阿津川辰海のレビュー一覧

  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    豪華で楽しいミステリ入門。
    古典メインの海外ミステリ作品の紹介、名探偵パスティーシュ、豆知識など、楽しみ方満載。既にミステリに慣れ親しんでいる身にも、改めてまとめられたものを読むことで再発見があります。

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    2025年04月17日
  • あなたへの挑戦状

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    二人のミステリー作家の共作という良さが詰まった小説。「挑戦状」ってそういうこと!と納得しました。

    どちらの話も面白いし、二人ともまじで天才。ミステリー愛をバシバシ感じる素敵な小説でした。

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    2025年04月12日
  • バーニング・ダンサー

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    ジェフリーディーヴァー「リンカーン・ライム」シリーズに、日本式警察もの/異能バトルのスパイスを添えて。
    シリーズ化する気満々の道具立てに見えたのに、終盤畳んでしまいそうだったので「あれ?」と思ったが、やはりシリーズものだった。

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    2025年04月12日
  • 入れ子細工の夜

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    予測不可能なハードボイルド、「犯人当ての推理小説」を必須科目にした異常な入試問題、二転三転どころじゃない二人劇、覆面プロレスラー達による抱腹絶倒の推理劇の四編の短編集で、どの作品も阿津川先生のトリックスターぶりとミステリー愛が詰まったものばかりで面白かった。

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    2025年04月04日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    表紙に一目惚れして買った為有栖川さんの事をこれまで読んだことがなかったがここまで面白いとは!
    語り手として作者の名前が出てくるのが斬新に思えた。
    元ネタが随所に織り込まれているので、そっちを読んでから再度読むと面白さも倍増するのかもしれない……。

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    2025年03月31日
  • バーニング・ダンサー

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    ネタバレ

    「コトダマ遣い」という能力者が存在する世界では、コトダマを使った犯罪が横行していた。それに対抗するために警察はコトダマ遣いで構成したSWORDを設立する。主人公の永嶺は捜一時代のトラウマをかかえつつも、SWORDの班長として「燃やす」のコトダマ遣いを追い始めるのだが……。
    コトダマは全部で100種類あって、「燃やす」や「入れ替える」などその能力は様々。そしてそれらには力を使うための限定条件や縛りが存在する。たとえば永嶺のもつ「入れ替える(対象物と対象物の位置を入れ替える)」は、自分との距離が5メートル以内でかつ指をすり合わせないと使えない、というように万能ではないようになっている。
    能力もので

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    2025年03月26日
  • 蒼海館の殺人

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    ネタバレ

    最初にまず書きたいのが、前作の感想でも書いてしまった学校の様子が、ここできちんと少し書かれていたということ!一応すっきりできました。

    楽しく読めました。
    定番かなと思うと覆され、それも覆され、そして覆されて…、こういう推理小説好きだな。

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    2025年03月22日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    青春小説はそれほど好きなジャンルではなく、本書もはじめはタッチが軽くてイマイチかなぁと思っていたのですが、話が進むにつれてどんどん引き込まれていきました。ある日の昼休みに起こる様々な事件の絡まりが、丁寧に作り込まれた作品。阿津川さんのあとがきも含めて、読後感が非常に良かったです。

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    2025年03月22日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート

    錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集

    「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
    有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う


    有栖川有栖らしさの完成度で言うと
    『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
    『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
    『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
    は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう

    でもまたそれも良しと思える

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    2025年03月16日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート企画に参加した作家たちのアンソロジー。

    名だたる作家の完成された作品に有栖川先生の幾つかの本をもう一度振り返りたくなるほど。
    何も知らされなければ有栖川先生が書いたのでは…と思いそうでもあり、とても楽しめた。
    各々作家さんのこれまでのイメージが少し違って見えたりして短編であるのが残念なほどで、もっと堪能したかったという気分。
    個性が光り、それぞれの特徴も魅力もあった。
    どれも良かったが、一穂ミチと夕木春央が特に好き。

    ○縄、綱、ロープ〈青崎有吾〉
    ○クローズド・クローズ〈一穂ミチ〉
    ○火村英生に捧げる怪談〈織守きょうや〉
    ○ブラックミラー〈白井智之

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    2025年02月27日
  • バーニング・ダンサー

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    ネタバレ

    面白いけど序盤からSPECがちらつく。能力がばーっと出てきてシリーズ化するのか?と思いつつさらっと読めた。キャラに振り切ったエンタメで著者にしては新しい。三笠さんはさすがに怪しすぎるし説明されたコトダマだけ出てくるご都合主義には笑った。いや、マキマさんまんまじゃん。
    ミステリ愛に満ちた作品が好きだったから、 この路線に進むのは残念。

