阿津川辰海のレビュー一覧

  • 蒼海館の殺人

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    紅蓮館に引き続いて読んだ。

    紅蓮館のときにキャラクターがしっかりしてねえなぁと思ったが、やっぱりあんま深く煮詰めて作ってなかったんだというか、田所が190近くある大男なのは紅蓮館で多少なり言及しとけよと。名前もそうですけど、設定が明かされたというよりは考えてなかったんだろうなぁと。
    そして相変わらず田所ウゼえっていうか、ようやくお前の探偵が復活したのに持って回った言い方にイラつき始めたりすんなよとか、軽口叩ける身分じゃねえだろうがとか、こいつの視点で物語が進むので終始鬱陶しい。

    葛城についても、家族が嘘吐きまみれでその中で育ったから嘘について異常なほど潔癖である、という設定だったのに蓋を開

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    2026年08月03日
  • 犯人はキミが好きなひと

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 死者からの伝言
    第二話 四月はアリバイ狂騒曲
    第三話 キミが犯人じゃなければ
    第四話 海岸通りでつかまえて
    第五話 ポイズン・レター
    第六話 あなたの愛を…

    名探偵を目指す女子高生・花林。
    幼馴染みの隆一郎は、「好きになった女性が必ず犯罪に関与している」という特異体質の持ち主。
    この隆一郎と刑事の兄を利用して事件に首を突っ込んで解き明かす花林。
    なにしろ隆一郎が好きになった女性さえわかれば、彼女が「犯人」。答えがわかっているため、それを導くように手がかりを組み合わせていく。

    この「犯人」の定義がなかなかやっかいだ。隆一郎がなぜ彼女を好きになるかとの関連性も謎

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    2026年08月02日
  • 紅蓮館の殺人

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    嘘つきばかりの家で育って嘘が見抜けるようになった
    超お金持ちの探偵少年葛城と助手。

    合宿を抜け出してファンの推理作家の館を訪れたら、
    山火事に巻き込まれ、しかも殺人まで起きてしまうという話。
    つまり紅蓮館という館ではなく、山火事で館が燃えそうな話です。

    山火事が館に迫る中、からくり屋敷のような家で起きた吊り天井による圧殺。
    奇妙な館の住人。そして少年達と同じように避難してきた怪しい人間など、
    面白いトリック。理路整然とした推理。とても面白かったけれど、
    唯一探偵の葛城が読んでて辛かった。

    一言で言うなら「なんで高校生?」

    嘘が見抜けるけど理由はわからないという探偵。
    それなら助手と一緒

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    2026年07月31日
  • 紅蓮館の殺人

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    面白かったといえば面白かったんですが、キャラクターが定まってない感じがしてしまいいまいち集中出来ないところがあった。
    メイン二人に対して特にそう思っちゃって、葛城の性格どうなってんだというところとか、田所お前は黙っとれ感とか。お前何回胸ぐら掴むんや。

    言葉というか、表現も何度も同じ熟語が使われてたり、無惨って言葉好きすぎるだろってくらい繰り返される箇所があって、わざとなのかもしれないですが。

    落日館で起きる事件自体は一つですけど、そこからシリアルキラーに展開して後半はとにかく嘘やら謎を暴いていくって構成は好きでした。
    もっと死んで欲しかった気持ちはありますが。

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    2026年07月28日
  • 紅蓮館の殺人

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    山火事で孤立した館で吊り天井による死体が…!?
    山火事によるタイムリミットとクローズドサークルを演出しているのだが、あまり緊迫感は感じられなかったり、探偵同士の探偵論のやりとりに青臭さを感じつつも丁寧な伏線と回収を楽しめた作品。
    次作も読んでみようと思った。

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    2026年07月27日
  • 少女は殺人の夢を見る

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    少女は殺人の夢を見る
    阿津川辰海の短編集。ファンタジーミステリー。
    設定が斬新で面白い。阿津川辰海の作品は世界観に驚かされるものがいくつもあるが、今作も例に漏れず衝撃的な世界観だ。
    灯の紅茶を飲んだら彼女の夢の中に連れ込まれる。そして、彼女の夢で起きる事件を解決しない限り、巻き込まれた人達が目覚める事はない。
    一体どの様な結末を迎えるのか楽しみだ。


    第一話 第三の短剣
    主人公の獏田は大学一年生であり、「月夜のお茶の会」と言われる読書会、サークルに初めて参加する。そこで様々なジャンルに詳しい人達と一緒に課題図書になっているカーター・ディクスンの「第三の銃弾」について検討会を始める。読書会は灯

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    2026年07月27日
  • 少女は殺人の夢を見る

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    東京大学に入学した獏田格は、読書サークル『月夜のお茶の会』の読書会に参加する。

    二年生の夢見灯の父親が経営している〈夢見堂〉で、彼女が淹れた紅茶を口にした途端、夢の世界へと入り込みそこで事件に巻き込まれてしまう。
    謎を解かなければ現実に戻れない…。

    名作そっくりの殺人事件に入り込んだ面白さにプラスされた趣向は楽しめる。

    うろ覚えだと少し入り込めない感もあったので、過去の名作をもう一度読み返したいと思った。








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    2026年07月27日
  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    どう考えてもルーカスの仕業だけどどうやって人間が実行したのかを考える話なのかと思ったら、ルーカスがやってたという話で若干横転した。
    じゃあルーカスの中身は誰なのか、が重要だったのね。
    子供がちゃんと最後は疑いが晴れて良かった。

