阿津川辰海のレビュー一覧

  • 最後のあいさつ

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     単なる刑事ドラマのオマージュと思っていたが、アンソニー・ホロヴィッツを思わせる巧みな入れ子構造で、とても面白かった。人気ドラマや俳優を題材にしながら、30年前の模倣事件がからむメタミステリ的な展開が良かった。特に、限りなくグレーで本心を見せない雪宗衛の、演技と現実を行き来するミステリアスな感じに揺さぶられ、本音や真相はどこにあるのか、気になって仕方なかった。役者が役に人生をかけて演じる俳優魂に感銘した。

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    2026年01月18日
  • バーニング・ダンサー

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    特殊能力もので面白かった。似たようなテレビドラマを見たことはあるけど。この本もドラマや映画など映像化されたら面白いだろうなと思った。物語に出てこなかったコトダマの能力も見てみたい。続編もあれば良いなと思う。

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    2026年01月12日
  • 蒼海館の殺人

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    前作『紅蓮館の殺人』の感想で、『蒼海館の殺人』や『黄土館の殺人』の方が面白かったという意見がありましたが、確かにすごく楽しめました。

    前作は火の手が迫ってくるのに対して、今回は雨が降り続いて水位が迫ってくるので似た状況ではあるのですが、複雑に絡み合ったトリックが明かされる時に二転三転する真実、そして一筋縄ではいかない騙し合いと、最後の最後まで面白くて夢中になって読んでしまいました。

    しかし、この本はとにかく分厚い印象が心に残りました。
    前作の感想で、もう少しページ数が減っているといいなぁと書いたのですが、まさか劇的に増えているとは思いませんでした。
    どれぐらい分厚いのかというと、パート先の店長から本の分厚さを指摘されて、「すごいね〜、15人くらい死ぬんじゃない?」と予想されるぐらいでした(結果はぜひ読んでみてください)。

    全部で630ページあり、寝転がって読むにしてもすぐに腕が疲れてしまうので、今回は机で読むことにしました。
    上下巻に分けても良かったのではないかとも思いましたが、この本は寝転がって読むズボラな性格を直す良いきっかけにもなりそうです。

    でもおそらく、次の本からまた寝転がって読んでいそうな気がしますが(⌒-⌒; )

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    2025年12月31日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    悪悪悪
    善なんてものはこの世界には存在しない。
    なのに、、こんな惹き付けられるシリアルキラーは他にはきっと存在しない。

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    2025年12月22日
  • 怪盗うみねこの事件簿

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    小6の大場ケンは、夏休みに親戚の家へ行く。
    その赤城家には、同じ年齢のヒサトと大学生のトーヤがいる。
    そして、いつも遊びに来ているヒサトのクラスメートのカオリと3人で坂の上のお屋敷にある笹に吊るした短冊を見に行くことに…。

    その短冊に願い事を書いておくと怪盗うみねこが参上しては、依頼を受けた短冊は持って行っている、という話である。

    だが、この怪盗はなんでこんなものを…というような不思議なものばかりを盗む。
    この3人が暴くのは…。
     

    彼らが答えを出したのは、怪盗うみねこは、価値のないものしか盗まないのだが、価値というのは、人によって違うということで、物それ自体じゃなくて、そこから生まれる何かを大事にしたかったということに気づいたこと。

    どうやって盗むかより、なぜなのかという動機を考えてみるとその人の気持ちに寄り添える。


    子ども時代に戻ってわくわく気分も楽しめた。





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    2025年12月14日
  • 怪盗うみねこの事件簿

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    短冊に願えば怪盗うみねこが「価値のないもの」を盗み出してくれる。
    誰が、どうやって、なんのために、というミステリの謎をがっちり組み合わせながら、児童書の枠で物語を展開させる面白さ。
    児童書ミステリレーベルが立ち上がったのが嬉しい!

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    2025年12月13日
  • 蒼海館の殺人

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    前作から読む間隔が空いてしまったので探偵としての存在意義に悶え続ける葛城の煮え切らない態度にどうしても寄り添えきれなかったけれど、端正すぎるほど形式張った本格ミステリの雰囲気には素直に心を掴まれる。極限状態の緊張感も前作より伝播してきてドキドキしながら読めた。面白い。

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    2025年12月09日
  • バーニング・ダンサー

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    ほほう、なるほど。特殊能力ものなんだけど、終盤にミステリーとしての端正さもあって、良いのではないでしょうか。続編期待。