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    2025年02月27日
  • 紅蓮館の殺人

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    登場人物はラノベっぽい

    謎解きの手順には若干気になる点がなくもないものの、それを重大な瑕疵とまでは言い切れず——むしろ視点を変えれば、巧みな計算のうちとも取れるほどです。そして、謎解きを経た結末は、まるで作者自身が“名探偵”という存在に挑戦しているかのような印象を受けます。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年02月24日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    なんて贅沢なアンソロジーなでしょうか。
    全ての作品に有栖川さんへの愛が感じられます。
    トリビュートとはよく言ったものです。
    青柳さんのものと、今村さんの二作品が特に良かったです。

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    2025年02月20日
  • 透明人間は密室に潜む

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    表題作が一番面白かったです。
    非現実的設定でファンタジー感はありますが、完璧なアリバイを持っている透明人間が犯行に試行錯誤する様に引き込まれました。

    4作目の「第13号船室からの脱出」は、作品の最後を飾るには印象が弱く、物足りなく感じてしまいました。

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    2025年02月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    豪華作家たちが書く有栖川有栖作品の登場人物たちが見られてとても嬉しい!!
    内容も推理ももちろんだけど、キャラの解像が素晴らしくて、あらゆる描写で(わかるわかる~!!)となりながら読めて楽しかった。

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    2025年02月01日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    最近勢いのある豪華なメンバーによる有栖川アンソロジー。めっちゃ期待して読み始め、そして期待通りの内容だった!

    個人的にはやっぱアリスシリーズが好きなので、青崎さんと今村さんの話がたのしかった。
    青崎さんのは有栖川先生も後書きで述べてたけど、先生本人が書いた?と言うくらい文体や、有栖と火村と台詞回し、事件の起こり方や解決の仕方、流れが完璧で、正直有栖川先生の短編より良かったかも…笑
    真相が1番気になったのは夕木さん。

    読む前はぜんぶ勝手に作家アリスシリーズを題材にしてるんだと思ってたけど中身は各作家さんそれぞれ個性が出て、でも有栖川先生へのリスペクトやメッセージが入ってて、これは読者はもちろ

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    2025年01月30日
  • 黄土館の殺人

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    天才芸術家が建てた規格外の館で起こる一族の連続殺人事件。当然災害により孤立する。ところが探偵は館の外で連絡も遮断されている。館の中には被害者たちと犯人候補、探偵の助手と友人と探偵行為を封印した元探偵だけ…。
    3章仕立てであまり間を置かずに謎が少しずつ解決されていくので読んでいてストレスが少ない。(が、それが正解とは限らないのがミソ)丁寧な事に所々謎をリストアップしてくれ、終盤には時系列を纏めた表まで!
    古式床しい本格推理小説。そしてラストにはちゃんとサプライズもあり、ぶち上げた不可能犯罪にきちんと結末もつき、大作でした。満足。
    分断された探偵と助手は有栖川さんの作品を、館もので外と中との交互?

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    2025年01月30日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    人が一人も死なない学園ミステリー。
    ミステリーと言うか謎解きですね。
    謎解き自体も面白かったのですが、それ以上に登場する高校生たちが、大人から見たら馬鹿馬鹿しいことを大真面目に、全身全霊でやっているところが何とも懐かしいなと思いました。
    本作は5つの短編から構成されていますが、その中ではポーカーの話が一番でした。
    私も高校時代、先生の目を盗んでは友達と花札をやっていたので、余計に懐かしかったですね。

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    2025年01月28日
  • バーニング・ダンサー

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    ネタバレ

    「コトダマ」による能力を駆使した犯罪と同じく「コトダマ」を駆使した警察組織SWORD。ゴリゴリのミステリ畑の阿津川による特殊設定ミステリ・・・ではあるんですが、なんというか異能力バトルなサスペンスというか少年漫画みたいだ。なんかこう、連載第一話というか第一シーズンみたいな感じ。まだまだでてこない「コトダマ」はたくさんあるし。黒幕は結局そのままだし。戦いはこれからだ感が。ミステリ要素もほどほどで本当にアニメだの漫画の原作にすると映えそうだなあ、と。
    しかしこのパターン続けたらシリーズ進むごとに黒幕の能力がどんどん強化されることになりはしないだろうか?

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    2025年01月27日
  • バーニング・ダンサー

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    特殊能力×ミステリー×警察
    この組み合わせは面白さは保証されたも同然!

    ミステリー的な展開やどんでん返しがあり最後まで楽しめました!

    シリーズ化希望!

    ドラマ化【SPEC】や【全領域異常解決室】が好きな方にはピッタリな作品です!

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    2025年01月25日