櫛木理宇のレビュー一覧

  • 逃亡犯とゆびきり

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    事件を追うルポライターになるつもりがエロ記事が収入源の30代になってしまった未散。女子大生という肩書きがなくなることで仕事が来なくなるというところがリアルで怖い。そんな未散のもとにかつての友人、古沢福子から連絡が入る。彼女は、事件の記事の元ネタを電話口で話すのみで、自身の近況は全く話さない。というのも、福子は約3年間で4人を殺したシリアルキラーであり、現在も逃亡しながら殺人を続けているからだ。福子の手の中で未散が踊らされている感じが逆に気持ちよく感じる。未散を陥れるためではなく、未散の仕事の成功をもたらす光となるのが福子だからだ。未散の出したルポは、福子との共著と言っても良いだろう。福子のおか

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    2025年06月03日
  • 赤と白

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    伊奈美帆子
    小柚子
    青木弥子
    関口慎
    辻井
    大島
    越智百香…京香
    加藤先生
    中塚先生

    戸川苺実

    七海
    ダイ
    田島先生
    真鍋

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    2025年06月01日
  • 少年籠城

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    泥首という温泉街の河原で子供の遺体が発見された。犯人と疑われた少年は町でも不良少年として有名な少年。職質の最中警官を襲い拳銃を奪って食堂に立てこもる。という話。少年は殺人を犯していないと言い、真犯人を捜査する警察と、立てこもられた食堂での話が並行して進んでいきます。
    世間のみんなは、死んだ子どもにしか興味ない。生きているうちは「自己責任」死んではじめて「かわいそうという」セリフが印象的。
    読後感は悪くない。傑作でした。

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    2025年05月31日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

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    ちょっと待て、まだ付き合ってなかったんかい!!! と冒頭から突っ込む人はどれほどいたでしょうか(笑)。でも今回はいよいよ進展が……? しかしやっぱりというか何というか、怪異によって邪魔されてしまうのですね。とはいえ怪異に対処する森司の優しさとカッコよさが際立つ気がするので、これは高ポイントかも?
    と、あのカップルの行方が何よりも気になってしまうこのシリーズですが、もちろんメインはホラーであり謎です。今回の作品はどれもが、生きた人間の情念によるもの。死んだ人間よりやはり生きた人間の方が怖い、というありがちな印象でありながら、どうしようもない悲しさも感じました。「さよならカサブランカ」は切ないし、

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    2025年05月30日
  • ふたり腐れ

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    ネタバレ

    市果とイノリの間に芽生えた情になんだか切なくもなりながら、終盤の怒涛の展開にびっくり。
    そうきたかー。
    映画で見たいなー。

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    2025年05月30日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    痛くて不快で途中まで読み進めるのしんどかった。
    復讐は何も生み出さないって分かっていても、この復讐は美しすぎたし快感さえあった。怖。

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    2025年05月29日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    白石洛
    白石果子
    和井田英一郎
    名取
    紺野美和

    薩摩治郎
    薩摩伊知郎
    薩摩志津
    善吉
    幸恵
    早瀬医師
    伊田瞬矢
    伊田大悟
    土屋尚文
    橋爪蛍介

    稲葉千夏
    北畠彩香

    大須賀光男
    大須賀弘
    大須賀礼美
    伊藤竜一

    國広海斗
    清水
    鷺谷
    三橋未尋
    三橋亜寿沙
    三橋睦月

    ーケツをこっちに向けろよ。雌犬。

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    2025年05月28日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    緒方櫂
    高橋文稀
    佐野亮介
    土橋祥太…涼奈
    大井田真依
    中田優希奈
    篠田
    五十嵐春菜
    福沢竜登
    後藤
    栄谷舜一
    岩村
    浜岡怜生
    柳田健助
    長谷部准哉…俊馬
    亨一…奈々子
    斉田先生
    宅間守
    都井睦雄

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    2025年05月23日
  • 氷の致死量

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    愛情って誰に向けるものなんだろうか。
    「死に至る病」を映画で見てすごく作家さんが気になってこちらを読みました。
    殺人の手口のグロさがまず衝撃すぎる。映像化したら気持ち悪くなっちゃう人絶対いるよって思いながらも見たい好奇心がでちゃいます。
    母親の愛を求めて女性の臓器を取り出して抱きしめる殺人犯、14年前に殺された女性教師とよく似た主人公の女教師。このふたりの視点が交互に動くからこそ、どこで交わるのかハラハラしました。
    サイコパスの猟奇殺人かと思えば、愛情って何だったんだろうと親子関係の在り方を問われる作品で重みが十分にありました。
    また、女教師がなぜ殺されて、自分も嫌な雰囲気に巻き込まれているの

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    2025年05月20日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    伊沢綾希
    小泉淳平
    三津子
    峰岸
    関井眞美
    リカ
    ユウちゃん
    宇田川海里
    国井
    長谷川陸
    長谷川季枝
    ナナ
    サキ
    ヒロキ

    トモユキ
    若月
    小松
    細貝
    伊沢ふみ子
    星野圭
    関原
    森内
    前原

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    2025年05月18日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    異様な女、葉月。八尺様のイメージで読んでた。まるで都市伝説が如くいろんな家庭に寄生し、骨の髄までしゃぶり尽くす…何よりマインドコントロールの手法がわかりやすくて結果が恐ろしい。本気で心配してくれる人でさえ疑い、どこにも逃げ場のない環境。あ、これ洗脳してるんだな、と怖がりながら読ませて頂きました。ダレることなく丁度良い長さの話でめっちゃ満足です。

