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息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめ り込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男達を陰で操る一人の女 の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのか――。息をするように罪を重ねる女と、最 愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。
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Posted by ブクログ
正直、取り扱ってるテーマ?が性犯罪ってのもあってグロい。胸糞悪い。けど内容めっちゃ面白いっていうか、、、騙された!!!ってなっ
満員電車で痴漢をする男たちと、不気味で得体の知れない女。 幼い頃に凄惨な虐待を受けた子が歪んでしまうのはわかる。ただ、過去に虐待されていたから罪を犯しても仕方ないというのは絶対に違う。 救いのなさすぎるラストだった。 真千代が今後どう絡んでくるのか気になる。
今まで読んだ中で1番残酷だった。 作者の文章力や構成力が秀逸で読み始めから佳境に入る中盤でも楽しめた。 ハラハラドキドキが、止まらない。 時系列が少し複雑でどのキャラクターのエピソードなのか確認しながらページを戻って読み返したり、頭の中で整理したりして読書というものを楽しめたと思う。 読み終え...続きを読むた時の余韻が強く残る。 どのキャラクターもその人となりが説明されているでもなく自然と頭に入ってきた。 やはり作者の文才なんだろうなと思う。 ストーリーは残酷でそれを好きと言ってしまうのが少し躊躇してしまうが、この作品は大きなエンターテイメントだ!と思えるほど満足して読み終えた。
タイトルでひるんで読むのに躊躇していましたが、おすすめされたので読んでみました。もちろん残酷な描写はあるのですが、ストーリー展開にスピード感があって目が離せませんでした。実行犯の男達を陰で操る女が怖過ぎる。
事件の真相が暴かれていく様が、序盤からノンストップで面白く進んでいく。出てくる奴らがこれでもかというほど胸糞悪い癖を持ち合わせているが、メインがもはや〝生きた悪魔〟そのものである。最後こそはと読者の希望も見下し嘲笑っているかのような感覚で本を閉じた。私の大好物である、このシリーズ一気読み。最高です。
読み進めていく度に、やめて、待って、待ってと顔を覆いたくなる。 どう見ても悪であって、許してはいけないのにその人の背景を知ってしまったら同情が湧いてもおかしくないと感じてしまう人格形成を考えつけるこの作品が怖すぎます。 そして事件の残酷さ。「助けてくれる大人なんて本当にいるのか」という言葉の重さと罪...続きを読む悪感があらゆる場面で怒涛に押し寄せてきて、まるで読者すらも追い詰めていくほどの選択を迫られるなんて… あまりのめり込んでしまって一気に読んでしまいました。
「─楽しませて。」 少女や少年を狙った殺人事件。その影に潜む1人の女性。本作品は息子を失った刑事とその女性を主軸としたクライム・サスペンスだ。激しい性的暴行と拷問の末に亡くなった少女を主観としたプロローグから始まり性的嗜好が歪んだ容疑者達の心情の吐露が続く。読者である自分は目を逸らしたくなりつつも...続きを読む骨太かつテンポの良いストーリーテリングにより物語の世界に引き込まれます。 本作品を通して作者は誰が『悪』という定義をすることもなく、最後まで淡々と暴力の世界を描き切っています。事件の首謀者である女性ですら幼い頃に性暴力に晒され壊され侵された人物として描くことによって読者の心の中に(僅かではありますが)同情心を芽生えさせます。勿論過去に暴力を振るわれたからといって他者に暴力を振るっていい訳ではありませんが、それは恵まれた者の論理ではないのか?という問いを私達に作者は問いかけています。 暴力により壊され『人であることをやめた』女性は最後に自分によく似た少女を殺す事で『殺してよかった』という気持ちになったと述懐しています。 暴力による救済。 それを描き切った作者の力量。 クライム・サスペンスとして高いクオリティに富んだ作品を読むことが出来て良かったです。
カバーに書いてあった「これは小説の形を借りた地獄そのものだ」が全てを現していた。 子供に酷いことをする奴らの証言や描写が生々しくて辛い。けれど息を吐かせぬ迫力で一気に読み終えてしまった。すごいものを読んでしまった。
星10個ぐらいつけたい。間違いなく今まで出会った中で1番の胸糞鬼畜小説!!!!1日で一気読みしてしまいました。別の視点で見ると加害者は被害者であり、大小はあれど、わたしたちが過ごす日常生活にもありふれているのではと、胸が抉られる思い。 とにかく最後の100ページぐらいは引き込まれすぎて次の展開に釘付...続きを読むけでした。最高!!!続編も読みます!
面白くて一気読み。 グロさも自分には丁度良く櫛木理宇さんのファンになった。女性の作家さんは自分には合わなかったのだけど男性作家を思わせる様な文章だった。
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