阿津川辰海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
館シリーズから作家さんのファンになりました!
透明人間が起こす殺人事件。普通の人間だったら絶対にやれないトリックだからこそ面白みがありました。しかも特殊設定だからこその動機も含まれることでちゃんと深みのある物語になっているのが短編なのに驚きです。
打って変わって裁判員裁判の話は笑えてしまいました。こんなポップな話も作れるなんて頭の切り替えが楽しすぎます!
全部で4作入っていますが、表題作が1番好きでした。
最後の話はそれぞれが相手の行動の裏の裏をかいていく頭脳戦にも見えてきて、頭のいい人達の思考回路がなんでそうなるのかと面白かったです。1番ミステリーっぽいのは最後かな?
それぞれがどこか特徴的 -
Posted by ブクログ
半分ほど、読んだことある先生がいらっしゃった
有栖川有栖先生のファンなので、これは!と読んでみたらあらまぁ、なんて豪華なアンソロ!!
とても面白かった
特に「完コピ」をめざした青崎先生の
縄、綱、ロープ
1番すきだった
読みながらあー、有栖川有栖の世界だなぁと
あとがきで完コピ二次創作との記載をみて
なるほど、やっぱり、さすが
と思いました
主に火村先生シリーズだったけど、
今村先生の
型取られた死体は語る
の学生アリス、江神さんもよかった
懐かしいメンバーの名前に学生アリスシリーズを読み返したくなった
有栖川有栖先生のファンと言いながら全て読破してるわけではないので、心霊探偵気になる -
Posted by ブクログ
ネタバレ推し作家、阿津川辰海の長編ミステリー!
前読んだ短編集で好きだったコンビの話ということで即買いしたけど、
やっぱりおもしろかった!
冒頭は「はいはいまた気取った奴が出てきたよ」と思ったけど、その悪役がまた魅力的でさ~最後の方ではかなり好きになった。容赦なく爪は剥がすけど。こえーよ。
犯人は誰かというより、どういう手順で!?っていうのが気になって気になってしょうがなかった。なので犯人が明らかになったときは特にふうん、って感情にしかならない。ていうか途中でなんとなく目星つくし。
それよりも二転三転する展開に思考がやられる。
そして最終的な真相が明らかになったとき、こりゃすげえわ……って感嘆。は~~ -
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Posted by ブクログ
有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート
錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集
「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う
有栖川有栖らしさの完成度で言うと
『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう
でもまたそれも良しと思える
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匿名
ネタバレ 購入済み登場人物はラノベっぽい
謎解きの手順には若干気になる点がなくもないものの、それを重大な瑕疵とまでは言い切れず——むしろ視点を変えれば、巧みな計算のうちとも取れるほどです。そして、謎解きを経た結末は、まるで作者自身が“名探偵”という存在に挑戦しているかのような印象を受けます。
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Posted by ブクログ
天才芸術家が建てた規格外の館で起こる一族の連続殺人事件。当然災害により孤立する。ところが探偵は館の外で連絡も遮断されている。館の中には被害者たちと犯人候補、探偵の助手と友人と探偵行為を封印した元探偵だけ…。
3章仕立てであまり間を置かずに謎が少しずつ解決されていくので読んでいてストレスが少ない。(が、それが正解とは限らないのがミソ)丁寧な事に所々謎をリストアップしてくれ、終盤には時系列を纏めた表まで!
古式床しい本格推理小説。そしてラストにはちゃんとサプライズもあり、ぶち上げた不可能犯罪にきちんと結末もつき、大作でした。満足。
分断された探偵と助手は有栖川さんの作品を、館もので外と中との交互?