阿津川辰海のレビュー一覧

  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    ホラー×犯人探しミステリー。

    犯人を絞り込んでいく辺りはスリルがあったが、ラストの解決に今までほとんど匂わせてこなかったエピソードを使うのは、ちょっと強引に感じた。
    それまで登場しなかった人物を犯人にするのは、ミステリーとしては禁じ手。

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    2025年12月23日
  • ルーカスのいうとおり

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    小学生の男の子が主人公だから話は読みやすくてスラスラと入ってきます。

    編集者の母が子供の頃読み聞かせてくれた『どろぼうルーカス』その母も事故にあって亡くなり前に進めずにいた主人公タケシ。
    昔大事に持っていたルーカスのぬいぐるみ(別個体)を、ひょんなことから拾ってしまったがために始まる周囲での不可解な死。

    タケシが
    いなくなれ。消えちゃえ。
    と願った人が次々に不審な死をとげていく。

    第3章ではルーカス…大暴走!!!
    ルーカスの正体を突きとめて、ぬいぐるみの暴走を止められるか!?っていう所は面白かった

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    2025年12月21日
  • 入れ子細工の夜

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    登場人物のキャラも設定も結末も、とっても濃くてオリジナリティあふれる短編集。素直に読み進めると、あれ?どういうこと??ってちょっと混乱してしまいがちな複雑なストーリー。だけど文章は分かりやすく、またどの話もコロナ禍の最中を描いているため心情は共感できる部分もたくさんありました。私は最後のお話が一番好きかな。

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    2025年12月18日
  • 名探偵は嘘をつかない

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    ★3.6くらい(回想)
    阿津川さんの作品のうち、初めて読んだ特殊設定ものだった気がする。特殊設定なのに面白いの何でだ…って思った記憶(記憶)

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    2025年12月17日
  • 最後のあいさつ

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    読売新聞の読書欄で取り上げられていたミステリーです。その紹介のされ方に惹かれてしまいました。評者は本作に「刑事コロンボ」の『殺しの序曲』や「太陽にほえろ!」の『偶然』を結びつけて語っていました。といっても決してネタバレにはならないと思いますが読みながら「あっ、これか…」を感じました。推理小説って過去の作品のトリックの膨大な蓄積に上にさらに積み上げられる創作である、という宿命を持っていますが、その土台にテレビドラマの作品がある、というところがこの作品の新規なところかもしれません。設定からして人気テレビドラマの名探偵役が被疑者であり探偵役であるのです。表紙も実際の人気バディもののシリーズを彷彿とさ

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    2025年12月14日
  • 最後のあいさつ

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    登場人物の設定は良いが、密室トリックはイマイチたし、もう一つ物語に入り込めなかった。

    次回作に期待します。

    阿津川辰海のオススメしている小説は面白いので、良く参考にしてます。

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    2025年12月14日
  • 最後のあいさつ

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    こんなにも入り組んだ構成を創り上げるのは素直にすごいと思うけど、あまりに技巧的すぎる。ミステリ・マニアが、ミステリ・マニアのために書いた小説という印象。最後は小説というよりも、数学の証明問題の解説を読まされている感じで、感情が動かない。

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    2025年12月13日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジーとは冒険したなあ。
    まあ見かけた瞬間、即買いした人間だけども。
    一人の例外もなく狂っててゾワゾワした。
    『脳JILL』の樹莉だけはまだ理解できそうなところにいるものの、他の方々はもうお手上げです。
    共感できる部分なんて1ミリも無いけど、ストーリーとしては面白いんだよねえ。
    その一方で、登場人物達に対する嫌悪感も湧き上がる。
    でもそれさえも良いと思えるから流石です。

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    2025年12月13日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ★3.7くらい
    おんもしろかった!登場人物たちの青々しい学校生活と持て余したエネルギーが眩しかった。高校の友達と久々に会った時にまた読みたくなると思う。絶対みんな青春コンプレックスが刺激される

