櫛木理宇のレビュー一覧
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ネットの仲間たちとの犯罪。氷河期世代の生きづらさを訴える犯人たち。しかし読後感は良かった。読み応えあり、オススメ。
「白櫻企画」のコネ入社面接会場にジュースが置かれた。面接官に新製品アピールを自分の言葉でと言われてオレンジジュースをみんなが飲む。が、すごく変な味がした。次々と学生たちが倒れる。
「東都電力エージェンシー」では、正社員のネックストラップは赤、派遣が青、委託がオレンジで、来客はグリーン。清水はトイレの洗面台に社員証を置くと、歯磨きして個室に入った。戻ると社員証がない。廊下に出てふと見ると、面接会場の控え室に社員証を下げた男が入っていくところだった。「それ、俺の社員証だろ!」と声 -
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ある中学に着任した主人公の教師 鹿原十和子が、自分に似ているといわれている14年前に殺害された教師 戸川更紗に興味を持つ
彼女は自分と同じアセクシャル(無性愛者)ではないか?
主人公と更紗に執着する、残虐な殺人を繰り返す八木沼武史の過去と現在とが交錯する
性的マイノリティが沢山挙げられていて知らないことが多かった
アセクシャル、アロマンティック、リスロマンティック、ズーフィリア⋯
そして薄ら寒い思いがしたのは、慕われすぎたせいで、逆に不幸を望まれるという、
先生が好きすぎるから、僕らだけのものでいてほしい、妊娠といった誰かのものになるのは許せないという心理
自分のものにならなくてもいい -
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お兄ちゃんとお姉ちゃんがいい。みんなに甘やかされる署長も可愛い。
第1話 眸巳は新しく署長に配属された。兄が清臣、姉が那青。3人で山菜取りを楽しんできた。国枝というカウンセラーが刺殺され、知久というストーカー規制法で執行猶予中で行方不明が犯人と目星をつけられる。
第2話 千賀湖女性首切り事件の頭部が発見された。下着泥棒は続いているが、逮捕された。しかし娘が2階から突き落とされた事件には関わっていなかった。
第3話 眸巳は電話魔の相手をしている。那青が泊まり込みのため、清臣と眸巳はキャンプに来た。首なし死体の身元が判明する。今はバットで殴られた傷害事件を担当している。電話魔さんと甘味のお店 -
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夜道には気をつけなければ、誰にも優しくすることは危険と紙一重。
ストーカーの話だと大体若い男女が登場するものの、まさかの付きまとうのは老人。一見弱者に見えて油断しているととんでもない。
弱い人には優しくね、人に迷惑をかけないようにね、普通に聞けばとてもいいことなのにこの話に限ってはそんな優しさが危険な扉を開けるきっかけになりかねない、危機感を警告してきました。
そして、その老人がなんなのか、なぜ自分なのか、これがビタッと分かってハマった時にはミステリーの解き方としては気持ちよかったです。
執着という言葉のねばっこさが随所に表われるサスペンスでした。 -
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殺人事件を追うライターが主役の話で、彼女が遭遇する殺人事件はどれも鳥肌が立つようだった。寒気がする。それなのに作品は熱を帯びたように熱かった。読み出したら止まらないどころではなかった。止められないのだ。
出てくる男がいずれもため息が出るほどのクズなのはどうしてだろうか。全て彼ら自身の弱さから来ているはずなのに、それが直視できないのだろうか。あるいは妄想の世界に逃げ込んでさらに弱い者を叩く事で強くなったと錯覚しているのか。怖いのはこういった輩が現実には山ほどいて、彼らはモデルでしかない、その事実だ。
サスペンスだがシスターフッドの一つとして、圧倒的な熱量があった。悲しみが、苦しみが、それでも生き