櫛木理宇のレビュー一覧

  • 僕とモナミと、春に会う

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    父に捨てられたという忌まわしい記憶が邪魔をし、人と上手く話せなった翼が出会ったのは、人形サイズの女の子。しかし、翼以外には美しい猫に見えている。モナミは上手く話せない翼と周りの人との仲介者となり、翼を助ける。ツンデレなところや、甘いものが好きなところ、猫を擬人化したらモナミなのだろうなという感じで、モナミがとにかく可愛い。ファンタジー要素もありながら、翼を捨てた人物を探るところはミステリーのよう。家系の中にミステリーを散りばめる感じが櫛木理宇。私は、諸橋のような自分を見下している人物に依存してしまいがちであるが、本当に自分を想ってくれる人はだれなのか、と考えて人間関係を整理した時に、本当に大切

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    2025年07月20日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まさに「戦慄」の如き作品の応酬。
    特にやはり注目は、北沢陶さん。大阪舟場を舞台にさせたら、右に出る人はいません。御本人も昔の人の言い回しや、当時の表現にこだわって書いているだけあって、時代小説のような雰囲気ですが、説明や描写表現は現代語を極力使っているので、どっちらけになることはありません。

    どれも短いながらも、天下一品でした。

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    2025年07月16日
  • 七月の鋭利な破片

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    中学の英語教師である青哉は、久しぶりに小学校の同級生4人で会う。
    そのときに14年前の林間学校で起きた凄絶な事件の話になり、誰もが忘れたくても忘れられないほどわだかまりを持ったままだと知る。

    物語は、林間学校の始まりの日から事件が起きるまでと現在の青哉たちを交互に振り返るのだが、彼らが久しぶりに会ったあとに若葉が遺体で発見されたことで、林間学校で起きた事件で捜査していた岩割刑事と再び会うことになる。

    その犯人は…。

    戦慄のサスペンス・ミステリーとはこのことか…と。
    楽しいはずの林間学校で起こった事件が、4人が久しぶりに会ったことで再び甦ったのか…と思うほどで。
    あまりにも残酷。

    子ども

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    2025年07月14日
  • 少年籠城

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    お…重かった…!!
    やるせない、いたたまれない
    こんなに人権を無視されている子どもたちが生きている地域があるだなんて思いたくないけど…
    貧困の連鎖、警察の不祥事、後手後手にまわる児童虐待、教育格差など、ときにテレビを騒がす問題がぎゅっと濃縮されていて読んでいてつらかった
    立てこもり現場の緊迫感で読む手が止まらず一気読み
    また読みたい

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    2025年06月23日
  • 少年籠城

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    面白かった! 籠城してる側と外の警察でジリジリ話が進んでいく焦燥感。こういうサスペンスなミステリって精神削られるけど、好き。

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    2025年06月18日
  • 死蝋の匣

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    初めは死蝋という所持するにはおぞましいものがキーワードの猟奇的な事件というハラハラ感の面白さがあって好みでした。
    櫛木さんの作品は読み始めたばかりで今3冊目ですが、物語の序盤で既に犯人の名前が出ているのにこれだけの深みがだせるのはすごいと思います。
    そして今回の家族についての話が深い。
    状況はとんでもなくえぐいですが、家族というコミュニティの中に父親が見えない、母親に女という姿が見えないと追求するところが日本の家庭のあり方の確信をグサグサとついてる。
    いつも子育てのことを追求されて振り回されるのは母親で、でも家事育児に翻弄される姿だけでは役割を終えれず、女であることを疎かにすれば夫婦仲を追求さ

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    2025年06月14日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

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    後で「あれ?電話、なんだったんだろう」って思うのかな、暦は。
    オカ研メンバーがどんどん好きになってくる。
    普通に殺人事件起きてて怖かった。

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    2025年06月10日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    事件を追うルポライターになるつもりがエロ記事が収入源の30代になってしまった未散。女子大生という肩書きがなくなることで仕事が来なくなるというところがリアルで怖い。そんな未散のもとにかつての友人、古沢福子から連絡が入る。彼女は、事件の記事の元ネタを電話口で話すのみで、自身の近況は全く話さない。というのも、福子は約3年間で4人を殺したシリアルキラーであり、現在も逃亡しながら殺人を続けているからだ。福子の手の中で未散が踊らされている感じが逆に気持ちよく感じる。未散を陥れるためではなく、未散の仕事の成功をもたらす光となるのが福子だからだ。未散の出したルポは、福子との共著と言っても良いだろう。福子のおか

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    2025年06月03日
  • 赤と白

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    伊奈美帆子
    小柚子
    青木弥子
    関口慎
    辻井
    大島
    越智百香…京香
    加藤先生
    中塚先生

    戸川苺実

    七海
    ダイ
    田島先生
    真鍋

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    2025年06月01日
  • 少年籠城

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    泥首という温泉街の河原で子供の遺体が発見された。犯人と疑われた少年は町でも不良少年として有名な少年。職質の最中警官を襲い拳銃を奪って食堂に立てこもる。という話。少年は殺人を犯していないと言い、真犯人を捜査する警察と、立てこもられた食堂での話が並行して進んでいきます。
    世間のみんなは、死んだ子どもにしか興味ない。生きているうちは「自己責任」死んではじめて「かわいそうという」セリフが印象的。
    読後感は悪くない。傑作でした。

