【感想・ネタバレ】世界が赫(あか)に染まる日にのレビュー

あらすじ

中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。その妹も同じ連中に性的暴行を受けたのだ。自殺願望を持つ同級生・高橋文稀が櫂の復讐の相棒となることを承諾。二人は予行演習として、少年法に守られて罰せられない犯罪者たちを次々と襲い始める。エスカレートする制裁の果てに待つ衝撃の運命とは?

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カイとフミキの鮮やかなアオハル復讐譚。
ブログの意図が分かった時「やめろ、立ち止まれ」って願ったけど、カイも止められなかったんだから蚊帳の外にいる自分が止められるはずもない。少しずつわかっていくフミキの邪眼やお兄ちゃん、お祖父ちゃんの話は悲しくなった。
最後の最後、ハッピーエンドじゃなくても二人にとって少しでも良いことがありますようにと願ってしまう。
後久しぶりにアルバート・フィッシュの名前見て変な気分になっちゃった。

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2023年02月12日

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ネタバレ

復讐したい櫂と、死にたい文稀
…じゃあ死ぬまでの間、おまえ、おれを手伝えよ…

眼には眼を、歯には歯を、暴力には暴力を
中学生らしいと言えばそうか

復讐本番に向けてシュミレーションを重ねる2人の姿は、何故か『ひと夏の眩しい思い出』の様で恐ろしい

表紙も美しくて怖い

赫…なるほど

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2025年06月11日

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ネタバレ

 どうしようもなく子ども。暴力での解決しか見出せない。怒りを相手にぶつけて何が悪い。そう思わせてしまう大人が悪い。文稀は重度の厨二病かと心配したけどそうじゃなかった。ごめん。目覚めた後、櫂と一緒に笑ってほしい。過去にとらわれずに。やったことは許されないことかもだけど私は許す。

 そして加害者たちは反省したのだろうか。自分たちは報いを受けたのだと。でもそんな心根になるような子達だったらこんな酷いことはできないはず。結局はなんで自分がって思ってて相手が悪いと恨んでそう。したら彼らのやったことは無駄だったのか?

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2024年12月19日

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ネタバレ

櫂と文稀の二人で行う「罰」
少年法によって守られた同じ人間とは思えない犯罪を犯した奴らを最終的に行う従兄弟の土橋祥太の復讐の練習台としていく。
だが昏睡状態だった祥太が覚め、本当に復讐するべきなのか迷っているうちに文稀は一人で中学校に乗り込み復讐を行ったあと自殺を図る。
しかし、死にきれずどうでもいいと考えていたはずの文稀の親が延命措置を行い、昏睡状態となる。
そんな文稀を櫂はお見舞いに行き祥太にしてあげていたように体を動かしてあげるのだった。

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2024年01月15日

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ネタバレ

トマトの花言葉は【完成美・感謝】らしい。
カバーイラストには少し崩れたトマトが描かれている、それが意味するものは…と。

読むと意味が通じるというか、ちゃんとカバーイラストにヒントがあったんだと思ったのはただの考えすぎか?

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2021年08月11日

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ネタバレ

誰が悪いのかなぁ…被害者は悪くないのは当然として、裁かなかった司法?擁護する親?イジメを黙認した教育委員会?
そしてフミキには何かあるなぁと思ったら大きな隠し事があって驚いた。カイは直情型である意味わかりやすいけどフミキは謎が多かったから。

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2025年09月13日

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ネタバレ

復讐譚であり勧善懲悪のお話。
いたって物語はシンプルで悪い奴を探して、痛めつけるというもの。
正直ストーリーに捻りはないので途中離脱しかけた。

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2024年03月12日

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