阿津川辰海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
文句なく面白くて一気読み。前作は世界観の紹介編だったからか大人しめの展開だな?(とはいえちゃんとサプライズも用意されてた)という感想だったのが、今作で完全に化けたな!と心から楽しめた。敵味方、犯人、中国マフィア勢が入り乱れ、ハラハラしながら衝撃のラストへ。
相手の能力と禁則事項を推理しつつ味方側の情報をいかに誤解させるか、バトルが情報戦なのが面白いしミステリ的。
主人公たちはいずれ、コトダマ使いがなぜ発生したのかという謎に直面してもいくのかな?
キャラ的には坂東さんの「放つ」がビジュがカッコいいので次作でもっと活躍してほしいです!乱発できないのが難点なのかな? -
Posted by ブクログ
2026年11冊目
星4にしようか星5にしようか迷いましたが、迷ってるくらいなら星5だろ!て事で星5を付けました。
めちゃくちゃ楽しめました!
ボリューム満点でですが、夢中になって読み進めていました。出てくる場所の移り変わりもほとんど無く、登場人物も限定されているため、読みやすいのではないかと思います。
少々あり得ない設定があるかなとは思いますが、考えられたトリックやそれを解き明かす推理は見事でした。全てが分かった時には、すげえ!!犯人も探偵もすげえ!!と興奮していました。
読みごたえも抜群で、すごく面白く、楽しめる素晴らしい小説でした -
Posted by ブクログ
こちらも一気読みした作品。
斜線堂有紀さん、阿津川辰海さんのお二人の競作。
館シリーズのような密室トリックは大好きなのに、空間把握能力が無さすぎて、阿津川さんの水層城の殺人は、完全に理解できたとは言いきれません。ただ、探偵としてこういう罪の暴き方もあるのかと驚きました。
中編だったこともあり、犯人も含めた登場人物の誰にも感情移入できず、物足りない感じがしたので長編で読みたかったです。
斜線堂有紀さんのありふれた眠りは、ミステリと言えばミステリだけど、素直になれない兄妹の関係性が、事件が起こることによって変わっていく様子が、とても切なく感じるお話だったように思います。
最後に2人がどうするのか -
Posted by ブクログ
デッドマンズチェア
前作バーニングダンサーは「コトダマ捜査班」の集結がテーマであり、彼らの人となりは魅力的だったが作品としては物足りなさもあった。メンバーのコトダマのお披露目、世界観の共有、そして本当の敵・・・。と自己紹介的なイメージだった。
今作では小鳥遊姉妹が中心となり、中国マフィアと彼らから逃げる男女、都内で起きる猟奇事件が平行で進みながらラストの衝撃に向かって行く。
久しぶりに衝撃を受け、終盤にてとあるカラクリに気づいてからは心拍数が上がり切ったままだった。
前作で物足りなさを感じていた戦闘描写も面白く、桐山の成長過程も魅力になった。
また、警察ミステリー+異能力バトルそれぞれがかな -
Posted by ブクログ
「コトダマ犯罪捜査課」シリーズ第二弾。本作から読んでも楽しめるようですが、前作のネタバレがあるのでやはり順番通りに読むことをお勧めします。
沙雪が出会った若いカップルは、中国マフィアのボスの娘とその恋人だった。二人を追って送り込まれたコトダマ遣いたちから逃げるため、沙雪は彼らと行動を共にする。一方で鳥類連続殺害事件にコトダマ遣いが関係しているとみられ、捜査に当たる永嶺たち。彼らは事件の捜査と同時に、ある人物への疑惑もまた調査していた。やがてすべての謎が繋がり、恐るべき真実が明らかに。
前作も面白かったけれど、今作もそれ以上にとんでもないです。「蘇らせる」のコトダマを持つ少女は、死者を生かし続け -
Posted by ブクログ
シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる