阿津川辰海のレビュー一覧
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シリーズ3作目となる本作。山火事、水害と続き、今回は地震で生じたクローズド・サークル下で起きる連続殺人である。
事件に巻き込まれたかつての名探偵が推理することを拒絶するなか、現在の名探偵のワトソン役である僕が探偵役をせざるを得ない状況に。一方、現在の名探偵もまたサークルの外で起きた事件に巻き込まれていた。
ミステリを読み慣れた読者なら、半分も読めばおおよその物理トリックは解けるだろう。著者は明らかに読者がトリックを解けるように誘導して書いている。何なら登場人物リストを見ているだけで、それよりも手前の段階で犯人まで予想できてしまう。
本書は往年の新本格へのオマージュである。見取り図を参照し -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目
相変わらず「探偵」「探偵」うるさい。
小学生が「江戸川コナン、探偵さ (キリッ」っていうのを
大の大人がやってるのはなかなかアレだ。
そして、出てくる「探偵」がそんな自分に酔ってる。
「探偵ってとても辛い(でもそんな自分かっけー)」みたいな。
前作が葛城の「探偵としての復活」で
今作は飛鳥井の「探偵としての復活?卒業?」らしい。
「探偵」やるのってそんなに他人に「つれーわ」アピールしないといけないのか?
読み手側もつれーわ。
飛鳥井、主人公たちを呼びつけといて終始不機嫌で
最終的に、物凄い数の死者を出しながら「探偵として復活!」って、もう何が何だか。
探偵というのは、古今 -
Posted by ブクログ
30年前の国民的刑事ドラマ『左右田警部補』。最終回目前に、主演俳優・雪宗衛が妻殺しで逮捕され、打ち切りとなる。雪宗は無罪を勝ち取るも世間の目は厳しく疑惑は完全に晴れなかった。時を経て、同様の手口の殺人が起き、関係者の時間が再び動き出す。
阿津川さんのミステリーが好きで手に取りました。
今作は過去の事件と現在起きた事件に大きく関わる雪宗衛という人物が、白なのか黒なのか追っていくストーリーですが、中盤までスローペースで進む印象でした。ある人物が被害に遭ってから物語が動き出し、そこからは面白かった!某有名な刑事ドラマがモデルなんでしょうね。阿津川さんの作品はこれからも追っていきたいです。 -