櫛木理宇のレビュー一覧

  • 少年籠城

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    重い、とにかく重かった。
    しかし、続きが気になって一気に読み切った。

    子供たちがみんな幸せになってほしい。
    馬鹿な大人たちには天罰を。

    もしかしたら続編もあるかも。
    期待したい。

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    2024年05月10日
  • チェインドッグ

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    ネタバレ

    実は1年前、【死刑にいたる病】の映画を観ていた。
    穏やかに話す阿部サダヲが印象的で、話の内容も面白いなあと思った記憶がある。

    そして今。
    やっと原作である本作品を手に取り読んでみた。



    ある意味《主人公》である榛村の容姿が映画と原作で異なっている(決して悪い意味では無い)以外は映画は原作に忠実で、映画の内容をより細やかに書いてあり分かりやすい。

    櫛木理宇の作品を読むのはこれが初めてだったが、癖のない文に想像力を掻き立てる描写、魅力的なキャラクターに読む手が止まらずほぼノンストップで読み終えた。

    その後出た感想は、ため息だった一つである。



    それは読み終えた達成感か、或いは脱力感か

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    2024年05月04日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    買った理由→
    表紙買い(好きな画家さん)
    「『死刑にいたる病』の人なんだーへー読んでみようかな〜」


    ラストの怒涛の展開で鳥肌立った。
    文体の硬さも程良くて読みやすい。

    犯人の動機とキャラクターが特に良かった。
    主人とは常にそうあって欲しい。
    予想外の着地。どんでん返し大好き。
    エピローグまで読んでプロローグ読むと溜め息が出ちゃう。

    全員キャラが立っていて作り込まれている。
    読んでいて「誰だっけ?」っていう無駄な時間が一切無かった。ストレスフリー。
    フラグが丁寧でわかりにくいのに、解決の瞬間「あれがフラグだったんだ!」と直ぐに気付ける気持ちよさがある。

    この人の小説全部読みたい!

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    2024年04月29日
  • 鵜頭川村事件 上 無料試し読み版

    匿名

    購入済み

    何が起き何が起こって来るのか…

    閉鎖された「村」社会で起こる事件
    過去の確執・個々人の思惑・妬み・愛憎…
    様々なモノが絡み合ってきそうな序章って感じでした
    続き、気になるなぁ

    #怖い #ドロドロ #ダーク

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    2024年04月14日
  • 氷の致死量

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    社会的課題とミステリを絡めた作品。
    相変わらず描写が残虐。とてもグロテスクだった。
    性的マイノリティに関しては初めて知る部分も多く勉強となった。
    LGBTQが主流というイメージがあったが性にも個性があるということを知り驚いた。

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    2024年04月14日
  • 氷の致死量

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    「ママ」なんて気色の悪い呼称で呼ぶからこんな事になるんだ。「おふくろ」と「おっかあ」で統一したらこんな事件おきないんだぜ

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    2024年03月21日
  • 氷の致死量

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    残酷で猟奇的な描写が多い作家さんだけど、大切な問題提起をしてくれる。
    アセクシャルの登場人物を代表として、性的マイノリティや性を通した支配者、被支配者の関係が描かれているのは読み応えがあった。

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    2024年03月03日
  • 氷の致死量

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    ネタバレ

    ジェンダー問題、機能不全家族、毒親。
    なんて多くの問題を含んだ作品なのだろう。

    十和子は勤めていた公立中学で心に大きな傷を負い、私立の学園に転職する。
    だが、その学園では彼女によく似た女性教師が14年前に殺されていた。そして未だに犯人は捕まってはいない。
    彼女と殺された教師を重ねる学園の教師や事務員たち。

    そして、凄惨な殺人を犯す連続殺人犯の八木沼は十和子を見つけ、彼女が探していた聖母だと確信する。

    この二人の視点を交互に物語は進んでいく。

    圧倒されました。ミステリとしても秀逸な作品ですし、冒頭に上げた問題を改めて考えさせられる作品でもありました。

    スプラッタ苦手な私にしては、よく読

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    2024年02月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

