櫛木理宇の作品一覧
「櫛木理宇」の「拷問依存症」「シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「櫛木理宇」の「拷問依存症」「シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2012年『ホーンテッド・キャンパス』でデビュー。同作は第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。また、同年『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞している。『ホーンテッド・キャンパス』シリーズ、『赤と白』、『寄居虫女』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
有名なシリアルキラーを彷彿とさせる、外面が良く知能も高いサイコパス殺人鬼を描いた作品。引き込まれすぎて、一日で一気読みしてしまった。
読み進めるうちに、気付けば私自身も主人公・雅也と同じように榛村のペースに乗せられていて、そのことにハッとした瞬間が一番怖かった。特に印象的だったのは、雅也が「自分は榛村の子どもなのでは」と思い込み、その仮説で物語のすべてが辻褄よく説明できてしまっていた点。だが結局、それすら榛村の気まぐれによる嘘であり、彼が面白がって張り巡らせた罠にすぎなかったと判明する。
面会を重ねるうちに雅也の性格が少しずつ変質していく描写もリアルで、血の繋がりがないにもかかわらず、ただた