阿津川辰海のレビュー一覧

  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ネタバレ

    昼休みの65分間に起こる数々の事件。
    どの事件も青春っぽくて学園ミステリーとして楽しめました。
    そして事件を解決してきた人物は……正体が明らかになっていくシーンが一番の見どころかな。

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    2025年01月26日
  • 透明人間は密室に潜む

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    タイトル含む全四篇の短編集。透明人間なのが病気な設定なのは意外だった。四作それぞれ全然違う設定で、短編にしては展開がしっかりあって良かったと思う。

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    2025年01月25日
  • ミステリー小説集 脱出

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    5人の人気作家が贈る、5つの脱出をテーマにしたミステリアンソロジー。


    脱出をテーマにしたアンソロジーです。閉ざされた空間から脱出する、というテーマは同一でも、閉じ込められた屋上から脱出する学園ものから、魔女として処刑される前に繋がれた等から脱出する、だったり、記憶喪失の主人公が謎の研究所の出口を目指したりと、ミステリだけでなくファンタジーやホラー要素のある話まで、幅広い意味での脱出を扱い、バリエーション豊かな作品が収録されています。

    阿津川さんの『屋上からの脱出』は学校に閉じ込められた生徒が抜け出す方法を探す話。一番スタンダードに脱出がテーマ、という感じがします。期待通りに面白い。

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    2025年01月12日
  • あなたへの挑戦状

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    2人の作家がお互いに「挑戦状」を出し合い、小説で答えている。

    読者への挑戦ものは稀によく目にしますが、こちらは作家同士でやってみたという感じですね。
    付録やタイトルでワクワクさせていただきました。

    謎とお話は突飛でなく、「解答」として十分に成り立つものだと思います。
    読者を楽しませるというより、挑戦者に応えるのが第1目標……という理解でいいのでしょうか?
    仲のいい2人のやり取りが1冊の本に相成った、という体ですかね。

    私はどちらの作家さんも初読だったのですが、お好きな方には垂涎ものなのではないでしょうか。

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    2025年01月05日
  • 黄土館の殺人

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    シリーズ3作目。本の分厚さにビビってたけど読み始めたら意外とスルスルいけた。

    館の中と外で分断されて、それぞれが推理していくのは面白い。三谷くんがいい仕事してる。

    今回もかなり飛鳥井さん推しな内容だけど…もうそんなに引っ張らなくてもよくない?って思ってしまう。何だろうね、あんまり好きになれないのかな〜?

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    2024年12月21日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川さんの話が好きだなー。
    「脱出」がテーマだから、ゴリゴリのトリックものが多いのかと思いきや、舞台がそれぞれ全部違ってて面白かった。

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    2024年12月18日
  • 透明人間は密室に潜む

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    とても凝っていて、特に透明人間の話はネタとしては面白かったのですが、少し予想がついてしまい物足りなさも感じてしまいました。でも短編集としては十分満足できる内容でした。

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    2024年12月05日
  • あなたへの挑戦状

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    タイトルがアツい。少年誌のバトルみたい(笑)
    今の出版業界でこういう企画が実現できるんだー、と読んで元気になった

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    2024年12月04日
  • あなたへの挑戦状

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    256ページまで読んでから、封筒を開けて「あなたへの挑戦状」を、でもなんか変だな?ここから何を挑戦されるんだろう?わくわく
    という感情が読み進めるうちに見事に、ね。
    お見事。
    そういうことかー!
    エンタメってこういうことだな。

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    2024年11月22日
  • 蒼海館の殺人

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    前回は館が火に包まれそうで大騒ぎだったけど、今回は館が水に飲まれそうになってる。可哀想な助手くんだな〜。

    本の分厚さに読むのを躊躇しちゃうけど、意外とサクサク読めた。傷心中引きこもり系探偵にはイラッとするけど三谷君の明るさに救われる。

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    2024年11月15日
  • ミステリー小説集 脱出

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    織守きょうやさんの「名とりの森」が1番好きだったなぁ。
    斜線堂さんは、中世魔女が好きなのかな。別な短編でも魔女の話を読んだ気がする。
    阿津川さん、青春ものでした。