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    ネタバレ

    ホーンテッド・キャンパスは、リズムがいいね。
    ちょっとしっかり書かれた本だとか、重ためな内容の本を読んだ後に読むと、スルスル読めてかなりメリハリ。ライトに読めて楽しい。

    雪大のメンバーたちの様子に微笑ましく、21作目ということで、常連感があって「帰ってきた!」ような気持ちになって嬉しいです。
    が、読み始めた当初は私も20代半ばで、雪大メンバーとは5〜6歳ほどしか離れていなかったのに、今や15歳程度離れているという悲しさ。

    読み始めた時は同世代ながらも、ちょっと前の大学生を見る感覚で若いなぁと思ってた。
    今ではもう、今時の若者たちを見つめるばばあの心境よ!

    第3話で相談に来る香月が37歳で

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    2023年12月26日
  • 少年籠城

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    やはりハズレのない櫛木さん。櫛木作品との出会いは「世界が赫に染まる日に」。装丁は印象的だったが、正直内容はまぁそこまで印象に残ってなかった。その後「FEED」の改題「少女葬」でそのグロ描写と息苦しくなるような閉塞感に激ハマり。それから「寄居虫女」や「赤と白」「チェインドッグ」の改題「死刑にいたる病」「殺人監禁依存症」ですっかりその世界観のファンに。最近では「氷の致死量」や「老い蜂」「209号室には知らない子供がいる」「鵜頭川村事件」を読んだ。やはりハズレなし。すこし作風が違うように感じてあえて読んでいなかった「ホーンテッドキャンパス」のシリーズも読んでみた。

    と、過去作のお話はこの辺にして、

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    2023年12月22日
  • 少年籠城

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    終始緊迫感があった。
    行き場のない人達が集まるとこにある、食堂で起こった籠城。
    貧困や、住所がない子供たちが読んでいてつらくなる。
    とてもいい、1冊でした。

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    2023年11月25日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    怖い
    壊れたヒトに壊されていく家庭
    壊れたヒトは壊れたヒトをつくる連鎖
    自分にも起こるかもしれない恐怖
    ヒトの壊れた怖さがゾクゾクする

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    2023年11月19日
  • 鵜頭川村事件

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    亡き妻の墓参りのため、妻の故郷の鵜頭川村にやってきた岩森とその娘。鵜頭川村は昔ながらの慣習を残す田舎の村。男尊女卑など当たり前。村の権力は矢萩吉朗を代表とする矢萩家に握られている。余所者はいじめられる、と言った村だった。そこで急な豪雨にみまわれ村は孤立する。そこに若者の死体が発見された。殺したのは矢萩家の乱暴者大助か?そして若者を中心に自警団が結成される。リーダーは皆の憧れだった矢萩工業で働く降谷辰樹。岩森親子はそんな暴動と狂乱に陥った村でどうするのか?櫛木さんらしい血と恐怖の戦慄のパニックサスペンス。

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    2023年10月25日
  • 少年籠城

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    少年の貧困問題を余すところなく描く必読の大傑作小説、と言い切ってしまおう。被疑者少年が困窮する子供を支援する食堂に籠城してから事件解決までの、籠城と事件捜査、生安課の腐敗、そして育児放棄された子供たちの精神性と思考回路を確り描きながらも、エンターテインメント性を忘れず、とても読み易いながら重厚感たっぷりのミステリー小説に昇華している。後味の良さも好感触。「死刑にいたる病」よりもこちらの方が映画化に向いている気がする。遡って櫛木作品を読んでみたくなった。

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    2023年10月24日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

    購入済み

    予想できない展開!

