阿津川辰海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『紅蓮館の殺人』『青海館の殺人』に続いて、シリーズ3作目です。
このシリーズを読んだことがない方でも楽しめるようにはなっておりますが、もし余裕があるならば前の2作品を読んでから本作を読むことをおすすめします。
作中で前の2作品のストーリーの振り返りがあるため、前情報を仕入れずに読んでいただきたいのもあるのですが、
シリーズを通して登場する「葛城くん」のことを知っているのと知らないのとでは、本作の第一部の面白さが少し変わります。
詳しいことは伏せておきますが、わたしは小笠原さんをとても不憫に思ってしまい、葛城くんとの会話を見ながらずっとニヤニヤしておりました(◦ˉ ˘ ˉ◦)ニヤニヤ
相変わらずトリックは「物理の北山」レベルの複雑さで難しかったのですが、
今回、冒頭の部分で「ラストがこういう展開になったりするのかな」と考えていたら、なんと本当にその通りの展開になってしまったので、自分自身に驚きました
∑(゚Д゚)
やはり毎回分厚い作品なので、身につく推理力も段違いという事ですね(習得には個人差があります)(たまたま予想が的中しただけです)。
ところで、あとがきに〈館四重奏〉シリーズと書かれていたのですが、まさか続編を期待してもいいのですか…!?
シリーズ(おそらく)最後ということで、1000ページ越えでもおかしくはないですが、いつも寝転がって読む勢としては、上下巻に分けていただければ少し腕への負担が減るかと存じます。
……あれ、それでも500ページあるやんΣ(・口・)〣
阿津川先生へ
何卒ページ薄めに
そしてシリーズのラストにふさわしい
濃い物語をお待ちしておりますm(_ _)m -
Posted by ブクログ
文句なく面白くて一気読み。前作は世界観の紹介編だったからか大人しめの展開だな?(とはいえちゃんとサプライズも用意されてた)という感想だったのが、今作で完全に化けたな!と心から楽しめた。敵味方、犯人、中国マフィア勢が入り乱れ、ハラハラしながら衝撃のラストへ。
相手の能力と禁則事項を推理しつつ味方側の情報をいかに誤解させるか、バトルが情報戦なのが面白いしミステリ的。
主人公たちはいずれ、コトダマ使いがなぜ発生したのかという謎に直面してもいくのかな?
キャラ的には坂東さんの「放つ」がビジュがカッコいいので次作でもっと活躍してほしいです!乱発できないのが難点なのかな? -
Posted by ブクログ
2026年11冊目
星4にしようか星5にしようか迷いましたが、迷ってるくらいなら星5だろ!て事で星5を付けました。
めちゃくちゃ楽しめました!
ボリューム満点でですが、夢中になって読み進めていました。出てくる場所の移り変わりもほとんど無く、登場人物も限定されているため、読みやすいのではないかと思います。
少々あり得ない設定があるかなとは思いますが、考えられたトリックやそれを解き明かす推理は見事でした。全てが分かった時には、すげえ!!犯人も探偵もすげえ!!と興奮していました。
読みごたえも抜群で、すごく面白く、楽しめる素晴らしい小説でした -
Posted by ブクログ
こちらも一気読みした作品。
斜線堂有紀さん、阿津川辰海さんのお二人の競作。
館シリーズのような密室トリックは大好きなのに、空間把握能力が無さすぎて、阿津川さんの水層城の殺人は、完全に理解できたとは言いきれません。ただ、探偵としてこういう罪の暴き方もあるのかと驚きました。
中編だったこともあり、犯人も含めた登場人物の誰にも感情移入できず、物足りない感じがしたので長編で読みたかったです。
斜線堂有紀さんのありふれた眠りは、ミステリと言えばミステリだけど、素直になれない兄妹の関係性が、事件が起こることによって変わっていく様子が、とても切なく感じるお話だったように思います。
最後に2人がどうするのか。普通に考えたら答えは1つなのでしょうが、もしかしたら違う道を選ぶのかもしれない。その余韻も含めて好きなお話でした。
「あなたへの挑戦状」の意味は、なるほど!そういうことかと。騙されました -
Posted by ブクログ
デッドマンズチェア
前作バーニングダンサーは「コトダマ捜査班」の集結がテーマであり、彼らの人となりは魅力的だったが作品としては物足りなさもあった。メンバーのコトダマのお披露目、世界観の共有、そして本当の敵・・・。と自己紹介的なイメージだった。
今作では小鳥遊姉妹が中心となり、中国マフィアと彼らから逃げる男女、都内で起きる猟奇事件が平行で進みながらラストの衝撃に向かって行く。
久しぶりに衝撃を受け、終盤にてとあるカラクリに気づいてからは心拍数が上がり切ったままだった。
前作で物足りなさを感じていた戦闘描写も面白く、桐山の成長過程も魅力になった。
また、警察ミステリー+異能力バトルそれぞれがかなり高次元で作用していて最後にあんな結末を放り込んで来るとは。今作の完成度はかなり高次元だ。
恐らく前作を読んでから今作を読むともはやこのシリーズから抜け出すことは出来ない様に思う。筆者には館シリーズ含めいくつかのシリーズがあるが、僕としてはこの作品をもって館シリーズを追い越し阿津川辰海の代表シリーズになるだろうと予感できる。
小説としても面白いし、漫画やドラマ、アニメ、映画など色々なメディアで人気が出そうなシリーズだ。
感想は短いが傑作。前作から連読推奨。
是非三笠課長のビジュアルを見てみたい(笑)