櫛木理宇のレビュー一覧

  • 監禁依存症

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    「依存症」シリーズの第3弾。
    性犯罪者の弁護で数々の示談を「勝ち取ってきた」悪徳弁護士のひとり息子が誘拐されてしまうお話。
    第1弾から一貫して「性犯罪」が軸にあるこのシリーズですが、過去3作品の中で最もミステリーとしての完成度が高く、途中何度か「えっ?やだやだやだ!」となったり、最後には「うわぁ、そういうことね」と感心させられてしまいました。
    過激な描写も多いこのシリーズですが、個人的にはそんなに気にならなかったです。ただ、これも感覚を麻痺させられているというか、「勧善懲悪」の形だから読めている時点で法の外にいるやり方を認めてしまっているのでは?というもどかしさもあります。
    今回は特にシリーズ

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    2025年12月06日
  • ふたり腐れ

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    ✾ふたり腐れ
    ✾櫛木理宇
    ✾早川書房

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    殺人者と二人で連れ合って逃避行!?

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    平凡な日常を静かに過ごしていた、
    コールセンターで働くイチカ。

    ある日居酒屋で隣り合った大柄な女が人を殺す場面を目撃。
    連続殺人鬼との奇妙な共同生活が始まる。

    その関係は支配か友情か恋か。
    ふたりが堕ちてゆく果てにあるものとは?

    ーーーーーー

    好きな小説。
    だけど悲しい小説だ。

    それでも、
    何度も思い返してしまう。

    推し本です✧

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    2026年05月31日
  • 監禁依存症

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    性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた弁護士の小諸成太郎。彼の9歳のひとり息子在登が誘拐された。だが小諸はタイに出張中で連絡がつかず──

    元気に動いてる架乃ちゃんを見られて良かったなぁ、なんて最初はのんきに思っていたのだけど。
    この作品、シリーズ内でも特に好きかも。騙されまくり。
    “X”ではなく“Twitter”の表記が。懐かしい。

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    2025年12月01日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    イヤでたまらなかった浜真千代が今回は正義の味方。
    ヤリサー(と言うのか…)の鬼畜どもをいたぶりながら被害者が受けた痛みを少しでも味わえるよう徹底的に罰する。そして違和感があった道哉は性同一性障害だったのか。紗綾と渉太、航平、匠に後から加わった瑛介の5人の被害を受けた人の後日談が本当に辛い。納得のいくストーリー、読んでしまう自分も依存症…

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    2025年11月29日
  • 残酷依存症

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    サークル仲間の3人が何者かに監禁される。目を覚ますと……。
    痛い痛い痛い。
    極限状態に陥った人間は醜い本性を現す。
    人間の悪意は底知れない。
    犯人は今回の結末をどのような方法で引き起こしたのか。真相は結局不明のままなので、今後どこかで種明かししてほしい。

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    2025年11月27日
  • 監禁依存症

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    今作も読み応えありました!
    ラストに明かされる衝撃の事実。目が離せなくて一気読みでした。続く「拷問依存性」もすぐ読みたいです。

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    2025年11月23日
  • 残酷依存症

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    櫛木理宇さんの依存性シリーズ2作目。
    残酷ではあるのですが、ストーリーに引き込まれて一気読みでした。帯にあるように、これは読書依存症になります!

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    2025年11月09日
  • 赤と白

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    ネタバレ

    まさかね、まさか。だってあれはもう、十年も前の話。いまさらこんな田舎町に、あの子が戻ってくるなんてありえない。

    -ああ、だめだ。その刹那、小柚子はそう悟った。もう逃げられない。たったいまわたしは捕まった、と。誰に、なにに捕まったのかはわからない。でも本能が告げている。おまえは終わりだ。これは終わりのはじまりなのだと、低く嘲笑っている。

    みんな死んでしまえ。世界なんて、いますぐなくなってしまえばいい。

    降り積もる雪の重たさに、小柚子、弥子、そして京香が抱える重たさに、押し潰されそうになった。
    母と娘。難しい。どちらが支配していたのか。されていたのか。

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    2025年11月09日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    6つの恐怖。どのお話も短くて読みやすく、怖かった(面白かった)です!ホラー初心者ですが、時々意味不明なところも良い!

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    2025年11月08日
  • 残酷依存症

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    地獄の中にさらに地獄へ叩き落とすことが出来るなんて。
    生きるか死ぬかの状況に置かれた人間の心理のぐちゃぐちゃさや、理解できなくて訳が分からなくなる思考回路が生々しく描かれていて、体験したことでもあるの??ってくらい恐ろしかった…
    しかも、あえてあからさまな回想シーンみたいなのが出てくる度に心がザワザワして、誰が復讐してるかなんて全く想像がつかない。
    『依存症』というタイトルにふさわしく、ひとりの人間の依存先や依存理由の違いがものすごく出てくる。
    でもなんでか、最後はスッキリしてしまった。あの女に「よくやった」なんて言いたくなってしまって自分も怖い。
    このシリーズの依存になってる私…!!

