櫛木理宇のレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

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    死んだペットに会えるカフェの話はオカルトの中でもほんわか系の話でよかった。
    反対にユキさんの話はドロドロで怖かった…

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    2025年12月14日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    帯の「親友が、シリアルキラーになった」って…やっぱりいいなぁ、櫛木さん。連作短編で、ライターの世良未散が事件の取材をしながら真相にたどり着く。知らなかった言葉「クロゼットの中の骸骨」は、どんな家庭にも人には言えない隠し事はあると。どの事件にもそんな秘密があった。最後の表題作で「陰謀説だろうと捏造だろうと、脳を喜ばせてくれるものなら受け入れる。物語を脳の中で育て、さらにねじ曲げる。現代ではSNSのエコーチェンバーが、それを助長し加速させる」と。ここにグッときた。そして全ては古沢福子の計画通りだった…。

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    2025年12月11日
  • 拷問依存症

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    読めば読むほどに消耗する本だった。
    胸糞悪い、なんて、酷い、現実。
    こういう世界がある。心を折るには充分すぎる。
    ページをめくる手はとまらず、終盤になるにつれて加速していった。

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    2025年12月11日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    有名なシリアルキラーを彷彿とさせる、外面が良く知能も高いサイコパス殺人鬼を描いた作品。引き込まれすぎて、一日で一気読みしてしまった。

    読み進めるうちに、気付けば私自身も主人公・雅也と同じように榛村のペースに乗せられていて、そのことにハッとした瞬間が一番怖かった。特に印象的だったのは、雅也が「自分は榛村の子どもなのでは」と思い込み、その仮説で物語のすべてが辻褄よく説明できてしまっていた点。だが結局、それすら榛村の気まぐれによる嘘であり、彼が面白がって張り巡らせた罠にすぎなかったと判明する。
    面会を重ねるうちに雅也の性格が少しずつ変質していく描写もリアルで、血の繋がりがないにもかかわらず、ただた

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    2025年12月12日
  • 監禁依存症

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    マチヨは仕事人だな〜ピッタリのお仕置きを与えますね。
    勘違いがあのまま終わるとは思ってはいなかったけどそのタイミングでバラすとは〜!!

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    2025年12月09日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
    テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。

    『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
    結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。

    『脳JILL』 木爾チレン
    「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
    少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。

    『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
    面白い。
    直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短編でも出

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    2025年12月07日
  • 監禁依存症

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    「依存症」シリーズの第3弾。
    性犯罪者の弁護で数々の示談を「勝ち取ってきた」悪徳弁護士のひとり息子が誘拐されてしまうお話。
    第1弾から一貫して「性犯罪」が軸にあるこのシリーズですが、過去3作品の中で最もミステリーとしての完成度が高く、途中何度か「えっ?やだやだやだ!」となったり、最後には「うわぁ、そういうことね」と感心させられてしまいました。
    過激な描写も多いこのシリーズですが、個人的にはそんなに気にならなかったです。ただ、これも感覚を麻痺させられているというか、「勧善懲悪」の形だから読めている時点で法の外にいるやり方を認めてしまっているのでは?というもどかしさもあります。
    今回は特にシリーズ

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    2025年12月06日
  • 殺人依存症

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    正直、取り扱ってるテーマ?が性犯罪ってのもあってグロい。胸糞悪い。けど内容めっちゃ面白いっていうか、、、騙された!!!ってなっ

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    2025年12月05日
  • 拷問依存症

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    またミスリードにしっかり騙されつつ。
    プロローグの内容はそう繋がってくるのか!となった。
    今作ももちろん面白かったのだけど、終わり方は少し後味が悪く感じた。
    次作はどうなるんだろう。
    次は誰が真千代の毒牙にかかって堕ちてしまうのだろうか。

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    2025年12月03日
  • 監禁依存症

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    性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた弁護士の小諸成太郎。彼の9歳のひとり息子在登が誘拐された。だが小諸はタイに出張中で連絡がつかず──

    元気に動いてる架乃ちゃんを見られて良かったなぁ、なんて最初はのんきに思っていたのだけど。
    この作品、シリーズ内でも特に好きかも。騙されまくり。
    “X”ではなく“Twitter”の表記が。懐かしい。