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    2025年11月27日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、短編集。
    あまり短編集って好んで読まないんですけど、
    好きな作家さんが多かったので、購入。
    読み終わった最初の感想は、どれもが圧巻の作品でした。
    流石、今話題の作家さんたちだな、という印象です。
    一気読みしました。
    ページをめくる手が止まらなかったです
    個人的にはチレンさんの脳JILLが一番好きですね
    元々チレンさんの作品どれもすごく好きなんですけど、
    次はこう来たか、!!という圧巻の出来でした。
    チレンさん、次の本も待ってます

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    2026年07月07日
  • ミステリーツアー

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    5人のミステリー作家が自身のおすすめ15冊、計75冊を紹介していくという書評本。私の中では結構ミステリーは知ってるものだと思っていたが全然でした、全く存じ上げない本やこんな面白そうな本なんで知らなかったんだ…!と自分を恥じるばかりでした。それだけ本の出会いが多くそして読む時間足りるか?という嬉しい悲鳴。頑張って読みます…。あと個人的にはやっぱり似鳥鶏さん面白過ぎる。おちゃめな方なんだな〜。

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    2025年11月13日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    ネタバレ

    最後の「この世界には間違いが七つある」は、記憶を消してもう一度読みたい。

    前から順番にしっかりとページを読み進められて本当によかった。絵を少しでも見てしまったら危なかった。

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    2025年11月01日
  • 蒼海館の殺人

    購入済み

    面白かった!!

    前作を読んで面白かったので買いましたが
    前作よりも好みでした!
    クローズドサークル、登場人物全員が胡散臭い。
    どんでん返しの連続。
    続巻も買ったのですぐ読みます!

    #ドキドキハラハラ

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    2025年10月08日
  • 黄土館の殺人

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    ネタバレ

    交換殺人、アリバイトリックや黄土館の壮大なトリック。解説を聞いても複雑な展開に驚かされた。田城君の推理も冴えていてたが最後はやっぱりの展開面白すぎた

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    2025年09月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
    音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
    読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
    1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。

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    2025年09月21日
  • 最後のあいさつ

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    面白かったー。登場人物一人一人の内面や過去をちゃんと書いてくれたおかげで、物語へ上手く入り込めた。
    伏線もものすごい量だったけど、全部きちんと回収されてて大満足。
    哀しい話だったし、ゾッとする部分もあったけれど、きちんとピースがはまったラストは読んでいて気持ちが良い。

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    2025年09月07日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    購入済み

    ファン必読

    有栖川有栖へのトリビュートとして7人の人気作家が贈る本格ミステリ集。オマージュ満載の謎解きが秀逸で、ファン必読の1冊!

    #エモい

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    2025年08月31日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    85点:「出来た部員や。さっそく聞かせてもらおうやないか」

    トリビュートとして完璧な本。愛があるから時間と労力をかけられるし、時間と労力をかけられていることが愛の証明にもなる。
    正解を導き出すことが重要ではないけれど、時間と労力、そして一緒に追求する仲間がいればいつか真相に辿り着ける。
    この本が発する熱量に泣きました。

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    2025年07月23日
  • 紅蓮館の殺人

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    山火事と殺人事件と過去のシリアルキラーと要素満載です。かつて高校生探偵だった元探偵VS現役高校生探偵の物語でもあります。
    今作の探偵役の葛城が高校生ということもあり、若さや未熟さが強調されていて、ラストは読んでいて苦しくなりました。
    小さな伏線が盛り沢山で、終盤はドキドキハラハラです。

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    2025年07月13日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    もっと早く読めばよかった!

    どの作品ももれなくリスペクトを感じて、有栖川有栖は若手作家さんにも人気のある作家さんなんだなと改めて実感した。
    例えば火村先生をとってもそれぞれの作家さんがいろんな解釈で描いているんだけど、それが「え?なんか不自然…」なんてことは全くなく、「そういう一面もあるのね」と自然と受け入れられる。

    そして最後の解説を有栖川有栖が書いているんだけど、若手作家さんに対してあくまで対等な作家同士としてリスペクトと感謝と愛情を感じるコメントで、読んでいて気持ちがいい。

    これまで表紙でなんとなく避けていた山伏地蔵坊を読もう!

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    2025年07月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖を好きな作家さんが、
    有栖川有栖を使って作品を書いて、登場人物が有栖川有栖に向かって
    「こういう人がああいう作品を書くんやなって。有栖川先生の本を好きでよかったです。これからも読み続けます」
    って。
    愛が溢れてて泣いちゃった。これからも読み続けます。

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    2025年07月06日