阿津川辰海のレビュー一覧

  • 黄土館の殺人

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    引き離された探偵と助手がそれぞれの事件を解き明かす。
    事件発生の場に肝心な探偵がいなくて、助手が事件を解き明かすなんてシリーズとして成長を感じる流れですよね。
    しかも三谷くんというさらなる助手がいい役をしてくれてます!
    しかも前作から時が経った大学生の彼らとなるとより視野の広くなる推理に期待しながら序盤からワクワクでした。
    まさかの1作目の人物たちが再びここで出てくると思わなくて、これはシリーズを通しで一気に読んだかいがあります!
    引き離された葛城が事件を起きる前に解決とは成長しすぎなのでは笑
    未然に防がれる犯人がちょっと可哀想になってきます。
    しかも解決まで序盤でいったものだからこの物語はど

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    2025年03月31日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    大好きな有栖川有栖の、デビュー35周年のトリビュート作品集。
    どれも非常に面白い…!!

    一番印象に残ったのが有栖川有栖嫌いの謎。
    いとこに有栖川有栖の本を借りようと思いお薦めを訊いたらボロカスにけなされたんだけど、その割には全部読んでる?なぜ?というお話。
    面白いなぁ。よくこんな発想できるよなぁ。
    『幽霊刑事』を、「タイトルがピーク。背表紙だけ見てればいい」とバッサリ切り捨てるところなど、もうとにかく笑ってしまった。


    夕木春央と今村昌弘しか読んだことなかったけど、他の作家のも読んでみたくなった。
    その前にもう一度アリスシリーズから読み直したいな。

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    2025年03月30日
  • 蒼海館の殺人

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    全員嘘つきの殺人事件。
    嘘つき一族という前情報を持った上でいざ一族と対面をして疑ってかかるからこそ全てが怪しく見える。なのに何が嘘なのかが分からない。
    形を得ない何がドス黒い空気が蔓延する中で信じられるのは自分たちだけなんて空間、人間不信すぎます笑
    絵に描いたような仲良し家族を演じる気持ちの悪さや、気を抜くと信じてしまうような言葉巧みな人間力をそれぞれ作り上げられる人物設定がすごいです。
    そして挫折した名探偵は一体いつ復活するのか…半分くらいまで話が進んできて、謎解き今から追いつけるのか?とハラハラしてしまいました!今回の田所くんの大事さがよくわかります。
    謎が明かされた時、裏の裏の裏を読んで

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    2025年03月17日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    これは!!
    有栖川有栖氏の生み出したキャラが色んな作家さんの力で色付いてます!!
    知ってるだけに笑えるフレーズ。キャラクター達への愛情を感じます
    「残念。ハズレだ」
    「…しがないサラリーマンです」
    笑笑!!!
    たぶん有栖川有栖には書けない砕け方!
    シリーズを知らなくても楽しめる。
    …けど!知ってたら何倍も面白いです

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    2025年03月08日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    「彼女に色をつけてもらうのは、いつか彼女がどこかに消えてしまうのを、ひたすら怖く思うからなのかもしれない。彼女が透明になってしまえば、ぼくには見つけ出す手段がない。詰まるところ、国を挙げて、医療を駆使して、透明人間に色を与え続けるのは、われわれのそうした恐怖に由来するのではあるまいか?」p32

    「彼らが透明なのではなく、われわれに色が付きすぎているだけだと」p38

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    2025年02月25日
  • 透明人間は密室に潜む

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    ネタバレ

    おすすめされていた本。4つの作品からなっており、様々な設定のミステリが読める。個人的にアイドルを扱った2つ目の作品が面白かった。アイドルではないけど自分も追っかけている存在がいるので、そういうのあるよねーってなってしまった。後、透明人間ネタの引用にジョジョ四部があってびっくりした。そういえば透明人間ネタあったよね。それからラストの作品の弟くんの猫被り具合が凄すぎて笑ってしまった。探偵役の裏に隠れる探偵っているよね。どれも読みやすくて面白かった。他の作品も読んでみよう。

