阿津川辰海のレビュー一覧
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ミステリーからホラーやSF…5人の作家による様々なシチュエーションからの脱出劇。
「屋上からの脱出」阿津川辰海
中学時代の仲間の結婚式。『一ノ瀬』は二人のなれそめとなった出来事に想いを馳せる。天文学部の合宿中、極寒の屋上に閉じ込められたことを。
一番現実的で想像しやすい舞台。脱出方より理由を解く方が本題。青春物の皮を被っていながら少し後味はよろしくない。ミスリードを狙っているのだろうが、2歳差を歳の差婚というのはちょっと違和感。
「名とりの森」織守きょうや
夏至から十日の間に入ると出られなくなると言われている町はずれにある森。名前を忘れてしまうらしい。一人で森に入り行方不明になってし -
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ネタバレ「名探偵」を目指す瀧花林の幼馴染・幣原隆一郎には特異体質がある。隆一郎が好きになる女性は何らかの事件に関わっている。特異体質を知るのは隆一郎と花林だけ。隆一郎は今日も誰かに想いを寄せている…。
隆一郎の好きになった相手が犯人、という前提を元にハウダニット・ホワイダニットを推理していくミステリー連作。設定が面白く、軽いノリで読みやすい。
中学時代の科学教師殺害事件、高校の美術教師殺害事件、行きつけの喫茶店のマスター殺害事件、友人の別荘で起きた殺人事件、隆一郎宛の差出人不明のラブレター、クリスマスの別荘で起きた殺人…と殺人率高すぎでは…?コナン君並みの遭遇率。人が死なないもう少し平和な事件があっ -
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ネタバレコトダマ犯罪捜査課SWORDシリーズ第二弾。
山下公園で目が覚めた小鳥遊姉妹の妹・沙雪は、成り行きで出会った2人のコトダマ遣いと行動することに。恋人である少年・李との結婚を反対され父親に追われている少女。母に会うため日本までやってきたという美鈴は、「蘇らせる」のコトダマ遣いだった。一方、永嶺らは「射る」のコトダマ遣いによる事件を捜査しながら行方不明の沙雪を探していた…。
沙雪は若いカップルと母親探し、他のメンバーは行方不明の沙雪を探しながら「射る」のコトダマ遣いによる狙撃事件を捜査。「蘇らせる」には生贄が必要なことがわかってからは怒涛の展開で、そのまま読み切ってしまった。
二つの事件が同時進 -
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ネタバレタケシは、内気な小学5年生。
2年前にママを亡くしてから、いつまでも立ち直れずにいる。
そんな時に河原でそれに出会う。
編集者だったママが担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみだ。
ルーカスを持ち帰ってから、タケシの周りでおかしな出来事が連続する。
パパに捨てられたのに、なぜか翌朝にはぬいぐるみが机の上にいた。
翌日には迷惑行為を繰り返す隣人が二階から転落し、被害者は現場に「ルーカスがいた」と主張。
さらには、タケシの嫌いな教師が喉を切られて殺される。
一連の事件はルーカスの仕業なのか?
タケシは複雑な思いを抱えながら、同級生の森とその正体を追うが――。
――大事なことは、ぜんぶ『ど -
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ネタバレ隆一郎の惚れた女は必ず犯人。
幼馴染の花林は探偵、兄がキャリア警察官。
先生が密室でazuとダイニングメッセージをペンで書きかけで死んでた。惚れたコンノ先生が犯人で本当のダイイングメッセージはキツネのハンドサインでそれ以外は偽装だった。
先生が美術室で死んでて石膏像が割れてる。停電があった。被害者は加害者になり正当防衛みたいに殺す。ってなると、隆一郎は好きな相手が瞬時に切り替わる。悪女オーラを感じるので。
喫茶店での被告密室での室外殺人と見せかけて、それはフェイクで実は双子の姉の方が悪女。
砂浜に全身埋めた状態で居て抜け出したと思いきや死んでたのは、似たような砂浜に誤誘導されたから。タ -
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紅蓮館に引き続いて読んだ。
紅蓮館のときにキャラクターがしっかりしてねえなぁと思ったが、やっぱりあんま深く煮詰めて作ってなかったんだというか、田所が190近くある大男なのは紅蓮館で多少なり言及しとけよと。名前もそうですけど、設定が明かされたというよりは考えてなかったんだろうなぁと。
そして相変わらず田所ウゼえっていうか、ようやくお前の探偵が復活したのに持って回った言い方にイラつき始めたりすんなよとか、軽口叩ける身分じゃねえだろうがとか、こいつの視点で物語が進むので終始鬱陶しい。
葛城についても、家族が嘘吐きまみれでその中で育ったから嘘について異常なほど潔癖である、という設定だったのに蓋を開 -
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ネタバレ【収録作品】
第一話 死者からの伝言
第二話 四月はアリバイ狂騒曲
第三話 キミが犯人じゃなければ
第四話 海岸通りでつかまえて
第五話 ポイズン・レター
第六話 あなたの愛を…
名探偵を目指す女子高生・花林。
幼馴染みの隆一郎は、「好きになった女性が必ず犯罪に関与している」という特異体質の持ち主。
この隆一郎と刑事の兄を利用して事件に首を突っ込んで解き明かす花林。
なにしろ隆一郎が好きになった女性さえわかれば、彼女が「犯人」。答えがわかっているため、それを導くように手がかりを組み合わせていく。
この「犯人」の定義がなかなかやっかいだ。隆一郎がなぜ彼女を好きになるかとの関連性も謎 -
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嘘つきばかりの家で育って嘘が見抜けるようになった
超お金持ちの探偵少年葛城と助手。
合宿を抜け出してファンの推理作家の館を訪れたら、
山火事に巻き込まれ、しかも殺人まで起きてしまうという話。
つまり紅蓮館という館ではなく、山火事で館が燃えそうな話です。
山火事が館に迫る中、からくり屋敷のような家で起きた吊り天井による圧殺。
奇妙な館の住人。そして少年達と同じように避難してきた怪しい人間など、
面白いトリック。理路整然とした推理。とても面白かったけれど、
唯一探偵の葛城が読んでて辛かった。
一言で言うなら「なんで高校生?」
嘘が見抜けるけど理由はわからないという探偵。
それなら助手と一緒 -
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面白かったといえば面白かったんですが、キャラクターが定まってない感じがしてしまいいまいち集中出来ないところがあった。
メイン二人に対して特にそう思っちゃって、葛城の性格どうなってんだというところとか、田所お前は黙っとれ感とか。お前何回胸ぐら掴むんや。
言葉というか、表現も何度も同じ熟語が使われてたり、無惨って言葉好きすぎるだろってくらい繰り返される箇所があって、わざとなのかもしれないですが。
落日館で起きる事件自体は一つですけど、そこからシリアルキラーに展開して後半はとにかく嘘やら謎を暴いていくって構成は好きでした。
もっと死んで欲しかった気持ちはありますが。