阿津川辰海のレビュー一覧

  • 入れ子細工の夜

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    ミステリ短編集、全4編

    あとがきや法月綸太郎先生の解説から引用すると、

    ・多彩な形式
    ・心は本格
    ・一作ごとに完全燃焼

    に加えて

    ・世相を反映しつつ堅苦しくない

    という、4つの基本姿勢で作られた短編集となっています

    さらにまた巻末からの引用になりますが、千街晶之さんは『ミステリーズ/山口雅也』『どんどん橋、落ちた/綾辻行人』を引き合いに出して評論していたそうで、そちらを読んだ事がある方ならなんとなくこの一冊の雰囲気が掴めるのではないでしょうか

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    2025年04月23日
  • 紅蓮館の殺人

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    事件は解決しますがスッキリしない。後味が悪い、とまではいかないけど苦かった。田所も葛城も冒頭のウキウキから一転して失意に沈んでいくのが予想外の展開だった。

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    2025年04月22日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    ネタバレ

    ※小話ごとに書き殴った感想。ネタバレしまくり&やたら長い

    【夜半のちぎり】
    シンガポールはポイ捨てに厳しいとは聞いてたけど、そんな決まりもあったんか…
    相手の元カレは想像ついてたけど、ガムの下りは恐れ入った。頭からっぽどころかめちゃくちゃやべえオトコじゃんよ…
    4人が4人とも、まあまあ自分勝手でちょいと頭のネジ飛んでるのよね。お互い相容れなかったの、実は同族嫌悪だったのでは?

    関係ないけど女の本性って、付き合い長い男でも理解出来てないこと多いよね。女同士は直感レベルでビビッとくるのに不思議。。

    【透明人間】
    透明人間の生態ってちゃんと想像したこと無かったから、消化物とか爪の間のゴミとかの

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    2025年04月21日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    どの作品も正統派とは言い難いので、“斬新”という表現がピッタリだと感じた。
    アンソロジーは初めましての作家さんに出会えるから良い。
    芦沢さんの「踏み台」がイチオシ。
    ストーリーだけでなく登場人物や相関関係にも興味が湧く。
    多分私、この人の描く人間が好きなんだろうなあ。

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    2025年04月19日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    若年層のミステリの初読者を念頭に、ホームズやルパンといった古典的名探偵たちを紹介しつつ、日本の人気作家による彼ら彼女らの新作パスティーシュ短編までも掲載しているというなんとも贅沢なミステリ入門書。
    自分が子どもの頃に学校の図書室にこの本があればもっと古典ミステリをがっつり読んでいただろうに…

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    2025年04月09日
  • バーニング・ダンサー

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    「コトダマ」という特殊能力を突然得る事により、それを使い犯罪に走る人々と能力を活かし犯罪を食い止めようとするチーム。
    特殊設定はちょっと苦手意識があるんだけど、そこは阿津川さんを信じて読みました。
    面白かった!

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    2025年04月01日
  • 入れ子細工の夜

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    アイディア満載というか、どこかで出したいミステリーマニアの発想の塊をぶっ放しました、と言わんばかりの好き放題だった。どれもこれもミステリー軸のややこしい話ばかりで、真剣に読む重い長編疲れの合間に読むのにちょうど良さそう。作者のストレス発散にも感じられる向きがあるが、まあそれも良いんじゃないかな。すごく楽しんで書いてそうに思った。

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    2025年03月31日
  • バーニング・ダンサー

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    後半のどんでん返し含めて読み応えのある作品だったけど、ラストはあれでよかったのか?もう少し丁寧に回収してくれた方がスッキリできた。続編があるような匂わせも感じられた。

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    2025年03月19日
  • バーニング・ダンサー

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    警察ものプラス異能力とか好きなジャンルです。永嶺はコトダマの能力よりも推理力の方がすごくない?阪東さんが1番カッコ良かった。でも納得いかない終わりだった。シリーズ化されるんだろうか?

