阿津川辰海のレビュー一覧

  • 黄土館の殺人

    Posted by ブクログ

    ☆4.7
    【本物の大いなる偶然だけは、見抜くことが出来ない。】

    第一部と第二、三部で全く味わいの違うストーリーが展開される構成力が最高すぎる!
    散りばめられた謎とヒントが飛び石のように提示されて、トントンと辿るだけで、まるで自分が『名探偵』になったような気分になれる。この心地良いリズム感で、多少のゴリ押しも気にならない。
    ストーリーが盛り上がり先走る場面も、こちらが着いていけて萎えてしまわないギリギリのラインで誘導される快感は、ここしか味わえない至高の体験!!

    0
    2025年01月03日
  • 黄土館の殺人

    Posted by ブクログ

    館シリーズ、予想通り地震でしたが、あとがきで著者さんや出版社の方の複雑な気持ち、理解できました。自分も神戸の地震の被災者だったので、映画「すずめの戸締り」や朝ドラの「おむすび」の震災のシーンは、モヤモヤしてしまいます。今回の作品は、地震をモチーフにしてるけ地震で死者とか出るとかはなかったので、ミステリーを楽しめました。登場人物たちの成長も感じれて、良かったです。次は風だから、竜巻?台風だと水害と重なるのかな?楽しみに待ってます。

    0
    2024年12月22日
  • 阿津川辰海 読書日記~ぼくのミステリー紀行〈七転八倒編〉~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    推理作家、阿津川辰海の読書日記その2。
    webで公開されている内容と、作品解説をまとめたもの。

    読書日記の方は相変わらずの熱量で。自身の作品もコンスタントに出しつつ、日本人のみならず海外作家の作品も紹介する凄さ。感動。
    特に新作だけでなく、過去の作品も紹介してくれるところが大変ありがたい(ついつい探し出して読みたくなる)。

    解説の方はネタバレありも多いため、読んだ作品以外は封印。読める日を楽しみにしている。

    0
    2024年11月29日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    阿津川さん目当てで読みましたが、どれも全部面白かったです。
    脱出というテーマにこだわらなくても、物語として濃くて読みごたえがありました。
    初めて読む作家さんもいたので、これを機に他のも読んでみたいと思った。

    0
    2024年11月27日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

    Posted by ブクログ

    文句なしの5です!10にしたいくらい!
    青春ミステリー好きとしてはたまらない作品。
    高校のお昼休憩中に起こる様々な出来事について描かれるミステリーです。
    単話としては特にポーカーが良かったです。消しゴムを持ち寄りカードにしたポーカーバトルの勝者がクラスのアイドルに告白するといったくだらない内容なのに心理戦駆け引きがあり最高でした。
    また全ての話に共通して出てくるあるホームズ役とは、、、
    最後で全て繋がるのはベタかもしれませんがシンプルイズベストでした。
    当たり前ですがてんこ盛りミステリもただの平凡な高校生の1日にしか過ぎず、これから午後の授業を受けるといった最後も非常に叙情的。
    日常にミステリ

    0
    2024年11月11日
  • 星詠師の記憶

    Posted by ブクログ

    阿津川辰海の長編小説。

    通常、未来視がテーマのミステリーは、未来視という能力をいかにミステリーとして組み込むかという部分が先走ってしまい、何かうまいことロジックにはめ込み、未来視とミステリーを融合させるパターンが多い印象がある。勿論、テーマが非現実的なため、作品の整合性を取るために無理をするから、ストーリーの中に歪みがうまれてしまい、少し残念に思う事が多かった。

    今作においては、水晶を媒体にした未来視について、未知のテクノロジーの様な扱いにする事で(録画機器の様に)、作中に違和感なく能力をひろめ、それに対するルールの整備も一級品で、殆ど違和感なく、まるでビデオカメラの様に馴染んでいる。