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    2026年07月25日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    様々な書き手のシリアルキラー。特に好きだったのは櫛木理宇さんのお話でした。どこかバタードウーマンのような彼女の口角の上がる様を想像すると、ゾクリとしました。最後のタクシー運転手のお話も楽しく読めましたが、やや不完全燃焼でした。

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    2026年07月25日
  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    父に捨てられてしまった「どろぼうルーカス」のぬいぐるみを河原で見つけたタケシは家に持ち帰ってしまう。父に取り上げられるが、翌朝机の上にはルーカスの姿が。ルーカスが現れてから、タケシの周りで不可解な出来事が起き始める…。

    これはジャンルとしてはなんなんだろう。ホラーっぽいミステリーと思って読んだのだけど、その分類で合っているんだろうか。
    たまたまだけど、『くますけと一緒に』から人形ものが続いている。方向性もちょっと近い。
    ルーカスはタケシの味方。タケシがつい口にしてしまった言葉に叶えようとする。なぜタケシの言葉だけを聞き、守ろうとするのか。ルーカスの正体は一体何者なのか。予想がつかず最後まで面

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    2026年07月23日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    高校生の頃を思い出すと、がやがやとみんなの声のBGMが流れているような気がする。それを思い出して懐かしくなるような作品。大人になると会いたいと思わないと会えない人が多いけど、あの頃は、教室でも、部活でも、友達とでも、色んな人間関係が流動的に混ざり合った一瞬がありましたよね。ミステリーと思って読んだけど、そっちはサラッと流し読み。最後まで読んだ後は、驚きはなかったけど短編の一体感は素敵でした。

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    2026年07月18日
  • ルーカスのいうとおり

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    この作者さんの作品、作者さんの頭が良すぎて理解できない!!!!!!がほとんどだったんだけど、主人公が小学生だから児童書ホラーのようで分かりやすかった。

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    2026年07月09日
  • 蒼海館の殺人

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    面白かった。
    探偵が復活してくれてよかった
    犯人がいっぱい伏線を仕込んでて、
    実際に作動しなかった仕掛けっていくつくらいあるんだろうか

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    2026年07月07日
  • 蒼海館の殺人

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    ネタバレ

    2026.07.04

    名家の館 数十年に一度の水害 嘘つき家族 高校生探偵と助手 それぞれの過ち 復活 蜘蛛

    おどろかされたし綺麗にまとまったけど、うーんなんだろう、それだけなのかな。

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    2026年07月04日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    トータル面白かったという印象だけど、読んでないシリーズもの関連は当然わからないので知らないからあのオチにああ感じたのね成程、と解説読んで思ったり。
    紐、女子高、型取りが楽しかった。
    コピペ率たけーーーってのとああ二次創作だなってのの差がよく見えた1冊だった。

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    2026年06月29日
  • バーニング・ダンサー

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    特殊能力を持った警察官の話
    まだ読んだことがなかったが、続編が面白そうだったのでこちらを読んでみた流れ
    普通では不可能なことがありえるから、相手がどんな能力で何をしたか推測するところが他の小説では持てない印象を残した
    読後は、続編を読むならこれを読んでよかったかなという感想

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    2026年06月27日
  • あなたへの挑戦状

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    こんなミステリーの作り方あるんだ!
    っていう往復書簡的なミステリ。

    こういう家でおきたミステリ書いてほしい。

    犯人がなんで殺したあとに、死んだ人の隣で寝ることになったか、書いてほしい。

    ってざっくりお互いにお題出し合ってミステリ組み立てる。
    すごいね。

    これわたしもやってみたいな。

    なんで、この駐車場の真ん中にスニーカーが一つ落ちてるのか。

    まぁ、大体、ちょっと綺麗好きな運転手が落とした。
    いや、でも、もしかしたら、攫われそうになって被害者の靴が落ちたとか。

    でも、どうみても履き込んだ靴で、おじさんくさい。

    奥さんがムカついて片方ぶん投げた。

    右足だけ違う靴履いてきちゃって、

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    2026年06月25日
  • 犯人はキミが好きなひと

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    特殊能力によって、犯人はほぼ確定状態で推理が進んでいく。それゆえのトリックや動機の妙が爽快。

    現場のフロア図だけでなく、事情聴取リストや整理された時系列の掲載も新鮮だった。小説で(図①参照)は初めてみた気がする。

    児童書のポプラ社が作る文芸誌に連載されていたとのことでライトめで、若年層向けなようだった。表現や描写をより一般向けにした重厚濃厚な版を読んでみたい。

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    2026年06月24日
  • 入れ子細工の夜

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    コロナ禍真っ只中、という設定を軸にした4つの短編。
    ハードボイルドから学生プロレスまで、幅広いジャンルを扱っていて引き出しの多さ(あるいは多くしようと試行錯誤する様)はすごいと感じた。

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    2026年06月23日
  • ルーカスのいうとおり

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    ネタバレ

    最初から得体の知れない存在にドキドキハラハラ。
    結局犯人はルーカスかいっ!といったツッコミも起きたが、タケシが大きく成長していく描写は読んでいて面白かった。
    けど意味ありげに登場した森親子が、もう少し絡んで欲しかったなと思った。

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    2026年06月22日