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    2025年02月19日
  • あなたへの挑戦状

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    「互いに敬愛していたことを示す根拠」としての2篇の中編小説。

    面白い‼︎
    「あなたへの挑戦状」の意味に気づいた時、思わず声が出てしまうほど驚いた。

    付録から読んでしまうと面白さが半減してしまうので順番を守って良かったと思った。

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    2025年01月11日
  • 黄土館の殺人

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    楽しみにしてた1冊。期待を裏切らない!
    分厚いけどどんどん読み進めて読み切ってしまった。

    犯人がまさかのまさかで予想がついてなかった
    そして、田所、葛城、飛鳥井がそれぞれ自分の置かれた立場の中で闘い、自分の新年を貫きながら、真相を解き明かしていくのがカッコよくて
    また次が楽しみ、次回作あるかな〜

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    2025年01月03日
  • 黄土館の殺人

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    ☆4.7
    【本物の大いなる偶然だけは、見抜くことが出来ない。】

    第一部と第二、三部で全く味わいの違うストーリーが展開される構成力が最高すぎる!
    散りばめられた謎とヒントが飛び石のように提示されて、トントンと辿るだけで、まるで自分が『名探偵』になったような気分になれる。この心地良いリズム感で、多少のゴリ押しも気にならない。
    ストーリーが盛り上がり先走る場面も、こちらが着いていけて萎えてしまわないギリギリのラインで誘導される快感は、ここしか味わえない至高の体験!!

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    2025年01月03日
  • 黄土館の殺人

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    館シリーズ、予想通り地震でしたが、あとがきで著者さんや出版社の方の複雑な気持ち、理解できました。自分も神戸の地震の被災者だったので、映画「すずめの戸締り」や朝ドラの「おむすび」の震災のシーンは、モヤモヤしてしまいます。今回の作品は、地震をモチーフにしてるけ地震で死者とか出るとかはなかったので、ミステリーを楽しめました。登場人物たちの成長も感じれて、良かったです。次は風だから、竜巻?台風だと水害と重なるのかな?楽しみに待ってます。

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    2024年12月22日
  • 阿津川辰海 読書日記~ぼくのミステリー紀行〈七転八倒編〉~

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    ネタバレ

    推理作家、阿津川辰海の読書日記その2。
    webで公開されている内容と、作品解説をまとめたもの。

    読書日記の方は相変わらずの熱量で。自身の作品もコンスタントに出しつつ、日本人のみならず海外作家の作品も紹介する凄さ。感動。
    特に新作だけでなく、過去の作品も紹介してくれるところが大変ありがたい(ついつい探し出して読みたくなる)。

    解説の方はネタバレありも多いため、読んだ作品以外は封印。読める日を楽しみにしている。

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    2024年11月29日
  • ミステリー小説集 脱出

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    阿津川さん目当てで読みましたが、どれも全部面白かったです。
    脱出というテーマにこだわらなくても、物語として濃くて読みごたえがありました。
    初めて読む作家さんもいたので、これを機に他のも読んでみたいと思った。

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    2024年11月27日
  • 蒼海館の殺人

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    前作も面白かったですが今作も相変わらず面白い!
    お話はつながっていますが前作の紅蓮館を読んでなくても分かるのでとりあえず読んでみたい!という方はこちらからスタートでもあり。
    探偵役がいてホームズ役がいて、クローズドサークルで、とにかくTHEミステリー!という感じ。
    冒頭の書き出しにクライマックスを持ってくるなんて、、、一気読みするしかないじゃないですか!笑
    途中の展開には本当にびっくりして一度本を閉じてしまいました笑
    前作からの期待を裏切らない面白い小説でした。
    久々にうわー、面白かった!!と思ったミステリーです。
    他の作品も読んでみよう♪

