ではしっかり映像化できる。ほんとに映像化されたらすごい違う感が出るんじゃないかな笑

    えこれシリーズ化してる?読みたい!続きが読みたいぞ!

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    2026年02月24日
  • 黄土館の殺人

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    600ページ超のシリーズ3作目、大作。交換殺人がテーマ。犯人は中盤くらいから何となくわかるがトリックは面白い。1章(交換殺人を持ち掛けられた側)はあっさり終わるが(視点も殺人したい側でなかなかページは進まず笑)3章に繋がる。2章からは田所くん視点。飛鳥井さんがまた出てきて復活果たす。最後の4作目も楽しみ。

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    2026年02月23日
  • ルーカスのいうとおり

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    タケシは、内気な小学5年生。2年前に編集者だった母親を交通事故で亡くしてから、今でも立ち直れずにいる。
    彼は、母親がかつて担当した児童書『どろぼうルーカス』の懸賞品であったぬいぐるみを大切にしていたが、数ヶ月前に他の母親の遺品と一緒に父親に捨てられてしまう。そのぬいぐるみがある日、河原に落ちていてタケシは思わず、そのぬいぐるみを持ち帰ってしまう。
    ぬいぐるみルーカスを持ち帰ってから、タケシの周りでおかしな出来事が連続する。

    阿津川さんの作品は『午後のチャイムが鳴るまでは』に続き2作目。

    まさに『チャイルド・プレイ』の〝チャッキー〟。小学生が主人公だし、内容が内容だから、本格ミステリ好きの方にはオススメできないけど、読みやすいので、読書が好きな小中学生から十分楽しめる。サスペンスというより、エンタメホラーな感じ。

    夏休みに公開されるホラー映画になりそうな作品。
    読みやすく、まぁまぁ楽しめたので星4つ。

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    2026年02月20日
  • 名探偵は嘘をつかない

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    探偵要素がすごく面白かった覚えがある。
    ん?って感じたとこもあったけど、結構おもろかった印象
    阿津川辰海好きになってから呼んだから贔屓目

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    2026年02月15日
  • ルーカスのいうとおり

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    久しぶりの阿津川辰海さん。
    面白かったです。

    個人的に阿津川辰海さんの作品は相性がいいように感じます。この作品も一気に読み終わり、ラストも良かった。現実離れしたストーリーなんですが、共感できる部分が多く、記憶に残る作品だと思いました。

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    2026年02月14日
  • 怪盗うみねこの事件簿

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    ネタバレ

    阿津川さんのことは「最後のあいさつ」で知りました。私の6歳上の方がこんな小説を…?!
    と強く印象に残りました。
    (このこんなというのは、貫禄を重ねた大御所のような凄い小説を…?!という意味です。)
    その方が今度は児童書と聞き、大変驚きました。読んでみると読みやすく、面白い。
    大人の私が読んでも面白いが、自分が子供の頃に読んでいたとしても夢中になっただろうなと感じました。天は二物を与えずと言うけれど、
    大人向けも子供も書けるなんて…天は二物も三物も与えているじゃないか…!と思います。
    子供向け、大人向けと両方書かれる方はもちろん他にもいますが、個人的にはファンタジー作品を書かれている方が多い印象で、ミステリーということになお驚きました。
    そんな本作、大人からすると怪盗うみねこ…怪しい人物が初っ端からでてきます。ふんふんこの人だろう…と読み進めて間違ってはいない、のですが最後にあれ!?!と大人でも驚かされる謎がある。思わずええーっ!と子供の頃に戻ったように声を上げてしまいました。

    本作を読んで、ミステリが気になって、作中に出てくる本も読んで、自分で好きなミステリ小説を探して…と本作が本を好きになるきっかけになるような子がいるのではないかと思います。

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    2026年02月03日
  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    ルーカスのいうとおり
    2025年に阿津川辰海は二人の怪盗を世に出しており、一人は児童文学書として「怪盗うみねこ」、もう一人が今作に登場する絵本の「ルーカス」である。
    前者は児童文学書だったため、とても読みやすいハートフルな作品であった。そのため、阿津川辰海という作家を大好きでありながら、「怪盗うみねこ」の余韻を引きずったまま、今作に手を出してしまった。
    まさか、人形ホラー、本格ミステリー、クライムサスペンスだとはおもわず。