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    2025年12月01日
  • 拷問依存症

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    ネタバレ

    今回の拷問依存症は人物の話が途中で本筋に現れる瞬間「うわ〜こいつこれでは!?」と繋がるのが大変読んでいて気持ちが良かった。

    そして今回は浜真千代の依頼主(パトロン)がいることが明確にされて殺人依存症以降の話はやはり自我で起こしている事件ではなかったと分かった。

    私は高比良は浦川の代わりとは言わないが浜真千代を捕まえる人物になるのではと思っていたのでここでリタイアした事に思わず「高比良!!!」と口に出してしまう程だった。
    架乃も今回から事件に関わり始め浜真千代のことを真千代ママと呼び始めていてもう戻ることはないのかも知れないと思ってしまった。

    高比良までいなくなってしまった今誰が浜真千代に

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    2025年11月30日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    イヤでたまらなかった浜真千代が今回は正義の味方。
    ヤリサー(と言うのか…)の鬼畜どもをいたぶりながら被害者が受けた痛みを少しでも味わえるよう徹底的に罰する。そして違和感があった道哉は性同一性障害だったのか。紗綾と渉太、航平、匠に後から加わった瑛介の5人の被害を受けた人の後日談が本当に辛い。納得のいくストーリー、読んでしまう自分も依存症…

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    2025年11月29日
  • 残酷依存症

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    サークル仲間の3人が何者かに監禁される。目を覚ますと……。
    痛い痛い痛い。
    極限状態に陥った人間は醜い本性を現す。
    人間の悪意は底知れない。
    犯人は今回の結末をどのような方法で引き起こしたのか。真相は結局不明のままなので、今後どこかで種明かししてほしい。

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    2025年11月27日
  • 拷問依存症

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    ネタバレ

    3日で完読‼️

    酷いし、グロいし、残酷だけど、やっぱめちゃくちゃ面白い!!
    伏線が巡らされてて、読んでる途中はよくわからないし、混乱するけど、読み終わるとスッキリする。

    性犯罪、男の認知の歪みについても興味深い。

    『善意』ね、

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    2025年11月27日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    418ページが4時間程で溶けた。昭和の田舎の民度、監禁の犯人側被害者側の心理などリアリティーが凄い。

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    2025年11月27日
  • 拷問依存症

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    胸焼けする。救いがない。登場人物の誰にも感情移入できない。
    でも、ミステリーとして面白い。今どきの問題を扱っており、実際の事件が例に出ていることもあって、説得力がある。
    一気に読んで心がどうにかなってしまいそう。
    猫の動画でも見て、ひとまず落ち着こう。

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    2025年11月26日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ちょっと怖い系は苦手だったのですが、木爾チレンさん目的で購入。

    シリアルキラーという言葉を初めて知りました。
    色んな所に普通に潜んでいると思うとぞっとしますが、その物語の人物たちにも背景があり、ルールがあり、そう思うと納得する部分もあって、この世界の色んな対局な事って紙一重とか裏表って言われてるけど、本当にそうだなって。

    心理戦がある作品があったりしてとても面白かったし、どの作品も良かったですが特に木爾チレンさんの作品はとても良かったです。

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    2025年11月26日
  • 殺人依存症

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    満員電車で痴漢をする男たちと、不気味で得体の知れない女。
    幼い頃に凄惨な虐待を受けた子が歪んでしまうのはわかる。ただ、過去に虐待されていたから罪を犯しても仕方ないというのは絶対に違う。
    救いのなさすぎるラストだった。
    真千代が今後どう絡んでくるのか気になる。

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    2025年11月25日
  • 拷問依存症

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    櫛木さんの依存性シリーズ4作目は今までで一番残酷でした。怖かった!でもストーリーは面白くて一気読みでした。伏線も回収されるし、どんでん返しもあり、満足です。

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    2025年11月24日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、短編集なのですが、
    あまり短編集って好んで読まないんですけど、
    好きな作家さんが多かったので、買ってみました。
    読み終わった最初の感想としては、
    どれもが圧巻の作品でした。
    流石、今話題の作家さんたちだな、という印象です。
    一気読みしました。
    ページをめくる手が止まらなかったです
    個人的にはチレンさんの脳JILLが一番好きですね
    元々チレンさんの作品どれもすごく好きなんですけど、
    次はこう来たか、!!という圧巻の出来でした。
    チレンさん、次の本も待ってます

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    2025年11月24日