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    2024年11月13日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    文句なしの5です!10にしたいくらい!
    青春ミステリー好きとしてはたまらない作品。
    高校のお昼休憩中に起こる様々な出来事について描かれるミステリーです。
    単話としては特にポーカーが良かったです。消しゴムを持ち寄りカードにしたポーカーバトルの勝者がクラスのアイドルに告白するといったくだらない内容なのに心理戦駆け引きがあり最高でした。
    また全ての話に共通して出てくるあるホームズ役とは、、、
    最後で全て繋がるのはベタかもしれませんがシンプルイズベストでした。
    当たり前ですがてんこ盛りミステリもただの平凡な高校生の1日にしか過ぎず、これから午後の授業を受けるといった最後も非常に叙情的。
    日常にミステリ

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    2024年11月11日
  • 蒼海館の殺人

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    分厚いので読むのを躊躇っていた。最近分厚い本こそ面白いんじゃないかと思う。
    前作は必ず読んでからのが良き。
    今回も騙されましたね。巧妙なトリックに拍手ものです。

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    2024年11月07日
  • 星詠師の記憶

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    阿津川辰海の長編小説。

    通常、未来視がテーマのミステリーは、未来視という能力をいかにミステリーとして組み込むかという部分が先走ってしまい、何かうまいことロジックにはめ込み、未来視とミステリーを融合させるパターンが多い印象がある。勿論、テーマが非現実的なため、作品の整合性を取るために無理をするから、ストーリーの中に歪みがうまれてしまい、少し残念に思う事が多かった。

    今作においては、水晶を媒体にした未来視について、未知のテクノロジーの様な扱いにする事で(録画機器の様に)、作中に違和感なく能力をひろめ、それに対するルールの整備も一級品で、殆ど違和感なく、まるでビデオカメラの様に馴染んでいる。

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    2024年11月06日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    二〇二一年九月九日、木曜日。
    〝九十九ヶ丘高校〟が物語の舞台。
    文化祭を間近に控え、どこか浮き足立っている高校生たちが主人公だ。

    この学校の昼休みはほんの少しだけ長い。
    11:55〜13:00の65分間ある。
    この昼休みの間に様々な事件が起きるのだが、これがまさに青春!!
    バカバカしいほどの情熱がたまらなく愛おしい。



    5話からなる連作短編になっており、最初の【RUN!ラーメン RUN!】の情熱に私はすっかり心を奪われた。
    外出禁止の昼休み中、男子生徒二人でラーメンを食べに行く計画が面白すぎるwww

    第3話の【賭博師は恋に舞う】は、あるクラスの男子全員が〝消しゴムポーカー〟に熱中してい

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    2024年10月09日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    9月9日、文化祭直前で盛り上がる九十九学園の昼休みに起こるミステリー短編集。
    最後で「なるほど」と思わせる構成がすごく良い!!特に消しゴムポーカーの話が好き。真剣にふざけるのって、青春!!

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    2024年10月06日
  • 阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~

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    ネタバレ

    ミステリ作家、阿津川辰海の読書日記。
    web連載の内容をまとめたもの。
    先日続編が出たので、慌てて読み終えた(webで追っているので、実質再読)。

    何はともあれ凄い熱量。圧倒的な読書量で、毎月どのくらい読まれているんだろうと思う。
    特に嬉しいのは、日本人作家がメインの回でも、毎回必ず翻訳ミステリが紹介されていること。
    ガイドブックとしても使えて、非常に参考になる。

    続編も楽しみにしています。

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    2024年08月22日
  • あなたへの挑戦状

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    ネタバレ

    自分にも解けないか、考えながら読んでいたがタイトルはそういう意味だったのか!と挑戦状を開封して驚いた。
    著者2人のほかの作品は未読だけど、両方のファンは垂涎ものだと思う。執筆日記にはやみね先生と松原先生の競作(いつも心に好奇心!)の話が出ていて、同世代かも…!と思うとわくわくした。

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    2024年08月14日