侵蝕 壊される家族の記録

侵蝕 壊される家族の記録

小説・文芸
759円 (税込)

3pt

ねえ。
このうちって、とてもいいおうちよね。
――わたしの、理想のおうちだわ。

皆川美海は平凡な高校生だった。あの女が、現れるまでは……。
幼い弟の事故死以来、沈んだ空気に満ちていた皆川家の玄関に、
弟と同じ名前の少年が訪れた。
行き場のない彼を、美海の母は家に入れてしまう。
後日、白ずくめの衣裳に厚塗りの化粧をした異様な女が現れる。
彼女は少年の母だと言い、皆川家に“寄生”し始め……。

洗脳され壊れてゆく家族の姿におののく美海。
恐怖の果てに彼女を待つ驚きの結末とは……。

恐ろしくて、やがて切ない、
大人気シリーズ『ホーンテッド・キャンパス』著者による傑作ミステリ!

※本書は二〇一四年八月に小社より刊行された単行本『寄居虫女』を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川ホラー文庫
  • タイトル
    :
    侵蝕 壊される家族の記録
  • タイトルID
    :
    382052
  • 電子版発売日
    :
    2016年06月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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侵蝕 壊される家族の記録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    徐々に洗脳されていく過程が丁寧に綴られていました。少しずつ少しずつ、牙を削がれると言うよりは、花びらをちぎられ、根を切られるような、気がついた時にはもう枯れているというか。狂っていく様はとても良かったです。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    ケモノの城を読んだすぐ後で、発起させるものがありとても好きな内容でした。読むのに夢中になりました。

    家族がどんどん蝕まれていく描写がリアルで、最後がわりとハッピーエンドで面白かったです。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    皆川美海
    皆川留美子…孝治
    末子で長男の智未
    皆川琴美
    皆川亜佑美
    山口朋己
    山口葉月

    結衣
    桜
    木下
    真緒
    岩島尚基
    榊充彦
    三浦
    榊圭介
    崎田先生
    山村先生
    吉田浩之…三枝子…千弦…依織
    杏子
    滝井
    矢田部
    愛
    玲奈

    0
    2026年01月25日

    Posted by ブクログ

    異様な女、葉月。八尺様のイメージで読んでた。まるで都市伝説が如くいろんな家庭に寄生し、骨の髄までしゃぶり尽くす…何よりマインドコントロールの手法がわかりやすくて結果が恐ろしい。本気で心配してくれる人でさえ疑い、どこにも逃げ場のない環境。あ、これ洗脳してるんだな、と怖がりながら読ませて頂きました。ダレることなく丁度良い長さの話でめっちゃ満足です。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    怖い
    壊れたヒトに壊されていく家庭
    壊れたヒトは壊れたヒトをつくる連鎖
    自分にも起こるかもしれない恐怖
    ヒトの壊れた怖さがゾクゾクする

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    初めて「角川ホラー文庫」を買って読んだ。

     きっかけは「死刑にいたる病」の巻末に載っていた。特別な経緯はありません。ホラー小説と言うだけで、作品を前にしてブルブルと震えながら読み始め、何故か途中で止めようとは思わなかった。

     物語:皆川家は現在、女四人で暮らしている。留美子は、付き合っていた男性の紹介で小姑たちに、「ふしだらな女」呼ばわりされていた。お腹には既に小さな命が宿っていたからだ。「わたし、絶対に彼と結婚しますから」それから留美子は順調に三人の娘を生んだ。三人目を産んだ九年後、四度目の妊娠で検診の結果、男児だった。

     あの日の事故を境に、生活のすべてが一変した。以来、留美子は心を塞ぎ「よき母、よき妻」であることをやめた。―智未(長男)のいない我が家なんて、もう見たくない。

     玄関先でうつむいたまま、留美子はため息をついた。小さな爪先が視界に入った。顔をあげる。途端、留美子は目を見開いた。目の前に、四、五歳見当の男の子が立っていた。男の子は「トイレ…貸して、下さい」と言い、留美子は場所を教えたが、男の子は間に合わなくて漏らしてしまった。
     両方の拳を握り、その場に立ったまま、粗相をした自分を恥じて声もなく泣いていた。
     その姿に、思わず留美子は胸を衝かれた。

     ちいさい子に、こんな泣き方をさせてはいけない。子供が他人の前でこんな風に声を押し殺して屈辱の涙を流すだなんて、あってはならないことだ

     ひどすぎる。この子の親は、どこでどうしているんだろう。靴も履かずに子供一人で徘徊させているだけでも異常なのに、こんなに痩せさせて、お風呂にも入れず、トイレにも行かせないなんて。
     その後交番に届けたが、留美子は、亡き長男のこともあり、親が見つかるまでの間だけ預かることにした。

     子供に名前を聞くと「朋巳。山口朋巳」という。

     勿論、家族の反対があったことはいうまでもない。事故で亡くなった智未は、留美子に溺愛されていた。朋巳が皆川家に来てから三週間、荒んでいた皆川家は、なんとなく落ち着いてきた。ある雨の日の午後、長女琴美が自宅の軒先に立っている女を目にとめた。何とも言えぬ風貌に、琴美は思わず身を引いた。

     皆川家の人たちは、女がⅮVを受けていたと勘づいた。
     「あのう、もしどこへも行く当てがないのでしたら、よかったらー」と声をかけてしまったのが悲劇の始まりだった。
     朋巳の母、山口葉月が住み着いた。巻末に、この小説は単行本『寄居虫女』を加筆、修正の上、改題し文庫化したものです。と書いていた。

     冗談キツイぜ‼
     あらま、読書は楽しい!

    0
    2022年08月28日

    Posted by ブクログ

    知らない子供を受け入れたところから
    すでにおかしいのですがそのあとは子供の
    お母さん、その弟まで家にあげて生活を共に
    しはじめてしまう
    展開はじわじわ系でした
    最後の参考図書を見て、なるほどそこから
    ねられた物語だったのかと思いました
    これはこれで楽しめました

    0
    2026年06月28日

    Posted by ブクログ

    家庭が侵蝕されていく様がとても生々しくて恐怖を感じた。意外な結末は流石で面白かった。人が置かれる環境の大事さを感じた。

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    おぞましい、という言葉がぴったりな本だった。
    読み易いし感情移入もしやすいんだけど、とても精神にくる内容でめちゃくちゃ怖かった。知らない著者だったんだけどこの人「死刑にいたる病」の原作者じゃん...そりゃあおぞましいはずだわ。
    面白かったけど二度と読みたくないなぁ

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    怖い女性を描くのがほんとに上手い。
    北九州の監禁がモチーフなのかな
    人間が徐々に蝕まれていく様を生々しく描いた作品で、人間の怖さがありありと伝わってきた。

    0
    2026年01月23日

侵蝕 壊される家族の記録 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川ホラー文庫
  • タイトル
    :
    侵蝕 壊される家族の記録
  • タイトルID
    :
    382052
  • 電子版発売日
    :
    2016年06月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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