櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読み終わった時、もう一度最初のページを開きたくなった
なんて重苦しく辛い物語なんだ…
でもものすごく勉強になった
絶対に知っておいた方がいい、学校では決して学ぶことの出来ない日本の仄暗く罪深い歴史を見せつけられた
グロテスクすぎる
人の欲望と愚かしさの骨頂を見せられた
終章のラストがあまりにも辛くて胸が痛い
どんな思いでこんなことを………泣けてしまう……………
女性として生まれた者にしかわからない地獄がある
どんな男性にも少なからずあろう女性軽視の思想、それに翻弄させられる私たち女という生き物の悲しさよ
男社会の中で虐げられた男性は、なぜ自分を虐げる男性を憎まずに無関係の女性に対して「なんで -
Posted by ブクログ
ネタバレオカルトな事件に邪魔されず、こよみちゃんと平和なデートをしたいというのが森司の願いであり、それは読者も同じ気持ちだと思う。
こっちだって、何の憂いなくキャッキャウフフする二人を見たいんだよ。
ただ作品の性質上、それは叶わぬ願いなのである。
ホワイトデーも、そのリベンジも、散々だった二人に涙を禁じ得ない。
でも、予想していたよりは、いちゃついてくれたので、案外満足できたことに自分でもびっくりしたり。
今回は「生霊」がテーマかな。
ここに「親子」も入ってくると思っていたのだが、最後の話がこれに該当しなかったので「生霊」の括りで。
ホワイトデーの話は、意図せず二人のデートの野次馬をすることになっ -
Posted by ブクログ
せいぜい殺人事件が2-3起こるくらいだろうと思って読んだのが甘かった…集団パニックと疑心暗鬼の末、村全体がおかしな状況に陥っていく様が、リアルで怖すぎる。
岩森明は都会に集団就職する。自動車整備工場。やがて親になった。妻は看護師の節子。子供は愛子。三年前節子は膵臓がんに倒れた。半年で亡くなった。愛子は3歳。墓参りに田舎へ。鵜頭川村へは最寄りの駅から40分かかる。
長雨でバスが止まる。飲酒運転でお地蔵さんの祠が壊れて、村人は祟りを恐れている。20歳くらいの若者が胸と腹から血を流して死んでいる。被害者は長江の敬一さん。駐在さんは爺さんが川に落ちたとかでそっちに行ってしまっている。土砂崩れが起き -
Posted by ブクログ
言葉が出ない
プロローグからエピローグまで一気に読んでしまった
冒頭では主人公と思われる人物が、かつての友人が集団リンチされた末に遺体となった写真を見るシーンから始まる
物語が始まると2人の少女が主軸となり描かれている
舞台は訳ありの人間が集う汚らしいシェアハウス
社会の底辺と呼ばれるような人間ばかりが住み着いている
そこへ同時期に流れ着いた2人の少女が出会い、心を通わせながら親交を深めていく
家庭環境に恵まれず家出をしてきた少女2人
1人は現状を打破するために前へ進み、もう1人は社会に巣食う深い闇へ取り込まれていく
終盤は読むのが辛くて苦しくて悲しくてやるせなくて、こんなのどうすれば良かっ -
Posted by ブクログ
地元が舞台なので痛いほど良くわかる
冬の閉塞感、雪かきの辛さ、太陽が登らない暗い空、いつまでも溶けない重い雪
冬の間はどんなに陽気な人間でも毎日の雪に辟易して眉間に皺を寄せてしまうほどの豪雪地帯
この作品は雪国に住む者ほどリアルに情景を思い浮かべることが出来ると思う
そして主人公となる少女たちの家庭環境
現実にありますよ
こんなに不幸なのはリアリティを感じられないと言う人はなんて恵まれた幸せな人生なんでしょう
そもそも人には人の地獄があるというのに
人には言えない家庭の秘密を抱く少女たちの物語です
読後感はとても悪いです
絶望が転がっています
私はとても好きですが苦手な人には受け入れ難いかも