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    2025年11月06日
  • 虎を追う

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    秀作。キャラがいい。テンポがいい。でも体調が悪い時は読まない方がいい。
    櫛木理宇みが序盤から全開。文が上手くて、するする読めてしまうだけに「辛い!読みたくない!でもこの文章を浴びていたい!」というアンビバレンツな状態に陥る。

    女児が惨殺されるまでを、そして遺体になってからも惨たらしい目に遭う様を文字でつぶさに見るのは精神にくる。
    また、ボディブローのようにじわじわくるのは、搾り出す無念の言葉、子を偲んでの涙、仏壇が登場する度に垣間見える変わらぬ愛情といった、親の心。子をなくすことが、この世で最も辛い苦しみの一つだと理解できる作品。

    SNSを筆頭にメディアから世論を動かす進め方がいかにも現代

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    2025年10月25日
  • 七月の鋭利な破片

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    ヤングケアラーや、精神的虐待をする大人たちに振り回される子どもたち。凪が実の父親から母親に似ていることを罵られ、友達の若葉にまで手を出されていて、可哀想どころか、こんな父親死んでしまえば良いのにと思った。凪の父親の浮気で乃江瑠といとこ同士であり、担任の六田先生とも浮気をしており、人間関係がめちゃくちゃ。後半になるにつれ頭がこんがらがってくる。短くまとめると凪の父親が根っからの犯罪者で周りの人を洗脳しながら事件を起こしたということ。乃江瑠のような子どもは私が小学生の時にもいたが、「そういう子」ということで、仲間はずれにしてはいけませんといった声で、何となく皆嫌だけれど仲良くしていた雰囲気だった。

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    2025年10月24日
  • 七月の鋭利な破片

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    大好きな櫛木理宇さん作品。

    14年前の林間学校で起きた同級生の殺傷事件。
    小学生時代の事件発生までの話と現在の話が交互に綴られていて、残酷描写は薄めだけど、終始不穏さに胸がザワザワしながら読んだ。

    後半からはストーリーの疾走感が凄くて、夜更かしして読み切ってしまった。
    途中で自分が予想した展開とは全く外れていて、思っていたよりかなりマイルドだった…。
    そしてエピローグで号泣。

    櫛木理宇さんは、残酷描写がかなり有名だけど、それが好きな人というわけではない。
    どの作品でも不遇な子どものことを憂えていて、その描写が私のことも救ってくれる。
    だから私は櫛木理宇さんが好きなんだなとあらためて思った

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    2025年10月21日
  • 鵜頭川村事件

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    集中豪雨で孤立した山間部の集落。ある事件をきっかけに少しずつ崩れていく村人たちの均衡。昭和54年というちょっとレトロな設定。悲鳴を上げる世代や男女の軋轢。パッと火花が散るみたいに起きる惨劇。密度濃いです。

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    2025年10月19日
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

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    ホラーパートと青春パートが明確に対照的で良かった。ホラーエピソードは村の因習だとか、サークルの人間関係だとか色々あったが、いずれも他者の気持ちを全く考慮しないディスコミュニケーションの末に発生している。一方、青春エピソードの方は森司がこよみの気持ちを尊重し(若干キモいとこもあるけど)、あえて発言を控えたり、思い切った行動に出たり。これまでじりじりとしていた仲だったけど、急速に近づいてきたね。

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    2025年10月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    装丁とかタイトルがチープだからといって侮るなかれ
    作家は皆ホラーの第一線で活躍している人ばっかりで、期待にそぐわない面白さでした。

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    2025年10月01日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    こういうアンソロジーって玉石混交のイメージのところ、これはほぼハズレなしの一冊!!移動中とかにさくっと読みたくなる本だね。どんどん読めた。全部良かったけど、背筋が特に好みかな。他にも同じようなアンソロあるみたいだから来夏にでも読んで涼みたい。気づいたら今年はもうホラーの季節じゃなくなっちゃったし。

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    2025年09月26日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    聞いたことある著名な作家さんがホラーの短編を書くアンソロジー。ホラー作家ではない人も描いてて新鮮。個人的には窓から出すワ、車窓が好み。背筋さんのは短編の中で怖い話が読めるのでワクワクしてよんだ、そして最後のオチ、ページを捲るのが怖かった…、これで私にも見えたらって。
    車窓は短いながらもすっと引き込まれて上手いなと思った。オチはどういう意味なのか…、楕円の看板が見えちゃう呪い?に主人公も巻き込まれたってこと?かな。

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    2025年09月25日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    ネタバレ

    おもしろかった
    はまれる本が久々で、2日で一気に読んだ

    Netflixあたりでドラマ化希望!
    (地上波は内容がエグいから無理やろし)
    内容そのまんまで
    演技の上手い俳優さんに演じてほしい

    とにかく全ての事件が
    想像超えていて、尚且つ納得できる
    (殺したくなるよなって思えてしまう事件)で
    リアルで、感心した
    (最川の事件以外)

    「かわいくない子」なんて
    孫を1人だけ何回も刺すなんて
    どんなばあちゃんよ?って
    思ったら、まさかの結論
    納得できてしまうわー
    すげーわ

    共通するテーマに
    「親との関係」があるよね

    子供の頃は、親はなんでも
    正しくて、親の意見は絶対
    みたいな感じあったけど
    自分

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    2025年09月15日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    「堕ちる」が面白かったので今作も期待して読みました。期待以上でした。
    今作品もネコが出てきます。ネタバレ感想

    アイソレーテッドサークル
    異世界に大学生達が迷い込み殺戮に巻き込まれる。得体の知れないモノに殺される恐怖とリセットされたかと思いきや夢の続きは…。

    お家さん
    このお話一番怖かったし戦慄しました。
    まじめな丁稚くんが主人公でお家さんに気に入れられるが数々の霊を目撃していき…。
    お家さんの得体の知れなさに恐怖しました。ショート映画を見てるみたいで面白かったです。

    窓から出すヮ
    今話題の背筋さん作品。
    途中意味わからなくなりましたが現実なのか非現実なのか混乱してしまう作品でした。どこか

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    2025年09月13日