【感想・ネタバレ】世界が赫(あか)に染まる日にのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年09月17日

ハードカバーも文庫も表紙にドキッとする~。これだけです
でに重い。

●中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。その妹も同じ連中に性的暴行を受けたのだ。自殺願望を持つ同級生・高橋文稀が櫂の復讐の相棒となることを承諾。二人は予行演習とし...続きを読むて、少年法に守られて罰せられない犯罪者たちを次々と襲い始める。

「いじめ」では無いよね、「暴行」「殺人未遂」ですわ。
フミキが親の車を運転して二人で拉致⇒暴行⇒捨て去る。そっかそっか、殺さないのね。生かしておくのか。本番のための練習だものね。できれば死んで欲しいけどね。
加害者が何をしたか、被害者が今どんな状態でいるのか全部映像で見せて説明して「殺される理由がわかった」って本人に言わせたい(映画「ダイナー」のように)。でもそんな悟った状態で死なれてもつまらないか、やっぱり怯え震え許しを請う状態でないと・・・・正直すぎるか私。その状態でもやはり、被害者が暴行されてるなう、の瞬間より恐ろしいことはないんだ。

フミキにとって最悪の真実がせつない。

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Posted by ブクログ 2020年03月01日

2020年、7冊目は、今年、既に3冊目の櫛木理宇。

緒方櫂、中学三年生。現在は家庭的事情で野球部を休部している。休部理由は、従弟が、上級生によるいじめの末、意識不明の重体に陥っているためだ。さらに、あまり公にはなっていないが、その妹も性的暴行を受けていた。持て余していたフラストレーションを、櫂は夜...続きを読むのランニングで発散していた。ある夜、ランニング中、公園でクラスメートの高橋文稀と出会う。文稀は、6ヶ月先の15才の誕生日までに自殺する願望を持つ。そんな文稀に、櫂は復讐の相棒を依頼する。

400p超だが一気に一晩で読めた。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」だけで解決出来ないのも現実。キレイ事だけでは、済まされない事ってのもある。

ただ、暴力は暴力しか生まない連鎖もある。現実とフィクションの線引きが出来て、ある程度の暴力描写耐性がある方々だけ読んで欲しい。

まぁ、ある種の犯罪が起きて、TVのワイドショー系にかじりついて、あぁだ、こぅだ、と持論語る者の多くは、本自体読まないか……。

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Posted by ブクログ 2020年01月15日

動機はシンプル、その後の仕打ちもシンプル。ブログの件(くだり)もシンプルだけど良かったな。粛々と粛清を。

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Posted by ブクログ 2019年10月07日

登場人物も少なくストーリーも分かりやすい。
私はもう30歳を超えた立場なので達観した気持ちで
読み終えることができた。

学生の時に読んでいればまた違った感想を
持っただろう。

従兄弟の復習を、接点のないクラスメート共に
遂げていく計画。

2人は徐々に友情を深めていくが、、
従兄弟の回復と共に復...続きを読む習に対して気持ちが
揺らいでいく。

毒親をもつフミキ。誰からも必要とされていないと
知り自暴自棄となり、1人でも計画を確実に遂行してゆく。

愛されていないと思っていたが、
父が彼の生きていることを望んでいることが分かる場面があるが、本人はそれを知ることが出来ないという部分が
切ない。


文章自体は、難しい表現もなく、
淡々とすすんでゆく。

時間があれば読んでみてもいいかと。

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Posted by ブクログ 2019年10月01日

表紙絵と帯で購入。完全なジャケ買い。

社会に絶望を感じている二人の少年の邂逅。
一人は従兄弟が理不尽ないじめのため人生を狂わされたことに、一人は両親のために自身がおかれた境遇に理不尽さを感じ、通常の生活に馴染めなくなっていた。
その二人が少年法と事なかれ主義の社会に守られて正当な罰を受けていないと...続きを読む思われる者たちに報いを与えるという行為で、ある種の友情を育みながら社会の構成員としての自覚を持っていく。
今の世の中にあるイジメ問題や少年犯罪の裁きを捉えた作品であると同時に青春小説である。
二人の行為がリアルで、読んでいて恐怖を覚えた。また行為を受けた者はそのような報いを与えられる行為をし、かつ納得する裁きを受けていないという現実にも慄然とする。
主人公たちの行為、報いを受けた者が行ったことが現実に蔓延しないことを願いたい。

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