阿津川辰海のレビュー一覧

  • 最後のあいさつ

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    最後のあいさつ
    阿津川辰海の長編ミステリー。
    彼の作品は余す事なくオリジナリティに溢れていて殆どの作品を読破しているが、今回も巧妙だった。
    単純に殺人事件に対して犯人は誰か、動機は何かという事を超越し、一人の仕事人の狂気に飲み込まれた瞬間を描いている。
    モデルは某有名刑事ドラマだろうと推察でき(巻末の出典にも情報がある)個性的な名刑事を演じる俳優が筆者にはどこか恐ろしく映っていたのだろう。この様な設定に飛躍する感覚が恐ろしい。

    作中、様々な人物が登場するが、残念ながら人物描写はあまり上手ではない。背景的なものが見え難く、風見や小田島の心象もあまり見えなかった。特に風見に対しては物語中盤以降、

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    2025年09月08日
  • 蒼海館の殺人

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    「紅蓮館の殺人」の続編。
    学校に来なくなった名探偵葛城に会うために、葛城の住む青海館へ。そこには政治家の父、物理学者の母、警官の兄、モデルの姉、弁護士の叔父など名士ばかりの葛城一族が顔を揃えていた。
    台風の接近による激しい雨により、河川は氾濫し、青海館は孤立。徐々に水位も増していく中、連続殺人の幕が上がる。
    葛城一族は誰もが嘘をついている・・・
    といったあらすじ。

    台風により出来上がるクローズドサークル。顔の無い死体。他殺なのか、自殺なのか。登場人物の誰もが嘘をついている。
    ミステリー好きにはたまらない設定ですね。

    しかし、所々に都合が良過ぎてツッコみたくなる所や名探偵の中二病満載の推理披

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    2025年08月30日
  • 蒼海館の殺人

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    シリーズ第1作の「紅蓮館の殺人」はちょっといろいろ詰め込みすぎなミステリだなと感じていたのだけど、本作を読んで、その詰め込み感が狙いなのだと理解しました。なんだか癖になる本格ミステリです。

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    2025年08月29日
  • 録音された誘拐

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    探偵事務所のバディ2人とも有能でスカッとする。
    最初の方はあまり入り込めなかったけど最終的には読みやすかった。

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    2025年08月25日
  • 紅蓮館の殺人

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    京大ミス研出身作家に対抗するかのような東大ミス研出身の若手作家。館四重奏シリーズの第1作とのこと。本当に対抗してるね。こういう話に挑戦して、それなりにものにしてるのが凄い。次作も読みます

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    2025年08月25日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
    恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
    中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
    もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格で

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    2025年08月22日
  • 最後のあいさつ

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    作家の風見が次作の題材に選んだのは30年前、人気刑事ドラマのシーズン7最終話目前で起きたスキャンダルだった。
    なんと主演俳優が妻の殺害容疑で捕まり、その後の記者会見で"真犯人"を指摘してみせたのだ。その一連の事柄をネタとするため、風見は相棒とともに取材をはじめる─

    というミステリ。おもしろかった!
    "殺人"にまつわるトリック、ロジック自体はわりと普通の範囲なんだけど、物語自体を読ませるパワーがすごくあった。キャラも魅力的で、人物を描写するための小さなエピソードに良いものがいくつもあった。
    また詳しくは触れないが「風見」について、最後まで明かされない、物

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    2025年08月22日
  • 録音された誘拐

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    盆休み。
    一気読み。
    名探偵感が、楽しい。
    重要な文には、アクセントマークがあって、そこが目に入ると、ワクワクしたな。
    続篇あるのかな?

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    2025年08月16日
  • 名探偵は嘘をつかない

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    ★3.5です。
    探偵ミステリーにファンタジー要素が組み込まれた変わり種。
    殺人事件の被害者が霊として、また現世に別人として転生して転生して、事件の真相究明に絡んでいくという、独特の構成。
    分かり易い伏線がチラホラ散りばめられており、どのように解決されていくのかと読手の推理想像を掻き立てられます。
    ファンタジーの矛盾を気にせずに読み進めると楽しめると思います。

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    2025年08月14日
  • 透明人間は密室に潜む

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    透明人間視点で描かれる苦悩などに共感できるはずもないが共感してしまう、不思議ミステリー。読後感も人が死んでいるのにコミカルな気がする。面白かった

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    2025年08月12日
  • 透明人間は密室に潜む

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    それぞれ趣向の違う4作が楽しめる。
    1作目では、透明人間がいる社会のディテールをしっかり設定しており、現実離れした世界観でも興味深く読むことができる。
    4作目では、謎解きゲームと実際の事件が同時進行する展開が珍しく、面白い。さらに登場人物同士が頭脳戦を繰り広げており、真の黒幕は…?という点でも楽しめる。

