阿津川辰海のレビュー一覧
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前作『紅蓮館の殺人』の感想で、『蒼海館の殺人』や『黄土館の殺人』の方が面白かったという意見がありましたが、確かにすごく楽しめました。
前作は火の手が迫ってくるのに対して、今回は雨が降り続いて水位が迫ってくるので似た状況ではあるのですが、複雑に絡み合ったトリックが明かされる時に二転三転する真実、そして一筋縄ではいかない騙し合いと、最後の最後まで面白くて夢中になって読んでしまいました。
しかし、この本はとにかく分厚い印象が心に残りました。
前作の感想で、もう少しページ数が減っているといいなぁと書いたのですが、まさか劇的に増えているとは思いませんでした。
どれぐらい分厚いのかというと、パート先の店長から本の分厚さを指摘されて、「すごいね〜、15人くらい死ぬんじゃない?」と予想されるぐらいでした(結果はぜひ読んでみてください)。
全部で630ページあり、寝転がって読むにしてもすぐに腕が疲れてしまうので、今回は机で読むことにしました。
上下巻に分けても良かったのではないかとも思いましたが、この本は寝転がって読むズボラな性格を直す良いきっかけにもなりそうです。
でもおそらく、次の本からまた寝転がって読んでいそうな気がしますが(⌒-⌒; ) -
Posted by ブクログ
小6の大場ケンは、夏休みに親戚の家へ行く。
その赤城家には、同じ年齢のヒサトと大学生のトーヤがいる。
そして、いつも遊びに来ているヒサトのクラスメートのカオリと3人で坂の上のお屋敷にある笹に吊るした短冊を見に行くことに…。
その短冊に願い事を書いておくと怪盗うみねこが参上しては、依頼を受けた短冊は持って行っている、という話である。
だが、この怪盗はなんでこんなものを…というような不思議なものばかりを盗む。
この3人が暴くのは…。
彼らが答えを出したのは、怪盗うみねこは、価値のないものしか盗まないのだが、価値というのは、人によって違うということで、物それ自体じゃなくて、そこから生まれる何かを大事にしたかったということに気づいたこと。
どうやって盗むかより、なぜなのかという動機を考えてみるとその人の気持ちに寄り添える。
子ども時代に戻ってわくわく気分も楽しめた。
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Posted by ブクログ
ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。