    この作品を押し通す為、幾つか都合の良い部分もあり、転校してきた森少年と役割と、彼の父親である探偵が登場しなかった事、自分達の推理を通じて人形ルーカスに疑問を抱いた警察官の太刀川。
    人形のルール、霊のルールについては整理されているが、結末まで読むと霊が実行出来る、理解している幅が広いのではと思った(映画を通じて学習しているとはいえ)

    主人公であるタケシは、思春期真っ只中の小学生で、母親を交通事故で亡くし父親と二人暮らし。母親が死んでから父との関係うまくいっておらず、どこかぎくしゃくしたような親子関係である。
    以前、母親が働いていた出版社で関わった絵本作家が描いた「どろぼうルーカス」の人形をめぐり、小さなトラブルが起きていく・・・。

    クライムミステリーの書き方としては新しいがもっと絶望感や悲壮感があっても面白かった。ルーカス人形とのギャップは効果として見事に不気味さを発揮している。

     最後、タケシがとある言葉を叫ぶが、この考えは見事、一方、先に読者に明かしてしまい、何故そうなのが。という事でも良かった。
     一点、物凄く残念だった点は、帯に「フーダニット」の記載があるせいで犯人当てにフォーカスされている点だ。このミステリーの面白さは’そういうこと'ではない筈なので、変な先入観を持ってしまった。

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    2026年02月01日
  • 蒼海館の殺人

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    シリーズ2作目。600ページ超の大作。葛城家と田所家の登場人物で、誰かが死んで次のシリーズ大丈夫かと読む前に不安になった笑。結果面白くて止まらない。最後まで一気読みした。

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    2026年01月31日
  • 黄土館の殺人

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    ネタバレ

    今回は飛鳥井さんに焦点が当たった話となっている。
    大学生になった葛城、田所、三谷が成長を感じさせるが、高校生の頃の感情的な面が薄れるのはちょっと寂しい気分。。。
    ミステリーとしてのトリックや内容自体は作中で葛城が言っているとおり、偶然に助けられた部分が多く、アッと言わされるようなものは特に無い。
    ただ、飛鳥井さんが復活し探偵として話を進めていくのを見ると、1作目から読んでいて良かったなと妙な充実感もある。
    3作通しで読むのが1番面白く3作を読めるのかもしれない。

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    2026年01月31日
  • バーニング・ダンサー

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    コトダマの種類は100あるので、今回出てきていないものを題材に続編も出そう。主人公の永嶺刑事の、まだまだ敵と戦ってやるというような意気込みがそう感じさせる。特殊設定だから、アニメ化されても面白いのではないかと思った。

    それにしても、力を持った人間というのはその力を使ってみたくなるものなのだろうか。もともと善人であっても力を持つと暴力的になるという、悪名高い刑務所実験もある。それを彷彿させる。

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    2026年01月27日
  • バーニング・ダンサー

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    ネタバレ

    自分の好きなジャンル特殊能力系
    これはもう、悪魔の実だ…

    シリーズものにして欲しかったけど、もう三笠さんが最強のコトダマってバレてるしなー

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    2026年01月23日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わるぶん、“闇の食べ比べ”みたいに読めてしまう。
    さらにタイトルの『人殺し日和』がまた怖い。殺人が特別な出来事じゃなく、天気のいい日常にすっと紛れ込むような感触があって、読後にじわじわ効いてくる。
    短編で楽しんだ後、じっくり各作家さんの作品も読んでみたくなる一冊だった。

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    2026年01月21日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より
    →人を救おうとする老人と人を掬う男性を掛けているのが上手いなと思い良かった。

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落としてしまおうか。
    落ちてしまったご遺体を拾うもあり。

    「ご乗車の際は」結城真一郎
    女郎蜘蛛を愛でる男は、殺す条件を常備するタクシードライバーとなる。巣を張ったつもりが同種の人間に乗り込まれる。
    なんとなく 最初の数ページが道尾さんに似ている気がした。

    技術的な殺人、殺人の思考、殺人との関係性
    殺人者の反転と 皆さん殺人へのアプローチを変え楽しませていただきました。

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    2026年01月16日