阿津川辰海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“殺人鬼”つながりでこの一冊。
阿津川辰海さん
木爾チレンさん
櫛木理宇さん
くわがきあゆさん
結城真一郎さん
という豪華執筆陣に惹かれて手に取りました。私にとってまるで福袋みたいでした。
流石どの話も面白い。そしてさくっと読めてしまう短話集。
この中で私が好きな話は阿津川辰海さんの『シリアルキラーvs.殺し屋』
古書店に勤める男を一ヶ月以内に殺して欲しい。という依頼を受けた殺し屋のお話。
あまり話すとネタバレになってしまうから話せないけれど、流れる空気感がチルい。殺人鬼と相対する空気感ではないの。緊迫してる場面のはずなのになぜか緩く感じてしまう。不思議な温度をもった物語でした。
他の作家さんの話もどんなあらすじか気になる方はぜひ検索かけてみてください☆
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Posted by ブクログ
読売新聞の読書欄で取り上げられていたミステリーです。その紹介のされ方に惹かれてしまいました。評者は本作に「刑事コロンボ」の『殺しの序曲』や「太陽にほえろ!」の『偶然』を結びつけて語っていました。といっても決してネタバレにはならないと思いますが読みながら「あっ、これか…」を感じました。推理小説って過去の作品のトリックの膨大な蓄積に上にさらに積み上げられる創作である、という宿命を持っていますが、その土台にテレビドラマの作品がある、というところがこの作品の新規なところかもしれません。設定からして人気テレビドラマの名探偵役が被疑者であり探偵役であるのです。表紙も実際の人気バディもののシリーズを彷彿とさせるものになっていますし、作中でも別の倒叙ものの推理ドラマにも言及されています。テレビドラマと俳優と殺人という道具立ては「刑事コロンボ」の『ルーサン警部の犯罪』も思い出してしまいました。さらには今年読んだ『刑事コロンボとピーター・フォーク その誕生から終幕まで』で描かれた俳優とそのキャリアを作った当たり役の刑事役との複雑な関係にも繋がるものがあります。圧倒的なミステリーというコンテンツについての知識の上に建つ鮮やかな建築物ですが、ちょっと中を歩くのに迷っちゃった感もあります。それは中心の俳優の心の内側がイマイチ、沁みてこなかったからかもしれません。もしかしたら新聞の評者と同じディープなミステリーファンのための作品?
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Posted by ブクログ
ネタバレやはり表題作が素晴らしい出来ですね。透明人間ならもっといい完全犯罪方法がありそうなもんですが、具体的には思いつかない。私立探偵の種明かしについては読んでる途中でピーンときましたが、動機の方は思いも寄りませんでしたね。ラスト数行の余韻もなかなか…【参考文献4】の遊び心もイイネ!
『六人の熱狂する日本人』は悪ノリについていけなかった。アイドルオタクがアイドルを法廷で見るためだけに有罪にしようとするのが理解できない。オタクのノリも読んでてちょっとキツい。
『盗聴された殺人』に出てくる探偵役2人のキャラクターはかなり好き。メインとなるロジックには弱さを感じる。熊のぬいぐるみを○○○からといって、盗聴器の○○○○○○○○が犯人だという論理はやや牽強付会だと思う。
『第13号船室からの脱出』 体験型ミステリーゲーム!これ最近流行ってますよね。確かに作中のようなイベントがあったら参加してみたいと思いますねぇ。
まあ面白かったが、やや凝りすぎの感あり。作中の体験型ミステリー自体はよく出来ていると思います。