    0
    2024年11月06日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

    Posted by ブクログ

    二〇二一年九月九日、木曜日。
    〝九十九ヶ丘高校〟が物語の舞台。
    文化祭を間近に控え、どこか浮き足立っている高校生たちが主人公だ。

    この学校の昼休みはほんの少しだけ長い。
    11:55〜13:00の65分間ある。
    この昼休みの間に様々な事件が起きるのだが、これがまさに青春!!
    バカバカしいほどの情熱がたまらなく愛おしい。



    5話からなる連作短編になっており、最初の【RUN!ラーメン RUN!】の情熱に私はすっかり心を奪われた。
    外出禁止の昼休み中、男子生徒二人でラーメンを食べに行く計画が面白すぎるwww

    第3話の【賭博師は恋に舞う】は、あるクラスの男子全員が〝消しゴムポーカー〟に熱中してい

    0
    2024年10月09日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

    Posted by ブクログ

    9月9日、文化祭直前で盛り上がる九十九学園の昼休みに起こるミステリー短編集。
    最後で「なるほど」と思わせる構成がすごく良い!!特に消しゴムポーカーの話が好き。真剣にふざけるのって、青春!!

    0
    2024年10月06日
  • 阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリ作家、阿津川辰海の読書日記。
    web連載の内容をまとめたもの。
    先日続編が出たので、慌てて読み終えた(webで追っているので、実質再読)。

    何はともあれ凄い熱量。圧倒的な読書量で、毎月どのくらい読まれているんだろうと思う。
    特に嬉しいのは、日本人作家がメインの回でも、毎回必ず翻訳ミステリが紹介されていること。
    ガイドブックとしても使えて、非常に参考になる。

    続編も楽しみにしています。

    0
    2024年08月22日
  • 透明人間は密室に潜む

    Posted by ブクログ

    ヒボさん推しの阿津川辰海さん。✧。・゚
    お薦めして頂いた一冊目は『透明人間は密室に潜む』

    なるほどദ്ദി^._.^)
    四編のお話なんだけど、どの話もしっかりみっちりミステリー色満載で、個性が強い
    本格的なミステリーは読み慣れていないのだが、短編とは言えない仕上がりで面白かった° ✧ (*´˘`*) ✧

    表題の『透明人間は密室に潜む』
    勝手に消えたり現れたりするイメージのある透明人間が、完全に消えるのに苦労するというのが意外
    ここでは透明人間病が流行っているという設定
    透明人間と完全犯罪
    Pレディの「透明人間」の歌詞は、”つかまらないのが、透明人間なんです♪〜”だけど……??
    (昭和でし

    0
    2024年06月26日
  • ミステリー小説集 脱出

    Posted by ブクログ

    収録作

    「屋上からの脱出」 阿津河辰海
    閉じ込められた深夜の学校の屋上から抜け出す方法を探せ

    「名とりの森」 織守きょうや
    入ると自分の名前を奪われる森から、親友を助け出せ

    「鳥の密室」 斜線堂有紀
    魔女として処刑される前に、塔の最上階から逃げ出せ

    「罪喰の巫女」 空木春宵
    不可解な仕掛けに囲まれた神社の秘密を解き明かせ

    「サマリア人の血潮」 井上真偽
    謎の研究上の出口を目指し、失った記憶を取り戻せ


    どれも面白い話でした。物語を全て読んだ後にもう一度読んでみると「あっそういうことだったのか!」と気づかせてくれる作者にはもうやばいとしか言いようがないです(笑)また記憶を消してもう一

    0
    2024年05月23日
  • 名探偵は嘘をつかない

    Posted by ブクログ

    読んでて思ったのは作者「逆転裁判」好きすぎでしょw
    節々にオマージュやリスペクトを感じられて、逆裁シリーズ全作品プレイ済みの自分は読んでてめっちゃ楽しかったです。
    もちろん本格ミステリとしても、探偵に特殊裁判に輪廻転生と、色々な要素が絡んできて、骨太な仕上がりになっていて、後半の解決パートは見応え満載でした!

