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Posted by ブクログ
タイトルからして、もう不穏。
「鬼門の村」という名前だけで、何か普通ではないものが待ち受けていそうな感じがする。
単純に「何か怖いものが出てくる」という恐怖だけじゃなくて、
村という閉ざされた場所そのものが持つ不気味さ。
外から見れば明らかにおかしいことなのに、そこに暮らす人たちにとっては、それが当たり前。
そんな“村の常識”が少しずつ見えてくるたびに、じわじわ嫌な気持ちにさせられる。
どこかに逃げれば助かる、という単純な話ではなく、
その場所にいる人たちが長い時間をかけて作り上げてきたものだからこそ、簡単には外から壊せない。
そして怖いのは、そこにいる人たちが必ずしも「怖いことをしている」という自覚を持っているわけではないところ。
「昔からこうだから」
「みんなそうしているから」
そんな言葉で異常なものが日常になってしまうことの怖さ。
読み進めるほど、村に漂う空気が重くなっていくようで、ページをめくる手が止まらなかった。
派手な恐怖というより、じわじわと精神を削ってくるタイプの怖さ。
「閉ざされた村」
「奇妙な風習」
「村に隠された秘密」
こういう要素が好きな人には刺さると思う。
Posted by ブクログ
教授から紹介されたバイトは、とある村の一家惨殺事件が起きた家で、怖い話の清書をすること。
惨殺の家、村の物を食べてはいけない、監視とあってなんだか引っかかる事はあるものの、幾つかの違和感のタイミングが主人公と共に集約していくので、この村というものにぼんやりと形を与えていくけれど、最後の胸糞が簡単に凌駕するので、失速したなとは思ったけれど大変楽しめたホラー。
主人公自身と教授の重なり、投稿された怖い話とこの村の重なり、どちらが主であり、どちらが悪なのかと考えていくと途中で足元を掬われるけれど、根元のネタバラシをされれば腑に落ちていく、
というか、見合いの食事シーンがあれなら、お惣菜や出産の言い方も過去ではなく今も続く呪いなのだと実感するし、なりより村の人間が邪悪でしかない。
隣の婆さんがこの性格なのも、終わりが見えるからである。世界と心中したいわけではない、が私が死ぬのだから世界などどうだっていい、というか私を死なせる世界なのだから世界も死ねばいい。
これも親が子を呪いとして飼うという事なのだろう。
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