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    2025年12月08日
  • 星詠師の記憶

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    ★3.9くらい
    めちゃ面白い。特殊設定ミステリ苦手なのに阿津川さんの書いたやつなら面白く読めるんだよなあ。なるほど〜となる解決

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    2025年12月08日
  • 星詠師の記憶

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    ネタバレ

    水晶により予知された未来は必ず起こるという特殊設定は斬新であり、その設定をベースとしたパズラーになっているのは面白かったが、真相やその推理は複雑すぎて理解が及ばなかった。
    阿津川辰海の作品はどれもそんな感じがある。

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    2025年12月07日
  • あなたへの挑戦状

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    ネタバレ

    2部作。てっきり読者への挑戦状かと思いきや……。
    付録とまったく同じものが後ろのページに印刷されているので、なんのために付いているのか分からなかった。

    トリックは凝っていて面白かった。しかしそんなに上手くいくかな? という疑問は最後まで捨てきれない。トリックの壮大さとしては前半の作品、事件の納得感は後半の作品が強い。

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    2025年12月06日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ネタバレ

    まさに「馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー」!
    昼休みに学校を抜け出してラーメンを食べに行くとか、告白権利を掛けた消しゴムポーカーのトリックとか、大人から見たら馬鹿馬鹿しいけど当人達は真剣そのもの。
    でも他人から見たら馬鹿馬鹿しかろうが、真剣に全力で向き合う、それが愛らしく、人生を豊かにする秘訣だと思う。

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    2025年11月29日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    登場人物の言動がことごとく生理的に受け付けなかった。少し前の深夜アニメみたいな口調と、文芸部のリアリティの無さ、おじさんが考えた若者像って感じで無理だった。話自体は面白いし、つくりも楽しいんだけど、ちょっと読み進めるのがきつかったな。特に頭のラーメンの話はくだらなすぎて全く気持ちが入らなかった。

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    2025年11月25日
  • 紅蓮館の殺人

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    小出というイケメン(?)女子がよかった。

    蒼海館→紅蓮館の順で読んでしまったけど個人的にはこれでよかったなって。

    ストーリーやトリックが刺さった!ではないけど、シリーズものに手を出してしまったので黄土館をよむ。

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    2025年11月24日
  • 最後のあいさつ

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    最後までスラスラ読めたけど、読後感はイマイチ。雪宗衛のことを外堀から埋めていく構成は面白かったけれど、結局彼の心境は現実離れしすぎている感じがした。

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    2025年11月23日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    やはり表題作が素晴らしい出来ですね。透明人間ならもっといい完全犯罪方法がありそうなもんですが、具体的には思いつかない。私立探偵の種明かしについては読んでる途中でピーンときましたが、動機の方は思いも寄りませんでしたね。ラスト数行の余韻もなかなか…【参考文献4】の遊び心もイイネ!

    『六人の熱狂する日本人』は悪ノリについていけなかった。アイドルオタクがアイドルを法廷で見るためだけに有罪にしようとするのが理解できない。オタクのノリも読んでてちょっとキツい。

    『盗聴された殺人』に出てくる探偵役2人のキャラクターはかなり好き。メインとなるロジックには弱さを感じる。熊のぬいぐるみを○○○からといって、盗

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    2025年11月16日
  • 最後のあいさつ

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    ネタバレ

    30年前の事件と同様の手口の殺人が起こった理由が、なんともひどい。

    雪宗衛は真犯人なのか、彼の行動の理由は何なのか。
    ラストの情景にはゾッとさせられる。

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    2025年11月14日
  • 最後のあいさつ

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    名探偵(古畑任三郎のイメージ)を演じた老役者の周囲で起こった過去の殺人事件、そして現代に再び蘇ったように見える殺人事件を取材する同級生とそれをもとに執筆する主人公の作家。暴かれるのは悲しい過去だったりするが、最後の労役者の行動は役者というものに憑りつかれたものだなあと思った。

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    2025年11月12日
  • 黄土館の殺人

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    過去二作に比べて…

    過去二作が面白かったのでかなり期待大で読んでいた…ということもありますが
    今作は【偶然】という名の無理矢理感が否めなかった気がします。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年11月11日