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    2025年05月16日
  • ふたり腐れ

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    作家さんを知らなかったら絶対に手に取らない漫画ちっくな表紙ではあるけれど、ちょっと桜庭さんっぽくて、しかも、こう来るかー!!ってな展開で、めっちゃ好みの小説だった♡

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    2025年05月15日
  • 骨と肉

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    血は遺伝するのだろうか。かつて妻を人形のように扱い、人の心がわからなかった曽祖父。そこから代々の人間が精神を崩し始め、不幸な死に方や、アル中になり、人生が滅茶苦茶になっている。連続殺人事件の被害者は皆、曽祖母に似ていて、母親に対する怒り、悲しみ、恋慕、愛情を欲しがり、自分の手で殺すことがゴールになっており、母親を殺す前の準備として、曽祖母に似た女性が殺されていた。母親に捨てられた尋也と毒親に育てられた願示。認知症になる前からとっくに壊れていた曽祖母に押し入れに閉じ込められ、遺体の写真を見せつけられていたら心身もおかしくなるに決まっている。「人を殺せる人間だったか」物静かで、心の中に怒りを溜めて

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    2025年05月14日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    高校時代の親友がシリアルキラーになったフリーライターが、親友と連絡取りながらルポを書くサスペンス。櫛木理宇で1番好きかもしれない。『ダブルミンツ』好きな人は絶対好き。

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    2025年04月29日
  • 骨と肉

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    櫛木理宇のミステリって嫌な雰囲気でもするする読めちゃうのがすごい。私だったら安易に“血”をタイトルに入れちゃうなって思ってたんだけれど、最後まで読んで唸らされた。自分が双子だったら絶対読んだ後めちゃくちゃ考えちゃうだろうな、この本。

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    2025年04月29日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今自分の中でキている作家さん、櫛木理宇。
    注目作、少女葬をいよいよ読んだ。
    ずぅーーーーん、という読後感。
    物語は、ある少女が河川敷で六時間超のリンチの末惨殺されたという事件から始まる。
    劣悪な環境の違法シェアハウス「グリーンヴィラ」に、転がり込む家出少女の綾希。
    ある日グリーンヴィラに、同世代の少女の眞美がやってくる。
    慎重派の綾希と楽観的な眞美、二人は互いの境遇を打ち明け合い仲を深めていくが…
    “お父さん””お母さん”と、シェアハウス内を取り仕切る人物を中心とした、擬似家族形態が出来上がっていて気持ち悪かった。
    後に綾希は喫茶店の店主である希枝に出会い、眞美は闇社会と繋がりのある海里と出会

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    2025年04月26日
  • 骨と肉

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    グロさや残酷さやテンポが良い。引き込まれる。
    だれもが怪しくみえて登場人物全員が犯人に思えた。
    作者の別の作品も読みたくなった。

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    2025年04月24日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ちょっとしばらく立ち直れなさそう…
    綾希と眞実、似た境遇の彼女たちの命運を分けたものは、危機管理の力なのかな。自分に迫る悪意や危険に気づく力。そして、信じていい人を見極める力。
    …でも結局、どこで誰に出会えるか、出会ってしまうか、幼い少女たちには運の部分も多かったのかな…。
    頭の悪さに甘えた眞実のキャラは全然好きになれなかったけど、生まれる場所が違えば、明るい彼女はとても愛されただろうし。性別もわからなくなるくらいの暴力などと無縁に生きていけたかもしれない。可哀想に。
    終盤、恋人との温かい時間を過ごす綾希と、凄まじい暴力を受け死に向かう眞実の描写が交互に描かれ、めちゃくちゃしんどかったな。これ

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    2025年04月22日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

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    ネタバレ

    ホーンテッド・キャンパスシリーズ23弾。23冊も出てまだこのレベルのいちゃつき方って中学生より速度遅いですぞ。 毎回言ってる気がするけど俺の寿命が尽きる前にまとまってくれるのだろうか? それはともかく今回は生霊がテーマの3部作で攻めてきた。 怪異という形で襲い掛かってくるけど、真に怖いのはやはりそれを生み出した人間というあたりがいつもの事なのに改めて怖くなる。そして早く次巻が読みたい。

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    2025年03月27日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

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    ネタバレ

    きみたちいつになったら付き合うねん!というツッコミを毎回しつつ、結局進展しないよなとこれまた毎回勝手にがっかりするのだが、今回は思いのほか進展した気がする。
    手も繋いだし、何だったらハグもした。
    なお告白はまだらしい。
    ……もうそのままでいいよ、きみたちは。

    一方でオカルトネタは今回もなかなか怖かった。
    結局救いはなく、ただ見届けるだけになった展開は久々ではないだろうか。
    オカ研への依頼的には解決したけど、怪異の思い通りになる展開というか。
    女性が性的に搾取されていたという隠されていた真実と共にぞっとする展開だった一話と三話だった。

    ゆえに二話目に救われる訳である。
    もう本当に泣けた……あ

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    2025年03月26日