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    2025年08月08日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    学生時代の、昼休みの開放的な雰囲気と馬鹿なことに賭ける熱量。青春物語としてもおもしろいのに、世界が反転するミステリとしても見事な切れ味。「賭博師は恋に舞う」の駆け引きには息を呑む。
    些細なことでも快刀乱麻を断つが如くの名探偵キャラの振る舞いは、「小市民」の小鳩くんにも通じるものがあるのに、こうも生き方が異なるものか…

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    2025年08月03日
  • バーニング・ダンサー

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    ドラマSPECがやりたかったとのことですが
    これはジョジョなのでは…w
    平坦過ぎるとか文句はありつつも相変わらず上手い
    まあ、続編あるでしょう
    漫画かゲームどっちか偏見ないならなお良いのでは
    あの世界感で読者を楽しませようと書かれているのがいいです。設定考えてる時ニタニタしてたんだろうなあ。ただ平凡な僕が能力説明地点で予想してしまった展開そのままだったので次回たのんますよ
    (スパイクソフトファンとか本当そうだと思う)

    なんか僕阿津川さんに今までも煮え切らないこと色々書いてますけどすんごい好きな著者なんでそこんとこよろしこ

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    2025年08月02日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    新旧含め話題のミステリ作家が定番の名探偵を使って短編を書き、杉江松恋がミステリ論を展開する入門書。最近のミステリのみを読んでいる大人にも超おすすめの一冊です。なんとなくスルーしている昔の定番名作も紹介されていて、読みたい本が増える危険な一冊でもあります。ルビあり、229ページ。中学年ぐらいから大丈夫ですが、多くの子が読めるようになるのは高学年くらいからかなぁ。各中表紙に探偵挿絵あるのと、ミステリ論ごとに四コマまんがあり、手に取りやすくなっています。紹介される小説は完全に大人向け。
    「パブリック・スクールの怪事件」 楠谷佑
    ホームズとワトソンが男子寮で起こった事件を解決します。
    「アルセーヌ・ル

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    2025年07月29日
  • 録音された誘拐

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    久しぶりの阿津川さんミステリー。
    現代で成功させるのは難しい誘拐という犯罪を、しっかり成立させてしまう阿津川さんはさすがでした。
    文庫本で500ページ超えとなかなかのボリュームですが、ストーリーもわかりやすいし、構成もよく考えられていてとても面白かったです。
    登場人物の大野糺と山口美々香のコンビネーションがとても良く、また続編を期待したいです。
    普段ミステリーを読まない方にも読みやすい作品だと思うのでオススメです。

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    2025年07月23日
  • 蒼海館の殺人

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    阿津川辰海の館シリーズ4部作2つ目!
    絶対に1作目から読むこと!
    以上!!







    最初★3くらいの満足度だったんですけど
    推理の過程は明らかにこの作品のが上ですね
    再読で評価上がりました

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    2025年07月22日
  • 透明人間は密室に潜む

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    短編集
    もう、完全に2編目の「六人の熱狂する日本人」にやられました。もう読んでない人はこれだけでも読んで欲しいです
    裁判員制度の話、と書いたらすんごい硬そうで人選びそうですが終始声出して笑いました。こんなん笑うわ!特番ドラマとか無理ですか!?えっ?なめすぎ?死んじゃうアイドルとか、あのちゃんあたりでもうねfjdiwiskdjfjfgueow

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    2025年07月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖さんのトリビュート短編集。

    以前から気になる存在でありつつ、何から読んだらいいかわからなくて手を出せていなかった作家さん。

    今回こんな形で、有栖川作品ちょっとつまみ食い、みたいにして味わえたので、読んでみてよかった!
    原作を知らなくても十分楽しめる作品集。でも知っていたらにやりとするところも、たくさんあるんだろうな。

    よし、オリジナルもこれから少しずつ読みます!楽しみ。

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    2025年07月18日
  • 透明人間は密室に潜む

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    久々の阿津川さん♪
    4つの中編集。
    どの話も面白かったです。
    ミステリなのに、くすりとしてしまう話が盛り沢山かと思いきや、それだけじゃない話もあったりで
    短編集にしてはややボリュームがあるので
    中編集かなと。
    どことなく、某芸人の脚本ドラマに似ているような
    世にも奇妙な的な雰囲気を感じたのは気のせいかな。
    読み応えもあってかつ、4つの物語が独立しているのでお得感満載な物語でした。

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    2025年07月18日
  • バーニング・ダンサー

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    主要登場人物が多いのと、超能力の設定に慣れるのにちょっと時間がかかったが、全体的に楽しかった。近頃、警察ミステリばかり読んでいる気が。続編はどんな内容になるのだろう。

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    2025年07月14日