    0
    2024年04月02日
  • 透明人間は密室に潜む

    Posted by ブクログ

    どの短編も設定が面白く、すぐ再度読み返したいと思えるほどに面白かった。どれも特殊な設定ながらしっかりと本格ミステリーで読み終えた後の満足感が素晴らしい。

    0
    2024年03月31日
  • 星詠師の記憶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    未来が見える弟と見えない兄が作った星詠会そこで未来を見る事を研究していた2人が実はお互いに無いものを羨望しそれが殺人にまで行き着く。未来を使った見立て殺人の発想は新しく予想外でした

    0
    2024年03月24日
  • 名探偵は嘘をつかない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    探偵物の常識を覆す作品であった。(自分的に)
    探偵物なのに、転生というシステム。
    主人公である探偵が死ぬ。
    などなど、これまでにない要素が面白く素早く読み終わった。
    そして切なさも残るこの感覚。
    やはり阿久津は人殺しではなかった。
    どこか道を間違えただけの優しい人間であった。

    0
    2024年03月10日
  • 星詠師の記憶

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった!
    途中まで全く結末の想像がつかなかっただけに、解決パートに入ってからは、次々明かされる事実に、驚きの連続。
    緻密な設定すごい!

    0
    2023年08月11日
  • 星詠師の記憶

    Posted by ブクログ

    特殊設定ミステリーは最初にその設定を理解するまでが大変だと思うが、緻密に考え抜かれていて、面白く読めた。

    0
    2023年07月02日
  • 阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~

    Posted by ブクログ

    またしてもこれは読んではいけない本でした。タイトルにもあるように、読んだ本の紹介、解説、そしてエッセイで構成されている一冊です。が、紹介されている本の量が尋常じゃない……でもって海外ミステリが多めなので、読んでいない本が多い……チェックすらしていない本も多い……そしてどれも面白そうなんだけれどどうすればよいのでしょうか。私も大概本を読むペースは一般よりは早いと思うのですが。それでも追いつける気がまったくしません。
    とりあえずはヘニング・マンケルとラグナル・ヨナソンが気になるなーと思ったのだけれど。ヘニング・マンケル……上下巻が何冊あるのよ! まあ頭の片隅に引っ掛けておいて、そのうち読んでみよう

    0
    2023年04月19日
  • 阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~

    Posted by ブクログ

    現在も連載中の阿津川さんによるミステリレビュー+解説+α。「入れ子細工の夜」とかでも書名等を挙げてミステリ愛を語っていたけど、こちらでは景気よく次々爆発させていてその熱量に圧倒される。海外物多めなのでそちらには疎いからその殆どにはそうなんだ、位の知識しかないけどたまに読んでいる作品が出てくると嬉しい。熱量に影響されて色々読んでみたくなったけど、ヴァランダーシリーズとかディック・フランシスとかどれだけ時間あれば読破出来るのか。(ディック・フランシスは昔途中までは読んだ)ミステリに留まらない膨大な巻末の人名、作品目索引を見ているだけでも楽しい。いいブックガイドだと思う。

    0
    2023年03月18日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」
    凪良ゆう「表面張力」
    城平京「これは運命ではない」
    木元哉多「どっち?」
    阿津川辰海「成人式とタイムカプセル」
    芦沢央「この世界には間違いが七つある」

    ひとつめ:怖い話になるかと思ってたら、意外とハートフル。
    でも、思春期の娘の父親への憎悪や、
    あの時期の転校とか、そう簡単には癒やされないのでは?と思う。
    でも、家族愛が伝わったのは良かったよね。

    ふたつめ:さすが!面白く読めました。
    スピンオフなら先に本編読みたかったなぁ。
    誰が一番怖いかって話だけど、さりげなく病んでる人がいて
    大丈夫かな?と思う。一番心配な人はお祓いされたら大丈夫かな?

    みっつめ:虚構推

    0
    2023年01月27日