櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
続けて2作目。
残酷依存症はとにかく描写が強めで
読んでると体中がむずむずします…嫌な感じ。
撃たれるとか首絞めとかより、手足とかの痛みの方がリアルに想像できちゃう気がして、鳥肌が止まらない。
昨日まで「友達」だと思っていた人に、刃を向けなきゃいけない状況、やらないと、殺されるかもという絶望感。
爪、耳、眼球…個人的にはパイプカットをずっと待ってたから、そこだけはちょっと物足りないかも!(笑)
体のいろんな部分がなくなっていく。それも、自分達の意志と力で。
わたしも、××した側は同じことされればいいと思う、されるべきだと思う。即死なんて許せない。
性被害は、されてから生かされる方が生き -
Posted by ブクログ
これまで読んだ本の中でも群を抜いて残酷。
救いはない。後味は最悪。
子どもへの性的描写が本当にきつい。
読んでいて何度もページを閉じたくなった…
正直、「そこまでやる?」って何度も思った。
怒りというより、嫌悪に近い感情。
視点が次々に切り替わる構成は巧みで、読みやすい。
だからこそ逃げられない。
気づけば、やめられなくなっていた。
“依存症”というタイトルだけど
引き摺り込まれていたのは読者の私かもしれない。
フィクションなのに、現実との距離がほとんどない。そこがいちばん怖い。
読後、スッキリはしない。
むしろ胸の奥に嫌なものが残る。
でもたぶん、それがこの作品の狙いなんだと思 -
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ネタバレ死刑にいたる病
映画化され、公開当時に観て、衝撃と満足感から「絶対に原作を読むぞ!」と意気込んでから、はや3年。
やっと読んだが、個人的には正に傑作。
まず、今作の連続殺人鬼:榛村大和のキャラクターが映画版と違い、美青年という設定で驚いた。映画版で榛村大和を演じる阿部サダオは「近所に住む、接しやすいおじさん」という印象があったが、作中での書かれ方的には「40代とは思えないゴリゴリのイケメン」という感じ。
この差分が決してマイナス評価という訳ではなく、この采配をした、白石和彌監督の思い切りが良いなと感じた。
しかし、原作と映画版の榛村大和の一番の共通点はやはり「眼」。
この「眼」は、時に相手に -
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性犯罪者の弁護を手掛ける弁護士の息子が誘拐された。この誘拐の目的は怨恨なのか。一方で浦杉の娘・架乃は、自分と同じように性犯罪に怒りを抱える友人を見つける。事件以来父との仲も修復でき、平穏な日常に戻ったかのように思えた架乃には、まだ断ち切りがたいあの人物への想いがあった。
今回もなかなかに胸糞悪くて、だけれど読む手が止まらないミステリです。でも性犯罪に対する問題って、男女間で感じ方に相当差があるんだろうな、という気がしました。善悪だけじゃなくて、もともとの意識が違うのではという気がします。もちろん多くの人にとっては、悪意のないレベルなのでしょうけれど。
あの人に下された制裁、男性目線からするとと -
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鳥肌が何回も止まらない。
胸がざわついて絶対的に答えが出せないような絶妙なラインをずっと添わせるような感情の引き出し方があまりにも凄すぎます。
もう私も読めば読むほど何が正解か分からない!
普段時系列が書かれててもあまり気にしてないのですが、つい途中で確認きて読み戻したり、ここにきて時系列が効くか~…と小説としての構成も好きです。
架乃がついに…ラストがもう頭抱えます。
前作からの話も引っ張ってきてて、いよいよ人物たちの対決が延長戦に入ってきて今後の展開を物凄く期待してしまいました。
エピローグがプロローグとの比較になっていて、全部読んだあとにこれがきたら私は弁護士たちに対してスッキリしてしま -
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本屋で平積みにされているのを見た時から、直感はしていた。きっとこの作品は自分にとって「よくない」作品だと。既に4冊シリーズが出ていて、印象的な表紙、抑えがたい衝動。危険だと思った。きっと手にとってしまえば虜になってしまうだろう。一度は抗えたものの、まんまと読んでしまった。
的中した。沼だ。続きが気になってしょうがない。嬉しくも、喜ばしくもない何ひとつ楽しいことは起こらない。なのに惹き込まれる。自らが掲げた「後遺症が残るほどの読書体験」の意図にはぴたりとはまっている。だが、この作品が自分の欲していたものだと認めるのには抵抗があり、認めたくない気持ちがある。胃もたれがするような展開に目を背けたく