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    2025年03月06日
  • あなたへの挑戦状

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    水槽城の図がなかなかイメージしにくくて、思ったように読み進められず‥トリックもなんだかストンと納得できなかったなー。
    でも挑戦状のアイディアは面白くて新しくて、そういう事か!と驚き。
    作者のファンならばたまらないかもしれない。

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    2025年03月03日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖さん好きなので楽しめました。
    読んだことのない作者の方もいたので、これを機に読んでみたい。火村シリーズとか江神シリーズは読んだことあったけど、心霊探偵なんていうのも書いてるんだと初めて知ったので、そちらの有栖川有栖さんの作品も読んでみたい。

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    2025年03月01日
  • 蒼海館の殺人

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    ネタバレ

    父親に似てると言われた事はあるけど、隔世遺伝で祖父に似ていると言うのは流石に無いんじゃないかとw
    相変わらず顔の無い死体が犯人なのは今作も同じで
    食傷気味に感じたのも事実だった

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    2025年02月23日
  • 黄土館の殺人

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    シリーズ3作目。地震による土砂崩れで孤立した館で起きる殺人の話。犯人が誰か減っていく中どんどん気になる、推理は出来ぬ。あとは、1作目から名探偵の概念が問われていたけど今作でも問われている。傍目で見る葛城めんどくさくて笑う、名探偵やから許されてる。

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    2025年02月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    2024年。有栖川有栖作家生活35周年記念のトリビュート。
    「縄、綱、ロープ」青崎さん初読。完コピめざしたらしい。
    「クローズド・クローズ」一穂さん初読。アリスの隣人の英語教師が出てきて、二人は女子高で推理。
    「火村英生に捧げる怪談」織守さん初読。東京のバーで火村&アリスが怪談をきかされる。心霊探偵・濱地さんにつながるのだが未読なんだな('_')
    「ブラックミラー」やっぱり白井氏よいわ。金のためでなく楽しいから書く、とデビュー作を書き始める。「マジックミラー」は未読なんだなぁ。
    「有栖川有栖嫌いの謎」夕木さん初読。本を全部揃えているくせに嫌いというのはなぜなのか。
    「山伏地

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    2025年03月01日
  • バーニング・ダンサー

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    荒唐無稽な設定でしたが、ストーリー展開は面白かったです。結末は途中で終わっていますが、話は続くのでしょうか?

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    2025年02月20日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    他作品の外伝のようなものもあったりして、一話だけでは何とも。。な作品も。

    「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ
    →大人になったら何でもないことが、初めての時はそうだよな、と懐かしくなる。
    『大人はすっかり忘れているかもしれないけど、十代の子供にとって、誕生日は大きな節目だ。』

    「表面張力」凪良ゆう
    →この奥さんを怖い、と思うかどうかは人次第だろうけれど、逆に自分の想いに素直で、かつ波風たてずである意味可愛らしいのではないかなぁ、とラスト夫の想いにもやっとしてしまった。

    『どちらも間違っていない。スタイルが違うだけ。』
    『誰かを嫌うというのは心の負担になるからだ。…見ないふりをすればいいだけなのに

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    2025年02月13日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    全員名前を聞いたことがある豪華メンバーのアンソロジーだw…と言うことで読んでみた。
    ただ有栖川先生の本を一切読んだことがない…。
    予備知識として、
    火村と有栖川というキャラクターがいるのは知っていたけど、著者全員が有栖川作品を元に作っていたとは読むまで分からなかったなぁ~。
    そういうミステリー作品か(^_^;)

    知らない私でも楽しめたし、
    個人的には真ん中あたりの作品が読みやすく好きでした。特に『ブラックミラー』が一番ミステリーらしくて楽しめました。
    有栖川先生の作品も順番に読んでいきたい。


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    1『縄、綱、ロープ』青崎有吾
    2『クローズド・クローズ』一

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    2025年02月05日
  • あなたへの挑戦状

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    ネタバレ

    阿津川辰海さん「奇怪な城の密室殺人」
    斜線堂有紀さん「死体と眠る犯人」

    挑戦状の内容もその返しもすごい!
    前者は各章の前に読者に挑戦するようなヒントがあり意気込みましたが、はい、やっぱり解けませんでした。
    でもあの名探偵のアレは絶対誰も予想できないはず!
    後者は目立たない兄と目立つ妹の話。兄は人を惹きつける才能に溢れた妹を嫌い、距離を置いているが…。兄妹の想いが切ない。

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    2025年01月28日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    ネタバレ

    昼休みの65分間に起こる数々の事件。
    どの事件も青春っぽくて学園ミステリーとして楽しめました。
    そして事件を解決してきた人物は……正体が明らかになっていくシーンが一番の見どころかな。

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    2025年01月26日
  • 透明人間は密室に潜む

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    タイトル含む全四篇の短編集。透明人間なのが病気な設定なのは意外だった。四作それぞれ全然違う設定で、短編にしては展開がしっかりあって良かったと思う。

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    2025年01月25日