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    2024年11月10日
  • ミステリーツアー

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    5人のミステリ作家によるミステリガイド。メフィストリーダーズクラブの連載が書籍化したものらしい。一作品の紹介が短めなのでスキマ時間に気軽に読めるし、書評にもそれぞれの作家の特徴が出ていて面白かった。
    個人的には未読の作品が多く、読みたい本がたくさん見つかったのが嬉しい。

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    2024年11月06日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    高校生の時って、こんなことを一生懸命やっていたなと思い起こさせる。みんなきっと輝いていた。大人になるとこんなことを一生懸命やっているなんてことが無くなってくる。それが大人になるということであれば、そんな大人は輝いていない。あのことみたいに輝いていたい。そんなことをこの歳になって思う。頭の中のどこかは、まだあの頃のままなのかもしれない。

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    2024年11月09日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ネタバレ

    わりとコテコテの王道本格ミステリの作家さんだと思っていたんですが、こういう学園ものも書かれるんですね。

    各話はまあいわゆる日常の謎的なそれで、探偵役となるのが・・という感じでの最終話。なるほどすべてが一日の昼休みの間の出来事で・・・というつくりは面白かったんですが、一人の「探偵役」が暗躍してるのはわりとわかりやすく示唆されてたのでそんなに驚きはなく。ここらでもうちょっと展開があったらなあ・・・と思ってもしまう。

    まあこのところ人が死ぬミステリばっかり続いてたのでたまにはこれくらいの軽めのお話も悪くないですね。

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    2024年10月22日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    地雷グリコと同じく短編連作。ただし、こちらはある1日の出来事を様々な角度から描いていく。わりかし有名どころのオマージュが多めなのですが、いかんせん、そこまで造形が深くなく、今後の課題です。私自身は第4話あたりから人物関係の連なりが見えてきましたが、まさか第2話がこうつながるかと唸りました。ちなみに作者、東大出身なのですね。

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    2024年10月21日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    どれもあともう一歩ほしい作品だったなという印象…。ミステリーをあまり読まないひとに向けてなのか説明がいちいち丁寧だったなという。

    1作目の『透明人間〜』は透明人間の設定がしっかり作り込まれてるなあと思った。食べたものだとか血液とか。短編なのが勿体無い。
    2作目はめっちゃ『キサラギ』に似てるなと思ってたら作者さん自身が『キサラギ』から着想得ていてどおりでだった。『キサラギ』は派手さはないのに今でも割と細部まで覚えてる作品。(最後ミキちゃん!ミキちゃん!てみんながダンスするとことか笑)
    3作目はちょっとさっぱりしすぎ?ミミカの聴力に対する所長の持ち上げがわざとらしく感じたし探偵のくせに色々免疫ね

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    2024年10月11日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    第1章の「RUN!ラーメン RUN!」が
    特に面白おかしかった!!
    くだらないなぁ〜と思いながら読んでる中で
    主人公たちの必死さが伝わってきて
    最後まで面白く読めた!
    またタイトル回収もあり、良かったです◎

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    2024年10月02日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    評判が良かったので。最後のいろんなことが繋がっていく瞬間が気持ちよかった。でもちょっとライトすぎて、そして輝かしすぎる青春に少し合わなかったところもある。それでも次が気になるからつい読んじゃう。そんな作品でした。でもまだまだ阿津川辰海先生の作品には気になるものが沢山あるので読ませていただきます!

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    2024年09月29日
  • ミステリーツアー

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    人気作家さん、5人がお薦めする、ミステリーガイドブック。
    有名な古典から、若手の作品まで色々網羅されていて楽しい。
    知らない、興味を引かれる本もたくさんあった。
    ただ好きな作家さんがお薦めする本が、必ずしもおもしろいわけではないということ…本好きならば誰でも経験していることかもしれないが、油断せずにいこうと思うw

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    2024年09月18日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    よくできていると思う。特に最後のパートにてこれまでの出来事が全て収束していく構成は見事だった。また青春ものというテーマも悪くなかった。

    青春ものは若さを瑞々しく表現することと、とはいえクサさを読者に感じさせないことの絶妙なバランスが重要だと個人的には思う。

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    2024年09月17日