    最後まで、誰が犯人なのか全く予想がつきませんでした。
    事件の真相が分かると更に驚きました!これを予想出来る人はいないんじゃないでしょうか。
    誰もかれもが被害者であり加害者である複雑すぎる人間関係・・・。ドロドロ残酷シーンだけでなく、心休まるシーンもちゃんとあったのであまり辛くなり過ぎずに読み切ることができました。
    シリーズになったら、美味しいご飯パートがまた読みたいです。

    #ダーク #怖い #ドロドロ

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    2023年10月12日
  • 少年籠城

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    すごい本に出会った印象です
    徐々に引き込まれていきました
    3時間ほどでかかりましたが
    一気に最後まで読んでしまいました
    読みながら胸が苦しくなりましたが
    考えさせられました
    確かに、自分の地域にも子供食堂が増えております
    小説の中の、子供がお腹いっぱいご飯を
    食べたいと言った言葉が印象的でした
    色々考えさせられました


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    2023年09月30日
  • 少年籠城

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    「この世にはキリストだのアッラーだのいろんな神様がいて、神様が違うごとに常識や正義も変わる。だが子どもを飢えさせないってのは、世界共通の、唯一絶対の正義なんだ」この言葉を聞いて、心理学を学んでいた「やぎら食堂」の店長柳楽司は親の店を継いだ。
    その店で起きた少年二人の籠城事件。
    疑われる小児わいせつ殺人事件の犯人は彼らなのか⁈行き詰まるサスペンスの中で、少しづつ真相が暴かれていく。
    子どもを飢えさせないために店に立つ司。
    食事にも愛にも飢えた子どもたち。
    自分の欲望のために子供達を見殺しにする大人たち。
    親の本当の愛とはなんなのか?
    殺された子供達に描写には目を背けたくなったが、籠城事件の解決に

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    2023年09月27日
  • 少年籠城

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     櫛木理宇さんの作品、今回も重~い、考えさせる作品でした。結構、厚みのある本なのですが、ほぼ一気読みです。

     地方の温泉街の河原で、子どもの惨殺遺体が発見され、警察は15歳の少年に嫌疑をかける…。15歳の少年は友達とともに、この地で子ども食堂を経営する司の家に立てこもる…。その少年は無実を主張し、嫌疑が晴れるまではここから出ないと訴える…。この地では様々な事情を抱えた子どもたちがいて、常に親からの愛情と食べるものにも満足にありつけない子どももいる…。警察は、少年の嫌疑を晴らすことができるのか…そして真犯人は…?

     借金、DV、虐待、ネグレクト、小児性愛…様々な要素を盛り込み、また警察の不祥

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    2023年09月19日
  • 少年籠城

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    表題からも内容が推察されて、ある程度はお話を予測していたけれどその何層も上をいく凄まじさだった。子ども食堂を中心に展開される籠城劇には背筋が凍る思いだった。小さな子どもに理不尽な仕打ちをする周囲にも、貧困な社会にもやるせなさばかりが募ったが、司さんの心意気には救われた思いだった。警察と少年のやりとりやラストにかけての壮絶な捕り物にも手に汗握る展開。一行一行から目が離せなかった。今の時代にこんなにも貧困な世界があるのかと、それがとても心に残った。

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    2023年09月11日
  • 虎を追う

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    これはすごい。櫛木というとシリアルキラーを登場させたり、オカルト系を執筆したりと様々なジャンルに手を伸ばしてきたが本作はその中でも新たな地平、さらに言ってしまえば最高傑作のラインを超えたのではないか。
    冤罪を疑ってきた死刑囚の死、それが元刑事を動かす。彼は孫と共にネットを駆使して世論を動かす。そんな中、真犯人を名乗る人物から新聞社に一通の証拠が送られてくる。
    実際にあった事件を基にしながら、登場人物全員に焦点が当てられた展開は完全に娯楽小説のそれだ。真犯人に迫る展開はサスペンス小説のそれだし、ロジカルに謎が解かれていく点はミステリ小説のよう。様々なジャンルを飲み込み、結末にひた走る様に息を飲め

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    2023年08月31日