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    2025年05月31日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

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    ちょっと待て、まだ付き合ってなかったんかい!!! と冒頭から突っ込む人はどれほどいたでしょうか(笑)。でも今回はいよいよ進展が……? しかしやっぱりというか何というか、怪異によって邪魔されてしまうのですね。とはいえ怪異に対処する森司の優しさとカッコよさが際立つ気がするので、これは高ポイントかも?
    と、あのカップルの行方が何よりも気になってしまうこのシリーズですが、もちろんメインはホラーであり謎です。今回の作品はどれもが、生きた人間の情念によるもの。死んだ人間よりやはり生きた人間の方が怖い、というありがちな印象でありながら、どうしようもない悲しさも感じました。「さよならカサブランカ」は切ないし、

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    2025年05月30日
  • ふたり腐れ

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    ネタバレ

    市果とイノリの間に芽生えた情になんだか切なくもなりながら、終盤の怒涛の展開にびっくり。
    そうきたかー。
    映画で見たいなー。

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    2025年05月30日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    白石洛
    白石果子
    和井田英一郎
    名取
    紺野美和

    薩摩治郎
    薩摩伊知郎
    薩摩志津
    善吉
    幸恵
    早瀬医師
    伊田瞬矢
    伊田大悟
    土屋尚文
    橋爪蛍介

    稲葉千夏
    北畠彩香

    大須賀光男
    大須賀弘
    大須賀礼美
    伊藤竜一

    國広海斗
    清水
    鷺谷
    三橋未尋
    三橋亜寿沙
    三橋睦月

    ーケツをこっちに向けろよ。雌犬。

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    2025年05月28日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    緒方櫂
    高橋文稀
    佐野亮介
    土橋祥太…涼奈
    大井田真依
    中田優希奈
    篠田
    五十嵐春菜
    福沢竜登
    後藤
    栄谷舜一
    岩村
    浜岡怜生
    柳田健助
    長谷部准哉…俊馬
    亨一…奈々子
    斉田先生
    宅間守
    都井睦雄

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    2025年05月23日
  • 氷の致死量

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    愛情って誰に向けるものなんだろうか。
    「死に至る病」を映画で見てすごく作家さんが気になってこちらを読みました。
    殺人の手口のグロさがまず衝撃すぎる。映像化したら気持ち悪くなっちゃう人絶対いるよって思いながらも見たい好奇心がでちゃいます。
    母親の愛を求めて女性の臓器を取り出して抱きしめる殺人犯、14年前に殺された女性教師とよく似た主人公の女教師。このふたりの視点が交互に動くからこそ、どこで交わるのかハラハラしました。
    サイコパスの猟奇殺人かと思えば、愛情って何だったんだろうと親子関係の在り方を問われる作品で重みが十分にありました。
    また、女教師がなぜ殺されて、自分も嫌な雰囲気に巻き込まれているの

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    2025年05月20日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    伊沢綾希
    小泉淳平
    三津子
    峰岸
    関井眞美
    リカ
    ユウちゃん
    宇田川海里
    国井
    長谷川陸
    長谷川季枝
    ナナ
    サキ
    ヒロキ

    トモユキ
    若月
    小松
    細貝
    伊沢ふみ子
    星野圭
    関原
    森内
    前原

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    2025年05月18日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    異様な女、葉月。八尺様のイメージで読んでた。まるで都市伝説が如くいろんな家庭に寄生し、骨の髄までしゃぶり尽くす…何よりマインドコントロールの手法がわかりやすくて結果が恐ろしい。本気で心配してくれる人でさえ疑い、どこにも逃げ場のない環境。あ、これ洗脳してるんだな、と怖がりながら読ませて頂きました。ダレることなく丁度良い長さの話でめっちゃ満足です。

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    2025年05月16日
  • ふたり腐れ

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    作家さんを知らなかったら絶対に手に取らない漫画ちっくな表紙ではあるけれど、ちょっと桜庭さんっぽくて、しかも、こう来るかー!!ってな展開で、めっちゃ好みの小説だった♡

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    2025年05月15日
  • 骨と肉

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    血は遺伝するのだろうか。かつて妻を人形のように扱い、人の心がわからなかった曽祖父。そこから代々の人間が精神を崩し始め、不幸な死に方や、アル中になり、人生が滅茶苦茶になっている。連続殺人事件の被害者は皆、曽祖母に似ていて、母親に対する怒り、悲しみ、恋慕、愛情を欲しがり、自分の手で殺すことがゴールになっており、母親を殺す前の準備として、曽祖母に似た女性が殺されていた。母親に捨てられた尋也と毒親に育てられた願示。認知症になる前からとっくに壊れていた曽祖母に押し入れに閉じ込められ、遺体の写真を見せつけられていたら心身もおかしくなるに決まっている。「人を殺せる人間だったか」物静かで、心の中に怒りを溜めて

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    2025年05月14日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    高校時代の親友がシリアルキラーになったフリーライターが、親友と連絡取りながらルポを書くサスペンス。櫛木理宇で1番好きかもしれない。『ダブルミンツ』好きな人は絶対好き。

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    2025年04月29日